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kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

強化練習3日目

2014-03-29 | 陸上競技
土曜日、この日が強化練習の3日目。日程的に3月の最後の追い込み練習となると思います。これが終われば3月はあと2日だけ。本当に早いものです。あっという間に時間が過ぎて行ってしまします。気がつけばすぐに4月、なんだかんだあってすぐに記録会、支部大会、織田記念、県選手権と続きます。大きなエースは4週連続試合になります。とにかくため込む時期というのが不足すると本当に大切な試合で力が発揮できません。この3日間の追い込みはこれから先大きな意味を持つようになると思いますね。

この冬期練習、量的にはそれなりにやってきたと思います。しかし、2月末くらいからは選手も私もモチベーションが上がらず「追い込む」という練習ができていない気がしています。「スピード重視」と位置付けていましたがやはりそれなりに「追い込む」ことが必要になるのではないかと思っています。雰囲気が重ければなかなか「さあ走ろう」という気持ちにはなりません。一週間に数回の走り込みでもなかなかモチベーションが上がらなければ負荷をかけるのは難しくなります。今回は3日連続での強化練習。他校の力を借りることなく自分たちでしっかりと取り組むと決めてやっている練習です。正直、チームとしてここまで「変化」が見られるとは予想できませんでした。私が思っていた以上に「劇的な変化」がチーム内にあると思います。単独で3日間の強化練習ができるというのは昨年ではなかなか考えられませんでしたから。

とはいえ、さすがに3日目。しんどいと思います。スピード負荷をかけて更に走練習も行っています。疲労度はピークに近いと思います。それでも前日に話をしたように「この日の練習が乗り越えられなければ県総体は戦えない」と思います。同じように中国大会も3日間あります。大きな大会でしっかりと力を出そうと思えば最低2日は連続で走れなければいけません。実際のレースは3日間続きます。初日は4継2本とはいえ2日目は4継決勝と100m3本、更に3日目は疲労が蓄積した中で200mを3本。マイルに未練は一切ありませんから最終日にリレーを走ることはありませんが、本来であればマイル2本も加わるのです。先日宮崎でTakasu先生が「負けて行くチーム」の話をされました。「気持ちが弱いから勝ちあがれないのではない」と。同じようなスピードがある選手であれば「気持ちの強さ」云々で勝負は決まらない。負けて行くのは「体力がない選手」だと言われていました。同じスピードを3本保てないから負けていくのです。本当に実力が互角で決勝になって0.01秒差で勝負を決する時に初めて「気持ちの強さ」が問われる。そこまでに達していない選手はまずは練習をするべき。大切なことだと思います。

午前中は疲労の中で走ることにしていました。最初の段階で動きを簡単にやって走練習をメイン。フレキ、マーク走、並走、30&60といつも通りに進めていきました。メインは後半の走練習においていてました。そのためここの短い距離は本数を抑え目に。天候が悪くなるという予報だったので早く練習を進めていかなければ予定が消化できなくなります。結構急ぎました。それでもバトンパスはやっておきたかったので1本ずつ実施。2-3走が少し流れました。本人たちに聞くと「少し早く出てしまった」という感覚があったようです。バトンは渡りましたが半分手前で緩めてもらう感じでした。これはいただけません。「早く出た」という感覚があるのであればそこで少し待つべきです。一旦上げてから緩めてまた加速するというのは無駄となります。「少し早い」と感じたのであれば加速するのを少し待ってきちんとスピードを上げてからもらう必要があると思います。ここは反省ですね。直線でやっているので次回はきちんとカーブを使って行いたいと思います。

その後は走練習メイン。120mを中心にセット走の形で走りました。120m+60mを3本。量的にはそれほどではないかもしれませんが、しっかりとスピードを上げてからプラスで走りますから負荷的にはかなり高いと思います。1か月前のチームの雰囲気であれば悲壮感が漂い何となく「走りたくないな」という感じがあったと思います。負荷的にきついのは明白ですし、強化練習の最終日ですから疲れもあります。それでもなんとなく前向きに練習に取り組めるようになっていました。200mを走る選手はこの60mがきちんと走れなければいけません。100m選手であれば120mをきちんと走れなければいけない。どちらの選手のためにも必要な要素だと思います。「短長大好き」だった私が完全に短短に移行していますね(笑)。

印象的だったのが女子グループ。120mでは小さなエースと高跳選手(一回も練習していないので100m選手としての認識しかないのですが(笑))が、競り合っていました。さらに+60mでは小さなエースと200m選手が競り合う。いや、これはすごい光景だと思います。基本的に小さなエースは練習では普通です。それでもひたすら競っています。手を抜ける状態ではないのです。新2年生、100m系と200m系の2人がいます。それぞれが練習で特色を出すと小さなエースにとっては「負けられない」のです。昨年の状況なら「練習は負けても仕方ない」という感じでいましたがここ最近は「負けたくない」という感じが強くあります。大きな成長です。100m系の2年生は+60mが弱いが120mはかなり強い。200m系の選手は120mでは少し(1m?)遅れますが、+60mでは真横を走る。この状態で「負けてもいいや」と思うようなことはないでしょう。お互いにすごい刺激をもらいながら練習をしていると思いますね。

大きなエースもまずまず。前日は色々考え過ぎて上手く走れませんでしたがこの日は後半までスピードが持続できていました。男子と一緒に走るのでしんどい部分はあると思いますがそれでもなんとか最後までスピードが落ち込むことなく走れていたと思います。この状況が継続できれば今後本当に面白いと思いますね。強くなりたいという気持ちはチーム内では一番です。その気持ちをどうやって「力」に変えるか?ここはすごく大切なことだと思います。11秒台を出してインターハイへという大きな目標があるのであればもうワンランク上の走りが必要になると思います。女子と一緒に走らせていないのでどれくらい強いのかは不明(笑)。普通に強いとは思います。

この辺りから雨が降ってきました。それでも「やる」と決めた練習ですから最後までやります。2セット目は120m+60mを2本、更に90mで。120mをハイスピードで5本走るという練習はここ最近なかったような??いや、やってますね(笑)。が、スピード持続というか筋持久というかその手の練習を組み合わせてはそれほどやっていないはずです。負荷的にはきつかったと思います。それでも「仕方なく走っています」という雰囲気ではなく「強くなってやろう」という感じが出ていました。いや、本当に変わりました。見ていて「強くなるだろうな」という練習です。こういう感覚は何年ぶりでしょうか?

雨は本降りなっていましたが最後に90m×60mで終わり。走ればよいという感じではなく「最後までしっかりと」という走りができました。良い練習ができたと思います。これだけ気持ちが継続できたのは今のメンバーでは初めてかもしれないと思います。これが続けば面白いと思い続けて1週間以上が経過しました。油断はできませんが「本物」になりつつあるかなと感じています。「声だし」も少しずつですがきちんとできるようになっています。ここも大きな差だと思います。

3時間半の練習でしたが良く頑張れたと思います。残すところは午後のトレーニングのみ。最後までしっかりと取り組まないといけません。良い練習でした。
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強化練習2日目2

2014-03-29 | 陸上競技
金曜日の午後。14時開始としていました。この時間帯、すでに汗が出るくらい暑い。本当何月なのか分からない天候です。これで夏になるとどうなるのか??本当に恐ろしいですね。

アップは前日と同様。ダイナマックスを使ってその場での補強。暑いのもあるのでそれほどアップをしなくても動くとは思います。午前中に身体を動かしていますし。せっかくなので久しぶりにラダーも。神経系に刺激を与えるためです。普段はなかなかできないのですが、こうやって時間があるときに導入するとずいぶん違ってくると思います。あまりにも久しぶりすぎて種目を忘れつつありました。これもノートなどに記録しておかないとだめですね。種目確認に時間がかかるとそれだけで効率が悪くなりますから。

そこからスパイクを履いてスキップリレーとシザースリレー。フレキを使った後にやっている動きですが、午前中にフレキはやっているので午後は「移動感覚のみ」でいいかなと。リレー形式でやると通常よりも「前に進む意識」が強くなります。技術的な部分が多少崩れる(意識できない)所はあると思いますが、全ての面で克服できるような練習はなかなかできません。これはこれで必要な要素なのかなと思いますね。そのまま流れで並走、30&60を2本ずつ。最後の確認のためにバトンも2本。早速iPadを使ってみましたが「スロー再生」するアプリを入れていないのでなかなか見づらい(笑)。それでも「出」がきちんとできているかどうかも実際に見ることができるので大きいですね。毎回毎回撮影するのは難しいかもしれませんが時々こうやっていれていくだけでずいぶん違ってくると思います。

その後、スタートへ。午前中に確認だけしていましたから午後からは実際にスタート。小さなエースが「今日はめちゃくちゃ動く日ではない」と言っていました。本人の感覚的に何週間かに一度(数か月に一度?)尋常ではない速さを見せる時があります。この時は間違いなく12秒35のベスト記録を出した時よりも動いている。見ていて怖くなるくらいです。その日と比べると「動いていない」と感じるようです。だからといって「本当に動いていない」のとは違うのですが。その小さなエースと一緒に新2年生が走ります。ほとんど差がありません。これはどういうことなのか??という話ですね。確実にこの冬期で走れるようになっています。上級生が「絶対に負けない」と安心しておける水準ではなくなってきているのかなと。実際に試合になるとまた違ってくると思いますが練習の中で競り合いができるというのは大きいですね。大きなエースは「考えすぎ」かなという感じがあります。悪くはありません。それでも「上手くいかない」と考える部分が多いので動きが安定しません。スピードレベルは上がっていると思います。これをどうやって実際の走りにつなげていくか。課題となりますね。

少し休息してタイヤ。最初に短い距離で行ってから距離を伸ばしました。タイヤ引きはどちらかというと「苦手な練習」と感じる者が多くいます。負荷的にきついですからね。それでもしっかりと走る必要があります。うちのグランドは最長で120m程度しか取れません。この距離で200mに対応しようと思ったらそれなりの工夫が必要です。120mのタイヤ引きをした後に60mを走るという形にしました。100mで勝負したいという気持ちは強くありますが、200mで負けてもいいとは思いません。大きな目標は「表彰台独占」です。それくらいの気持ちでやりたい。100mだけでなく200mでもそれが達成できればと思います。そのためには「苦手な練習」であってもしっかりとやらなけれあいけないと思います。

後半、かなり疲れていました。それにより動きが緩慢になる。ここをどう克服できるかが200mに対応できるかどうかを決めるはずです。小さなエースはタイヤ引きが苦手。苦手意識は他の選手よりも大きい。体重が軽いですから同じ負荷をかけると他の者よりも大きな負担となります。最後動かすだけになってしまいますが、その後の60mが抜群に走れます。これで十分なのかなと。新2年生はタイヤ引きでは勝てますが60mではボコボコ。「強さ」が違うなと感じますね。大きなエースは2セット目で最後動きませんでした。これを克服しないと200mで勝負はできないですね。男子と一緒に走っているので大きな刺激にはなるはずです。男子も走れるようになってきているので「勝てない」という感覚になるかもしれません。それでも「勝とうとする意識」は持たないといけないと思っています。

最後に60mをタイヤなしで走って終了。17時半くらいだったと思います。かなりの負荷ですね。

最後に選手には翌日の練習の話をしました。県総体は2日だけではありません。3日連続で行われる。2日間、一日中アップやレースで動き続けます。そういう部分では「タフさ」が必要になる。レースは数十秒かもしれませんがそれに合わせてアップをします2日目は4継決勝、100m3本です。走る時間は短いですがそのために動く時間というのはかなりのものです。そういう意味でこの強化練習の3日間は「県総体」をイメージして行うことができます。最終日は3日目と同じ。ここでどうすればいい走りができるかを各自が考えておく必要あります。終わったら終わりではない。次に何をするか、家に帰って何をするかです。ここが意識できるようになると本当に強くなると思います、

この日もしんどいながら良い練習ができたと思います。残すところあと一日。しっかりと練習していきたいと思いますね。
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強化練習2日目

2014-03-29 | 陸上競技
金曜日、予定通り強化練習の2日目。連続で一日練習をするというのは結構しんどいと思います。それは分かっていますがそれでもやらなければいけない時期があると考えています。通常の選抜合宿よりも練習時間は長いですし、負荷も高くなります。他校の選手を預かると無理はさせられないというのがあります。特にこの時期は故障が怖いので「普段とは異なる練習」をさせるのは避ける傾向があります。自分のところの選手だけであれば「いつも通り」ですから特に問題なし(笑)。大きな部分ですね。

早朝に業者の方が来られました。ジャージとウインドブレーカーの「生地が変わる」のでそれを確認してほしいということでした。昨年からメーカーを変えました。理由は「あまりにも対応が悪い」ため。これまでの購入していた価格を突然「1割アップ」になるということでしたが、連絡もなく小売店の方から聞きました。いや、さすがにそれはないだろうという話です。これまで他校よりも「格安」で購入していました。これはユニフォームをランニングシャツからエースとセパレートに変える時にあまりにも高いので交渉したからです。「格安」といってもめちゃくちゃ安いわけではないですが、通常価格と比べると安い。そこを重視してそこのメーカーにしていたのですが。が、突然の値段アップ。それも事前に連絡なし。どうなんでしょうか。

もう一方のメーカーの方は足しげく通ってくれました。「変更の予定はないんですよね」と何度も話をしていたのですがそれでも「顔つなぎ」という形で来てくれていました。人間ですからこういう一生懸命な姿には打たれます。もう一方のメーカと比べると印象がかなり違いました。その状況で突然の値段アップ。1年半くらいはメーカの方とは会うこともありませんでした。いや、正確に言うと一度だけ来た気がします。知り合いのメーカーさんを連れて「○○です。これからもよろしくお願いします。」とだけ言って帰っていきました。いや、まずは私とあなたはそれほど面識がないですよね??という感じでした。他人を紹介するという前に自分自身がほとんど私と話したことがないのに・・・と。これで「他者を紹介」とか「値段を突然上げる」という状況で「これからもよろしく」という話にはならないと思います。即座に辞めました。

で、話は戻るのですが今回のようにメーカーが「生地を変えた」という報告と実際に現物をも見てもらいたいという連絡をもらう。心象が全く違います。実際はメーカーを変えると決めたときの担当の方は偉くなって(?)もうこちらにはいませんが、全国大会や何かあった時にはs九座に対応してくれます。今回も「支部大会までに間に合わせたい」という連絡をするとすぐに動いてくれました。こういう所から「信頼関係」が生まれるのだと思います。メーカーによってというより「担当者」によってずいぶん対応が違う気がします。うちの生徒にも「どうすれば相手に良い印象を与えるか」という話はしていかなければいけないなと思いますね。


前置きが長くなりました(笑)。練習は通常通り。午前中は短い距離を走って終わりたいと考えていました。その前に試合等のアップの時によく行っている「コンディショニング」の内容の確認を行いました。アップは何のためにするのか?そこが理解できずにやっていたらレースで体は動きません。肩甲骨周辺や股関節をしっかりと動かしていく必要があります。身体を温めればそれで走れるわけではありません。根本的な話をする機会が少なくなっていますからここは確認をしておく必要があると思いますね。私は会議が連続で行われる状態だったのでコンディショニングは選手で確認しながら行わせるようにしました。この日も卒業した前キャプテンが来てくれました。ここはお任せ。こういう部分では信頼していますから任せて大丈夫だと思います。ここ最近の雰囲気であれば選手だけでも十分できるはずですが、客観的に見てくれる人がいるかどうかというのは大きいと思います。

その後、ドリルをやってからフレキ、マーク走、並走、バトンという流れ。本数を少なめに設定しました。朝からガンガンやると持ちませんからね。最後にスタートの確認。ピストルを撃って出る前に構えや足運び、リズムなどの確認をしておく必要があると考えました。午後からスタート練習をする予定としていたのでそのための準備。新入生に上級生がひたすら説明しています。こういう部分で自分自身のやるべきことの確認になるはずです。大きなことですね。ひたすら走るという感じではなく「確認」という感じで終了。これで十分かなと。

私は終了より少し前に買い物に。練習で使うために「iPad」を購入しに行きました。数年前から欲しいと思っていたのですがなかなか難しい部分がありました。視覚的に見て自分の動きが判断できるというのは大きなことです。それも小さなビデオではなく大きな画面で見る方が間違いなく効果が高い。欲しいと思ったのはものすごく早かったのですがそれを実現するに至りませんでした。完全に「練習のためだけ」の購入ですからね。それでもこれで選手が強くなるなら問題ないかなと思えるようになっていました。ものすごく前向きになっています(笑)。少しずつ練習に導入して行って選手たちが自分で確認できるようにしていきたいと思います。

とにかく暑い。春はどこへ??
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