自分の置かれている環境

　さまざまな人がいて、さまざまな環境があってそのなかで自分のいる環境について考える。誰かと比較することで何かを生み出すわけではない。しかし、今自分の目の前にある環境について考えなければそのありがたみに気づくことはない。

　kanekoは今、自分の好きなことをして生きていると思う。それは、遊んでいるという意味ではなくて、自分がやりたいと思ったことをやりながら生きているということ。昔から教師になりたいと思っていた。本当に漠然とだけどね。小学校の時の文集の将来の夢は「学者」と書いていた。きっと小さい頃から好きなものをひたすら考えることに楽しみを感じていたんだと思う。その中で、人との関わりに興味を持ち次第に教師という職業に憧れるようになった。誰かに教えたいというのではなく、「他者との関わりの中で自分自身を高めていきたい」という気持ちが強かったんだと思う。

　今はその教師になり、自分がやってきた陸上に関わることができている。これはどれだけ幸せなことだろうか。家族にはかなりの負担をかけていると思うけどなんとか理解をしてもらってます。基本的にkanekoは「人が好き」だと思う。苦手な人はいるけど、kanekoは人と話すことが好きだし、自分の思っていることを互いに共有するのが好きだ。そう考えると自分の今の置かれている環境が素晴らしいものに思える。ものすごく手間をかけるけど一生懸命取り組むことのできる選手に囲まれ、その子達の成長に関わっている。それって生きている中できっと大事なことなんだと思う。kanekoはkanekoの得意分野でこの子達の力を伸ばしてあげることが今の存在意義なんだと。

　やはり今の環境に感謝しないといけない。特にうちの家族には。好きなことをやらせてもらってます。本当にありがたい。また、自分の周りにはkanekoのことを様々な面でサポートしてくださる方々がいる。アドバイスをくれたり、多くの視点を示してくれたりする人がいることで今の自分がいる。ありがたいことです。

　なんだかそんなことを考えてしまいました。世の中には過酷な環境で陸上競技と向き合っている方々がたくさんいる。その中でkanekoはかなり良い環境で取り組ませて頂いている。そう考えると、kanekoはまだ甘いんだよね。もっともっとできるはず。本気になりきれていないのではないかって気になる。もっともっとがんばらないといけない。様々な面でもっと自分を高めなければいけない。そしてその力を多くの人に還元しなければいけない。強くなろう。賢くなろう。もっともっと力を高めていこう。それは陸上だけではない。生活面も対人関係も生徒との関係ももっともっとできることがあるはず。

　周りの人から頼りにされたり信頼される人間になりたい。いつの日か周りから「目標」とされる人間に・・・。そのためのハードルは高い。それでもやらなければ何も変わらない。そう信じて前に進もう・・・。きっとできる。