kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

短い距離で2

2014-03-25 | 陸上競技
続き。

とにかくスピード刺激を入れたいと考えていたので走りました。並走、30&60を2本ずつ。走り込みをするときにはここは少なめにするのですがこの日は通常通り。短い距離を走るのがメインと考えていましたからそこを優先。ここはいつも通りですね。

そこからマーク走へ。走れるようになってくるとこれまでやっていたマークの距離では狭くなります。人によっては「決められた距離を速く動く」というのをメインとします。それも必要な要素だと思うのですがなかなかできません。以前これで失敗したことがあるので怖くて・・・。速く動くことも必要。スピードは「ピッチ×ストライド」で決まってきますからピッチを上げていくのは重要な要素だと思います。が、重心移動を伴わないピッチでは意味がない。ストライドを伸ばすだけでは動きが大きくなるだけで走れないのです。だからといってピッチだけというのもダメ。すごく難しい部分ですね。それを踏まえてのマーク走。1本走って少し狭いなと感じた部分があるので若干伸ばしました。走れてくると自然にストライドが伸びてくる。あまり伸びすぎると「間延びする」ことになるのでこれは調整していかなければいけないなと思いまうsす。

1セット行ってトゥトレ。これはオーバースピードトレーニングです。普段出せないスピードを出すことで神経系に大きな刺激を与える。そのための練習。脚を速く動かすだけではなく無理やりにでも重心移動を生み出したいと思っています。刺激としてはかなり大きくなるので本数を多くすることはできません。新入生が数人練習に来ているので「引っ張り役」だけ参加させました。さすがにいきなりオーバースピードを入れるのは厳しいですからね。というか、やる意味はないので(笑)。どんな練習をするのかという部分だけ確認すればそれで十分。まずまずの感覚でした。

終了後、もう一度マーク走。スピード刺激を入れた後にもう一度です。負荷的にはかなりきついかなという感じはありますが前日休んでいるので問題ないだろうということで。ここでは少しピッチが上がりきらない感じを受けました。これは「疲れ」なのかもしれません。しかし、かなり進んでいる感じはあったので重心移動が生まれているのであれば問題はないと感じています。重心移動に合わせてきちんとピッチを上げれるようになればそれで十分。良い感じで走れていたと思います。

最後にスタート。もっと早くスタート練習をする方が良いのかもしれませんがなんとなく流れ的に。このスタートもよく動いていました。十分ですね。何人かは久々に良い動きをしていました。これくらのスタートが切れれば十分記録は狙えます。もちろん、まだまだ完全試合モードとはいきませんがかなり良くなってきていると思っています。本数的にはそれほど多くありませんが感覚的に良かったのいいかなと。

最後に補強を少し。新入生はやはりできません。毎年のことですが1年間たつとある程度できるようになります。「練習は偉大」です。毎年最初に練習をした時にはほとんどの選手はできません。それができるようになるというのは普段から継続的に練習をしているからですね。成長を感じます。今の状態を動画に収めておくと1年後の成長を目で見て理解できるかもしれないなと感じました。体幹の強さは明らかに変わりますからね。

この日も明るい雰囲気で練習ができました。かなり良くなってきています。もっと声が出せる。これは常々思っています。良い練習をすると表情も明るくなります。「楽しい練習」というのはこの手の練習だと思います。適当に楽しい練習をするのではなくしっかりと前向きに取り組んでその中で明るいというのが重要だと思います。こういう練習が最後までできれば確実に強くなると思いますね。火曜日からは中国合宿が開催されますが今年は参加せず。じっくりチームを作りたいと考えています。木曜日からは一日練習をしようと考えています。「強化練習」です。4月下旬からの連続の大会の中で貯金を使い果たさないようにここでためておきたいと思います。以前と比べ完全に「短短」のチームとなっています。時には追い込むことも必要かなと感じています。今週はしっかりとやっておきたいですね。

書きたいことがあった気がするのですが忘れてしましました(笑)。まーいいか。
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短い距離で

2014-03-25 | 陸上競技
月曜日、この日は本当に暖かかったですね。20℃とまではいかないかもしれませんが寒がりの私でもロングTシャツを脱いで半袖にピステを着て過ごせるくらいの気温でした。こうなってくると本当にシーズンが近づいてきているのを感じます。選手も暖かさに合わせて走りやすい服装で練習をするようにしなければいけません。新入生が少しずつ練習に参加するようになっていますが最初は「ジャージ上下」で練習をします。「これまでそうだったから」という理由かもしれません。うちでは基本的にスパイクを履くときからはロングタイツで行うようにしています。ジャージやウインドブレーカーで練習をするチームもあると思いますが・・・。Tシャツで走り始める日も近いのかなという暖かさでした。

練習はスピード練習。前日を休養日としていますから身体や筋肉自体はフレッシュな状態になっているはずです。一番身体が動くであろう日ですから短い距離でのスピード練習をメインに置くことを考えていました。少し練習時間が長くなる可能性はあると思いますがそれでもしっかりとスピードを出しておきたい。技術系の練習という感じでしょうか。

いつも通りの流れで練習を。足運びの感覚を徹底したいと思っているのでかなり時間をかけてやっています。アップからスパイクを履いて走るまでに1時間程度かかかっています。これを「長い」と感じる人は多いでしょうね。通常練習時間が2時間というチームではこれだけで半分以上が終わっているのですから。ダラダラ休みを入れながら1時間ではなく休まずにやり続けて1時間ですからかなりのことをやっている気がしています。他県に行って痛感するのですが練習の内容に「流れ」があります。ほとんど休まずに練習をしていくチームが多いですね。私風情が偉そうなことを言うレベルではないと思いますが「視野を広く持つ」ということでやるべきことが見えてくると思っています。

フレキのメニューの時に何度言っても「速くやって誤魔化す」という感じがありました。選手たちはここ最近技術ノートを持っているのですが最初の頃に比べると記入しなくなっています。「同じことを言う」からかもしれませんが、ここはすごく大事なことだと思っています。何度でもポイントになることを書く。それで意識する部分を明確にしていくのです。そこができなければ「やるだけ」の練習になってしまいます。新入生も「技術ノート」を持参していました。が、書き方も分からないでしょう。ここは上級生が教えていく必要があります。

全体を集めて話をしました。今やろうとしている練習で「速く」だけやってしまうと足先だけの動きとなり、狙いとする部分とは異なる練習となります。これでは困る。特に新入生は「速くやらないといけない」という感覚になってしまい本来の動きとは異なる動きをしてしまいます。順序としては「正確にやる」ことが優先です。それができるようになってから「速く」でなければいけません。上級生と一緒にできることは限られています。一緒の動きができるはずがない。別メニューで行うことも多々ありますができるところは一緒に。お手本となる動きを実際に見ることでイメージもできると思います。

合わせて別の話もしました。うちのBOSSが他校の選手を指導する際の話。実際にそれぞれの選手に個別に指導する時間、アドバイスする時間というのは限られている。本当に強くなる選手というのは他の人に指導している内容を「自分のこと」として聞いている。その話を自分の動きなどに当てはめて修正をしていくから気が付いたら技術的な向上が見られる。それを言われなくてもできる選手はやはり「強い」と。昨年うちから円盤投げでインターハイに行った選手は特にそういう部分があったようです。だから一気に伸びる。これを自分たちのことに置き換えて考えられるかどうかですね。一日の練習の中で声掛けができる時間というのは限られています。特定の選手に偏ることもあるでしょう。それを「自分は何も言ってもらえない」と感じるのではなく「自分に当てはめて考える」ことができれば全てのアドバイスが「自分のこと」として入ってくる。大きなことではないでしょうか?

こういう意味では「取り組む姿勢」が全てに影響してくるというのが明白です。練習中の雰囲気も「自分たちが強くなるためにはどうすればよいか」を意識して取り組めば変わってきます。ここ最近しつこく書いていますが「百聞は一見に如かず」です。話を聞くだけではなく実際に「高い意識で取り組んでいる選手たち」を目の当たりにすることで自分たちに足りないモノを感じることができると思います。こういう部分の変化を生み出せるように私たちも努力していかなければいけないと思いますね。

長くなったのメニュー的なものはまた別に書きます。すみません。
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