kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

合宿最終日

2014-03-17 | 陸上競技
最後にうちの選手にTakasu先生が話をしてくださいました。

強くなるために一番大切なものは何かという話です。「技術」よりも「体力」よりももっともっと大切なものがある。それは何か?顧問の先生との「信頼関係」だと断言されました。今のうちの状況を見ていたかのような言葉です。指導する者と指導される者が同じ方向を見てやっていかない限りはどれだけ練習をしても強くなれないのです。それは間違いない事実だと思います。

今回は「余所から来た選手」だから厳しいことは言わない。「その場を上手くやっていくための対応」をした。が、実際選手がきちんとできなければ厳しい指導をする。表面的に「楽しい」と感じたかもしれないがそれ以外の部分もたくさんある。自分たちは頑張っていると思っていてもそれが他の方向から見たときには「足りない」ということもある。客観的にみればTokushoは「未熟なチーム」。まだできていないことが多すぎる。逆に言うとできていないことができるようになっただけですごい伸びる可能性を持っている。それだけのチームなのです。

顧問の先生と対話ができているか?何かあったらきちんと報告できているか?質問されたらきちんと答えることができているか?そういう部分ができない選手は絶対に強くなれない。何かをやろうと思えば一人の力ではできない。Miyashoでも先生と対話を避ける選手がいる。そのような選手は絶対に強くなることはない。本当に強くなりたいと思えば先生の力を借りないといけない。1本走ったら今の走りはどうだったのか?自分で良いと思っていても客観的に見たら崩れていることもある。それを指導する先生と合わせていかなければ自分一人では速くなることはできない。強くなりたかったら「言ってもらう」のを待つのではなく自分から積極的に聞かないといけない。

足が痛いのを黙っていたらもっと悪化するかもしれない。それでも先生に言わない。これで本当に強くなれるか?きちんと「対話」ができて先生に報告をしたり、大切にしなければ自分だけでは何もできない。そこを理解して先生と同じ方向を見ていけばきっと大きな結果が出せる。

これまで言い続けてきたことです。それでも私以外の方から「同じ話」をしてもらう。私から話をしても「また同じこと言っている」「分かっているのに」「話を素直に聞きたくない」と感じていたはずです。それが目に見えていました。そんな中で「強くなりたい」と言われて本当に指導ができるのか?そう感じている矢先でした。質問をすれば「分かりません」としか言わない。注意をしたら「すみませんでした」で終わり。何がどうなのかを全く分かっていないけど「謝ればよい」「返事をすればよい」という状況だったのです。私がそういう気持ちになっているから選手も面白くない。「信頼関係」ができるはずがないのです。これは私の責任も大きいと思います。

この話がどこまで選手に伝わるか?日本一になった指導者が自分たちのためにこんな話をしてくださるのです。「未熟なチーム」というのはまだまだできていないことが多いという指摘。本来であればもっと厳しい言葉で言われても仕方ない部分だと思います。しかし、優しい言葉で分かり易く伝える。このことで何かしらが伝わらないといけない。ここに来た意味を本当に考えてもらいたいと思います。

私自身も「インターハイに行く」のは選手がいてくれるからです。私一人ではいけません。ものすごく苦しい思いをします。それでもそういう機会を与えてもらえるから私も自分自身について考えることができるのです。いや、頭では分かっているのですがそこまで悟れません。まだまだ「なんでできないの???」と思ってしまう自分がいます。それでも私も変わらなければいけない。選手に「強くなるために変われ」と求めるのなら私自身も大きく変わらないといけないのかもしれません。

私の競技人生に大きく影響を与えてくださっています。うちの師匠とTakasu先生は私の人生の中で心から尊敬する人物です。そのような人たちに出会えたのも「選手がいたから」です。選手がいてくれたから一緒に練習をさせてもらえる。気にかけてもらえる。私自身も大きく成長させてもらっているのです。感謝です。

学校に戻って選手と話をしました。これはまた別に書きたいと思います。今回変われたら一気に強くなると思います。信じたいです。
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合宿最終日

2014-03-17 | 陸上競技
日曜日、合宿最終日でした。この日は20度を超えるのではないかという予報でしたからとにかく暑かった。日差しも強く日焼けしてしまうくらいの勢いでしたね。風は強いですが練習をするには絶好のコンディションという感じです。

前日話をしていて今回もうちのために「技術的な確認」をしてもらうことになりました。できていない部分を修正してもらう。ありがたいことです。動きの中でうちはかなり「もも上げ」をします。が、今回は「もも下げ」という言い方をされました。選手は戸惑うのではないかと思います。ハードルの指導の時にはよく言いますが「踏切」の瞬間に進む方向が決まります。地面から反発をもらって初めて前に進むための力をもらえる。うちは「もも上げ」という言い方をしますが「スイング」です。膝を前に出すときに腰も出す。その感覚を作るための「もも上げ」です。「下げる動き」はスティックドリルで行っています。方法が違うだけです。選手は「普段先生が言っていることは間違っている」と思うかもしれません。それはそれで「信頼関係があるかないか」だけの問題となるのですが・・・。ここに関しては自信はありませんね。

動きの確認をする前後に「身体ほぐし」もしっかりとしました。こういう運動を自分たちの練習の中に取り入れていけるかどうか?「何のためにやるのか」という部分です。練習の中に特別な時間を取って取り組むことはできません。隙を見て自分たちで取り組めるのが一番。Miyashoの選手は待ち時間もストレッチをしたり補強をしていました。うちの選手のように座ってひたすら話をしているという感じとは違います。この積み重ねがいつしか「大きな差」となる。とにかく言われて気づくのではなく「違うんだ」と気づく機会を与えるだけしかできませんね。実際は「同じ高校生」です。どちらかにできてどちらかにできないことはない。本人たちが「強くなりたい」と思えば絶対に変わるのです。

その後、マーク走をひたすら。これもことあるごとに指導していただきました。「練習を見てほしいのならそれをアピールしなさい」とも。うちの選手はオロオロしながら練習をしています。周りの様子を見ながら。本当に強くなりたいのなら練習を見てもらうことが必要。誰かが走ったら走るのではなく自分のために自分の練習をする。それだけです。その部分も指摘されています。また、「行動が遅い」というのも。待っている人がいるのに自分はゆっくり歩く。そこは強く指摘されました。「ダメなものはダメ」なのです。

このマーク走が始まる前にマネージャが呼ばれて指示を受けていました。これでは練習にならないと。そこでマークの位置を変えたりしていきました。初めてTakasu先生がMiyashoの生徒に「何をやっているんだ。練習の流れが悪くなる。」と指摘されました。確かに流れが止まってしまっていました。Miyashoの選手は短い距離を走ってもすぐに座り込んだりしません。うちの選手は並走をやるだけでも座り込みます。多分、それが「当たり前」になっているのです。見ていると時間がもったいないと思うのですが必ず座り込みます。そこからゆっくり歩く。座っても多分体力的には回復しません。それでもなんとなく「座る」のです。Miyashoでは練習の流れが悪くなるのを極端に嫌う傾向がありました。だらけた雰囲気になるからです。うちはその「なんとなくやっている」ことが流れを止めているのです。ここも感じ取ってもらいたいですね。

練習に関してはうちの選手も一生懸命にやっていました。こういう部分はきちんとできます。当たり前ですが。「力」はあるのです。今はその「力の磨き方」が分からないだけ。ここができるようなると別人のように強くなれると思います。私の指導スタンスの問題もあるかもしれませんが、何とかしたいですね。

前日、練習中にTakasu先生が「競技に精神力が必要かどうか」という話をされていました。県総体、地区大会、インターハイ。「精神力がある選手が勝ち上がる」というのは「ウソ」だと。勝ち上がっていく選手は「体力」がある。落ちていくのは体力がなくて同じスピードを保てない選手からです。同じ力があって決勝に残って0.01秒を争う時になって初めて「精神力」が問われる。そこまでは「流れ」を重視する練習で「体力」や「回復力」も向上させなければいけないのです。本当に勉強になりました。

練習面もですが、「取り組む姿勢」や「考え方」で大きな刺激を受けたのは間違いありません。貴重な時間でした。もう少しだけ書きます。
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合宿2日目2

2014-03-17 | 陸上競技
合宿2日目、午後の部です。

午後はフリーアップ。時間を決めて各自でアップをしていました。その後バトン練習。こんどはカーブから直線で「正規の場所でバトンを渡す」という練習です。それもスタブロから出てタイム測定。これまでとは違い「誤魔化せない」部分です。先ほどはスタンディングから出ていたので「出遅れた」という言い訳ができますが今回はそれができません。Miyashoとうちが2チーム作りそれぞれが勝負をするという形の練習でした。私は「何も言わない」と決めていました。私が何か言うのではなく選手自身が感じてもらいたいと思うからです。Takasu先生はMiyashoの選手には話しかけずに大半をうちの選手のために使ってくださいました。心から感謝しなければいけません。

1本目走り終わりました。1チームは1秒差くらいを付けられ、もう一方はほぼ互角。多分正メンバーではないはずですからこちらが互角では困るのですが。そこで全体が集まって話を。「目標は何か?」という話です。「インターハイに行って勝負したい」という返答。ここで何度も何度も質問されました。「勝負するとはどういうこと?」「準決勝に進みたいのなら何秒を出さないといけないの?」という感じで繰り返し質問されました。結局は4人の「目指す方向」があやふやなのです。はっきしとした「共通意識」が質問されたときにとっさに出てきません。それが「練習の中に出ている」と感じられたのだと思います。「走るだけ」の練習になってしまうのです。

このバトン練習、「どうすればタイムが上がるか」「どうすればバトンがきちんと渡るか」を真剣に考えて取り組めば多くの課題が設定できます。しかし、うちの選手の走りを見て「走っているだけ」と感じられたのではないかと思います。そこで「目標は?」という流れになる。何のためにやっているのか?ここが明確でない練習をどれだけやっても効果は出ないのです。「47秒60を切る」という大きな目標があります。損ためには一人一人が必死になって練習をしていかなければいけない。そのことを突き付けられたのです。選手は「優しい口調」で聞かれていたので「普通の質問」と思ったかもしれません。しかし、本当は「あなたたちそんな意識ではインターハイには行けませんよ」と言われているのです。だから「1人1人が0.01秒を縮める努力をしなさい」という話になっていく。その積み重ねが「総合タイム」に出ていくのです。

その話を聞いて2本目。2チームの合計タイムが0.6秒上がりました。「少しでもタイムを短縮しよう」という意識の中で走れば同じ1本でも全く違うのです。その意識が不足していたから1本目は走れなかった。通常の走練習ではタイムを計りません。それなりに走っても「勝った」「負けた」で終わり。これでは次につながらない。こうやって「現実を突きつけられる」ということで初めて気が付くのです。逆にMiyashoはタイムが上がりませんでした。ほぼ同じタイム。これはどういう意味なのか??考える必要があります。

すでに1本目から「力を出し切っている」のです。これ以上タイムが上がらないかもしれないという状況で走っていてそれを2本目も安定して出す。うちのように気持ちが入って走ったら0.6秒上がるという状況にない。高いレベルで安定しているのです。ここに「差」があります。これも選手自身が感じ取らないといけないことですね。このタイミングで「0.6秒上がるというのはすごいことだ」とTakasu先生に言われました。1か月かかって0.6秒縮めたのではない。たった1本で0.6秒早くなったのです。本気になれば大きな力が発揮できるだけの「潜在能力」を持っている。それを磨かないのは本当にもったいないと。

リレーを走るというのはそれぞれ責任があります。1走には1走の、2走には2走の、3走には3走の、4走には4走の「大切な役割」がある。大切な大会で勝とうと思ったらそれぞれが「責任を果たす」必要があるのです。一人くらいいいやと思っていたらそこからチームは崩れます。チーム内に13秒3の選手がいたら絶対にインターハイには行けません。最低限の力を上げていかないと「勝負の舞台に立てない」のです。Takasu先生が「もし自分のチームの約束を守れずに頑張れない選手がいてそこで記録が上がらない。そうであれば「あなたのせいで負けた」とはっきり言う」と言われていました。それは「自分に与えられた役割を果たす」ということができないからです。リレーは総合力。一人一人の力を合わせたものがリレーです。だからこそそれぞれが役割を果たしていかなければいけないのです。大切なことですね。

そういう意識の中でそれからは練習を進めていきました。ことあるごとに色々な話をしていただきました。後半は私は近くにいないように心がけました。「選手自身が把握する」ということが大事です。選手の「意識」が変わればうちのチームはどこまで伸びるか分からないくらいの力を持っていると思っています。選手に積極的に話しかけてくださり選手の表情も明るくなっていました。「指導者が練習の雰囲気を作る」という感じです。逆にMiyashoは「自分たちで雰囲気を作る」という感じ。ここが「差」です。他者に雰囲気を作ってもらってそれに乗っかって練習をする。だから「私の機嫌が悪いと練習ができない」のです。そこがすごく大切な話。自分たちで「強くなるための練習」をできるかどうか。この刺激を自分のものにしてもらいたい。そのためにここまで来たのです。

2日間で何か月分の刺激を受けたでしょうか。この子たちの人生にとって本当に大きな経験となるはずです。一生に一回の人生。多くのことを学んで自分自身を変えてもらいたいと思います。それができるだけの準備はしてきたつもりです。強くなってもらいたい。そう思います。
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合宿2日目

2014-03-17 | 陸上競技
合宿2日目、この日は一日練習。県営陸上競技場で練習をすることになりました。普段タータンの上で走る機会が少ないのでこういう機会はありがたいですね。宮崎県では1週間後に記録会を控えています。それほど高い負荷をかける練習はできないはずなのですが本校のために練習を合わせていただいたという感じがあります。

午前中のメインはバトン。以前から「4継でインターハイ」という話おTakasu先生にもしていました。ここの部分もうちのためにリレー練習をメインにしていただきました。細かい部分まで確認。これまで言い続けていることをTakasu先生に言っていただくとスーッと入っていきます。環境を変えたり指導者が変わるだけで同じことを言っていても伝わり方が違います。バトンミスは絶対に許されない。しかし、試合でミスをするのではなく練習でミスをして「何がいけなかったのか?」を考えることが必要なのです。ここはすごく大切なことですね。

以前からバトン練習や走練習の時に選手に確認作業を行っていました。出遅れていたり早出をする。こちらは客観的に見ていて分かるから聞くのですが返答が「良かったです」「ダメです」「遅れました」という「単語」で返ってきます。この状況では「何が良くて何が悪いのか」が不明瞭です。「何故良かったのか」「何故悪かったのか」を考える必要があるのです。それがなければ「次も同じことをする」のです。大切なのは「良かった」「悪かった」ではなく「どうすればもっとよくなるか」「どうすれば失敗をしなくなるか」を選手自身が考えることです。

この日はノーマークノーボイスで行いました。マークもなし、「はい」という声もなし。何歩目で手を上げるのかを決める。渡す位置が決まっていてそこで渡すためにはどうすればよいのか?もし相手が出遅れたら抜くように言われていました。「練習」です。走ってくる選手がスピードを緩めれば詰まっても渡すことはできます。しかし、それでは本人が「遅れた」という感覚が分からない。遅れたら抜かれるんだという感覚を身に付けること。抜かれないようにきちんとでること。こういう「方法」でしっかりと理解させていく。勉強になりました。

うちの選手は「良かった」「悪かった」というだけで終わっていました。選手間で確認をしっかりするようにとこれまでも何度も言っていましたがこう考えるとこの確認も「どうだった?」「ちょっと詰まりました」くらいの話だったのかもしれません。比較的細かい部分まで確認できていたと思っていたのですが客観的に見てみるとやはり「細かい調整が不足している」という感じだったのかもしれないと反省させられました。情けない話です。私の力不足によるものですね。

この時感じたのがここ最近、「練習への取り組み方」についての指導がほとんどになっていました。技術的な指導が明らかに不足しています。「練習開始時間は集合時間ではない」という話、開始時間に集まってきて準備を始めたら遅くなります。8時30分練習開始としているのに集まって準備を始めるのが8時半から。Miyashoは9時練習開始で8時30分には全員が集まって準備を始めています。ゴミ拾いも。「自分たちが言われていたこと」の意味が分かってくるのではないかと思います。「できて当たり前」のことがいつの間にかものすごく「ルーズ」になっていた。それで指導をするのですが「分かっている」「できている」と素直に話が入らずに前に進むどころか後退してしまう。本当は練習に「強くなるため」に来ているのですがその前の段階で止まる。Miyashoの子はそれが分かっているから「自分たちの練習の準備を自分たちでする」のです。目の当たりにして何を感じるのかが大事。これまでのことはどうにもなりません。今回のことで「自分たちはできていなかった」と感じてくれれば大きく変わる可能性がある。そう思いながら見ていました。

Miyashoの子と一緒にスタートしてバトンを渡すという練習もしました。前半部分は各グループが単独で行っていたのですが後半は競り合いの中でバトンパス。これにより「慌てる」という要素が加わりますからかなりミスが出始めます。この冬は単独で行うことが多かったのですがこれからは絶対に「競り合いの中で渡す」という経験が必要になると思います。この中で1走の選手が出遅れました。Miyashoの選手は普通通りに出たのですがうちの選手が出遅れた。しかし、その部分に関してきちんと出た子が「フライングをするな」と注意を受けました。多分フライングではないと思います。しかし、「競り合いの中で慌てずに出る」という練習なのですから競っていなかったら意味がないのです。その部分の注意、正直うちの選手にであると思います。「集中して練習をする」ということの大切さ。1本1本をきちんとやらなければ間違いなく「無駄に疲れるだけ」なのです。こういう部分でも反省点というか「不足するな」という部分が多々ありました。

最後に150mを1本。走力が同じ選手と2人ずつで走りました。大きなエースは11秒92の選手と走り全くついていけず。勝負にならないくらい離されました。小さなエースは12秒41がベストの子と一緒に走り前半はまずまずだったものの後半離されました。両エースをもってしても「全く歯が立たない」のです。それが今の「力の差」です。「ボコボコにされる」のを覚悟で行ったのですが「ボコボコボコ」くらいやられました。これを経験したくて来た部分も大きくあります。普段では経験できない「力負けする」という部分。自分達よりも強い選手は世の中にはたくさんいるのです。ここを感じることがすごく大切なんだと思います。「井の中の蛙大海を知らず」ですね。学内で何番、県内で何番という話をしていたら絶対に先には進みません。貴重な経験でした。

午前中は短い距離をひたすら走る。勉強になりました。午後はまた別に書きます。
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宮崎へ行く

2014-03-17 | 陸上競技
金曜日、この日は県内の公立高校の合格発表。通常高校生は休みとなります。中学生が合格発表を見に来るのでそこでビラ配りをしていた時期もあります。しかし、この日程であれば「3日間自由に動ける」ことになります。一昨年から合格発表の日に合わせて合宿に行くことにしています。今いる選手を優先するためです。

今年も昨年、一昨年に続いて宮崎に行くことにしていました。今のうちのチーム状況、どうにかして打破しなければいけません。「一生懸命やっている」と思いますが、その一生懸命が本当に全力なのか?もっとできる方法があるのではないか?ここが分かってもらえない限り「インターハイには行けない」と思っていました。そんなに簡単なことではありません。たった6つの枠を多くの学校で奪い合うのです。この競争の中に身を置くためには今の「怒られる」「やらされる」という感覚では絶対に無理。私が技術的な指導をするのではなく「物事への取り組みの姿勢」を言い続けなければいけないというのはどうなのか?その状況で「良い練習」ができるはずがありません。私に何度言われても「拒否反応」を示すので言う方も「こんな状態で指導をするのは面白くない」と思います。実際に見ていないので分かってもらえないと思いますが過去このような気持ちになったことはありませんでした。私の力では打破できない。そう感じて宮崎に行くことにしました。本当に申し訳ないことなのですが・・・。

合宿をしていただく学校は全国的に有名な学校です。本来であればうちのような「無名校」が一緒に練習をさせてもらうとうのは「場違い」なのかもしれません。それでも「選手のためには絶対に必要」だと感じました。先生には快く受け入れてだき本当に感謝です。言葉では尽くせません。Miyashoは通常通りの授業、さらにこの日は「休養日」となっていたので軽く体を動かす程度でした。その中に入れてもらい練習を進めていきました。とにかく「流れるような練習」です。毎回そうなのですが流れがあります。止まるところがない。さらに選手の「元気の良さ」「表情の明るさ」は例年以上だったかもしれません。この時点でうちの選手は圧倒されています。言われることをひたすらやる。それだけで精一杯でした。この日はこれで十分だと感じていました。

本当に強くなろうと思えば「自分から動く」ことが必要。分からない動きを分からないままで終わらせるのではなく自分から積極的に先週に参加して、顧問の先生や分かっている人に聞いて「正しい理解」をしなければいけません。しかし、うちの選手は普段から「言われたことをやる」だけで終わっていました。教えてもらっても「とりあえずやる」というだけ。この練習で本当に効果が出るのか?それを実際に「積極的に練習に取り組む選手」の姿を見ることで自分たちに足りないモノを見つけてもらいたい。そう思っていました。

前半否定的なことを書いていますが、うちの選手、能力的にはかなり高いモノを持っています。しかし、今の状況ではこれを磨くことができない。「とりあえずやる」という練習を続けていたら大きな差が出てしまうのです。こちらは「もったいない」と思っていても選手たちが「自分たちはやっている」と思っていたらここに「差」が出てきます。このギャップを埋めることができるかどうかがこの合宿の大きなテーマです。

前半1時間は軒下で行いました。身体ほぐしのような感じですね。その後1時間はグランドでシャフトを使った補強。これも補強というよりは重りを使いながら柔軟性を高めるという感じを受けました。シャフト補強に近い感じはありましたが「鍛える」というよりは股関節や肩甲骨周辺を「動かす」という練習です。この練習の中で全体の説明をするのが「1年生」でした。見たこともない学校の選手の前でいきなり動きの説明をする。流れが正確に理解できていないので間違った指示を出すことも多々ありました。が、これも経験なのだと思います。違ったら上級生が「~と言いましたが、××の形でやってください」と言い直す。Takasu先生も気づいておられましたが、自分で直接言い直すのではなく上級生が指示を出す。「良い練習をする」というのはこういう部分も大きく影響すると思います。「自分たちで練習を作る」のです。

その後、全体で集まってじゃんけん大会をしました(笑)。これもMiyashoの選手は元気よく参加。うちの選手は三歩下がったところからなんとなく参加。ここに「積極性」の差が出ます。じゃんけんで帽子をもらえる。自分は帽子が欲しくないから別にいいやという気持ちもあったのかもしれません。集団で何かをするときにそのような「否定的な行動」をするメンバーが中にいたらどうでしょうか?盛り上がりに水を差すことになります。欲しい、欲しくないは別にして「流れ」に乗る必要があるのです。

見ているとじゃんけんで勝ったにもかかわらず負けたふりをして後ろに下がるという光景もありました。これが今のうちの状況を表している。物事に積極的に取り組むというのができていないのです。冷めているというか恥ずかしがるというか・・・。ここで選手に指導をするのは違うなと思ったので我慢。Miyashoの選手はじゃんけんで勝ったら大喜び、負けたら本気で悔しがる。こういう姿を見て「何を盛り上がっているの?」と冷めた目でみていたらダメだと思います。

競技云々ではなく「物事への取り組む姿勢」だと感じています。周りから見ると「別に競技には関係ない」と思われるかもしれません。本当にそうでしょうか?こういう部分が全てつながっていると思います。同じ高校生です。他校の選手にできてうちの選手にできないことはない。「できるのとできないのどちらがいいのか?」は選手自身が分かるはずです。そこが本当は大切なこと。うちの選手もできるのです。それを渡しから言われ続けていても「分かっている」「できている」と思うだけ。本当はできていないことを直視していないだけなのです。大きな刺激を受けることができました。

これが一日目。が、これ以上に大きな刺激を受けることができました。選手の表情が変わる。これを経験できています。これはまた別に書きます。
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強風

2014-03-17 | 陸上競技
木曜日、この日は軽めに予定していました。翌日からの合宿のためです。本当であればこの時期しっかりと練習を積んでおかなければ家けないと思います。しかし、「練習をする」ことよりももっともと大切なことがあると考えています。そのために県外に行く。「百聞は一見にしかず」です。これまで私が言い続けていたことがどのような意味を持つのかを自分自身が突きつけられて認識する必要があるのです。そこができない限りは本当に「勝負する」レベルには届きません。

軽く身体を動かす程度にするつもりでしたからドリルをやって短い距離を走って終わり。2時間程度の練習です。屋外でやろうと思っていたのですがあまりにも風が強くてできません。グランドに立っているネットがあまりの風の強さにバタバタ倒れていました。台風並みです。この状態で練習するのは難しいと判断して軒下で練習を。見ていて「何とかしよう」という感じがあまり感じられませんでした。それを指摘しても「また怒られる」という水準で終わってしまうだろうと思ったのでこの日も我慢。効率の悪さも多々ありましたが「何をやっても怒られる」という感覚になりつつあるのでひたすら「我慢」することにしました。

最後に短い距離を数本走って終わり。本当に軽くでした。記憶があやふやになっているのでこれくらいで。とにかく「記録しておくこと」だけの内容ですね。面白くない。まーお許しください。

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