kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

矛先

2018-07-28 | 陸上競技
思うことを。

ネットニュースに「救急隊が救急車でコンビニで飲料水を購入することがあります」というのを公に示すという話が載っていました。名古屋だと思います。以前、救急車でコンビニで昼食を買っている姿を見たという投稿がされていたため、こういう場合もあるというのを「事前に示す」のだと思います。公務員はやり玉に挙げられやすい。そういう仕事なのかもしれません。

どちらかというと何か言われたら「すみません」ということのほうが多い。否定して釈明をしても結局は受け身になることが多い。もちろん、問題点もあるのだと思いますが。救急隊はかなり忙しいと思います。この暑さですから救急搬送も多い。1時間以上水分が取れないこともあるでしょう。病院からの帰りにコンビニで水分補給をするために立ち寄るというのは問題ではないと思います、もちろん、そこで漫画などを購入していたというのであれば批判される可能性はあるのかもしれませんが。

「公僕」なのだからすべてに優先して国民のために尽くすべきだと思われる。人の命を救う救急隊が何を休んでいるのか?という見方をされるのかもしれません。公用車でコンビニに立ち寄って買い物をすることに対しての批判なのかもしれません。では、救命士はどれだけのどが渇いていても一旦、消防署に戻りそこから服を着替えて水分補給のために飲み物を買いにいかなければいけないのか。

緊急性がなければ出動の時に水筒を準備してそれを持って救急車に乗れるのかもしれません。が、緊急を要するから救急車が出るのであってそうでない場合は各自で病院に行くはずです。このご時世ですから救急搬送中に運転手がお茶を飲んだというだけで「職務怠慢だ」と非難される危険性まであります。

「生徒のために働く」という大義名分のもと、ものすごい雑務が生じます。勤務時間外の労働は当然のように起きる。「部活動の指導は嫌だ」と口にしようものなら「なんで教員になったんだ」といわれる。生徒のためにという大義名分があればどのようなことを求められてもやるのが当然という形になる。

「やりたいからやる」という感覚と「強制的にやらされる」のでは大きく違うと思います。好きでやるのとそうでもないのにやるというのは異なる。すべての教員に画一的に「業務」を求めるのも違うのかなと。「生徒のために」というスタンスで生徒に寄り添ったように見える活動をしていると生徒受けはよい。が、それにより多くのことを奪っている気もします。「考えて動く」という部分が苦手な生徒が育つのは「すべてを準備する」ことが「良い教員の証」という風潮もある。

今の時代、どこかに感情の「矛先」を向けておかなければいけないのかもしれません。ネット社会。自分の意に沿わない行動があればそこに向けて「批判」をする。面と向かってではなく「SNS」を使っての批判。そしてそれに対して過剰に反応をする。テレビ番組で何か起きたら「やりすぎだ」と言われる。バラエティ番組なんかはもう存在しにくくなるでしょうね。何かをやれば「いじめを助長する」といわれるのだから。

私からすれば「台風の時のレポート」なんかは命の危険が伴うのでわざわざ外に出て報道する必要はないと感じています。臨場感が必要なのかもしれませんが、それよりは安全第一。そういう部分は批判されにくいですが、何かの番組で誰かが怪我をしたら鬼の首を取ったように叩く。最大限の配慮をしていても「事故」は起きうる。が、その部分の説明はさせてもらえず「事実」のみが批判される。この時に誰も守ってくれない。そこに至る経緯などは流されてしまうのです。

話があちこち飛んでいますが。救命救急士がコンビニで飲み物を買う。救急車で立ち寄る。ここが批判される。救急救命士は人の命を救うために自分の命は大切にしなくていいのか。命の大切さがわかるからこそこういう部分で「人の命を救う」ことができるのだと思います。自分自身の命を大切にせずに他者の命を守れてというのはやはり違うかなと。一挙手一投足に注意を払って批判を受けないようにするというのはエネルギーの注ぎ方として間違っている気はします。もっと大切なことがあるのではないか。

自分以外の人に寛容になれない社会になっているのかなと思います。何かが気に入らなければその「感情」をどこかにぶつける。ぶつけられた者は謝罪する。それにより自分自身が優位になった気がするのかもしれません。ノイジーマイノリティ。本当に少数派の意見が「全てを物語っている」かのようにとらえらえる。どのように対応するのか。

まとまりません・・・(笑)。
コメント
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