
「江ノ島プリズム」 吉田康弘監督 ○ 無煙映画大賞候補
仲良し3人組の修太(福士蒼汰)、朔(野村周平)、ミチル(本田翼)が高校生になったある日、朔が急死してしまいます。原因が自分にあるのではないかと苦しむ修太は朔の三回忌に「タイムトラベル時計」を手にします。そして2年前にタイムスリップして、なんとか朔が死なないように奔走するのでした。そんな時、学園に取り残されたタイムプリズナーの「今日子」(未来穂香)に出会います。そして彼女からは「過去を変えることは思い出も消えてしまうことになる」と忠告されます。それでも朔を救うことができるのでしょうか。
全編に江ノ島付近の景色が流れ、ちょっとレトロな江ノ電が効果的です。タイムトラベラーものでは名作の「時をかける少女」を彷彿させる作品です。若手の俳優が好演していました。狂言回しの役割をする「今日子」がどうして学園にいることになったのか、もうひとこと説明が欲しかったです。
タバコはなし。無煙です。ただ、街中を自転車で疾走する場面でタバコの自販機が映りました。なお、江ノ電の禁煙表示などが映りました。
吉田監督は、「旅立ちの島唄 十五の春」につづく無煙映画作品です。