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kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

求めるモノ

2014-03-11 | 陸上競技
色々と思うことがあり「ギャップ」を感じていました。が、これは「求めすぎ」なのかもしれない。実際のところどこまでできるのか??ここについてこちらが求めている水準が選手にとって「理解できない」のではないかという気持ちが強くありました。何故理解できないのか?ここに関して書き始めると終わらないと思います。「価値観」の部分だと思います。これまで経験した生活の中で身に付けてきた「考え方」や「大切にするもの」が違えばやはり「感覚的に理解できない」という部分があると思います。

例えば、私は練習ではく「靴」にこだわりがあります。他の人と同じ靴は嫌だと思うので「靴」はセミオーダーで作っています。通常販売している者よりも若干割高になりますがそれでも「他の人が履いていない」という部分が良い。ここに「価値」を見出すのです。同じく魚釣りが好きな人に話を聞くと「リール」に8万円かけるそうです。釣りが好きな人以外には分からない感覚だと思います。正直私にはわかりません。私が「靴」に「価値」を見出すのと同様、他の人は他のモノに「価値」を見出す。そこはすごく大切な部分なのではないかと思っています。

指導に関しては「譲れないモノ」があります。これは競技を通じて人として大きく成長してもらいたいという部分。これも土曜日の懇親会の中で出た話なのですが「陸上を取ったらその人に何が残るか」という部分です。どれだけ競技力があってインターハイに行ったとしてもそれは一時的なこと。引退して「陸上を辞めた」時にその人に何が残っているのか?競技は強かったが気配りも率先した行動もできない。これでは競技を通じて何かを学ぶという意味はありません。そこだけは絶対譲れない。「強ければよい」という感覚は全くありません。練習をしていたら確実に強くなります。しかし、それだけではなく「細かい部分」も必要になる。そこが大事。

ここ最近はかなり「細かいところ」まで求めていました。しかし、それは選手にとって「分からない」部分だった気がします。「できた方が良い」というのはもちろんなのですが、普段よりも高い水準のことを要求していたのかもしれないと思いました。私からすれば「通常のこと」と思う部分であってもこれまで経験したことのない選手たちにとっては「何を求められているのか理解できない」という話になります。ここに大きな「ギャップ」が存在していました。高い水準まで上がってくるのを待ちたいと思っていました。が、練習の風景を見ていると「これならやらない方が良いな」という水準になっていました。

私が最も嫌いな練習風景。「怒られないためにやる」という雰囲気。私に注意を受けるのでそうならないよに私の顔色をうかがいながら練習をする。きっとこのような状態が続けば私がいないところではまともな練習はできません。そういう練習をするのであれば本当に目標とするところには届かないと思います。求めすぎて届かない。こんなバカなことはありません。もちろん、選手自身が大きく成長してもらわなければいけない部分があります。そこは間違いない事実。それでも私も「まーいいか」という気持ちで見なければいけない部分が存在すると思っています。

100%を求めたい。が、うちに来るまで「10%」でやっていたのであれば「100%」は遠すぎます。到底到達できない。もっというと「100%」の意味が多分わからないと思います。これまでかなり段階を踏んできたので「100%」に近づけるのではないかと思っていた部分があります。今冷静に考えるとですが・・・。それができないもどかしさがあって自分の中で処理できない。こちら側が「まーここは仕方ないか」と思わないとお互いに息苦しくなる。「妥協」という言葉を使ったらこれは上手く伝わらなかったので「まーいいか」という表現にしています。これも私にとっては「日常会話の中に出てくる通常の言葉」ですが選手にストレートに入っていかない。ここが「違い」なんだと思います。

日常会話が「100%」であれば「高校生に理解させるための会話」は「60%」なのかもしれません。私たちが通常話す言葉が高校生に伝わっていないのであればそこに意味は存在しません。これまでも「平易な言葉」、つまり「簡単な言い方」で話してきたつもりですがこちらが思う上にもっともっと相手に理解してもらうための「言葉」を選ばなければいけないのだと思います。自分が当たり前だと思う行動を高校生の水準に落とし込んでいかないと通じないというのを今更ながら痛感しました。これは選手や高校生が悪いのではなく「私の認識の甘さ」だと思います。

「当たり前」だと感じることが違う。大きなギャップです。しかし、それを私が受け入れていかないと何も変わらないのです。もちろん、「求めるモノ」を諦めるというわけではありません。自分の求める水準を「100%」ではなく「60%」にしてでも方向性は変えたくないと思います。間違っているのかもしれません。それが生徒のためにならないと言われたらそうなのかもしれません。それでも「次善の策」を打たなければいけません。「完璧ではないがまーいいかな」という方法で進めていくのです。100%を求めて進めないのではなくて60%で最大限に進める方がきっといい。そう感じました。

うーん、もう少し簡単に書けるようにしなければいけないかもしれないですね。分かりにくくてすみません。
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気分転換

2014-03-11 | 陸上競技
土曜日、午後から会議でした。来年度の陸上関係の確認事項を集まって報告を受けます。この会議のため卒業生から招待を受けていた結婚式をお断りすることに・・・。会議を休んで出席という選択肢もあったと思いますが、今の状況では私しか学校を代表して会議に出席はできません。断腸の思いで結婚式を欠席することに。申し訳ないですね。

夜、親しい指導者が集まって懇親会。ここ最近の出来事を報告しあいました。年齢もほぼ同じなので話も合います。さらに「それぞれが思うこと」があるのでひたすら話をしていました。性格的に気分転換が苦手なのでこういう機会を持つことは私にとって大きいと思います。この日には山口県で大きな事故がありました。この事故について話をすることもありました。部活の引率中に死亡事故を起こす。この「責任」を取る形でこれからの人生が大きく変わります。その恐ろしさ・・・。想像を絶するものがあります。

物事の考え方などの話も。詳しくは書けません(いや、記憶があやふや(笑))。とにかく何時間も話していました。4時間くらい話したところでなんと卒業生がなだれ込んできました。結婚式に参加した同級生たちがたまたま私たちの隣に座り、他の者も呼び集まる形ですごい人数になりました。私がこの学校に赴任した時に2年生。野球部の部長をやっていたときの野球部員。私の人生の中でこの子たちとの出会いは本当に大きい。文化祭などでも大きなエネルギーを発揮してくれて今までに見たことのない文化祭を作り上げてくれました。

結局、同じお店に6時間(笑)。どれだけいるのかって話です。それでものすごい気分転換になりました。よく覚えていませんがとにかく「楽しい」と感じる時間でした。最初の4時間は本当に真剣な話、残り2時間は卒業生の近況報告。濃い時間帯でした。

忘れないように記録しておきます。
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