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パラサイト 半地下の家族

2020-01-14 | 2020映画評


「パラサイト 半地下の家族」 PG12 ポン ジュノ監督 韓国 ☓☓ ☆

 2019年カンヌ映画祭でパルムドール受賞作です。
 半地下で暮らすキム一家(父 ソン ガンホ)は全員が失業中で宅配ピザの箱作りの内職でなんとか生きていました。そんな折、長男ギウ(チェ ウシク)が留学する友達の代役として家庭教師の仕事に付きます。大企業のCEOパク家は高台の大邸宅で家政婦と運転手までいました。妻(チョ ヨジョン)の信頼を得たギウは妹を美術教師に、母を家政婦に、父を運転手に身分を偽って紹介し見事一家全員が豪邸に関わることになります。
 しかし、最下層で暮らすキム一家と、セレブのパク一家の出会いは思わぬ展開となり想像を超えた悲喜劇を生み出すのでした。
 現在の韓国や日本の格差社会を痛烈に批判しています。しかし、単なる社会派ドラマで終わらぜず韓国映画得意の血しぶきサスペンスという娯楽要素と随所に笑いもある、エンターテイメント作品となりました。ソン ガンホだけでなく出演者の名演技が作品を盛り上げています。最後まで想像を超えた展開で、さすがパルムドールです。(☆)
 タバコは、不思議なことに貧乏なのに妹(パク ソダム)が喫煙者です。禁煙のネットカフェでも喫煙し(☓)、またネタバレ厳禁なので場面は言えませんが大変な状況の中隠していたタバコを吸うという場面がありました。(☓)「匂い」がキーワードにもなっていますが、タバコの匂いが身についているのはまずいのではないでしょうか。
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