kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

通常練習

2018-07-11 | 陸上競技
火曜日。この日は一日中スクールフェスタの準備。私は朝からあれこれ。あっという間に時間が過ぎて行きました。どうなんだ。もう少し余裕があるといいのですが。

この日の練習は通常通りの練習としました。その前に朝の段階で中心になる選手には少し話をしておきました。なかなk自己表現が苦手。上手くできません。一つの物事に対して「しっかりと考える」という部分が不足します。それをどうやって克服するか。前にも書きましたがチェックシートの内容が薄い。課題を挙げるのは簡単です。自分自身の理解という部分にもつながります。が、課題を挙げてそれをどのように克服するか。どのような方法があるか。ここに関してまだ考えが足りない。自ら何とかしようという部分が足りません。それで目標に到達するほど簡単ではないのです。時間をかけて話をしました。

練習はやりたいと思うことがいくつかあったのでそれを中心に。時間がかかるだろうという予測の下、必要最低限のアップにしました。いつも通りの流れの中でハードルなどを行っていきました。トレーニング系は最低限にして走るほうに課題を置いてやることに。ウインドスプリントを行ってから加速ドリルを。土日で少しスタート練習をしましたが「安定」という感じではありませんでした。この状況では記録会などで加速段階が作れません。もう一度道具を使いながら加速段階の動きと足運びを徹底しておきたいなと思って。通常は1セットしか行いませんがこの日は2セット。

暑さもありなかなか大変な部分がありますがそれでも集中してやる以外に方法はないと思います。見ていて気になる部分は指摘。一歩目の足運びと重心移動に関しては様々な考え方があると思っています。走りの基本ドリルは中間の動きに特化している部分があります。私としてはやはり加速段階の動きがきちんとできないとそのあとにつながらないという経験が何度もあります。動きなど関係なく速い選手もいますがうちは・・・(笑)。地道にやっていくしかないと思っています。

加速段階の動きを作ってからもう一度それを実際の走りに落とし込む作業。前半マークを行ってから40↑20→。さらに10バトンと25並走。そのままの流れで7030を。うちのグランド状況を見えてもらえばわかるのですがこういう形の練習しかできません。テンポ走や長い距離というのはうちでは無理。走る感覚作りとしてはやはりショートスプリント中心になります。ここ最近は特にこの辺りの動きを作ること力を注いています。7030などはかなり効果的な練習だと勝手に思っています。この段階で距離感を確認しておきました。

そこからバトンパス。競技場に行かなければバトンができないという部分もありますが。うちは学校でやります。以前は競技場にも足を運んでいましたが棒高跳選手が引退して以降、基本は学校の練習で十分なのではないかと考えています。ポールなどの専門練習であればマットの関係もあるので競技場でなければできませんがスプリント系だけであれば学校でも十分対応できる気がしています。バトンはこれまで以上に「渡す場所」を指定しました。どこで渡すのかを考える。それでもまだまだ安定しません。ここまで安定しないというのであればまた方法を考えないといけないのかもしれないなと思っています。足りない。

最後に60mの並走を1本ずつ。これだけを見ると「ほとんど走っていない」という感じになりますね。まー実際はそんな感じです。短めの距離はそれなりに走っています。それなりがどれくらいなのかは分かりませんが。ぼちぼち走っています。単純に走っていれば速くなるというスタンスはとっていません。まーここは難しいところなのですが。

スピード中心に刺激を入れました。まだまだやることがあります。準備を進めていきたいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

身体作りをする

2018-07-11 | 陸上競技
月曜日。前日とは全く逆の天候。とにかく暑い。かなりバタバタしていました。2時間授業の後に週中に行われるスクールフェスタの準備が入っていました。今年は担任ではないのでそのあたりは関わりがあまりない。そのかわり2学期に行われる大きなイベントの準備をしなければいけません。このタイミングで同時に動かないといけないので生徒はなかなかパニック。私は2時間連続授業があってそこから昼休みに生徒を集めるための準備。これだけでほぼ全てが終わりました。調整などがあり時間に余裕がない。細かいところまでやらないといけませんから。

指示が通らない。ここは鍛えられていない部分もあると思います。部活動などで周囲に気を配りながら何かをやるという経験が少ない。自分のキャパの中で与えられたことだけをやるという生活が中心になります。与えられた枠の中でのみ活動をするというのは楽です。しかし、社会に出たらそのようなことはなくなります。指示待ちの部分が多い上に分からない事をそのまま放っておく。書類提出の段になってまた一から説明を要する。全て準備をしてお膳立てしてあげることが教育ではないと思います。もちろん最低限のことは与えなければいけないと思いますが全てを与えるのは違う。そう思います。

更に放課後は課題提出が出来ていない生徒達への個別指導。「課題ができていない場合は報告する」という基本的な話を何度かしていますがそれができない。更には「遅れたら朝イチで持ってくる」というのもできない。言われたら持ってくるという感じがあります。何度も話をしていますがこれもなかなか。部活動だけをやっているわけではありません。こういう基礎的な指導もひたすらやらなければいけないと思っています。なかなか手強いですが…。

そんなことがあって練習に関してはトレーニングをやっておくように指示をしました。指導が終わってからグランドへ。この日は7時間授業のため練習開始は17時前くらいから。前日まで女子は強化練習をしていましたから休み。男子のみとなりました。前も書きましたかまで男子はなかなか練習が積めていません。高校に入って陸上を始めるという流れがうちではあります。練習負荷をなかなか増やせない。土曜日の練習でほとんどの者が離脱しました。

仕方ない部分はあると思います。早い動きをする前に手足を動かす筋力が不足している。そこを付けるまでにかなりの時間を要すると思います。この日走れそうな選手は1名でした。更にスクールフェスタの準備があるということで1名来ていない。この状況で何をするか?思い切って走るのをやめてトレーニング中心としました。普段なかなか出来ないトレーニングを中心にしっかりとやらせることに。股関節周り、大臀筋、ロープ登りなど本当に基礎的な練習をやることにしました。

男子は少人数です。まー女子も少ないですが。今は唯一の2年生男子が中心になってやっています。学年が上がり以前より競技者らしくなってきました。上級生として自覚が出てきたのかなと思います。声を出すことに関しても3年生の男子と同じくらい出しています。人数が少ない分、一人一人がやらなければいけないことが多くなります。声を出すことに関しても同様。こういう取り組みができるようになれば競技力も自然と上がっていくことになると思います。

組織作り。なかなか大変です。うちのような普通の学校ではそれが簡単にはいかない。競技志向で物事を考える生徒は極端に少ない。ここも大きく影響しています。3年生男子が1人競技を続けています。この子は1時間近くかけてうちに通っています。今回の大雨の影響で交通途絶。学校に来ることができません。それでも本人は前向きにやっています。周りの3年生が引退する中で一人で競技を続ける。まー浮くでしょうね。それでも関係ない部分があります。自分のためにやるという感じがあるからです。こういう姿勢を見習ってもらいたい。

1時間半くらいでしょうか。かなりトレーニングをしました。残りの時間は自分で身体のケアなどに充てるように指示。次の日の練習ができるようにしなければいけません。走れない日が続けばやはり面白くないと思います。周りが練習をしているのを見ているだけになる。それでは先に進まない。主役は自分自身でなければいけないと思います。私はインターハイに進む選手だけを指導するつもりはありません。そういうチームではない。だからこそ練習がきちんとできるような身体作りを徹底していかなければいけないと思います。時間はかかると思いますがやるしかないと思っています。

なかなか。疲労感があります。頭がスッキリしません。クリアにならない感じです。うーん。やるしかないのですが。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

強化練習2日目

2018-07-11 | 陸上競技
日曜日。強化練習2日目。この日も朝からずっと小雨が降っていました。県内の競技場はほぼふさがっていて練習場所がない。各方面に当たって唯一使える場所があったので頼んで走らせてもらうことに。防府から移動しなければいけませんがこの日も電車は完全に不通。保護者にお願いして連れてきてもらいました。こういう部分でも感謝しなければいけません。自分達がやりたいことのために多くの人が協力をしてくれています。支えてくれています。感謝の気持ちを忘れてはいけない。

練習は前日の疲労も考えて組み立てました。始まる前から全身が筋肉痛になっているという話でした。これはタフさがないというのではなく久し振りにスピード練習をした反動だと思います。本当に練習が詰めていない部分があります。これはどこも同じなんだろうと思いますが。意図的に負荷をかけていますからある程度のことは想定内です。筋肉痛だから練習をやらないという話にはならないですから。歩くだけで痛いと言っていましたが。

練習自体はこの日もスピード系。軸とバランス系をやってからコンディショニング。スティックを使っての足運びをやってからハードルドリル。いつもよりもハードルの高さが少しずつ高いのでやりにくい部分はあったと思いますが。高さを意識しすぎないように話をして続けました。フレキハードルを使っていたので当たっても大丈夫。ハードルとして使うことは少ないですがドリルに使うことはかなりあります。そのままウインドスプリント、スピードスキップ、チューブシザースで。この辺りの動きで意識しているのは重心の移動です。膝の引き出しと腰の移動を最大にする。タイミングも大切だと思っています。組み立ての中でやっている部分です。更には切り替えの速さも重視しています。ここもかなり大切かなと。

チューブ走をして前半マーク。40↑20→も。前日とほぼ同じ流れでやっていきました。10バトンと25並走、7030までやっておきました。7030は前日の午後と同じように実際のバトンと同じ足長で。ここは出のタイミングと距離感を重点的に見ました。7030には競争させるという意図もあります。スピード持続と加速段階を意識して取り入れています。バトンパスをするときに早い段階でスピードを上げていかなければいけない。その感覚を身につけさせたい。そこにバトンパスの要素を入れる。走り始めてから追いつくまでの距離。どれだけ適切な距離感で並走できるか。ここは見極めだと思います。バトン練習だけではなくここでも感覚を磨きたいと思います。

そこからバトン合わせ。各区間で実施。3-4走。前日同様不安定でした。出が安定しない。2本実施しましたが遅れ気味です。これによりバトンがかなり詰まります。2本終わった時に出が安定しないMに対してSが「きちんと出ないと2本が無駄になる」と言っていました。厳しい言葉だと思います。しかし、ここは大切な要素です。いつになったら出来るのか。限られた時間の中で練習をしています。きちんとバトンの受け渡しをする。その中で2本の意味。何度も何度もできません。「次きちんとやろう」ではないのです。この感覚は持ち続けなければいけない。

2-3走至ってはバトンにさえなりませんでした。渡るという話にならない。ここも厳しいようですがNの走りが悪い。元々、体力的な部分が弱いからのですがこうやって負荷をかけた次の日の走りは全く走れません。入学当初よりはずいぶんましになりましたがそれでも強さはない。それにより足長を3足近く詰めているのに渡らない。その日の調子の判断も必要になります。まー3足近く詰めてバトンをやるようでは練習として成立するのかどうかという話になるのですが。こちらの2本も練習にはなりませんでした。考えないといけないですね。

軽くスタートの確認をしてから最後に走りました。量的には少ないのかもしれませんが身体の状態と競技場の使用時間を考えるとあまりできないかなと判断しました。メニューとしては90m。前日120mを走った時にラストの動きが悪かったという部分がありました。鈍ってしまう。ここの部分を意識して練習させたいなと。90mですがここに合流走のように競り合わせる区間をつくる。30m走った所で次走者と合流して60mは並走。ここでスピードが落ちないようにして90mまで走り切る。これにより最後までスピード維持をさせるという形です。単独で走る練習というのはうちではほとんどありません。競争したいというのがあります。

距離感の設定が難しい部分がありました。なんせ走れていない者がいますから。明らかに置いていかれる。この形での理想は前走者が次走者を抜く部分にあります。普通のバトンの出と同じように出てしまうと次走者の方が元気なので意味がなくなります。足長を詰め気味にして一旦前走者が抜く。それを次走者が加速して追いつく。最後の30mくらいで並走するというのが出来ると90mのラストで我慢できるようになると思います。力むとタイミングがズレます。ここも見ていて気づく部分です。無駄な力を使わないようにしなければいけない。やることはたくさんあるのです。力を使えば走れるというものでもないですから。

4本やって終了。すぐに着替えさせて帰ることにしました。風邪を引いたら元も子もない。高い負荷をかけることができました。強化練習としてはかなり意味がある時間となりました。細かい部分には物足りなさを感じます。それでも大切な要素を感じることができました。足りない部分をどうするか。安定しない部分をこれからの練習で改善しなければやいけません。それが次につながる。ダメだったことを引っ張るのではなく次にどうするかを真剣に考えたいと思います。

多くの人の支えの中で練習できました。感謝しかありません。我々は我々に出来ることを最大限にやふ。それしかないと思います。一生懸命に生きることしかない。多くの人の命が失われました。辛い事です。今回の大雨の影響に呼び多く人の生活が激変しました。そこから目を背けず我々は何をするのか。しっかりと考えてやっていきたいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする