無煙映画を探せ  

映画のタバコシーンをチェック。FCTC(タバコ規制枠組条約)の遵守を求め、映画界のよりよい発展を願うものです。

ぼくは明日、昨日のきみとデートする

2017-01-23 | 2017日本語映画評


「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」 三木孝浩監督 ◯

 七月隆史のベストセラー小説を、監督の三木孝浩、主演を福士蒼汰、小松菜奈の売れっ子トリオで映画化しました。
 美術学生の高寿(福士蒼汰)は通学中の電車の中で一目惚れをし、勇気を出して告白します。相手の愛美(小松菜奈)は快く承諾してくれます。そして「また明日」を合言葉のように二人はデートを重ねますが、愛美は涙もろく何度も涙をこぼしたり、奇妙な言動をしたりしました。そんな折愛美が忘れていったノートを拡げるとそこには信じられない事が書かれていました。二人の関係はどうなるのでしょうか。
 ネタバレになりますが、パラレルワールド物です。こういう作品は物理学的にどうなの?などといった野暮なことは置いておいて「そういうことになっているのね。」と受け入れてみればいいかと思います。結論としては「今、この時を大切にしましょうね。」ということでしょうか。
 個人的には「付き合ってください。」と言う高寿に対して、愛美が「私は癒し系じゃないよ。」と応えるセリフは気に入りました。
 友人役の東出昌大が「聖の青春」とは違ったいい味を出していました。
 タバコは、なし。無煙です。ただ、父親が食事の席をはずすきっかけのセリフとして「タバコ吸ってくる。」というひとことがありました。食事の席で喫煙しないのはいいのですが、これからはタバコではないきっかけを考えてほしいものです。


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島々清しゃ(しまじまかいしゃ)

2017-01-23 | 2017日本語映画評


「島々清しゃ(しまじまかいしゃ)」 新藤風監督 ◯ ☆

 タイトルは美しい沖縄の海を歌った沖縄民謡「島々清しゃ」から取られました。物語の主要なテーマ曲でもあります。
 沖縄の離島にコンサートのためやってきたヴァイオリニストの祐子(安藤サクラ)は敏感過ぎる耳を持つうみ(伊東蒼)と出会います。うみは上等な三線歌者のおじい(金城実)に育てられていました。うみは孤立していましたが、祐子の言葉掛けで自分も吹奏楽部で一緒に音楽を演奏することを決心します。一方、うみの母親さんご(山田真歩)は那覇で琉舞の練習をしていますが思い通りにはならないのでした。うみたちの吹奏楽部には意外な指導者が現れ基礎からの練習に励むのでした。
 伊東と安藤のダブル主演ということで、演技派子役の伊東が実力派の安藤や渋川らの中でひるまず好演しています。他の子どもたちもイヤミがなくてよかったです。(☆)美しい沖縄の海に似合わない戦闘機の轟音はうみちゃんじゃなくても「ワジワジー(イライラすること)」しますね。
 タバコは、なし。無煙です。いつもタバコを吸う渋川が登場するたびにいつ吸うのかと心配でしたが、さすがにサックスの演奏者ということで吸いませんでした。喫煙していたらいい音が出せませんからね。

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