
「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」 三木孝浩監督 ◯
七月隆史のベストセラー小説を、監督の三木孝浩、主演を福士蒼汰、小松菜奈の売れっ子トリオで映画化しました。
美術学生の高寿(福士蒼汰)は通学中の電車の中で一目惚れをし、勇気を出して告白します。相手の愛美(小松菜奈)は快く承諾してくれます。そして「また明日」を合言葉のように二人はデートを重ねますが、愛美は涙もろく何度も涙をこぼしたり、奇妙な言動をしたりしました。そんな折愛美が忘れていったノートを拡げるとそこには信じられない事が書かれていました。二人の関係はどうなるのでしょうか。
ネタバレになりますが、パラレルワールド物です。こういう作品は物理学的にどうなの?などといった野暮なことは置いておいて「そういうことになっているのね。」と受け入れてみればいいかと思います。結論としては「今、この時を大切にしましょうね。」ということでしょうか。
個人的には「付き合ってください。」と言う高寿に対して、愛美が「私は癒し系じゃないよ。」と応えるセリフは気に入りました。
友人役の東出昌大が「聖の青春」とは違ったいい味を出していました。
タバコは、なし。無煙です。ただ、父親が食事の席をはずすきっかけのセリフとして「タバコ吸ってくる。」というひとことがありました。食事の席で喫煙しないのはいいのですが、これからはタバコではないきっかけを考えてほしいものです。