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kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

話したいことを話す

2019-04-10 | 陸上競技
練習のことも書いておきたいのですが。記憶があやふやになる前に他のことを書いておきます。
 
火曜日。この日は前日に引き続きバタバタ。というかご飯を食べる余裕はありません。もう仕方ないかなという感じがあります。
 
朝の段階で早めに教室へ。ここも考えがあったので。クラス委員を決めなければいけない部分がありました。ここも人それぞれです。事前に調べて委員を決めておくというのもあると思います。私としてはそれは避けたいと思っています。自分達で決めてもらいたいから。小学校から中学に上がる時には周りがほとんど知っている人ばかり。ある程度の活動はできます。高校は大半が知らない人がばかり。その中で何かをするというのはかなりのストレスだと思います。
 
しかし、生きていく中の大半は想像を絶するレベルのストレスです。また、誰かから何かを与えられてばかりでは進めません。黒板に「自分達で役員を決めて」という旨のメッセージを示して役員表を貼っておきました。それぞれの役員の仕事は別に印刷して机上に置いておく。朝のSHRまでに半分以上が決まっていました。室長が決まっていない。「目立ちたがり屋と思われたら...」と男子が言っていました。いやいや、全然関係ない。そういう既成概念をぶち壊したいと思います。
 
対面式やオリエンテーションがあってなかなかクラスの生徒と関わる時間が取れません。これは仕方ないなと。あまり多くのことを伝えても頭に入らない部分はあると思います。それでも少しずつ話したいこと、理解してもらいたいことを伝えておきたい。
 
オリエンテーションで「関係づくり」を少しやってもらいました。それもあったので1時間丸々取れるLHRで「手繋ぎパチン」を。これは練習の時にもよく行うものです。合宿などではほとんど知らない人なので打ち解けるために行う。普段の練習が生かされます。隣同士で簡単な自己紹介をして手繋ぎパチンを。次は前後で。ここは簡単にできます。今度は1番と21番で。ここになるとかなり戸惑います。思いつきでしたがこの中で見えてくる事がありました。
 
すぐ側に相手がいる時には少しのコミュニケーションで成立します。どこに誰がいるかわからない状態であればそうはいかない。その場で留まっていたら相手は見つからないからです。早く相手が見つかったところもありますし、3分以上見つからないところもある。これだけで「今の課題」が明確になります。
 
ここには重要な示唆を含んでいると感じました。1つ目は「自ら行動する事の大切さ」です。ペアワークの場合、1人ではできません。相手を見つけなければいけない。顔も名前もはっきりしない中で相手を見つける。待っていたら見つかりません。自ら行動に移す必要がある。「◯番の人は?」と声かけをするだけでそれが解決します。何をしていいのか分からずオロオロしているだけでは何も変わらない。
 
声かけをする。それだけで問題は解決します。プリントを配布する時も効率よくやればいい。1人が全て配るのではなく半分に分けて配れば時間が短縮できます。前任校では授業中などを通じてこの手のことをかなり話をしていました。当たり前のことですがそれが分からない。ここは大きいと思います。
 
さらには「集団」についてです。一番早いペアはすぐに見つかりました。遅いペアは3分以上かかる。最初に行動できたペアは3分間待つことになります。手持ち無沙汰になる。集団は行動が一番遅い人間に合わせて動くことになります。どれだけ気を配って早く動ける人がいたとしても結局は一番後ろに合わせることになる。全体のレベルを上げるためには自ら動く習慣が必要になります。
 
単独行動をしているのであれば自分のペースで動ける。しかし、集団であればそうはいかない。自分の行動が周りに影響を与えるのです。これも当たり前のこと。それを自覚しているかどうかで行動は変わってくると思います。
 
こういう機会に自分達の行動を見直す必要がある。それができるかどうかですね。
 
更にここで無茶振り。いきなり副担任に「3分間話してください」と頼みました。かなり驚いていましたが。自分の言葉で話をしてくれました。「2つのことに一生懸命になること」について。事前に打ち合わせをしていたわけではないのですがこちらが話したいことを話してくれました。助かります。
 
このことも意図的に。人前で話をすることについて。副担任はいきなり投げかけられて対応する。人前で話をする機会はこれまで少ないはずです。それを意識的にやっていかないといけないなと考えています。我々は慣れもあるのである程度話ができます。しかし、高校生ではそれができない。話す機会がないからです。これも話をしていますが、3年生の卒業の時にいきなりそれが身につくわけではありません。進学や就職の際に面接で話をする。その時に自分の考えを話せるかどうか。
 
そのためには話す機会を増やさなければいけない。人前で話して自分の考えを伝える。それは苦手だとしても克服しなければいけない。待っていたら身につくわけではないて考えています。そのためには朝のSHRと終礼で1分間スピーチをさせようと考えています。ここは強制的にでも機会を作らなければいけないかなと。
 
副担任話をしてもらって「話すことの必要性」を感じてもらいました。ここで何かが伝わるといいなと。嫌でも力を磨くためにはやらなければいけない。この感覚は身につけさせたい。
 
だらだら書きました。また別に続きは書きます。まとまりはないですが。
コメント
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