土曜日の続き。
前の記事に書いたようなことがあったので練習開始自体が遅れました。それでもやるべきことはろやろうと決めていたので。時間がかかってもやる。それしかないと思っています。うちは中国大会がない。実感がわかない部分はあります。これまで「行くのが当たり前」でした。昨年の県新人の時点で厳しくなるのは分かっていましたが。目の前にやるべきことがない。調整練習を要しないのであれば徹底的にやりたいなと思います。精神的にもしんどい部分があるとは思うのですが。
バランス系を。この日は意図的にBDの上でも実施しました。ある程度やっているのでできる選手にとってバランス系は確認作業です。しかし、本来狙いとする部分に近づくためには「不安定の中でのバランス感覚」を必要とします。安定している場面ではなく不安定な場面での安定(理解しにくい表現)。BDで不安定を生み出してその中で軸を作っての安定。
股関節強化サーキットを実施してからDM∞。下半身だけに特化せずにバランスよく強化する感覚を持ちたいと思います。何か一部分だけ強化されても結局はそれが走りにつながらなければ意味がなくなります。全体を見ながらのトレーニングにします。セラバンド補強をしてからハードル股関節。少しずつですが変わってきているなと感じています。やりたい動きがあっても基礎筋力がなければできない。まだまだ基礎的ない部分は不足。やり続けたいですね。
DM投げの「瞬発系」も。まーDM投げ自体が全身を使っての瞬発系ではあるのですが。連続倒立をしたり台から降りてその反発をもらいながら投げるなどのちょっとした工夫をしながらの投げ。技術的な部分もやりますがある程度「自分で感じながらやる」という部分も必要。やるだけではないという感覚を持ち続けてもらいたい。これはしつこく言いますが結局は選手次第。
走る練習をメインにしたいと思っていたので「台ドロップ」「台片足ジャンプ」「スイッチング」を。走練習やジャンプ系をやるとシンスプリントになる選手が出てきます。これは避けて通れない部分ではないかと思っています。休んだら治るかもしれませんが根本的な部分を改善しなければいつまでも同じ症状が出る。足首の固定や接地のポジションを改善することで大きく減っていくと思います。この辺りから少しずつ練習を抜けていく形になりました。
スイッチングをやってから「スイッチング&片足スキップ」を。これも前の記事に書きましたが前任校でやっていたメニューです。スイッチングの動きとスキップは連動していると思います。段階を追って走りを作っていく。なぜその動きをやっているのか。そこを理解しながらやる。実際に組み合わせることで何をやろうとしていているのかを感じ取ってもらいたいと思っています。意味はある。
スタート5歩をやってBDM走を。前日にやろうとしてできなかった部分です。TDM走はかなりやりますが、ここ最近はBDM走をやっていませんでした。B走をやる。これは上述の「スイッチング&片足スキップ」と繋がるものがあります。どうやって前に進むのか。体幹を保ちながら進むためにどうするか。こういう部分は大切。意識的に動きを覚える部分と無意識に動きを覚える部分を組み合わせながらやっていくことで現状の打破ができるのではないかと思っています。30-40-50を2セット。
で、この日も120-120-90を。3月くらいからほとんど走らなくなっていました。やはり1週間に2~3回は120は走りたい。走っておかなければいけない。その中で感じ取る部分が出てくる。120mは段差スタート。距離設定を変えてもいいかなという気がしたので男子と女子で走る距離を数メートル変えました。段差スタートするときもあれば距離でハンデをつけるときもある。遅い者ほど走る距離が短くなるという感じでしょうか。それでもいいと思っています。いかに冷静に負荷をかけ続けられるかが重要。距離ではないと思っています。
少し前に比べると競争ができています。男子が少し走れるようになっているので女子が逃げていく中で競争になります。まーこの時点で実際に走っているのは部員の半分なのですが。他の者は補強をするということだったので。
走練習がきちんとできる者はそのままシャフト補強へ。ハードです。今しかできないことがあると思って取り組んでいます。妥協しない。もちろん故障のリスクもあるので様子を見ながらになりますが。補強をやっている者。普通にやっています。これでは差がつく一方。ということで別途メニューを決めて「追い込む」ことにしました。怪我をする。仕方ない部分もあると思います。しかし、怪我をしないように自分自身でケアをしているのか。待ち時間座っているだけではないか。本当にできることをすべてやって怪我をするのと何もしないで疲労が蓄積して怪我をするのでは意味が違います。
「痛いので抜けます」というのを否定はしません。無理はできませんから。しかし、一人が「抜けます」と言い始めると次々と抜けていきます。「一人ではない」という安心感もあるのだと思います。差がついていくという感覚を持ってもらいたい。別グループになったことで安心してもらうわけにはいかない。ということで長距離のマネージャーに手伝ってもらって「ひたすら補強」をすることにしました。「怪我をしたら練習がきつい」という感覚を持たせる。好きな補強を好きにやればいいという時間にすると居心地が良くなるので。休まずに補強をし続けました。
走っている者はシャフト補強終了後、股関節補強をやってランジサーキット。これは「止める」ことで筋肉に負荷をかけるパターンのもの。mtm先生から教わったものを導入。久々にやりました。こういう部分もきちんと見直しながらやっておきたい。メニューが幅広くなるのですがすべてが必要。終わってから一度BDM走を1セット。補強はセット間の休息というイメージでしょうか。休みにはなっていませんが。走るために準備。
最後にもう一度120-90-60。走る量としてはそれほど多くないと思います。しかし、それ以外が多い。かなり多い。疲労感はあると思います。フレッシュな状況で走るということにはなりません。それでいいと思っています。時にはもっと疲労度がないときに走るほうがいいのかもしれませんが。2週間ずっと負荷をかけ続けています。かなりきついと思います。分かり切っていることです。それでもやり続ける。それしか自分たちの力を上げていく方法はない。そう思っています。
栄養補給のことを話しました。選手によっては昼食を「おにぎりだけ」という者もいると。身体づくりです。食べたもので自分の身体ができます。練習後にきちんとした食事をしなければ走れるようにはなりません。この部分も含めて指導していかなければいけないなと感じています。まだまだやることは多いと思います。覚えることもやることも多い。その中でどうするか。
しっかりとやりました。前向きに取り組んでもらえたらなと思います。比較的雰囲気は明るかったと思います。これが続けばいいのですが。