kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

地震発生

2014-03-14 | 陸上競技
日時がかなり飛びますが、14日深夜2時過ぎに大きな地震がありました。これまで経験したことがない揺れ。子供3人と一緒に寝ている私としてはとにかく子供の安全を確保しなければいけないという気持ちが強くありました。「揺れている」という事よりも子供の事しか考えられませんでした。

この数日間、東北大震災のことを少し書いていました。うちの奥さんと数年前に起きた近隣の工場の爆発についても話をしていました。恐ろしいねという話で終わっていたのですが「常に意識しておく」ということが必要になるとあらためて感じました。今までの人生の中でこれ程の経験をしたことはありません。中学3年生の時に大型台風が直撃して住んでいる町が何日か停電となりました。しかし、その時はこんなに真剣に物事を考えていませんでした。今回の大きな揺れは本当に怖かった。

怖かったというのは何故か?その時感じたことは「子供は大丈夫か?」ということでした。同じく奥さんもすぐに子供の様子を見に来ました。自分のこと云々ではなく子供のことを最優先で考えている自分がいました。家族の無事が確認できたらあとは周りの人達の安全がすごく心配になりました。近くの国道を救急車や消防車のサイレンの音が聞こえます。とにかく不安でした。Facebookに書き込みをしましたが、とにかくみんなが無事でいて欲しいと願いました。

上述の近くの工場での爆発の時、たまたま私は病院内にいました。息子が鎖骨骨折をしてたのでそのレントゲンを撮ってもらうためです。あの時、休日だったドクターが何人も野球のユニフォームで集まって来たのを覚えています。どうなるか分からないので緊急に召集がかかったのだと思います。今回はどうなるのだろうという不安が大きくありました。

Facebook上では近くの工場周辺が赤くなっているという書き込み。実際に画像を見てみると確かに今まで見たことのない明るさになっています。結局は工場内のシステムが止まってしまったのでガスの圧力を逃がすために外に出して燃やしているという状態だったようですがそれを我々が把握するのは不可能。大きな不安がありました。この状態で子供達を守れるのか?私の知っている人達は本当に無事なのか?眠れませんでした。

震災の事を考えていたから特に怖かったですね。こういう時に人は無力だとあらためて感じました。自然の大きな力の前には無力です。こういう現実に直面することで無力な自分の存在を痛感します。情けない話ですが私の力では世界の平和も日本の平和も守れません。目の前の子供達を守ることさえできるのかどうか?このレベルです。自分の事を考える余裕はありませんでした。

うちの両親も無事でした。結局、自分の周りの人の心配しか出来ないのです。全ての人が無事なのか?なんてことは緊急時に考えることはできない。自分さえよければいいという気持ちはありませんが、人は追い詰められた時に全てのことまで考えることはできない。その現在を知りました。

自分だけは特別だからいつも安全だ。こんなことはないのです。寝ていたら目が覚めないで人生が終わってしまうこともあるのです。それって本当に納得できる「死」なのか?わかりません。だからこそ真剣に考えている自分の存在価値、後悔しない生き方を意識しておかなければいけないのです。哲学的かもしれませんが大切なことだと思います。

みなさん、怪我は無かったですか?震災や事故は他人事ではありません。みんなが何事もなく生きていける世の中になればいいのですがそんなことは絶対にありません。私は自分の周りのことしか考えることのできない小さな存在です。それを受け入れていかなければいけないと思っています。

かなり切ない気持ちになっています。
コメント
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