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kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

強化練習一日目3

2014-03-28 | 陸上競技
練習自体のことはかなり書いたのでこれ以上は書く必要はないかなと思います。少し補足で忘れないように書いておきます。

午前中の練習が終わってから少しだけ指示を出しました。合宿と同じなので空き時間の使い方をしっかり考えるようにと。特に新一年生はまだ上級生とコミュニケーションが十分とれていません。普通考えたら当然です。それでもなんとかして話をする時間を作れたらと考えました。昼食の時間をいつもより長めに取りました。少しでも新一年生と上級生が関わる時間が取れたらと。

更に午後練習が終わってからも話をしました。こちらは練習に対する心構え。一日目の練習が終わる。トータルで7時間程度やっています。かなりの疲労と充実感だと思います。よく練習をしたという満足感もあるはずです。そこで終わってしまったら次の日の練習が全く出来なくなります。練習が終わった瞬間から次の日の練習のことを考えなければいけない。終わったから帰って寝ようではなく、すぐにケアに目を向けなければいけないのです。家に帰ってマッサージしようではなく、すぐにクリームを使ってケアをするように指示をしました。これも心構えの部分としては大切だと思います。

また、グランド整備に関しても指示を出しました。ここ最近、グランド状態があまり良くない。ゆるくなっていて走ったら土が削れるような状態です。このような状態で練習を続けると動きも崩れますし、怪我をしてしまうかもしれない。翌日からの練習に備えてローラーで圧をかけて走りやすい環境を整える必要があるのです。これも全員で取り組ませました。自分たちのグランドを自分達できちんと整備する。こういう取り組みの時間も選手同士は時間を共有します。学年を越えてコミュニケーションが取れるようになるのではないかと。

雰囲気がかなり良くなっています。この日、午後から卒業生が来てくれたのですがかなり驚いていました。走れるようになっていることもですが、雰囲気が明るく前向きに練習に取り組んでいる。これまでなかなかそういうチーム状況になりませんでしたからこのギャップはすごいものがあります(笑)。これを客観的にみてもらうことで分かってもらうことも大切ですね。

かなり良い練習を積めたと思います。長い一日でした(笑)
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強化練習1日目2

2014-03-28 | 陸上競技
木曜日の練習、午後からは卒業生が来てくれました。サポートしてもらえるというのは本当にありがたいことです。4月からは新しい環境で働くことになります。少し時間があるということなのでお願いして来てもらうことにしました。2時から開始としましたがとにかく暑い。長袖シャツを着ていると汗をかいてしまうレベルの気温です。寒いと走りにくいですがこれだけ暑いとそれだけで疲れてしまいますね。気温的には春を通り越して初夏という感じでしたね。

練習は午前中にかなり動いているのでアップはそれなりでいいだろうと判断。ダイナマックスを使ってその場であっぷをしました。単純にジョグして流しというのではなく全身に大きな刺激を与えながら走れる状態を作るという感じでしょうか。加えてBOXを使って速い動きをしておきました。フレッシュな状態で走練習をする方が良いのかもしれませんが長い目で見た時にはやはり鍛えるという部分は必要不可欠ですね。

すぐにスパイクを履いてフレキへ。短い距離を走るためにしっかりと速い動きはしておきたいなと考えていました。後のことを考えて一応本数は抑え目に。ひたすら同じ動きをしていますから随分動き的には良くなって来た感じがあります。普段ならそのまま並走に行くところですが朝使用したマークを置きっ放しにしておいたので先にマーク走を3本行いました。動きを作っておきたいという気持ちがありましたから疲労度云々を度外視して走らせました。

そのまま並走を数本行ってから30&60を。これは新一年生も参加させました。とはいえ、いきなり上級生と勝負するという話にはなりません。練習パートナーという感じでしょうか。60を走らせるのではなくまだ短い距離を走るという感じでしょうか。それもスタートを少し前にして上級生が後ろから追うというメニューにしました。上級生は目の前に新一年生がいますから「抜くのが当たり前」という感じになります。自然にスピード練習となります。これはいい刺激ですね。上級生が下級生に負けるというのは嫌でしょうから。新一年生もそれなりに走ります。が、女子の今の水準では県総体に出場することはほぼ不可能。参加する種目がありません。100や200に出ようと思えば上級生に勝たなければいけないのです。逆に新一年生に上級生が負けるようではリレーで勝負することにはなりません。「他校だったら出れるのに」と考えるかどうか分かりませんが、本当に戦えことを考えたら「出るだけ」で終わらずに勝負できるレベルまで記録を上げていかなければいけません。焦る必要はないかなと思っています。去年は1年生に頼らなければいけない感じがありましたが今年は今のところありません。今のチームが一年生に頼るようであれば目標には絶対に届きませんからね。

この日のメインはバトン。合宿に行かずに学校でやろうと決めた理由の一つにバトンパスがあります。チームがバラバラになっていたらリレー練習ができません。チームによってはシーズンに入ってからバトンをやれば良いと考えているかもしれませんが、今のうちのチームは「リレー中心」です。冬の間から続けてやって来ました。できるだけ継続しておきたいのでバラバラになるのは絶対に避けたい。そのためこの日の午後はひたすらバトンをやることにしていました。

最初に4本。かなり話をして来たつもりですがこちらが指示をしたことがうまく伝わっていない感じがありました。バトンはきちんと渡るようになっていますが「渡れば良い」というだけではダメ。何のためにやっているのかをきちんと考えなければいけません。4本が終わった時点で全体を集めて話をすることにしました。何のためにこの日の練習をやっているのかを全体が理解しなければいけません。そこが理解出来なければチームとして成長はありません。

今のチームの中心は間違いなくリレーです。これまでもリレー中心にやって来ました。が、今年のチームは競技力でいえば過去最高だと思います。各自がきちんと力を出し切れればリレーでインターハイの準決勝を狙えると本気で思っています。チームとしてのリレーに関する気持ちは前の記事にかなり書いたので割愛します。チームとして強くなるためにはやはり「個」が強くなければいけない。「個」が強くなるためには「チーム」として皆で同じ方向を向いて進んでいかなければいけない。大切なことです。

練習中、バトンを行う時にはわざと「焦る環境」を作るようにしています。なんとなく考えたら分かる部分だと思います。どのような局面でミスが発生するのかを事前に予測しておかなければいけません。そのための練習をしています。男子が走る時にも同じようにやっていました。が、私は「女子のリレーに付くように」と指示を出したのです。冷たいかもしれませんが今の男子のリレーはまだ戦えるレベルにはありません。新一年生が入って来てやっとリレーが組める状態。大切にしていないわけではありませんが、今の時点では勝負は出来ないと思います。戦うなら今後の話です。だから「女子に付くように」という指示を出しました。

女子のリレーが本当に戦えるようにチームが一丸となって取り組んで行く必要があると思っています。実はそれがチームとして皆が強くなる一番の近道だと考えているからです。男女関係なく力を合わせてリレーメンバーが強くなるための練習をする。これがきちんと出来るようになればメンバー以外の者も絶対に強くなります。こういう感覚を持てるようになれば全てが変わってくると思います。

そういう話をしてからしばらく休息を取ってもう4本。全体で本気で取り組むと雰囲気も変わります。この練習の中で「渡る」「渡らない」の感覚だけではなく「いつもより流れている」というのも判断出来るようになっています。いつも声がかかるところで聞こえなかったのでスピードを緩めたという話もしていました。これが実際のレースに確実に生きて来ると思います。こういう部分からチームが団結していくと思います。

全体的に走れていました。良い感じです。
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強化練習1日目

2014-03-28 | 陸上競技
木曜日、この日から3日間強化練習として1日練習を計画していました。暖かくなり身体を動かしやすい気候となりました。スピードも上がってくる時期ですからこれまでやってきた動きの部分とスピードをうまく結び付けていきたいと思っていました。今年は中国合宿には参加せず。選手は「参加したい」という気持ちがあったかもしれません。一応「県を代表して選抜合宿に参加」というのは名誉なことなのかもしれません。他校の選手が参加していれば「気になる」とは思います。今年は勝負の年だと思っています。リレーで勝負をするという気持ちが強くありますからこの時期に4日間バラバラで練習するというよりもきちんと全員で同じ練習をしたい。そういう気持ちが強くありました。

これまでは「選抜合宿には絶対に参加しなければいけない」と思っていました。こういう部分は当然ですが。が、いろいろと考えた結果、今年はチームとして練習をする方が効果が高いと判断。チームとして「4継でどう戦うか」を考えるべきだと思ったからです。新入生も練習に参加しています。今の「チームとしての取り組み」を教えるにはこの数日間というのはすごく大切なのではないかと感じています。

リレーで強くなるためには「個人」が強くならなければいけません。弱い4人が集まったところで勝負にはなりません。バトンで稼ぐと言っても13秒8の選手が4人走っても勝つことはできない。リレーで勝負するためには「個人個人のレベルアップ」が必要なのです。同時に、「個」が強くなるためには一人ではできません。チーム内のライバルがいて「負けたくない」と思うことで努力できる。苦しい時にみんなで支えあいながら練習をする。「チーム」の存在があるから「個」が頑張れる。どちらも大切なのです。そう考えると「一定レベル以上の選手がいる」状況は合宿もうちの練習も同じ。「外的刺激」は少ないかもしれませんが、先週宮崎で大きな刺激をもらっていますから十分。なんだかんだいっても12秒20の大きなエースと12秒35の小さなエースが同時に同じグランドにいますから一時期の県合宿よりは間違いなく選手レベルは上です。若造が偉そうに・・・と思われるかもしれませんが。

練習は時間を取れるのでじっくりやりました。アップはダイナマックス。練習に参加している人数が「奇数」となりました。最も避けたいことです。ダイナマックスを投げるのは一人ではできません。人数的に足りなくなると私も練習に参加しなければいけなくなります。これが大きな負担(笑)。ダイナマックス、見ていると単純なのですがほとんど休みなくやっていくのでめちゃくちゃしんどい。気候も暑くなっていたので私もやりながら汗をかくくらいでした。寒がりの私が半袖で練習をするという事態に(笑)。そう考えると選手はよくやっていますね。

朝はドリル中心。前日に動きを4時間近くやっています。集中が続かないかもしれませんが(笑)。前日にやったにもかかわらずこの日も前半はじっくりと行いました。その場の足の運びをやってから坂道でスキップ走。これは「楽しいかな」という感じで行ったので「技術的に云々」という部分ではありません。一日練習をするのでひたすら地味なことをやると飽きてしまう可能性があるので(笑)。リレー形式で坂道をスキップ。ダイナマックスをバトン代わりにして行いました。狭いので「危険」という話が出たので何回か形を変えながら行いました。このあたりは電話をかけていたので「ぼんやり見ている」という感じでしたが(笑)。

戻ってきてもう一度、足運び。そのままスティックをしてから壁、ハードルという流れ。グランドの状況があまり良くなかったので渇くのを待つためにドリルに時間をかけたというのもあります。ハードルをやるときもまだグランドが緩いので場所を選びながらという感じでした。新3年生、かなり上級生らしくなりました。こういうドリルをやるときにもテキパキと指示を出していますし、動きができていないものに対してはアドバイスを行ったりしています。「立場は人を作る」のです。最初は「キャプテンは無理」といってましたが、気が付くと「キャプテン」としての役割を果たしています。こういう部分は間違いなく協議の面でもプラスになると思いますね。

ハードル終了後はフレキ。これが終わってから並走。最後にマーク走を3本やって午前中は終わり。3時間ちょっとでした。ドリルばかりやっていても絶対に速くはなりません。実際に走ることが重要。前日は雨のため走れていませんからこの日は絶対に走らないといけない。動き的にもスピード的にもかなり良くなっていました。2週間前と比べるとワンランク上がった感じがあります。しっかりと取り組めばもっともっとスピードが上がると思いますね。こういう部分はかなり手ごたえを感じています。雰囲気的にも大きく変わりつつありますから。

とりあえず午前中の練習を書いておきます。午後はまた別に。
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