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夫婦同姓では最高裁違憲認めず・再婚禁止は一部違憲の判断下す

2015-12-17 06:35:35 | 社会

夫婦同姓と定めた民法規定・離婚後6ヶ月間再婚出来ないとする民法規定は何れも
憲法違反と5人の女性が上告した訴訟は、最高裁大法廷で判断する事になり注目を
集めて居ました。

昨日その上告審判決が下されました。

まず結論から云うと夫婦別姓は日本の長い家族制の伝統で定着し憲法違反ではない。
この議論は立法府の国会でなされるべきもので、司法で判断するのはそぐわない。

再婚禁止6ヶ月は長い100日を超える部分は女性のみ過剰な制約を課し違憲。
速やかに国会は対処すべきとした。

なお同時に出された賠償請求は棄却された。

私は是で日本の家族制度が守れよかったと思います。

日本には日本の伝統があるのですから、幾らグローバル化が叫ばれようと守るべき
ものは守るのが当然だと思う。

そんなに姓を変えたくないなら法的結婚せず同棲結婚と云う方法もある筈です。
是だと生まれて来た子はどちらの姓を名乗って良いのでは。
ただ法的にはヤヤコシイ問題が出て来そうですね。

現在職場で旧姓使用を認める動きがあって、仕事上は改姓しなくても良い職場が
増えて来て居ると云う。

結婚して改姓の煩わしさと不便さを考えると其れでもよいかとも思えますが、2人の
本人が存在する事となるので、其処に堪えるだけの精神力を持てるか?

世界的には時代遅れと云う考えが本流ですが、是は国会の場で討議する事で
今回の最高裁の判断は良かったのではないか?

再婚禁止条項は現在このため無国籍の子どもが出来早急に改善すべき事です。

人間の感情や行為を法で定めるのはどだい無理な話です。

不仲の夫婦の間でどう云う事が起きてもオカシクナイものです。
再婚後の子どもかその前の子かの判別は難しい問題です。

そのため明らかに再婚後の子どもと判断されても法的には認められないと云う
不条理、これが無国籍の子どもが生まれる原因の一つです。

今回はこの点で100日と禁止期間を短縮した判断を下しました。
再婚する女性にとっては吉報ですが、モト夫にとっては厳しいものとなる。
法解釈は元来そんなものでしょうが、さてその民法改正問題となるとそう簡単には
行かない様です。

何れにしても最高裁判決が出たからハイそうですかと、民法改正は出来ない様だ。

是もまた何年もかかってやっと改正となるのでしょうね。

ましてや夫婦別姓には国民の意識改革が進まない以上無理ですね。

まあ私の命のあるうちは無理な相談かもしれませんね。

 



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