国際通貨基金IMFが世界経済見通しを発表しました。
IMFが発表する世界経済見通しは、毎年4月と10月年2回、世界全体と国毎に経済成長率の
予測で、各国の政府や中央銀行に、必要な財政・金融政策を提言するものです。
IMFは今年1月に日本の16年度GDP成長率は1・0%で17年度0・3%と予測して居た。
処が今回16年度は0・5%で17年度はマイナス0・1%と修正しました。
日本経済に厳しい評価ですね。
理由として高齢化で働き手が減って来て中長期の成長が望めないと言う事と予定されている
17年4月の消費税率引き上げが大きく関係して来ると判断した様ですね。
世界全体の成長率は16年度3・2%で17年度3・5%です。
米国は16年度2・4%で17年度2・5%。
英国16年度1・9%で17年度2・2%。
ユーロ圏16年度1・5%で17年度1・6%。
これに較べて中国は16年度6・5%で17年度6・2%とダントツ。
新興国も16年度は4・1%で17年度4・6%。
先進国全体では16年度1・9%で17年度2・0%。
それなの日本だけが16年度0・5%で17年度はマイナス0・1%と何と無惨なもの。
日本経済の弱さが際だってしまった。
これは日本に大変厳しいIMFの予測と云う声もあるが、世界はその様な判断をして居る事
を率直に認めざるを得ないのでは・・・・