水曜日の練習を。
前の記事に書きましたが、様々なアプローチをしながら選手にメッセージを送るようにしています。「ひたすらやる」という中で見えてくることがある。成長を促すために様々な角度から刺激を与えていくことが必要だと思っています。これまでは「考える」という側面が強かった。それが教育効果です。しかし、その側面が強すぎて「伝わらないに考えさせる」という雰囲気になっていました。これでは誰も幸せになりません。
しばらくは思い切って「徹底的にやろう」と決めました。これまでは「身体が重い」とか「足が張る」という言葉にかなり耳を傾けていました。そうでれあれば「練習量を落とすか」という話になる。もちろんそういう部分は重要です。しかし、本当に自分たちの「限界点」を知っているのか。少しの疲れたくらいで「もう無理だ」と感じていないか。そういう部分をもう一度見直したい。考えながらやるというのはまたいつかということにしました。「考えられない」のであればひたすら負荷をかけて感じ取るしかないなと。
バランス系をやって股関節強化サーキット。私が口にするのは「声を出せ」のみ。数を数える声が小さいというのは許さない。できることを最大限にやれ。そればかり言い続けました。技術的な部分とは全く違う話。そのままDM∞を。これも弱い。ここでは「数を数えろ」「強く投げろ」というだけ。指導というか鞭を入れているだけのような気はしますが。本当にやろうと思えば「どうすれば強く投げられるか」を自然に考えるようになります。「考えろ」を求めるだけではない。
上半身と下半身の連動のために「シャフトトレーニング」を2年生に関してはシャフトだけではなくプレートもつけることにしました。ウエイトとは違いますがそれなりに負荷をかけていかなければ筋力はつかない。自重でも対応できる部分はありますが今はもう少し強い負荷をかけたい。筋力的な向上をこれから数か月で行います。中途半端な負荷をかけるつもりはなかったので。つなぎとして「また割りスクワット」を。これも選手たちが声掛けをしながらやっていく。私は見守る。
走るつもりはなかったのでマークアップ。気持ち遊び感覚。本当に気持ち程度ですが・・・。ひたすら追い込むという練習にしようと決めていたのですが気分転換も少しは必要かなと。
台を使ったDM投げ。地面からもらった力を推進力に変える。ここもやっていく中で感覚をつかむ。ひたすら。本当にひたすら。ほぼ休まずに「タイヤ押し」を。これはかなりきついと思います。20m1往復を3セット。ランニングと両足ジャンプ。男子で筋力がない者は全く進まなくなっていました。そこできちんと声掛けが出るかどうか。苦しい場面でどうするか。自分一人が苦しいわけではない。苦しんでいる選手に対してどうやってアプローチできるか。この練習により数人が練習から離脱。そうなるのはある程度予測ができていましたが。
休まずにDM往復走。これも久しぶり。追い込みます。限界点を上げるという意味では重要な練習。技術練習とは真逆にあるかもしれません。それでもこういう経験の中で何かを感じ取らせる。タイヤ押しの時点で限界に近づいていたと思います。それでも止めない。倒れるまでとはいきませんがひたすら走りました。
休憩としてBCTを。1年生にとってはかなりしんどいと思います。県総体に出場した選手もいますが基本的な部分は何も変わらない。ある程度走れるようになっているかもしれませんが1年生であることには変わらない。負荷をかけたり基礎的なことをするとできない事が多い。過大評価はしません。特別扱いもしません。時としてこうやってやらなければ気づかないことも出てきます。BCTをやっていますから休憩にはなりません。肉体的にも精神的にもキツいはず。自分自身と向き合わせる。