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kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

日々の変化

2020-06-25 | 陸上競技

思うことを。

 

現場にいると「変化」や「成長」を近くで見ることがあります。身長が伸びたというような「外見」ではなく、物事に対する取り組みや考え方が変わってくる「内面」の変化です。これは気づくか気づかないかという部分もあります。何となく見ていると気づかないことが多い。できる限り偏見なく注視していくことが求められると思っています。

 

「一つのことに一生懸命になる」という部分。これは何であっても重要だと思っています。それが「勉強」でもいい。「音楽」でもいい。何か「必死になれるもの」を生活の中で見つけることができれば「輝く」ことができると思っています。

 

が、ひたすら「勉強」だけすればいいのか。それも違う気がします。「単語を覚える」「公式を覚える」ことだけにエネルギーを注いでもそこから何を生み出すかが重要だと思っています。「部活動」を中心にする人からは「勉強ばかりやって」という言葉が出ますし、「勉強」を中心にする人からは「身体ばかり動かして」というような言葉が出ます。何故か「どちらか一方が正しい」という判断になる。本当はどちらもが大切。

 

表面的な「文武両道」は簡単だと思います。「勉強」をしながら「運動」もする。この部分だけであれば多くの生徒が実施していると思うからです。しかし、「突き詰めてやっていく」という部分からすればどれだけの人ができているだろうか。頭の「良い」「悪い」という表現はふさわしくないかもしれませんが「勉強がめちゃくちゃできる」生徒がいるのも現実問題あります。一生懸命に勉強をしたとしてもその生徒には勝てないという子は数えきれないくらいいる。逆もしかり。

 

「勉強する」から「運動しない」というのも違うのかなと。もちろん、全員が運動をするわけではないのでその部分はありだと思っていますが。「部活動」などの活動に参加する。中学時代は勝てていた相手に勝てなくなる。そんな時に「勉強がメインだから」という逃げ口上をするのは「文武両道」ではない。もちろん、勉強時間にかなりのエネルギーを要するのは分かっています。しかし、「文武両道」を謳うのであれば「どちらも一生懸命にやる」というのが大切なのかなと思っています。「成績で1番になる」ことを目指すというのではなく「最大限の力でやり続ける」という意味です。

 

世間の批判は「部活動」だけをやって進学していく中高生の存在に向きます。そしてそれを「絶対的な正義」だと思う「指導者」に対しても同様。「競技成績」がよければ他の活動がおろそかでもいいという部分なのかなと。私の知る限りそこまで偏った「指導者」は存在しない気がしています。知らないところでいるのかもしれませんが。「勉強」だけやっていればいいという「教育者」は往々にしている気はしますが。

 

何かをすればそれなりに「偏り」は生まれます。そういう私も関りが浅い人からすれば「競技指導ばかりやっている」と思われるでしょう。否定しても別に何も得をしないので言いたい人には勝手にどうぞと思っています。表面的な指導ではない部分にかなり力を入れていますが、「競技ばかりやっている」と思われるタイプなので。

 

大切なことを見ながらやっている。それだけは確かだと思っています。日々の生活の中での「変化」に気づく。昨日と表情が違えば声を掛けます。普段と様子が違えば「何かあったのか?」と呼びます。また、「何かあったんだろうな」と特別感じるときはあえて何も言わずに様子を見たりします。そうやって「みる」ことで何かの「変化」に気づくのだと思います。「練習さえやればいい」とは思いません。「勉強」だけとも思いません。

 

「部活動」をする。その中で「普段との違い」に気づきやすいと思っています。座学で勉強しているだけでは気づかないことがある。「行動面」や「表情」の変化を見ることができます。ひょっとすると優れた「教育者」であれば毎回の授業で「この生徒の様子が違うな」と気づくのかもしれません。40人の生徒一挙手一投足に事細かく目を行き届かせることができる人もいるのでしょう。私には無理です。

 

キャパが小さいというのもあると思いますが、「陸上競技」を通じて「日々の変化」を見ています。限られた選手の数に対してでしか対応できていませんが。全ての生徒に対して最大限の配慮をし続けることができるのかどうか。今の私には難しいなと思っています。

 

日々、グランドで様子を見る中での「変化」があります。「陸上競技」を通じて「伝えるもの」がある。そして目を輝かせてそれをやろうとする選手がいる。これは私としては幸せなことだと思っています。幸い今はそういう選手が複数名います。これは大きい。選手に恵まれているという部分もあるでしょう。だからこそこちらも「グランドレベルで」見ていく。選手の望む方向に進んでいけるようにサポートしたい。そう思っています。

 

ちなみに「レッドビーシュリンプ」も同じです。日々の変化に対して「気づき」が必要です。時間をかけて観察することで「何か違うな」と感じるようになる。単純に「みている」だけでは分からない部分です。かなりの数のエビの区別がつくようになってきました。まー、明らかに模様が違うエビもいるのですが。そうやって見ていく。重要だと思っています。

 

うーん。書きたかったこととずいぶん内容が異なってきました。まーいいか。

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何をやっていくか

2020-06-25 | 陸上競技

水曜日。テスト週間に入っているので1時間程度の練習としました。当然ですが。関係なく練習をするというのではなく一応メリハリはつけてやりたいなと思っています。勉強時間の確保のためにどうするか。天気予報が「木曜日は雨」となっていたので木曜日は勉強のみにすることを伝えておきました。この時期に「無理に練習する必要はない」と思っています。

 

メニューはCメニュー。少しジャンプ系を増やす日です。とはいえ1時間程度しかできないのでそれをどのように組み込むか。考えようです。バランス系をやってからシャフト補強Bを。見ていると全くできない者もいます。1か月程度やってきたはずなのですが「種目」も分からなければ「ポイント」も分からない。「興味があるかどうか」だと思っています。「必要」だと思えばメニューも覚えると思います。このメニューをやったらどうなるかは考えるようになる。「いつまでも覚えない」というのはやはりそれなりの「理由」があると思います。せめて「どのような動作なのか」くらいは興味関心を持ってもらいたい。

 

この期間中にしつこく言い続けているのが「時間をどのように使うか」です。動きの確認をする時間はありません。そうなると「合間の時間の使い方」が重要になります。歩いて戻る時間さえも「惜しい」と思えるかどうか。トレーニングがトレーニングとして独立していたら「意味はない」と思っています。全ては「走ること」につながらなければいけません。「筋力を上げる」というのは「走るため」に必要だからやるのです。単純に筋力をあげればいいという話ではない。ここを見極めながらやっていく必要があります。

 

シャフト補強を終えてから「ハードルジャンプ」を。シャフト補強である程度「体幹を締める」感じを作っているのでそれを「動き」の中で体感する時間としています。補強と走りの間に入れるのが常ですが限られた時間の中なので「走る前」に入れるようにしています。案外ジャンプする者も・・・。この潜在能力はかなりのものだと思いますがそれを引き出せるかどうか。まずは「普段の行動」の部分からかな・・・。

 

続けて「リズムランジ」を。今、「バランス」「トレーニング」と「固定」「ドリル」の間に必ず「股関節の使い方」を意識するメニューを入れています。「ハードル股関節」であったり「ランジ」であったり。この部分をうまく走りにつなげていきたいなと考えています。「腸腰筋」の使い方や「股関節が詰まる」という感覚を作りたい。「身体の中心から動かす」という「言葉」が先行する傾向があります。そうではなく「どうすればそれができるか」を考えて実施する必要があるなと。ドリルなどよりもこちらの方が効果は高いかもしれません。

 

動きの確認は一切せずにそのまま「スイッチング&スキップ」へ。1時間という制約がある中で「優先すること」は何か。そう考えたときに「スイッチング&スキップ」だけは外さないようにしています。うちの「スプリント」の根幹をなす部分です。他の要素よりは重視している。だからこそ「毎日でもやる」というメニューにしています。身体の前で切り替える。重視しています。

 

で、スピードバウンディングを行ってからタタタ。いつもよりも「跳ぶ」ことを入れています。短時間である程度やりたいことをやるとなるとこのような形になるのかなと。きちんと意識できている選手はそれでも動きが作れるようになります。タタタの前に大半の選手が「股関節を広げる動き」を入れ始めました。これはこちらから何かを指示したわけではありません。「ランジ姿勢」を自ら作っている。それぞれが考えることがあるのだと思います。

 

最後に「合流走」をやって終了。2本ずつとしました。疲れが抜けてきているのもあって「スピード」は出るようになってきています。そういう感覚を覚えていくことも重要だと思っています。目標を掲げながらどうするのか。今の走りの中でどう戦っていくのか。その辺りもきちんと考えさせながらです。少人数でやっているチームです。それぞれがどのように感じてやっていくか。重要だと思います。

 

私が見ていて「これは強くなるな」と思う選手が何人かいます。その子たちがどう感じてどのような行動をするか。ここが重要だと思っています。目標値に関して以前ほどこちらから投げかけることはありません。「与えられた目標」ではなく「自分の中から出てきた目標」でなければ「人は変わらない」と思うからです。自分自身が「どこを目指すのか」「何を学ぶのか」によって「やるべきこと」は変わってきます。

 

この辺りはまた別に書こうかなとは思います。「真剣になる」ことができるかどうか。大きな話だと思います。

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