
「終戦のエンペラー」 ピーター ウェーバー監督 米 ×××
1945年8月30日、終戦直後の日本に赴任したマッカーサー(トミー リー ジョーンズ)の部下フェラーズ(マシュー フォックス)を描いています。フェラーズはアメリカ留学をしていた日本人女性綾(初音映莉子)を探していました。天皇の処刑を考えている本国の大統領の思惑と、日本を統治することの方法を探っているマッカーサーに対し、フェエラーズは綾の叔父(西田敏行)から聞いた日本人の精神性などを参考に助言するのでした。
アメリカ人が捉える「天皇制」を知ることで日本人にも客観的に天皇制を考えさせる内容ですが、戦争責任の所在については日本的な「灰色」でした。
タバコは、時代を忠実に再現し(これはイヤミです)モクモク作品でした。主役がたびたび喫煙(××)、職場でも職員が喫煙(×)、敗戦直後で何もないのにタバコだけは吸っている日本人(×)がいたりします。マッカーサーは「アニメ・ジュノー」でも描かれていたようにコーンパイプを手にしていましたが、煙は出しませんでした。トミーは喫煙を拒否したのでしょうか。