kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

ただひたすら基本

2020-06-14 | 陸上競技

土曜日。雨予報。が、それほど降りませんでした。開始時には問題なく練習ができそうな感じ。とはいえ途中で降ってきて移動するのも面倒なので最初から室内で。蒸し暑い部分があるので室内は大変です。コロナ対策のために可能な限り窓は開けます。ここは必須。

 

前日の練習でかなり足運びをやりました。そのおかげで下半身が筋肉痛になっているとのこと。ランジと足運びドリルをするだけで「必要な筋肉が鍛えられる」ということが判明。難しい補強をしなくても必要な筋群に刺激を入れることができる。こうなるとさらに「ウエイトやらなくていいや」という気分になります。大きな筋群を強化するのではなく「必要な筋肉」を強化したい。それが「補強」であったり「ドリル」であったりするのかもしれません。

 

この日は前日以上に「徹底する」ことを伝えました。「動きの基礎」をひたすらやるということは少ない。合宿でもあれば別だと思いますが。選手には「3日間しっかりとやれば変わる」という話をしました。逆に「3日間しっかり基礎ができるところは少ない」というっ部分も。なんとなくやるのではなく「明確な意図を持ってのドリル」です。関西のほうではあまりドリル的な動きをやるのを見たことがありません。「基礎的な部分」を動きながら身につけるというのもあると思います。。「意図」が明確であって「動きながらやる」ことと「良く分からないけど動きながらやる」というのでは全くの別物になると思っています。ここは「こだわり」をもってやっていきたいですね。

 

練習の最初はいつも通り。軸とバランス。そこから上半身下半身。MD腹筋を一通りやってから「車系」の流れで。これはかなりしんどかったと思いますね。蒸し暑い中での補強です。精神的にもきつい。汗だくになっていました。セラバンド補強とハードル股関節をやってから「固定系」を。一連の流れの中でやっている感じです。ここは変えない部分。どんなことがあっても「必要な要素」を少しずつは入れておきます。固定の部分はトレーニングにもなります。「止める」ことで負荷がかかるからです。開始が少し遅れたのもあってここまでで約1時間程度。良くやります。

 

で、ここからが本番。引き続き「足運び」です。前日の流れがあるので最初だけは任せました。膝締めドリルを徹底。昨日に引き続きです。かなりきつそうでした。息が切れるという負荷ではなく「地味にきつい」という部分ですね。それでも「半歩」しか進まない足運びドリルは負荷が高い。やりすぎると股関節を痛めてしまうかもしれません。筋力的な部分も含めてしっかりとやっておきたいと思ってはいます。段階を追って階段ドリルもチューブ歩行も。階段などはかなり細かいところまで指摘。階段の角度と膝の引き出しの方向。「斜め上」に引き上げる感覚が作れます。最初はB持ちで実施。そこから上半身と下半身のっタイミングを合わせながらやるこれも長い。

 

階段になると「前まで持ってくる」という感覚が疎かになる選手も出てきます。階段の一歩歩行は「引き出す脚」だけではなく反対側の足もキチンとやらなければいけません。段差があるのでしっかりと乗るイメージがなければ前で接地してしまいます。全ての動きを「走りにつなげる」という感覚。横から見ることもできるので「直線的に運べているかどうか」を確認できます。地味にひたすら。ここは大変です。

 

そのまま「スティックドリル」へ。この部分が不足しているかなという感じを受けています。以前は「重心移動」を含めてのスティックドリルをやっていました。試合のアップに入れている動きです。しかし、いつのまにかやらなくなっている。シザースなどで代用している部分はあるのですが。これをもう少し丁寧にやっておくと「膝と腰の移動」ができる気がします。この日は本当に狭い足長で。両足も入れたのですが「感覚が作りにくい」というので取りやめ。片脚の本数を増やしました。こうやって「感覚の確認」ができるのはいいなと思いますね。言われたままやるのではなく「難しい」「分からない」とコミュニケーションをとることで分かることもある。重要。

 

ここまでで開始して3時間くらいが経過していたでしょうか(笑)。長い。それでも「徹底する」という話をしていたので。合宿をやっていると思えばいいと思います。逆に「基礎的な部分」だけで2~3時間できるところはそれほど多くないと思います。どうしても「やることがないので走ろう」という感じになる。走るのが一番簡単ですからね。そこに至るまでの「プロセス」をどうするか。重要だと思っています。ちなみに「補強」だけで3日間の合宿をやり続ける自信があります(笑)。選手の身体が持たないでしょうが。「やりたいこと」を明確にして突き詰めようと思えば色々な方法があると思っています。まだまだできることがたくさんあります。

 

ハードルドリルver2を。これも前日と同様。重心移動がない中で徹底的にやる。そしてここまでくると「股関節の動き」までが練習の内容に含まれてきます。ハードルを使うことで「股関節をどのように動かすのか」の注意点が増えてきます。疲れて上がらなくなっている可能性はあるのですが「詰める」という部分は変わりません。ランジ系などを入れるのもそのためです。ランジ系を入れることで「股関節が詰まる」ことと「腸腰筋が引き延ばされる」というのがあります。走りの中でストライドを出していくためにもここは少しずつやっていきたい。ホッピングなども組み入れながらやると効果は高まると思いますね。

 

で、いったん休憩(笑)。補強にしました。本当はBCTを入れようと思っていたのですが思いのほか他の部分に時間をかけすぎてしました。これは本当にドリルだけで一日練習になってしまう。諦めました。腸腰筋補強(まだやるか?!)と中殿筋補強を。中殿筋も「詰まる」という感覚の中でやっていきます。

 

長いですがそのまま続けます。ここまでは「移動のない感覚」でやってきました。しかし、それだけでは進みません。「縦の動き」は基本ですがそれだけでは「その場足ふみ」のようになってしまいます。ここから「水平方向へ」切り替えていく必要があります。これだけやったのにまだやるのか??と言われるかもしれませんが。この日は「徹底的にやる」と伝えています。少しだけ「壁抜き」を。チューブを使っての壁抜き。これは新入生はカット。動きをやるのは難しいのでまた時間があるときにという感じですね。その間は別途スティックドリル。

 

かなり削って「スイッチング」と「片足スキップ」、「スプリントミニハードル」で終了。これだけ段階を追ってやると明らかに動きの変化が生まれます。単純に走っておけば速くなるとは思っていないので。この部分は必須かなと。普通の選手が戦うために何をするのか。ここが私の中でのテーマです。

 

結局5時間近くかかりました。かなり長い。「基礎合宿」です。いつもこんなにやるわけではありません。やることが多すぎてオーバーフローしている可能性もあります。それでも「やる意味」を考えながらやることで効果は高まります。体力的なものもあると思います。新入生には無理をさせずにと思っています。長い目で見たときに「やってよかった」と思える部分を伝えていきたいなと。

 

まだできますが「体力」「筋力」「心」の部分も含めてここまでとしました。長すぎるという批判もあるかもしれませんね。まー様子を見ていきます。

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徹底的に基礎をやる

2020-06-14 | 陸上競技

金曜日。この日は雨予報でしたが持ちました。が、前日の時点で「3日間ひたすら基本をやる」と決めていたのでそちらで進めることに。土の上でできるのでダメージも少なくて済むかなという感じがあります。

 

練習自体は「軸系」「バランス系」をやってから「サーキット」を実施。さらに「DM∞」をやってから股関節周りの補強。この日も「DMランジ」と「リズムランジ」を行いました。数人が「内転筋が痛い」といっていました。理由を聞くと「ランジで筋肉痛に・・・」とのこと。うーん。そんなに簡単に筋肉痛になるのか。それなりに鍛えているつもりですが。まー仕方ない。とはいえ、関係なくやるという気でいたので。固定系までは通常に近い形の練習にしました。

 

前日はある程度練習自体を任せました。この日はこちらが「完全主導」です。ここ最近の練習ではほぼこの形ではありません。ほとんど口出ししない中で進めていっていました。が、「基礎の徹底」となる細かい部分に気を配らなければいけません。適当にはできない。かなり細かく見ていきました。その場膝締めから歩行。この歩行も何パターンかを組み合わせて。いや、動き的にはシンプルですが途中で苦しそうにしていました。20m程度しか実施していたいのですが「一切の妥協を許さない」という感じでやったので。1年生にとってはこれだけでかなりの負荷になったようです。

 

「DM歩行は何メートルですか?」と質問を受ける。20mくらい行かせようかと思っていましたが、DMを持っているのでそれだけで負荷がかかります。上半身っが保てない者も出るので15mに変更。すると普段言われたメニューをしっかりとやっていくHoがガッツポーズを・・・。いや、初めて見ました(笑)。内転筋と股関節がかなり筋肉痛になっているという話はしていましたが5m短くなっただけで満面の笑顔でガッツポーズとは(笑)。本当に珍しいなという感じですね。

 

更に「チューブ歩行」も。これもなかなかです。少しずつ進みます。進みたいけどチューブがあるので進めない。それにより身体の軸が少し前側になります。そうすることで走りに近づいていく。また、軸が傾くので膝が前まで出てこない選手も見られます。ここをしっかりと引き出させる。やりたい動きをしっかりと身につけさせるためにかなりの段階を追っています。

 

時間をかけてから「スティックドリル」を実施。そこまでにほとんど重心移動のない「歩行」を延々とやってきました。直線的な足運びを覚えさせる。そして「身体の真下」でとらえるために「半歩ずつ進む」という苦行・・・。そこから少しずつ前に進みたいなと。足長はそこまで大きくしないで「接地」を作っていく。移動が入ると途端に「回る」者や「開く」者が出てくる。ここを丁寧にやっていくことにしました。1年生はさらに短い距離で実施。ほとんど移動がない状態で片足の足運びをやる。止まらずにやるので先ほどよりは難しくなります。1年生はここまでをやり続けるだけでもいいのかなと思いますね。

 

少しだけハードルを使っての練習。ハードルドリルのver2を。これは重心移動がほとんどない中から少しずつ移動を作っていくものです。とはいえ、この日は「膝締め」と「乗せる」がメインなので進まない。サイドや連続抜きも歩行で丁寧に。進まずにやっていくとごまかしがききません。だからしんどい。途中で足がパンパンになってきたと言っていました。股関節周辺が「重い」と。まー文面だけでは分かりにくいと思います。私が「徹底する」と言ったときには「半端なくやる」のです。本数が多いというのではなく「徹底的に正確な動きをさせる」という部分があります。飽きてしまう危険性があるくらい。だからこそ「何のためにやるのか」を理解する必要があるのです。

 

この部分がきちんとしていたらきつくても「丁寧にやる」ことができます。「これをやれば速くなる」という気持ちが大きくなるからです。とはいえかなりの負荷です。走る練習よりもこちらのほうがしんどいかもしれません。

 

やっていたら時間がかなりすぎていました。これでは補強ができないのでいったん区切って「補強サーキット」を。種目を絞らせました。股関節周り、かなり来ているようです。これだけでトレーニング効果はあると思いますね。全く進まないというのもどうかなと思っていたので最後にスキップとタタタを実施。まだまだですが身体の前側で動くようになっている者も。短時間(?)でも効果は出てきます。これが継続できるかどうか。忘れてしまうのでまた元に戻る。それをどうやって定着させていくのか。

 

ドリルの基礎だけでほぼ2時間。周りから見れば「何をやっているんだろう」という感じだと思います。それでも丁寧にやることで「変化」が生まれます。重要。翌日も雨予報なので「徹底的にやる」を続けようかなと。合宿などもないのでっこうやって「単独」でやるというのも重要です。そして今の状況はかなりです。いや、これが続けばどうなるのか・・・。ワクワクする部分もあります。

 

記録しておきます。多分選手は「筋肉痛」に襲われるのだろうなと思いながら・・・(笑)。

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理解させる

2020-06-14 | 陸上競技

木曜日。この日は朝の段階で少しミーティングを。前日は自分たちでミーティングをさせました。どのようなチーム作りをしていくのか。それをしっかりと考える必要があります。「青春ごっこ」に付き合う気はありません。その旨早い段階で伝えています。この件はまた時間があればということで。

 

前日、新入生の動きを見ていて「できないな」と感じることが多くありました。これは仕方ないのですが「スプリントの基礎」をしっかりとやっていく必要があるなと。今回入ってきた子たちはほぼ素人です。「陸上競技って何?」という部分もあると思います。「走るだけならできるだろう」と入ってきた子もいるでしょうし、「中学校のときの陸上部を見て」という子もいるでしょう。色々な意味で違うと思います。単純だからこそ「複雑」な動きが入ってきます。感覚的なものも。やりたい動き自体は非常にシンプルです。その動きを身につけるための方法がたくさんあるという感じでしょうか。方法論になりますが。

 

天気予報を見ると天気が大きく崩れるという感じでした。「走れない」のであればそれを有効に使う必要があるのかなと。基礎的な部分に力を入れる。これはなかなかできません。理解も含めてですが。前日の新入生の動き、「進む」とできなくなるのです。重心の移動が生まれると「基本的な動き」ができなくなる。仕方ないのかなと思っています。だからこそ「徹底的にやる」という部分が必要になる。本当は「進むため」にやるのですが「進まない」なかでやっていかなければ崩れる。だからやれるときに徹底的にと。

 

実際、「合宿」などで4回くらい動きを徹底すると明らかな変化が見られます。これは「意識する」ことと「ひたすら繰り返す」ことを徹底するからです。私はこの部分に関しては人よりも徹底します。しつこいくらい。だからそれなりの選手がある程度走れるようになってくるのではないかと思っています。強い選手が云々ではなく「きちんとした動き」を身につけさせることで「速くなる」のだと思っています。

 

そこで「走るために必要な動き」について簡単に説明することに。午後から徹底するために朝の段階で「どのような動きが必要か」と「何故その動きをするのか」を説明する。結構真面目な話です。他の指導者にも説明したいくらいです。まー心が狭いのでやらないと思いますが。それぞれの指導者が「理解」して「こだわり」を持ってやっているのであれば私などがあれこれいう必要性はない。ここ最近、自分の中で洗練されてきた部分があります。どのように選手に伝えるか。ここが重要になってくるなと。

 

板書しながら説明。「大きな力を地面に加える」「膝を締めて前に運ぶ」「膝を引き出した時に腰が移動する」「接地を身体の真下に」「スイッチングで身体を運ぶ」という要素。これをそれぞれ簡単に説明していきました。それぞれが「独立」しているわけではないので微妙なところはありますが。高校生に説明するには「項目」を抜き出して話をするほうがいいかなと感じたので。

 

トレーニングをかなりやります。それは「大きな力を地面に加える」ためです。地面を蹴って力を加えるのではない。伝えた力を逃がさないということで「力を加える」と思っています。中学生くらいの軽い体重であれば何とでもなるのかなと思いますが、ある程度身体ができてきた選手になると「基礎筋力」と「身体の使い方」などが影響してきます。「力を逃がさな」ために何をするのか。「上から下の力」を加えていく必要性も。これは「接地」にも影響してきます。

 

「膝締め」の部分も。とにかく「明確な理由」が存在します。そこをきちんと理解させる。分からないままやるというのは絶対に避けたい。「目的」があるからやるのです。この部分。「移動」が生まれると崩れます。面白いくらい崩れます。「足運びドリル」という形でこれまで何度も実施してきています。が、板書してきちんと説明するのは親友性にとっては初めて。「何故やるのか」を理解することで「やる楽しさ」が出てくると思います。めちゃくちゃ地味な練習なので。

 

何度か書いていますがkana(12秒17)が前任校で入ってきたときにドリルをやっていたら途中でやめていたことがあります。理由は「飽きたから」と(笑)。確かにそうなんです。地味すぎて面白くない。目的がない中でやっていると面白くないのです。だから「何故この練習をするのか」をこちら側がきちんと説明してあげる必要がある。幸い、今のメンバーの大半は「意欲的」です。その意欲に応じて「提供する」ものも変えていかなければいけないと思っています。

 

一通り説明しました。その流れの中で午後は基礎ドリル。この日はほとんど選手任せに。これは一番避けたい部分だったのですが電話対応に追われて。申し訳ないなと思います。基礎的な部分ほどきちんとやれなければいけない。ここを逃すと「間違った動き」を身につけることになる。トレーニングを入れてから「基礎ドリル50分」という形に。これまでやってきた動きの確認。室内だったので階段なども使いながら。この日は「やりたいことを確認させる」という意味合いが強かったですね。そして翌日からの「徹底的にやる」という部分に繋がっていきます。

 

このことに関してはまた別に書きます。ちょっと面白くなってきました。自分の中で(笑)。

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反動

2020-06-14 | 陸上競技

なかなか更新できません。まーぼちぼち。義務化すると自分の中で楽しくなくなるので。気ままに書き込んでいければいいのかなとは思っています。

 

練習のこととその他のことを書いているのでどれくらいのことを書いたのか記憶があいまいになりますが。とりあえず見直してみると火曜日にスピード練習をしたということを書いていました。そういえば。そこから何をしたのかをっメニューを見ながら確認しておきたいと思います。

 

水曜日。雨予報でした。が、なぜか降らない。降らないほうが練習をするという意味ではいいのですが。しかし、前日にかなり負荷をかけています。この状況でどこまでできるかなという感じはありました。まーやれることをやるかなと。せっかくなのでもう一日走ってもいいかなという気持ちにはなっていました。

 

バランス系をやってから上半身下半身。セラバンド補強にDMランジとハードル股関節。かなり股関節周辺を使うようにしています。感覚の問題というのもありますが「使えない」選手が多いのが事実です。硬さもあると思いますが「どのように動いているのか」を把握できないまま「やっている」という部分がある。これは避けたい。そう思っているので地味にこの手の練習を増やしています。

 

そこから通常通りの「走るための準備」です。ここはルーティンのようになっている感じがあります。これまでは「色々なことをやる」という部分もあったので「少しずつ変える」という感じにしていました。今でも多少その傾向はありますが「決まっている練習」というのも入れています。毎日行うことで「積み重ね」ができるのかなと。ここも判断していかなければいけないなと思っていますが。

 

スイッチングとスキップをする。動きが重いなと感じました。それでも見守る。スティック5歩で「最初のリズム」を作る。ここも「2種類」作ることにしました。感覚の変化を作り出すという意味も大きいので。少し広い間を作って次に通常通り。ここで「移動する感覚」と「リズムの感覚」を作りたい。道具を使いながらの練習です。「距離」にはかなりこだわっています。半歩違うだけで全く違う練習になる。そこを見ながら判断。

 

この状態でタタタを。重い(笑)。このときにToが「めちゃくちゃハムストリングが張っています」と申し出てきました。マーそうでしょうね。本当に久しぶりのスピード練習です。最大スピードを出してやるということはほとんどない。もちろん、毎日の練習では「最大スピード」を出します。それは「リミット」がある。トーイングや加速走を行うことで「最大スピード」を出すことができたと思っています。

 

それにより「身体に刺激が入る」という状況になるのだと思います。通常であれば試合があるので定期的にそれができます。今は試合もない。身体を慣らしながら練習をしている状況。その中での「最大スピード」は大きな負荷だと思いますね。実際、バトン走もまだやっていません。普段であればかなりの頻度でこれを入れます。しかし、その前段階ができていないので「基本を押さえながら」と「スピードに慣れていく」という感覚です。焦りは何も生み出さないなと思っているので。

 

スピード練習の反動が大きかったのだと思います。無理をして負荷を増やす必要はないなと思ったので少しずつ練習の修正。減らしながらです。

 

ある程度のスピードの中で「40↑30→」を。中間での「切り替え」を意識しています。こちらもその部分を意識して中間マークの場所に立っていました。で、「速く」という言葉かけをしたり手を叩いて「速さ」を意識させます。そのときに「手拍子のリズムの合わせたら移動ができない」という申し出が。これは非常に興味深いなと感じました。確かに「手拍子」をすると「ピッチを速く」というイメージになりやすい。音で反応する部分があるので「タタタ」という感覚が「ひたすら速く動く」ことになる。うーん。反省。

 

その話を聞いてから全体を集めて少し話を。「中間マーク」では「ピッチ」ではない。「切り替え」の部分を重視しています。「ピッチ」を意識しすぎると「移動できるのに足が落ちる」という感覚になってしまうと考えています。中間での移動は「空中」だと思っています。「ピッチ」で稼いで進む局面ではない。きちんと「膝の引き出し」によって「重心の移動」を生み出さなければいけない。そうなると「速さ」を意識しすぎて「ピッチアップ」をしてしまうと進まなくなるなと。いや、毎日が勉強になります。

 

TDM走をやって練習を切り替えることに。確認をすると「脚がパンパン」というのでこれ以上走っても効果はないなと判断。ここは自分の中で重要です。「決めたからやらなければいけない」というのではなく「状況に応じて対応する」というのは非常に重要です。最後に120mでもやっておくかなと思っていましたが必要ないと判断して取りやめ。

 

補強だけはしっかりとやることにしました。シャフトトレーニングをやってからジャンプトレーニング。ここも「必要なことをやる」という感じですね。走る練習を減らすことはありますが基本「トレーニング」は削らないようにしています。減らしすぎると筋力が落ちます。練習のベースは「身体づくり」にあると思っているので。

 

なんとなく片足スキップをやってからタタタで終わりにしました。時間的なものもありましたが。走りにつなげて終わるという感覚は持っておきたい。トレーニングをして終わるというのは「目的意識」の部分が違うのかなと。一般的に「走ってから補強」というのが多い。そこには何かしらの理由があるのでしょう。「張って追い込んだので動けなくなったから補強」という感じでしょうか。まーそれはそれで考えだと思うので。今の私には不要だと思っています。

 

とりあえずこんな感じでした。新入生の練習を見ていて感じたこともありました。これは次の日からの練習に入れていこうかなと。それはまた別に書こうと思います。

 

面白くない内容ですみません(笑)。記録として。

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