kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

モチベーション

2013-10-01 | 陸上競技
以前に比べて多少なりとモチベーションがあがるようになりました。理由は分かりませんが・・・。時間が経過していくとそれなりに感情が風化していくのかもしれません。いいことではない気もしています。そのためのこのblogを残しているというのもあるのですが。

人はモチベーションの大きさによってその行動が左右されます。「動機付け」や「目的意識」という部分でしょうか。「何のためにやっているのか」という部分がはっきりしてくると人は自然に行動できるようになります。「嫌だけどやっている」というのではモチベーションはあがってきません。これは誰か他の人から与えられてあがるものではないと思います。今回は特に「陸上から距離をおきたい」と真剣に考えていた部分もありますからなかなか回復しませんでした。

これは選手も同じなのだと思います。指導者側がどれだけ「これをやったほうがいい」と話しても本人にその気がなければいつまでたっても何も変わらないのです。選手として「力」があっても「やる気」がなければ馬の耳に念仏状態です。本当に難しい部分だと思います。

ここ最近は「結果」が必要になるのかなとつくづく思います。「結果」が全てだとは思いません。そこに到達するまでのプロセスが重要だと常日頃から考えています。しかし、高校生にはこの「結果が全てではない」というのは分からないと思います。練習をしても「結果」がでなければ「面白くない」という判断をしてしまう。こんなにきつい練習をしても何も変っていないじゃないかという思いがあれば練習での取り組みも変化しませんから。

モチベーションをあげるために雰囲気作りに力を注いでいましたが、結局は選手自身が「強くなりたい」という気持ちで練習をしなければ雰囲気は明るくなりませんし、「やらされている」という状況は変りません。選手の取り組みの意識を変えていくというのが一番大事です。しかし、これが一番難しい。

自分自身のモチベーションのコントロールと選手のモチベーションのコントロール。難しいですがやっていくしかないのです。

特別何かがあったというわけではないのですがちょっと記録しておきたくて書きました。お許しを。
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雨の中での練習

2013-10-01 | 陸上競技
月曜日、午後から雨予報でした。ひょっとしたら走れないのではないかという不安があったので朝練の段階で軽くドリルだけはやっておくことに。見ているとどうしても動きが遅れてしまう者がいます。この部分の遅れが間違いなく走りに出ています。体幹の弱さも影響していると思うのですがなかなか改善されません。時間がかかりますがあとは本人の努力ですね。

予定通り(?)15時前から雨が降り始めました。それほどひどい雨ではないので問題はないという判断をしました。この日は午後から会議が予定されていました。国体の前の最後の練習になるので・・・という話はしていましたが結局17時半になっても終わらないので途中退出。会議というのは根幹の部分の話を中心に行う必要があると考えています。「枝葉」の話をいくらしても進むべき方向性が見えないのでは進展はありません。それぞれが思うことはあるのでしょうがそれを主張し続けても話は進まないと思います。なんだか・・・ですね。

私が練習に行ったときにはいつもの練習内容は終わっていました。あとは走るのみ。この日も卒業生が練習に来てくれていました。が、バトンの並走の辺りからの参加だったようで動きの部分は何もできなかったとのこと。時間的に難しい部分があったのだと思いますがハードルなどを使って基本的な部分の確認ができると変わってくるとは思います。これはまたの機会に・・・ということで。

話を聞くとこの日はバトンが全く安定しなかったということでした。3-4走の所はかなり詰めたようですがそれでも追い付けなかったとのこと。県新人の時よりもかなり足長を詰めていたようですがそれでも渡らないという状況。大きなエースがかなり走れているのでその影響もあると思います。しかし、上手く調整しなければバトンはわたりません。水曜日から国体に向けて出発するのでバトン練習ができるのはこの日が最後でした。うーん、少しだけでも練習が見れたら全く違ったのではないかと思うのですが・・・。他の走順も微妙だったようです。ここ最近はきちんとバトンは渡っていただけにちょっと良くないですね。

走練習は大きなエースのために100m系は120mを2本。普通に走るとあまり刺激にならないので色々と工夫しながら走らせました。かなり暗くなってきていたので動きの細かい部分は見えません。それでも「最大スピードを出す」ということができればこの日の練習はOKだと考えていました。1週間前の県新人の前は正直まだ「動かないな」という感覚がありました。安定しないというか後半の動きに課題が残っていました。この日は2本走りましたが感覚的にはかなり良かったと思います。本人も納得できたようです。とにかく自信を持って走ってもらうしかありません。最後に60mを走って動きの修正を行い終了。かなり良い状態に戻ってきたと思います。インターハイ前よりは間違いなく良いですね。

200m系の練習のために140m+αを実施。ここも刺激を入れるために差をつけました。小さなエース、実際に200mのための練習ができたのは県新人の1週間前。最長で120mしか走っていませんでした。色々とあって「よくそこまで戻ったな」という状況で県新人を迎えました。県新人を無事通過したので200mを走れるようにするための練習に移行。とはいえ長い距離を走るつもりは一切ありません。短めの距離でしっかりと走りを作っていきたいと考えています。小さなエースは練習では「普通」です。本人とも話したのですが練習で「めちゃくちゃ強い」と感じたことは一度もありません(笑)。本人も「手を抜いているわけではない」と必死に言っていましたが、練習での一生懸命ではやっていると思います。きちんと最後まで走る練習をさせておけば大会では爆発的な力を発揮します。タイプ的にそれで十分なのかなと。まー負けるのは嫌なようで練習でも「勝ちたい」という雰囲気はあるのですが。

この日の練習で高跳び選手のスピードが目を見張りました。とにかく速い。持ちタイムは14秒5です(笑)。が、間違いなく13秒切るか切らないかの水準で走っています。とにかくバネがあるので調子のいい時は本当に速い。上手くレースが作れれば12秒台に入ると確信しています。それくらいのスピードと伸びがあります。実際にこの走りをレースでしてくれれば4継の1走で遅れることはほとんどないと思います。県新人の時の走りはかなり微妙でしたがこの日の走りができれば強いと思いますね。うちが4継で勝負しようと思えば1・3走がどれだけ走ってくれるかが大きく影響します。2・4走は間違いなく強い。それ以外の選手の伸びが勝負を決めると思います。通常考えれば春先の記録よりも速いはずです。秋のチーム目標が49秒4ですからそれを達成できる水準にはいると思います。あとはどれだけ「闘いたい」という気持ちがあるかかなと。

最後に短めの距離でシャフトスキップを。疲れてはいるでしょうがそれだけで終わるわけにはいきません。卒業生もヘロヘロになりながら参加していました。

感じ的には順調に来ているのではないかと思います。とにかく集中して練習を消化していってもらいたいと思います。
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