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kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

自分たちにできること

2014-03-13 | 陸上競技
3月11日の夜、卒業生からメールがありました。

「突然すみません。yahoo!で「3.11」と検索するだけで被災地に10円寄付されます!私もしました。やってみてください!!」という内容。あまりにも唐突過ぎて「なりすましメール」かと思いました(笑)。この文面だけ見ると典型的な「スパムメール」です。相手が知り合いだからなりすまして送ってくることはないと思うのですが、文面が文面なので怪しくてすぐに返信。「なりすまし??(笑)」と。さらに返信が来て「今日で三年。実際に被災地に行ってボランティアするのは難しいので少しのことで協力できるならと思って」とのことでした。

実際に検索してみるとyahoo!が「3.11 検索は応援になる」というプロジェクトを行っていました。これは3月11日限定なので今検索しても貢献できないのですが、「3.11」と検索するとヤフーが会社として1検索につき10円寄付するという企画でした。「上限500万円」というものなのであっという間に到達したのではないかと思いますが。寄付に上限を設けるなと否定的にとらえる人もいるのかもしれませんが、「検索する」ということは「3.11」に対して何かしら「想い」を持つことになります。金額云々ではなくやはり「風化させない」「忘れない」という気持ちが必要なのだと思います。素晴らしい企画だと思いました。

同時に卒業生、メールの文章は極めて「怪しい」モノでした((笑))が、その「気持ち」を嬉しく感じました。実際に被災地に行くことはできない。が、自分に何ができるのかを考える。それで少しでもと思って行動する。すごく大切なことだと思いますね。

先日購入した「明日死ぬかもよ?」に岩手の山田町のことが書いてありました。著者が友人と震災後に山田町へ行く。すると漁師の方が出迎えてくださり、「食べなさい」と言って海産物を笑いながら食べさせてくれた。多くの方が仕事や家族を失っている。その中で「笑顔」が絶えない雰囲気があったそうです。立ち直って「笑顔」になっているのではない。実際は辛いのです。それでも「悲しんで下を向いていても何も始まらない。いまは前を向くしかない。ウソでも笑える人は前に進める。」と言われたそうです。その方は震災で実の兄を失い、一瞬にして家と仕事と家族を失った。それでも「前を向くしかない」と言葉にする。「死」や「絶望」を感じたことがあるからこそ発せられる言葉なのだと思います。

「自分のことで悩めるって幸せよ」
「つまらないものを持っているからいつまでもつまらなかったのだとわかった。
 つまらないことをしているからつまらないんだと分かった」
「全てを失って、なにもいらないことがわかった」
「元気だからがんばるんじゃない。がんばるからこそ元気が出るんだ!」


「明日死ぬかもよ?人生最後の日に笑って死ねる27の質問より」

実際に被災地で生活する人たちはその現実に悲しんでばかりはいられないのです。我々にとっては「少し離れた現実」でしかない。これは否定できない事実です。実際に被災したわけではないので何を言っても「自分の現実ではない」という事実があります。しかし、そこで生活する人にとっては避けることはできない現実。だからこそ「自分の生き方」について考えることができるのです。

その続きにエピソードも書いてありました。飲み会の席である人が誕生日なのでお酒をプレゼントされた。そのお酒のボトルがかわいくて、封を切るのを渋っていた。すると山田町の方が笑いながら「封開ければ?飲まないと津波で持っていかれるよ」と言われたそうです。大切なのは「今」なのです。全てを先送りにしていたら大切なものを失ってしまうかもしれない。その感覚が「死」を意識したから分かってくる。

我々は何ができるか?被災地のためにボランティアをしたい。そう思う気持ちがすごく大切。何ができるか分かりませんがそう「思う」ことで日ごろの意識の中にそういう感覚が生まれる。「自分たちにできることをする」のです。特別なことではなく「日常を一生懸命に生きる」ことが大切。そう思っています。

卒業生が「ボランティア」をしたいと思った。それが大切。良い子です。
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走練習

2014-03-13 | 陸上競技
火曜日、この日は午前中特別時間割でテスト返却。午前中に授業は終わりです。水曜日から天気が崩れるという予報だったのでこの日はしっかりと走っておくことにしました。週末は県外への合宿。そこまでにある程度のことをしておきたい。水曜日に雨が降ると走れなくなりますので予定を変更して走りました。短い距離を走っておきたいので時間を確保しておきました。

流れ的にはいつも通り。ダイナマックスを用いてアップを行い、ハードルを使ったドリルへ。とにかく股関節から動かす意識。時間的に確保しているのでこのあたりに時間をかけました。フレキ&スキップ、フレキ&シザースで動きと膝の引き出しを意識した後、久々にもも上げ。膝が上がらないなと感じる選手が複数いたのでこの動きを改善するために「意識的に膝を上げる」動きをしました。実際の走りに直結するかどうかは別として「極端に意識する」ことは必要ではないかと思っています。それにより動きも変わります。

並走と30m&60mも。この辺りはほとんどの者が動いているのでは?と感じていました。スピードレベルでも求める水準は高くなっていますが「それなりに」スピードも出るようになっています。この1~2週間、微妙な感じの雰囲気でしたから少しずつでも改善していかなければいけません。「良い練習」とは何か?ここは大きいと思います。良い雰囲気でやる。それはなぜ必要なのか?「自分が強くなるために自分でやる」ためです。私に言われたから一生懸命にやるというのではなく、「明るい雰囲気のほうが気分が乗るので良い練習ができる」という部分が大事なのです。

バトンも行いました。4継でインターハイを狙う。これが冬期練習のメインの目標でした。「普通にやればインターハイ」という水準までは秋の時点で来ていました。それに満足するのではなくもっと上を目指す。「48秒5」が出ればインターハイに行けるだろうという練習はしたくないと考えて取り組んできました。これまでで初めて冬期練習でバトン練習を継続してやってきたと思います。リレーゾーンで渡らないということは0に近い。単純に「渡ればよい」というバトンからもう一つ上のバトンを練習をすることができていました。ある程度は・・・ですね。

最後に走練習。120mを中心としました。これまでと比べると少し本数を少なくして取り組みました。セット数は変えずに本数を少し減らす。シーズンが近づくにつれてそういう部分を必要になってきます。もちろんまだまだ「冬期の延長」という感覚でいます。あまり早い時期に完成度を上げてしまうと「貯金」がなくなってしまって6月以降走れなくなってしまう危険性があります。これだけは避けたい。強めの練習をしていかないとその振れ幅が小さくなってしまいます。感覚的に「少し足りないかな」と思うくらいの量でやっていきたいと思っています。私が「これはやりきった」と思う量であれば間違いなく「やりすぎ」となってしまいますから(笑)。

1年生が走れるようなってきた感じがあります。2年生の調子が上がりきらない部分もあるとは思いますが・・・。この状況を受け入れながら練習をしていくというのは辛いモノがあるでしょう。それでもめげずにやっていくしかないと思っています。2つのグループに分けて走っていますが女子グループの先頭は200m専門に1年生です。もともと力はあるのですが「自信」は0。この部分で力が発揮できないというのが続いていました。ここ最近になって「やっと」走れるようになってきたかなという感じですね。そういう意味では「力関係」が安定しなくなっています。誰が強いのか?または誰も強くないのか?ここは大きな問題です。相対的に見て全体のスピードレベルが遅ければ調子の良い者が速く見える。どうなのでしょうか??

勝負をするのは選手自身です。私が「もっとこうしたらいいのにな」と思う部分は伝えますがそれができるかどうかは、やろうとするかどうかは選手次第。結局は選手自身に返ってきます。その部分も踏まえてしっかりと練習をしてもらえたらと思います。

最後は30分程度の補強。ここは選手に任せました。不足分を補うには1日では不可能です。シーズンが始まる前にしっかりと貯金をしておきたいと思います。

久々に練習について触れた気がします。
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月曜日

2014-03-13 | 陸上競技
月曜日、練習は行いました。とはいっても会議があって全く練習が見れず。

練習開始前に少し中心となる選手に話をしました。今後のことです。100%を求めるのを止めようという話でした。実情に合わせて求める水準を変えていかなければいけない。そう感じています。譲れないモノはありますがすべてを求めるのは高校生には酷すぎるのかなと。正確に言うと私が「全て」のレベルで求めてはいないのですがそれでも高校生にとっては「到底届かないレベル」なのかもしれません。

とにかくこの日から「気持ちを切り替えて練習をすること」を伝えました。「怒られないように」という練習をどれだけやっても効果はありません。本当に自分のための練習ができるかどうか。ここです。なかなか理解してもらえないのかもしれません。ここに関してはこれ以上書いても意味がないと感じ始めたのでやめておきます。このことに関して分かるのは本当に一部の人だと思います。そのことをどれだけ力説しても絶対に分からない。結局は「自己満足」でしかない。まーこのblogは自己満足のblogですから問題はないのですが(笑)。

練習は短い距離を中心に。いつも通りの流れで行うように指示しました。とにかく気持ちを切り替えて。バトンをやって中間まで。時間的には2時間半程度。残りの30分は補強で。内転筋や股関節周辺の筋力が著しく弱っている気がしています。このままで大変なことになる。こちらが求めなければ不足分は補えません。「求めない」といいながらもこういうところは絶対にはずせないところだと思います。

結局練習を見たのは0秒。会議の合間に見に行ったら走練習はすべて終えていて補強に入るところでした。

記録して書いておきます。また書きます。
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