kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

練習の前段階

2019-05-14 | 陸上競技
ここ最近は練習について一切書いていませんでした。特別な理由があるわけではなく。そこまで体力的に持たなかったというのが一番の理由でしょうか。少し考えながら、少し距離を置きながら練習を見るようにしています。与えられることに慣れすぎてしまって「当たり前」になりすぎるというのがあるので。遠目に見るというのが増えています。
 
 
が、流石に気になることがいくつかあります。ここは必ずやっておかなければいけない。が、それでも「見て見ぬ振りをする」という部分も増えてきました。最低限の話ができる水準になるまでこちらもエネルギーは使えないなと感じる部分があります。
 
 
先日、DM走をやりました。走り終わった後に後ろに向かってポーンと投げる者がいました。走り終わったーという意味で投げたのだと思います。他の選手も走り終わったらDMを落とします。しかし、それは前方向です。後ろに投げるというのは本当に危険です。突然目の前にDMが飛んできたら避けられない。その部分は指摘しましたがそれは既に「常識的」な話だと感じでいます。言われる言われないという話ではない。幼いというかなんというか。
 
 
日誌の提出をさせています。相変わらず忘れます。そうなれば意味がある行動ではなくなります。日誌自体は「自分の練習を振り返るため」に書くと思っています。しかし、「今日は手を抜かずに練習できた」と書いている者も。ここに既に価値観の違いがあるのです。練習をするのであれば「一生懸命やる」というのが必要です。しかし、「手を抜かなかった」と書くというのは「最大限のアピール」なのだと思います。これまで一生懸命にやってこなかったが、今日は一生懸命にやったという部分。それを認めてもらいたいのかもしません。
 
 
残念ながらこの辺りで既に価値観が大きくズレています。練習を最大限にやるのは「最も当たり前のこと」です。それを日誌に書いているというのはどうなのか。後で見直した時に何か意味が出てくるのか。単純に「書け」と言われているから書いているだけになっています。もちろんそれは練習に対しても同じ。メニューを与えられているのでそれを「単にやる」という感覚。なかなか歩み寄る水準とは違ってきます。
 
 
日誌を忘れる。誰にでもあることなのかもしれません。が、ノートを千切ってそこに「日誌を忘れました」と書いて提出している者がいました。ここも私が説明する必要があるのか。忘れたことよりも「ノートを千切って書いて終わり」という部分が問題だと思います。きちんと報告しない。ここが良くない。言いにいったら怒られるから言わないのか。そうであれば何一つ問題は解決しません。話が全く違うからです。
 
 
先日合流走をしました。20m地点から前走者と一緒に走る練習。前走者が15m走った所で止まりました。遠くで見ていたので良くわかりませんでした。後で周りの者に確認をすると「何で走っているのか分からなくなったので止まった」とのこと。本当に難しいと思います。合流走の前走者は60mを走るだけです。次走者は合流するので良く見て出なければいけません。が、前走者は前にいる選手を抜かして走るだけ。それが分からなくなったので止まる。うーん。これも仕方ないのかもしれません。
 
 
体幹強化サーキットを少しやらせる。インターバルはジョグで繋ぐと示していますが歩く。ダラダラしている感じに見えてしまいます。そこに対してイライラすると私自身がキツイので少しスルーするようにしています。練習をするという前の段階で止まっているからです。これは私の指導が良くないからなのか。そこは私には分かりません。
 
 
「練習に参加する」「日誌を書く」という部分が目的になっているのではないか。そもそも「速くなる」という根本的な欲求がどれだけあるのか。ここも考えなければいけません。単純に身体を動かすだけで良いのか。やるからには大切なことがあるのではないか。そこを見失ってしまう。いや、見失う前に持っていない可能性が出てくる。そうであれば私がグランドで何を伝えるのかというのは全く別の話になっていくのではないかと思います。
 
 
「練習をやればいい」「日誌を書けばいい」という段階では競技力が上がるというのはなかなか難しいと思います。こちらの話を聞いていないというのが前提としてあるからです。これは時間が経過したら理解できるようになるのかどうか。全くの別の話のような気はします。
 
 
練習をする前に何か色々とやらないといけないことがある気はします。ミーティングをして寝ているという状況があったという危機感。私が話を始める前の資料を読む段階で寝ているのですから、「何かを学び取ろう」という姿勢ではなかったというのは分かります。ミーティングをやると言われたからその場に座っている。退屈だから寝てしまう。そういう話ではないかと。
 
 
批判しているつもりはありません。事実を書いておこうと思っているだけです。この手のことを書くと炎上するのかもしれませんが。現場でどのような気持ちでやっていくのか。それを示すことは「悪」でしょうか。マスコミがどのように叩いたとしても実際問題、現場の課題は解決しません。表面的な話をしているだけだから。
 
 
やはり物事に取り組む姿勢やモチベーションをどうするかというのが全ての大前提にあるのではないか。それが出来なければ先には進まない。話をしても聞かないのだから何一つ変わっていくことはない。時間をかけれびそこに変化は生まれるのか。ここも分かりません。やるべきことは何か。自分の中で考えていかなければいけないと思います。
 
 
練習についても書きます。多分。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする