沖縄普天間飛行場移設に伴い名護市辺野古埋め立てについては翁長沖縄県知事や名護市長
は大反対で国に対抗し訴訟を起こして居ます。
そんな中で行われた今回の宜野湾市長選挙です。
自民党公明党が押す現職市長と沖縄県知事等反対勢力が押す新人と真っ向対決です。
さすが普天間基地の市民です、普天間基地固定化を嫌い現職市長を選びました。
宜野湾市のアンケート結果では辺野古移設賛成が57%で反対が43%だったとか。
今回の宜野湾市市長選挙では辺野古移設には一切触れず普天間基地固定化反対を
挙げての選挙戦でした。
市民としては当然賛成が多いはずで、とにかく基地が何処かに移設される事が問題です。
その点作戦勝ちですね。
これに対して翁長沖縄県知事は、先の県知事選で沖縄県民の民意は表明されたと強腰
の姿勢を崩しません。
飽くまで国との対決姿勢を強める決意をしています。
ただ問題はこの民意は一部反対勢力で作られた民意だと言う説もある。
敢えてドンキホーテの役を演じる翁長沖縄県知事にどんな意図があるのでしょう。
本当に沖縄県民のためを思っているのか?
米軍基地が沖縄を占領して居るのは現実問題です。
それを是正しようと言う事は大変良い事です。
しかし日本の置かれた立場の事考えると理想論ばかりで事が片付くとは思えません。
確かにこの問題をカネで済まそうと言う国の姑息なやり方は批判されるべきものです。
しかし戦いに負けた日本は何処かを基地提供しなければなりません。
沖縄は確かに基地が広いが米軍基地は沖縄だけではない、佐世保・横須賀・岩国
横田・三沢等米軍基地は全国に散らばって居て、沖縄と同じ様な問題点で苦慮して
居ます。
それに米国政府は沖縄基地は多きな犠牲を持って占領した基地と言う認識が強く
手放す気はさらさらない様です。
ただ基地の縮小は米国の国防費削減問題に合わせ検討されています。
その流れが普天間基地一部グアム移駐と辺野古移設問題です。
これはお互いがリンクして居るのでどちらかが解決しないと先に進みません。
沖縄県知事はこの現実を無視して敢えて基地海外移設の理想論で沖縄県民の
民意としようとして居ます。
果たしてこれが沖縄県民のためになるのか?
沖縄県民はよく現実を考えて欲しいですね。