思うことを。
先日からエネルギーが切れかけているというのがあります。主な原因は自分自身の中にあると思っています。
水曜日、練習後に少しだけ話をしました。snd合宿のことを振り返ってです。正直、かなり不安がありました。私が心配する内容ではない。それは分かり切っています。それでも性格的に大学の勢いの中で練習がきちんとできるのか。それが不安でした。私よりも本人たちのほうが不安だったかもしれません。明るい先輩たちに囲まれてしっかりと練習に取り組める。他の学校ではなかなかこういう練習はできないなと。
すごく安心しました。その反面、寂しいなと感じる部分がありました。これはSが引退するときにもかなり感じたことです。Sは夏の中国選手権が終わって引退。陸上競技から離れます。これまでチームを引っ張ってくれたSの存在は私にとっても選手にとっても本当に大きなものでした。その時も心にぽっかりと穴が開いたような感覚がありました。これまで一緒にやってきたSとこれから競技ができないという部分。中学時代から縁あって指導に関わらせてもらっていた分、これまで指導してきた選手よりも思い入れが強いのかもしれないなと感じていました。
今回、NMがsndの練習に参加する。大学に行っても大丈夫だなと。しかし、一緒に練習することができなくなるのだなと感じると言葉にできない感情がありました。特別話をするわけではありません。どちらかというと話しかけてもスルーされることが多い。それでも中学時代から丸4年間、競技に関わってきました。その子たちが巣立っていく姿を目の当たりにする。本当に貴重な経験だったと思います。
本人たちにも伝えました。IHが終わったとき、県体が終わったときにはこのような感情にはなりませんでした。今回は初めてかもしれません。これまで4年間一緒にやってきた部分から一緒にやらなくなる。なかなか想像できない部分でした。それでもsndであればこの子たちがきっとやっていけるという安心感。そして寂しさ。言葉では言い表せない感情。話をしていて涙が出てきました。情けない話です。
ずっと一緒にやっていくことはできません。それぞれのステージでそれぞれの指導を受けることが成長という部分では必要です。ずっと私が見ていたら選手自身の成長はありません。ある程度距離を置きながらやっていく必要があります。NMやSoが卒業したとしても下級生はいます。その子たちと一緒に競技をやっていく。ここの部分は絶対に変わらない。だとしても言葉に言い表すことできない感情が湧きあがっていました。涙が出ました。
今、makinoが卒業しても山口に返った時には一緒に練習をしてくれます。こういう関係が続けられるのはありがたい。慕われているとかそういう話をしているのではない。成長した姿を定期的に見れるのはやはり嬉しいですね。makinoは性格的にそういうことができます。もう引退してしまいましたがmihoもそれができました。NMはどうだろうか・・・。それは私が心配することではない。分かり切っています。これから先、大学の環境下で自分たちでやっていく必要がある。それを私自身がわかっておかなけばいけないことです。
私ができることは限られています。高校時代の3年間。ここで何をするのか。NMやSは中学時代からですから4年間でした。この部分は普段と違う部分。良い時も悪い時もずっと見てきました。それがやはり自分の中で大きい。だからこそ感情的になる部分があったのだと思います。卒業するということよりも「大学でやっていける」という安心感と「巣立っていく」という寂しさを同時に感じた感覚です。批判されるかもしれませんが。私自身はこういう性格でこれまでやってきています。
だからこそ、まだ一緒に練習できる期間を大切にしたいなと思っています。NMはもちろんSoも大学でやります。大学ではやはり「自分でやる」ことが増えます。練習スタイルも大きく違います。動きの感覚などは自分で確かめながらやっていかなければいけなくなる。そうであれば限られた時間で「自分自身の走りを作るためには」という部分を身につけさせておきたいと思います。毎回毎回、自分の思い通りの走りができるわけではない。そんな時にどうすれば走れるようになるか。そこは理解させたい。
NMは「走りを作ってきた」という感じがあります。だからこそ、そこをしっかりとできなければ走れないのではないかという部分。今の私にできるのはそういう部分の感覚を磨くことかなと。私一人が感情的になっている部分はあります。本人たちはきっとそれほど感じていないでしょう。それでも私はやれることをやっておきたいなと。気持ちが完全に切れかけていた部分がありますが、自分の「責任」を果たしたい。果たさなければいけない。そう思っています。
まとまりません。良い記事ではないかもしれません。もっとドライに生きていければいいのかもしれません。なかなかできない。情けない話です。それでもやりたいなと思っています。気持ちを奮い立たせて・・・。