kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

トレーニングと現実

2019-06-08 | 陸上競技
金曜日。この日は朝から土砂降りの雨。通勤に普段よりも20分近く長くかかりました。前に進まない。電車が遅れて止まっているという連絡がありました。電車に乗って駅を出たのだがその後に電車が止まったとのこと。途中で車内で待たされているようでした。身動きが取れないのでなかなかキツかったと思います。
 
その影響でクラスの生徒は10人登校できず。これはかなりしんどい。色々と話し合いをした結果、通常通りの授業になりました。クラスとしては公欠で2人別に休んでいますから12人不在。授業として進むのはかなり厳しいのでほぼ自習になったようです。なかなか。理不尽なこともあるのです。15人いないクラスもあったようです。
 
上述のうちの選手は保護者の送迎で学校に来ました。いや、無理をしなくてもいいのに。とはいえこういう気持ちがあるというのは大きいですね。「無理しなくていい」と伝えましたが既に迎えにきてもらって学校に向かっているようでした。こういう部分は必ず結果につながると思いますね。
 
練習は通常どおり。前日帰らせた者が練習開始時に「校則を守らなくてすみませんでした」と私の所に来ました。うーん。ここは違うと思うのですが。私に謝る事なのか。それが一番手っ取り早いとは思いますが。前から話をしていますが「練習に参加しなくていい」と話しているのに既に練習着に着替えて来る。この時点で「練習をやる」という前提で話が進んでいます。手順が違わないか?ここは何度か言って来ましたがなかなか伝わりません。徹底するという意味では順番が違うといって帰らせても良かったのですがそこまでやるのは気が引けたので。練習はさせることに。甘いでしょうか。
 
最初にダブルダッチを。ここ最近詰めて練習をしてきたので気分転換も兼ねて。10分程度遊ばせました。こういう部分も必要なのかもしれません。そこからいつもの流れで。グランド自体が若干緩いのもあったので走るメニューは最小限にする。ここも仕方ないかなと思います。やれることをやるしかないので。体幹強化サーキットをしっかりとやりました。DM∞をやってからセラバンド。が、この辺りで一人体調が優れないということで離脱。無理はさせられません。
 
シャフトトレーニングをやってからアジリティトレーニングを。ここまでは私もグランドにいました。本来であれば最後までグランドに居なければいけないのですが。この日はお通夜に参列することにしていました。詳しくは書きませんが。グランドで時間を共にした部分。高校時代の私は練習のみに没頭していたので他者とコミュニケーションを取るというのがほぼありませんでした。今考えるともっとチームメイトを大切にしておかなければいけなかったなと思います。
 
現実はしんどい。それだけは確かです。現実に起きていることを受け止めなければいけない。それは簡単なことではないですが。グランドで練習ができるということは本当は奇跡に近いことなのだと思います。それが当たり前だと思っている間は私自身成長がありません。やりたくてもできない人もいる。そういう部分も忘れてはいけない。
 
練習に関してはtnk先生が最後まで見守ってくださっていたようです。本当に申し訳ない限りです。
 
私が出た後は補強サーキットをやってから瞬発系シャフト。これまでやってきたものと少し形を変えました。補強的な要素は全て補強サーキットに入れ込む。瞬発系の動きはそれだけでまとめていきました。ハイクリーンとスナッチをやってからそのままDMの真上投げ。反発をもらって全身で投げ上げる。その感覚を活かしてハードルジャンプ。これは初めてやる選手もいるので手間取ったかもしれないですね。
 
そのまま台片足ジャンプを数本。実際に走るのは片足なのできちんと段階を追って走りに繋げていきたいなと。練習の組み立ての順番もきちんと考えています。それがどういう意味があるのかまで選手が理解できると違ってくると思います。
 
最後にBDM走を。グランド状態が良くなかったのでシューズで走ったようでした。セット数も1セットにしたと。それはそれでいいと思います。私が不在ですから選手が自分で判断してメニューの調整をする。ここは必要なのかなと。私のように詰め込むタイプのメニューはどこかで減らさないといけなくなります。量は追いませんがバリエーションが多いのでなかなか難しい部分があります。こちらも工夫しながらやらないといけないですね。
 
命について考えさせられました。このままでいいのかな。それがいつも頭の中にあります。向き合いたいと思います。
 
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しっかりと走る

2019-06-08 | 陸上競技
木曜日。前の記事に書きましたがこちらもこれまで曖昧だった部分を明確に示そうと考えていました。明確な線引きをする。この部分が自分の中ではっきりとしていなかったのでもどかしさがあった気がします。明確な部分もがあるかないか。覚悟の部分だと思います。
 
 
翌日が雨予報でした。そうなると走れません。走る練習に時間を割きたいなと考えていました。そのためトレーニングを減らす。ここはバランスの問題だと思います。昨年度末から県総体が終わるまでのロスを取り戻さなければいけない。基本的な部分が出来ていない選手に対しての指導に時間がかかっていました。約束事が守れない場合は練習に参加させないというのは一つの手段だと思います。全体に対して指導をしていたらきちんとやろうとしている選手の練習ができなくなるからです。それは絶対に違う。
 
 
バランス系をやってからDM投げ∞。アップとしてはもう少し入れたいのですがこればかりやっていたらメインである走練習ができなくなるので。セラバンド補強をやってからハードル股関節。この部分は短時間でできるのでテキパキと。長距離のマネージャーがタイムを計ってくれたりするのですごく助かります。私は距離を置きながら見守る。台ドロップ、スイッチング、スイッチングラン。本当はもう少し股関節周辺に刺激を入れておきたかったのですが。時間のバランスですね。
 
久しぶりにスタート5歩をやりました。1年生は初めてかもしれません。ドリル的な動きではなく走りながらスタートのリズムを作っていく。壁引き出し→チューブ5歩→マーク5歩を段階を追ってやっていきます。前の段階で走りに必要な意識をしてからやっていくことで変化が生まれます。地味ですが。前半マークも実施。走りの基礎を詰め込んだ感じでしょうか。
 
加速段階の動きを作ったのでTDM走を。こちらは中間の意識で。道具を使いながら中間での足運びをやっていく。腕が使えなかったり負荷がかかっているので進みにくい。この練習を見ていてもう一度B走のみをやる方が良いなと感じました。腕が使えない中で膝の引き出しを意識しながら進んでいく。誤魔化しが効きません。こういう部分もやっていきたいなと。
 
そして120-120-90。グループを3つに分けて実施。走る練習をどれだけ取り入れることができる。手狭なグランドの中でうちにできる最大の練習です。他の部がグランドを使っているので合間を見て走らせてもらいました。前回120を走ったときに前との距離が狭かったので今回は広げる。セパレートで走れるのであれば連続で出しても大丈夫なのですがオープンで走るのは危険。段差でスタート。一斉スタートも試みていたのですが怖いので取りやめ。この方がしっかりと走れる感じがあります。これも様子を見ながら。
 
休まずにシャフト補強。かなりハードだと思います。走ることとトレーニングを一体化していく。その流れの中での練習です。もちろん、前の週から負荷をかけているのでかなりきついとは思います。1年生の女子は疲れのピークという感じでしょうか。春先から少し押さえていたとはいえ休まずに練習をしています。1年生は中国大会前後に疲労が一気に出てきます。ちょうどその時期か。休ませながらやるしかないという感じでしょうか。
 
2年生女子が意欲的に取り組んでいるのでその流れに乗って1年生女子もやっています。が、体力的には厳しい。できないことが多いので何度も涙を流している姿を見ます。こちらも無理をさせないように気を配らないと行けません。2年生女子が自分のことで精一杯になります。本来であれば3年生がフォローしてくれる時期。負担は大きいと思いますが自分たちで乗り越えていくしかないと思っています。
 
補強の後にもう少し走る。スイッチング&スキップです。前の学校では頻繁にやっていました。小さなフレキハードルがあったのでそれを利用しながらという感じでしたが。スイングで進む感覚を作りたいなと思っていたのでもう一度導入することにしました。これは慣れないと間違えます。どちらの脚で片足スキップをするのか分からなくなるのです。狙いとする反対側の脚でやることは無意味です。時間がそれほどなかったので本数を少なめにして実施。これも練習に取り入れていきたいと考えています。
 
合流走を久しぶりに。本数的にもう少しやりたいのですが時間の関係で1本ずつ。練習開始時に帰らせている選手もいるので人数が少なくなっていました。何人かは「脚が痛い」と練習を抜けていました。ほとんど練習できない状況。体力的なものも含めて「片目をつぶる」ようにしなければいけません。全てを求めるのは無理なので。私自身も見方を考えないといけない。
 
最後に再び120-120-90。前半と同じように実施です。かなり時間が厳しかったのですがやりきりました。何人かは2サイクルくらいは乗り切れるようになってきました。基礎体力作りも含めて続けていきたいと思います。もうしばらくはこのままで。
 
集合せずに練習終了。2年生女子はスパイクを脱がずに片付けをしていました。「あー」という感じです。実はこの日も予定した練習が全て消化できませんでした。最後にTDM走を入れる予定にしていました。そこまでできなかったので2年生女子は「残ってやりたい」と。今は意欲が高まっています。無理をさせないように実施していきたい。怪我をさせるわけにはいかない。今は色々な意味で「変革期」だと思っています。それぞれの意欲に応じてやっていきたい。
 
10分くらいオーバーしたでしょうか。体調が悪くなった選手もいたのでそちらの対応も。充実した練習にはなっていると思います。そこに慢心することなく冷静な目で練習を見ていきたいと思います。少しずつ。少しずつ。 
 
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