goo blog サービス終了のお知らせ 

kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

県総体2日目

2006-05-28 | Weblog
 今日は県総体2日目。最初の勝負の日です。

 最初はハルのヨンパー。なんせ、生まれて2回目のレースですから、作戦通りいくのが大事。前半から積極的に走り作戦もバッチリいきました。10台目を越えて隣の選手と同じくらい。おーと思っていたらそのまま競り合ってなんと69秒42!ubeの選手が69秒41。いきなり、70秒を切りました!!驚き・・・。一番驚いたのがフィニッシュして最初の一言が、「せんせ~、靴のベルトがほどけた~」だったこと。疲れたとか良く走れたとかではなく「ベルトがほどけた」ですから。こいつは大物だ。
 決勝までの間に、「ヨンパーに1年生が出て70秒を切った」という話しが周りで流れてました。「普通走らないだろう」と。もちろん、70秒を切るくらいで走らないではなく、1年生が初っぱなから400mHに出ることはないだろうという意味。高校に入って初めて始まる種目ですから。しかし、kanekoはハルと初期段階から400mHで勝負という話しをしていたので本人も全く違和感はないと思います。この種目は経験がいる種目ですからこれから先、経験をつめばまだまだ伸びます。
 決勝は前半からうまくスピードに乗れず。思った以上に予選で力を使っていたのかもしれません。それでも5位に入ったので全く問題なし。今は経験だけで十分です。目指すところはもっと先。

 女子の4継は全く波乱も起きず。ここまできたらなんとか6番以内を!と思っていましたが、スピードの差は歴然。レースに参加させてもらえませんでした。やっぱ欲を出したらいかん。順当に8位でした。こっちはメインではありません。それは本人達にずっと話してきたこと。逆に言うとメインでない種目で決勝にのこったということはメインではかなりの確率で勝負できる。良い感じ。

 男子は冬に入る前からこの大会のこの場所を目指してきました。合同チームになって、商業2人、工業2人で今まで目指せなかったものが目指せるようになる。それは非常に意味のあることです。4人だけでなくチームのみんながこのリレーに賭けていました。同じ目標をみんなで共有できるというのはとても幸せなこと。みんなで目指してきたからここまできました。そして決勝の舞台に立てることができた。
 レースが始まって様々な波乱が起きました。優勝候補のチームが次々とバトンミス。強すぎる風も影響してオーバーゾーンギリギリで止まるようにして渡す。これはチャンスあり。おーたからいしべのパスが少し流れる。それでもギリギリで渡った。もりしげも激走し5位でフィニッシュ。しかし、第3コーナーで黄色い旗が・・・。この時点でkanekoの手はしびれて動きませんでした。「うちでありませんように・・・」とひたすら祈る。聞こえてくるのは「7レーン、20cmのオーバーゾーン」という声。全身の力が抜けました・・・。うちのチームは失格です。頭の中が真っ白になりました。「何も考えられない」というのはこんな状態なんだろうなというのを痛感。
 それぞれの選手の想いがあるわけで、その想いを考えると何も手につきませんでした。みんなで目指してきた場所。そこに手が届いた瞬間にこぼれ落ちる。非常に辛いことです。

 でもね、この場所に立てたことを誇りに思って欲しい。決勝という舞台に立ち、中国大会の切符を手にする寸前まで行ったことを。2年前、完全に素人で運動すらほとんどしていないメンバーが2年間で中国の目前まできたんですよ。それが何を意味するのか?この子達のがんばりがあったからです。チームとして外に出しても恥ずかしくないようなチームになってきました。だから、ここまでできた。kanekoはそのことを誇りに思います。今の3年生の男子と一緒に上を目指して勝負できたことを一生忘れることはありません。

 そのあとおーたはキャプテンとしてしっかりと仕事を果たしました。辛いのは当たり前、その中でチームメイトに声をかけることができる。頑張ってと自分から声をかけることで周りに力を与えることができる。後は振り向いても覆りません。だったら「今」できることをするしかない。これがキャプテンとしての成長です。偉いぞ。いしべも同様に辛いはず。それでも自分のやるべきレースに向かう。チームのためにやることができました。男子は全員が同じ気持ちでしょう。悔しいの一言では表現できないものがある。でも、まだレースは続いているんですよ。次に向かわなければ。

 女子のマイルは順当。間違いなくノーマークのまま予選通過。だってチームベストが4分22ですから(笑)。kanekoは「中国を狙う」と言いながら無理なんじゃないの?と油断してもらえたら嬉しいのですが。

 男子のマイルはつぼうちとまつむらを投入。中国の可能性がある所に賭ける。それをみんなが理解してのレース。まつむらは最近はほとんど長い距離を走っていない。普通なら走るのは無理です。それでも嫌な顔一つせず走ってくれました。これがチームのためなんですよ。チームで勝負するものはやはり棄権はできません。あんのはこのマイルを目標に練習を積んできたのだからその気持ちを汲んで絶対に出場しないといけないレース。それに参加できたのはつぼうち&まつむらのおかげ。いしべも400mのレースと比べてかなり良い走りができました。男子マイルは非常に良いレースでした。

 夜は女子とマイルの作戦会議。どうやって「ながひー↑に競って渡すか」をみんなで考えました。最終的には選手同士で話し合って走順を決定。後悔することはありません。みんなで考えてみんなで決めたこと。絶対に16秒は出る。うまくいけば14秒はでる。これで決勝に進出できなかったら、相手が強すぎたということ。みんなで向かいます。男子の悔しさを女子が力に変えます。

 明日が勝負!!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする