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kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

ちょっと勉強する

2020-06-03 | 陸上競技
ほぼどうでもいいことを。

数ヶ月前からレッドビーシュリンプを飼い始めています。他の生き物と比べてかなり気を使います。こういう部分はやってみないと分からない。最初は「イラッ」としたことがあってそれに対応するために飼い始めたというのがあります。が、いつのまにか「癒し」となりそれが必要だなと感じるようになってきました。

買い始めて数週間で休業期間に入る。きちんと水槽のことを考えられるようになったのは1ヶ月近く経過してからだったでしょうか。ここはどうにもできない部分でした。そこからもほとんど職場には行けない。そしてその頃から「ポツポツ死」といわれるエビが⭐︎になっていくようになりました。

今回、水槽を立ち上げる時には理科室から「種水」をもらってから始めました。単純に水道水のカルキを抜いた水を使うのではなく何年も生体が生き延びて来た水を利用させてもらうことで「立ち上げ」の時間が短縮できると考えていたからです。それでもポツポツ死が生じる。うーん。

最初の1ヶ月は何も起きませんでした。この辺りのことは前に書いたと思います。止水域ができていたのではないか?なども考えながら。バクテリアがきちんと発生していなかったのではないか?という部分もあったのでろ過材を準備して水槽に入れる。この辺りまでは以前書いたと思います。

その後、様子を見続ける。非常に残念ですがまた何匹か⭐︎になってしまいました。元々一度弱ったエビは回復が難しいというのは聞いていました。温度差や水質悪化によって上手く育たない。他の生体と比べると圧倒的に弱い気がします。その中でどうするか。YouTubeで勉強することに(笑)。水槽の立ち上げからレッドビーシュリンプの飼育について。かなりの時間をかけて。

ありがたいことにこういう時代ですから様々な情報が載っています。やり方が全く違うものがいくつもあるので鵜呑みにせずに調べていかなければいけないなと。成功するためには水槽の立ち上げに3ヶ月かからということでした。いや、もう手遅れ。

で、今更ながら勉強していくとこれは面白い。スプリントについて考えていく中でも同じようなことが何度も起きるのですが「明確な理由」をそこに求めます。最初からきちんと勉強して飼い始めろという話なのですが。以前飼育していたので何とかなると思っていました。前回は生徒が勝手にスマホの充電をするためにコンセントを抜いてそのまま忘れ去られて全滅したという経緯があります。それ以外は比較的上手くいっていた。

今考えてみると「たまたま」だったのだと思います。なんだか良く分からないけど上手くいっていただけなのです。これをスプリントに置き換えると「良く分からない動き」を何となくやらせていたら速くなった。だから次も同じ指導をしたら上手くいくという感覚と同じなのかなと。これが競技だったら「アホじゃん」という突っ込みになるのですが、他に置き換えて考えることができていませんでした。

生体を育てるという中で「無知」の中でやっていたのだと思うと情けない話です。強い生体であればある程度雑でも上手くいくのかもしれません。しかし、弱い生体だと少しの変化で致命的なダメージを受けます。そこに対してきちんとした準備をしていなければ⭐︎になってしまう。取り返しはつかないのです。

スプリントであればそんなことは絶対に許されません。まー突き詰めてやりたいと思っているので組み立てややり方に関しては細かくやります。順序立て立て段階を追って行う。当たり前の話です。

で、ここからは私が面白いと思っただけなのでマニアックな話になります。

水槽で生体を飼うとフンをします。生きているから当然です。あとは朝の食べ残しなども生まれます。それにより水槽内に「アンモニア」が発生します。これはなんとなくイメージできると思います。水槽内は狭いのでこれが蓄積していくと環境が悪化します。大きな海では微々たるものかもしれませんが、水槽の中では致命的になります。それを分解する「バクテリア」が自然発生します。これもすごいなと思いますが。

ここは知っていました。当たり前ですが。が、色々と調べてみると「アンモニア」を分解する「バクテリア」だけではない。「アンモニア」を分解すると「亜硝酸」になります。これも実は生体にとっては悪影響になる。多分、うちの水槽内ではこの「亜硝酸」が発生していたのではないか。それが水流の流れが止まっている場所に蓄積していってダメージを与えていたのでは??と。

水槽内では「アンモニア」を「バクテリア」が「亜硝酸」に分解していく。これが続くと更に「亜硝酸」を「硝酸塩」に分解していく「バクテリア」が発生していく。そこで初めて水槽内が安定してくる。これに数ヶ月かかるようです。単純に時間をかけているのではなくそこには「大きな意味」がある。

ペットショップには「バクテリア」を販売しています。これを入れれば何となく対応できるのかな?と感じるかもしれません。これも調べてみると「一時的な対応」にはなるようですが「バクテリアの定着」にはならない。「バクテリア」は水中に生息するのではなく「ろ過材」のようなものに住みつくのです。バクテリア剤を入れても住処がなければダメ。

ということは最初の段階で「種水」をもらってきていても結果的に「バクテリア」が住みつく場所がなければ意味がなくなります。ということはこれまで「これで大丈夫」と思い込んでいた内容は完全に「アウト」でした。情けない話です。

こうやって何か別のことをやる。そこから「スプリント」について考える機会になります。そういえば教え子が就職して「ホットヨガ」のインストラクターになったとき、「時間があったら選手に教えてよ」という話をしました。その時、「先生、何でも陸上に結びつけようとしますよね」と指摘を受ける。まーそうなんでしょう。色々な所に考えるヒントがある。それだけは間違いないと思います。

興味を持つ人がいるのかどうか。検討したいですね(笑)
コメント
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