火曜日、中間考査初日。天気予報では翌日雨となっていました。週末にレースがあるので通常であれば「調整期間」となりますが上につながる大会ではありません。気持ちは来年に向けての準備となっていますから特別調整をする必要はないと思っています。考査期間なので練習に時間は取れません。勉強しなければいけませんから。ということで短時間で練習をすることに。
練習に対してちょっと考えるところがありました。前の記事にも少し書いたのですが「スマートな練習」になってきています。がむしゃらに練習することがなくなっている。「がむしゃらさ」だけを求めているわけではないのですが、「速いスピードで走る」ということに主眼を置き続けたことで「無難な練習」になってきているのではないかと思います。長い距離をダラダラ走るのは好きではありません。がむしゃらという部分より、「走るだけ」の練習になってしまうからです。
本数をこなすという感覚はここ最近全くありません。逆にかなり少なくなってきています。選手の状況によってこれは変わってくると思います。スピードレベルが高くない選手には「少ない本数で質を上げる」という練習形態は合いません。量を追うような練習が必要になります。この2~3年は100mで戦っていける選手がチーム内にいることもありその選手たちに合わせて「スピード重視」のメニューになってきていました。状況に応じて練習メニューの変化は生まれると思います。
しかし、このことが「がむしゃらさ」を生まない原因になっているというのも間違いない事実です。足が動かない状態でどれだけ必死にもがくことができるか。根性論とは違います。とにかく走れ走れではない。きつい練習をすれば強くなるというのは違うと思います。合宿などで指導すると「練習きつい自慢」があります。「うちの練習はきつい」とそのメニューをお互いに話をします。きつい練習をすれば速くなれると信じてやっているのかもしれません。そこの部分は違うな~と思いながら聞いています。
しかし、ここ最近のうちの練習は本当に少ない。高いスピードさえ出せばいいのか?これがトップ選手だったらそうなのかもしれません。うちにいる選手は「高校生」です。基本的なことをしっかりやって時には練習量を追う。クタクタになりながらも必死に身体を動かす。そういう練習をする中で「心」が育つ。「絶対に強くなるんだ」という気持ちを育てるためにも必要な練習要素だと感じています。「無難な練習」ばかりしていたら間違いなく頭打ちになってしまう。
そういう想いもあり、時間的なものもあり「折返し走」をすることにしました。短時間で走って終わります。休息の時間は短い。本数も時間の割には多い(10本程度ですが・・・)。そういう練習の中でどのように取り組むことができるか。きついのは当然分かっています。手を抜こうと思えば抜けるかもしれません。それでも短い距離の練習の中でどれだけ高いスピードを出せるか、動かない中でどれだけがむしゃらに動かし続けることができるか。これを見ることができます。
全体的に必死に走れていたと思います。中心となる2人は中国新人での結果に満足できていない感じはあります。「悔しい」という気持ちがあるのでしょう。必死になっていました。これと比べると1年生はやはり不十分ですね。必死になっていないという訳ではないのですが物足りない。一人は3本目から全く走れません。唇の色が悪くなっています。貧血症状だと思います。これは以前から繰り返し指示をしていたのですが、今回の練習で確信しました。練習をしてもなかなかスピードが上がらない、速い動きができない原因の一つは間違いなく貧血です。がむしゃら練習をしなければ本人も自覚できないのかもしれません。そういう意味でも価値のある練習となりました。早急に対策をしたいと思います。
この冬はこれまでのやってきたことを「形」にしたいと思います。総まとめとしてどこまでできるかです。良い部分、悪い部分をしっかりと見直して取り組んでいきます。
練習に対してちょっと考えるところがありました。前の記事にも少し書いたのですが「スマートな練習」になってきています。がむしゃらに練習することがなくなっている。「がむしゃらさ」だけを求めているわけではないのですが、「速いスピードで走る」ということに主眼を置き続けたことで「無難な練習」になってきているのではないかと思います。長い距離をダラダラ走るのは好きではありません。がむしゃらという部分より、「走るだけ」の練習になってしまうからです。
本数をこなすという感覚はここ最近全くありません。逆にかなり少なくなってきています。選手の状況によってこれは変わってくると思います。スピードレベルが高くない選手には「少ない本数で質を上げる」という練習形態は合いません。量を追うような練習が必要になります。この2~3年は100mで戦っていける選手がチーム内にいることもありその選手たちに合わせて「スピード重視」のメニューになってきていました。状況に応じて練習メニューの変化は生まれると思います。
しかし、このことが「がむしゃらさ」を生まない原因になっているというのも間違いない事実です。足が動かない状態でどれだけ必死にもがくことができるか。根性論とは違います。とにかく走れ走れではない。きつい練習をすれば強くなるというのは違うと思います。合宿などで指導すると「練習きつい自慢」があります。「うちの練習はきつい」とそのメニューをお互いに話をします。きつい練習をすれば速くなれると信じてやっているのかもしれません。そこの部分は違うな~と思いながら聞いています。
しかし、ここ最近のうちの練習は本当に少ない。高いスピードさえ出せばいいのか?これがトップ選手だったらそうなのかもしれません。うちにいる選手は「高校生」です。基本的なことをしっかりやって時には練習量を追う。クタクタになりながらも必死に身体を動かす。そういう練習をする中で「心」が育つ。「絶対に強くなるんだ」という気持ちを育てるためにも必要な練習要素だと感じています。「無難な練習」ばかりしていたら間違いなく頭打ちになってしまう。
そういう想いもあり、時間的なものもあり「折返し走」をすることにしました。短時間で走って終わります。休息の時間は短い。本数も時間の割には多い(10本程度ですが・・・)。そういう練習の中でどのように取り組むことができるか。きついのは当然分かっています。手を抜こうと思えば抜けるかもしれません。それでも短い距離の練習の中でどれだけ高いスピードを出せるか、動かない中でどれだけがむしゃらに動かし続けることができるか。これを見ることができます。
全体的に必死に走れていたと思います。中心となる2人は中国新人での結果に満足できていない感じはあります。「悔しい」という気持ちがあるのでしょう。必死になっていました。これと比べると1年生はやはり不十分ですね。必死になっていないという訳ではないのですが物足りない。一人は3本目から全く走れません。唇の色が悪くなっています。貧血症状だと思います。これは以前から繰り返し指示をしていたのですが、今回の練習で確信しました。練習をしてもなかなかスピードが上がらない、速い動きができない原因の一つは間違いなく貧血です。がむしゃら練習をしなければ本人も自覚できないのかもしれません。そういう意味でも価値のある練習となりました。早急に対策をしたいと思います。
この冬はこれまでのやってきたことを「形」にしたいと思います。総まとめとしてどこまでできるかです。良い部分、悪い部分をしっかりと見直して取り組んでいきます。