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kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

雨が降る&晴れる

2006-07-24 | 陸上競技
 徳山地区合宿2日目。目が覚めるとものすごい雨・・・。残念。ということで急遽午前中は室内で練習。とりあえず2つのグループに分かれ練習。hachiya先生グループは動きの意識を確認したり身体の使い方の練習。姿勢などの大事な部分をしっかり意識。もうひとグループは階段サーキット。2グループにある程度の競技レベルのグループと初心者レベルで負荷を変えました。初心者レベルは階段をジョグである程度のレベルのグループはダッシュで実施。強いグループは負荷がかなり高かったみたいですね。男子はサウナ状態で地獄だったとか・・・。蒸し暑い上に汗で湿度が上がり風も通らない・・・。想像を絶する状態だったと思います。無事できたので良かった。

 午後からは15年くらい実施されている100mを50本。前回から短長は別のことをさせてもらってます。kanekoのわがままを聞いてくださった皆様に感謝。短短は心の強化です。自分と中で葛藤をしながらどこまで頑張れるかです。妥協しようとか手を抜こうと思えばいくらでもできます。それを自分の中に目を向けながら葛藤しながら自分の心を強くするのです。練習の一番の効果は「一皮むけることができる」ことでしょう。安下庄の男子はかなり走れるようになってきました。この練習の目標である「心」が強化され気持ちが前面に出るようになったからだと思います。

 短長は40秒間走。自分たちがレースをする選手達とある程度の距離を使って乳酸を溜め続ける練習です。爆発的に乳酸をためるのではなくて、徐々に溜めていくのが目的。乳酸のキャパシティを大きくすることが目的です。爆発的乳酸蓄積は器に一杯乳酸を溜める練習であり、この40秒間走は地味に乳酸を溜めていって徐々にその器を大きくしていく練習です。効果はあると思いますし、あるからkanekoはずっと実施しています。慣れない選手には厳しいと思いますが、それでも効果があると思うからやってます。だらだら走る量を追う練習ではなく、きちんとした「目的」を持っています。距離設定は強い者と弱い者の負荷を同等にするため。設定距離が短い者はそれなりの理由があるんですよ。こちらもある程度の意識を持って練習はできたと思います。

 残念なのは「やらされている」感が強い選手が何人もいること。まー仕方ないことですが。やりたくなければやらなければいいんですよ。kanekoは1度も強制したことはありません。友達感覚で話しかけてくる選手もkanekoをキレさせる原因の一つですが、だいたいそんな選手は「やらされている」練習しかできていません。これが「今時の高校生」なんでしょうか?kanekoの目指すものとは全く違いますね。嫌なら最初から来なければいいし、文句があるのなら言いに来ればいい。指導者の動きや発言一つ一つにケチをつけたいならわざわざ合宿に参加する必要はないと思うのですが・・・。

 まー別にkanekoはそんな生徒に恨まれたって嫌われたって全く構いませんが、同じ練習をしている「選手」にとってそれはマイナスなのではないか?kanekoは基本的に追加型の練習です。最初からメニューを全て公開すると意識の低い選手は「次に備える」ためのかけなければいけない負荷をかけることができません。最初から予定していてもギリギリまで教えません。最近うちの選手はその辺が理解できているのでしっかり本練習で負荷をかけています。この辺が成長。だから40秒間走でもきっちり40秒で走ってくる。慣れもあるんですが意識の部分もある。先ほどの「やらされている」選手なんかは最後の1本だけ速い。それは全く練習の意図を理解していないし、理解する気もないでしょう。

 うちの選手は今日の40秒間走に関しては合格。4人ともしっかり走れました。中でもおーまちの強さが際だつ。折り返し走でもおーまちは大半の男子に勝ちながら走ってました。これだけの負荷の中身体を動かし続けるのは「強い気持ち」があるから。他校のお手本になる部分だとkanekoは自負しています。うちの選手だって人間ですからキツイ練習を進んでやるわけではありません。やはり嫌でしょう。でも「強くなるために」越えなければいけないものだからやることができる。この差は何か?日頃からの意識でしょうね。

 2日目も良い練習でした(一部を除く)。雰囲気も良く(一部を除く)みんなで頑張れました。
コメント
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