kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

危機感がない

2014-09-16 | 陸上競技
ここ数日間、同じような内容を書いています。まーこれが私が感じている現状です。前キャプテンも同様に「危機感が足りない」というのを感じていたようです。これだけ言われ続けてもなかなか行動が変わらないというのはかなり危機的状況だと思います。こんな取り組みや意識で勝ち上がれるほど甘くはないと思いますし、勝ってはいけないと思います。選手は「自分達はこんなにやっている」と感じているかもしれません。しかし、実際にこれだけバトンが安定しないというのは何かしら不足しているのは間違いありません。

月曜日、練習開始時に厳しく話をしました。土曜日の練習の様子を見ていて感じた部分もあります。また、中心となる選手に「何を考えているのか」という連絡をしていましたが返信なし。これも何度も言い続けていることです。失礼ではないか?連絡に気がつかなかったで済まされる話ではありません。あまりにも同じことを繰り返す。これはこの連絡のことだけではなく全ての面で同じ状況です。このことも踏まえてかなり厳しく話をしました。このままでは女子の4継はかなりの確率で失格するでしょう。バトンをつなぐことさえ出来ないので状態で終わり。目に見えています。

あれだけ言い続けても危機感が足りません。何故上手くいかないのか?どうすれば良いのか?この辺りを考える意識が不足しています。そこをどう考えているのか?いや、考えていないと思います。厳しいようですが失格して初めて気づくのではないかと思っていました。これまで3年生のおかげでここまでのチームになったというのが全く分かっていません。前キャプテンの「リレーに対する想い」が誰よりも強かったから大きく成長することができたのです。そこを忘れている。

厳しく話をしてから練習開始。この段階で女子は声が出ません。男子は空元気かもしれませんが声を出しています。ここの差は大きいと思います。男子の方がバトンは安定していますし、前向きな部分が大きい。上手くいけばかなり戦えるようになるのではないかという感覚はあります。女子の弱さ。ここに顕著に現れます。学校で練習をするつもりでしたがグランドが全く使えないので競技場へ移動。この時間がもったいないですが仕方ありません。

競技場でも同様に女子は声が出ません。更には練習で使うはずのチューブを持って来ていません。私がきちんと指示を出さなかったから?いや、毎回同じものを使っているはずです。それなのに忘れるというのはどうなのか。それが練習に出ていました。県新人の一週間前。これで本当に戦えるのか?自分達の練習だという感覚が足りません。

並走を行ってから最小限のバトンパスを行うことに。1-2、3-4から。女子、これまでの練習の流れがそのまま出ました。3-4でのバトン、「はい」という声が小さくて聞こえません。単独でやっていて声が聞こえないのに実際のレースで聞こえるのか?そんなに甘くはありません。「声を出せ」と日ごろから話しているにも関わらずこのレベルというのは先が知れます。更に1-2は全くバトンが渡りません。いや、本当にどうするのかという話です。週末にはレースです。ここの段階でバトンが渡る気配がない。これまでやって来た練習は何のためなのか?出が安定しない、バトンをもらう場所、声をかけられる場所はいつも決まっているはずですがその意識すら欠落しています。「待て」の声をかけることも出来ない。これで「一生懸命やっています」胸を張って言えるのか?試合の時にこれで戦えるのであれば問題ありません。明らかに戦えないレベルで推移しているこのバトンで本当に良いのか?

更には女子1-2は次の一本も渡りませんでした。ここまでくると論外です。全く指導をしていないのであれば私の責任だと思います。しかし、細かく言い続けてきてこのレベルであれば対策は打てません。渡らないというレベルを越えています。初めてやったバトンであれば仕方ないですが一ヶ月近くやってきてこのレベル。ほとんど練習しない学校の方が上手く渡るかもしれない。何故ここまで来ても本当に危機感を持てないのか?私から怒られるということがここのメインなのか?理解出来ず。

更には男子の2-3走のバトルパス後の走り。ここも何度も言い続けています。何故やらないのか?渡して安心するようなレベルではありません。万が一に備えてやるべきことはあるのです。練習量が少なくなってきているうちの練習でこのパスがきちんと出来なければ練習になりません。確実にやるべきことをやって、渡した後に何をするか?もらった方はどうするのか?何故、ここまできてまた原点に帰るような基礎の基礎の話をしなけれぼいけないのか?甘いというのがここに現れています。

バトンが終わってからまた学校に戻りバランスディスクだけやりました。最後にもう一度厳しく話しました。問題の中心にいる選手とも話を。いや、私はもう既に「失敗して学べばいい」と突き放していました。自分達は一生懸命やっていると思っているでしょう。しかし、今のままでは「上手くいかなくて涙を流す」というのが明確に見えています。変われるチャンスを何度を与えていますがそのチャンスを生かせない。自己責任です。リレーは一人ではない。そのことも話してきたつもりですがそれでも自分のことして感じられない。最終的にはチーム全体の責任だと思います。「仕方ない」と甘やかしているから大切な場面でこのようなことになるのです。学年に関係なく全体で考えなければいけない。

リレーをiPadで撮る。これは自分達で言い出したことです。しかし、月曜日には一切撮影しませんでした。これで上手くいかないのは何故なのか?と考える。言うまでもないです。甘いのです。注意を受けたというだけで終わってしまってそこから何を感じ取るかという部分が不足しています。これではダメ。何をしたら改善出来るのかというのが見えていない。更にはコミュニケーション不足も否めません。真剣にリレーについて考えるという雰囲気がこちらに伝わらないのです。

問題となっている選手にはかなり厳しく指導しました。こういうご時世ですから、こういう指導に対して批判をする人もいるでしょうね。面倒なのでそういう価値観の人とは距離を置きたい。理想論で世の中が回るなら全ての出来事は解決をしています。きちんと指摘され怒られなければ真剣に物事を考えられない子供もいるのです。漠然と指導をされていても分からない。だから時には厳しい指導が必要となる。一人のことではないのです。そこを理解しておかなければいけない。周りの者も本当はもっと考えなければいけないのです。

雰囲気としてはあまり良くないと思います。救いは前キャプテンがこの場にいてくれること。こういう場面では私は前キャプテンを完全に信頼しています。こちらが言っていること、求めていることをきちんと伝えてくれます。ここまで来てもまだ3年生頼りというのは良いことではないのですが、この子の存在はチームにとって本当に大きい。

多分これがラストチャンスだと思います。置かれている状況を感じ取ってもらいたい。何をするべきか?見えているはずです。行動で示さなければ何も生み出しません。チーム内で心のつながりを作り向き合ってもらいたい。

厳しいかもしれません。それでもこちらが妥協する部分ではありません。感じ取ってもらいたいですね。
コメント
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