火曜日、期末考査最終日でした。やっと練習ができます(笑)。とはいっても私は金曜日から修学旅行に行かなければいけませんからそれまでにやらないといけないことがかなり積もっています。処理しておかなければ今後困りますからね。自分で仕事をこなしておかなければ絶対に終わりません。バタバタです。
この日は食事をとってからの練習を指示していました。練習までに少し時間ができるのでその間に女子には栄養指導を簡単にやっておかないといけないと強く感じたからです。体重が増える→食べない、という間違った流れがあります。全員ではなく一人でもこのような考えを持っているのであれば危険です。これまである程度説明してきたつもりですが全くです。本当であれば上級生の取り組みをみたり、指導されてここは自然と理解していくものだと思っていますが、なかなか流れができません。もどかしいですね。
「太ったら食べなければ痩せる」というのはある意味正解です。消費カロリー>摂取カロリーの関係ができるのですから。もっとも基本的なことは自分が取ったエネルギーよりも消費エネルギーが大きければ体重は減ります。全く食べないというのは摂取カロリーが0なのですから消費されれば痩せます。これは「痩せること」を目的とした場合は一番手っ取り早い方法です。しかし、これで痩せたところで全く意味はありません。拒食症のようになって体重が減っても体調を壊しますし、摂食障害のようになってしまう危険性があるからです。まして、競技で成績を残そうと思えばこのような状態で体重が減っても全く意味がありません。
目的を理解することができていないからこのような発想が出てくるのだと思います。「体重が減ればいい」というのは全く違います。最大限のパフォーマンスを発揮するために体脂肪を落としていこうというのが狙いのはずですがいつの間にか「痩せればいい」という間違った考え方になってしまう。痩せたところで筋力が落ちてしまい体調を崩してしまったら何のためにやっていたのか分からなくなります。
女子を集めて最初にトレーニングと、栄養・休養の話をしました。一般的に言われる「超回復」の話です。練習をすると筋肉がダメージを受ける。ダメージから回復させるためにはタンパク質が必要になる。また、筋肉を動かすエネルギーになるのは炭水化物だからこれは絶対に取らないといけない。ごくごく基本的な話です。かなりの練習をしているのですから栄養補給をしなければ身体は壊れていくばかりです。これではなんのために練習をしているのかわからなくなります。弱くなるためにやっているのと同じです。「痩せるために食べない」はこの基本的な部分を完全に無視していますし、「練習をする」という一番大事な部分が抜け落ちてしまっているのです。目的が変わってしまっている。
栄養を摂らないといけない。だから食べればいいのだという安易な話ではありません。なんでもかんでも食べるとエネルギー過剰になります。必要な栄養は摂りながらも摂取カロリーは抑えないといけないのです。配付した資料にタンパク質含有量とカロリーが記載されていました。牛肉と納豆で同じだけタンパク質100gを摂取しようと思えば、1000kcal違います。一食分以上違うのです。食べることは大切ですが、食べるものを選ぶことが大事なのです。体重が増えている者の食事を聞くとどうしても油ものが多くなっているということでした。
脂肪1kgは約7200kcalです。30分歩き続けて約100kcalを消費すると言われています。脂肪1kgを減らそうと思えば72時間休まずに何も摂取せずに歩き続けなければいけません。間違いなく不可能です。何も考えずに食べると楽しいかもしれませんが、将来的に考えるとものすごい負債を背負うことになります。日々の生活の中で摂取カロリーを減らしていく、少しずつ運動をするというのが必要になるのです。消費>摂取が100kcalであれば72日でやっと脂肪が1kg減ります。かなりのことです。
本当に強くなりたい、上の大会で戦いたいのなら自分自身でやらなければいけないことがあります。「強くなりたい」と口にする。だけど努力はしたくない、我慢はしたくないというのはあり得ません。本当に強くなりたいと願う選手は誰に言われなくても自分自身で自分の行動をコントロールします。言われたからやるという選手はその場はひとまずやりますが、場面が変われば絶対にできません。物事が結びついていないからです。自分のためになにをやるのかが分からない、考えられない選手はどれだけ力があっても伸びません。持っている力を最大限に引き出すための努力ができないで戦えるというのは本当にごく一部です。うちの選手はかなりの努力と節制が必要になります。
チームが強くなろうという雰囲気になっているときには自然とそういう話になります。コンビニで弁当を買わないといけないときにもまずはカロリーを確認してから買うかどうかを決めていたと言っている選手もいました。そのときは何も言わないでも自分たちで行動ができていました。このとき自分たちから「セパレートにしたら速く走れる。ユニフォームを替えたい。」と言われて県内で一番最初にセパレートにしました。自分たちで体重をコントロールしないと着れないユニフォームですからね。「あめ玉一つも食べない」というくらい徹底していました。その後は・・・。あえて書きませんが大変な時期でした。今は変わりつつある、戻りつつあるのかなと思っています。もう一度上を本気で狙うチームが作れるのではないかと。だからこそ、今回の「甘さ」や「分かったつもり」というのは見逃してはいけない部分です。
私が持っている本を貸し出しました。これをみて保護者と協力してやっていてもらいたいですね。1ヶ月後までに脂肪1kgを減らすこととしました。かなり大変なことです。これができなければ今後の練習の取り組みも甘くなってくると思います。本気ならそれを行動で示す。大事なことだと思います。
取り組みを見ていきたいと思いますね。
この日は食事をとってからの練習を指示していました。練習までに少し時間ができるのでその間に女子には栄養指導を簡単にやっておかないといけないと強く感じたからです。体重が増える→食べない、という間違った流れがあります。全員ではなく一人でもこのような考えを持っているのであれば危険です。これまである程度説明してきたつもりですが全くです。本当であれば上級生の取り組みをみたり、指導されてここは自然と理解していくものだと思っていますが、なかなか流れができません。もどかしいですね。
「太ったら食べなければ痩せる」というのはある意味正解です。消費カロリー>摂取カロリーの関係ができるのですから。もっとも基本的なことは自分が取ったエネルギーよりも消費エネルギーが大きければ体重は減ります。全く食べないというのは摂取カロリーが0なのですから消費されれば痩せます。これは「痩せること」を目的とした場合は一番手っ取り早い方法です。しかし、これで痩せたところで全く意味はありません。拒食症のようになって体重が減っても体調を壊しますし、摂食障害のようになってしまう危険性があるからです。まして、競技で成績を残そうと思えばこのような状態で体重が減っても全く意味がありません。
目的を理解することができていないからこのような発想が出てくるのだと思います。「体重が減ればいい」というのは全く違います。最大限のパフォーマンスを発揮するために体脂肪を落としていこうというのが狙いのはずですがいつの間にか「痩せればいい」という間違った考え方になってしまう。痩せたところで筋力が落ちてしまい体調を崩してしまったら何のためにやっていたのか分からなくなります。
女子を集めて最初にトレーニングと、栄養・休養の話をしました。一般的に言われる「超回復」の話です。練習をすると筋肉がダメージを受ける。ダメージから回復させるためにはタンパク質が必要になる。また、筋肉を動かすエネルギーになるのは炭水化物だからこれは絶対に取らないといけない。ごくごく基本的な話です。かなりの練習をしているのですから栄養補給をしなければ身体は壊れていくばかりです。これではなんのために練習をしているのかわからなくなります。弱くなるためにやっているのと同じです。「痩せるために食べない」はこの基本的な部分を完全に無視していますし、「練習をする」という一番大事な部分が抜け落ちてしまっているのです。目的が変わってしまっている。
栄養を摂らないといけない。だから食べればいいのだという安易な話ではありません。なんでもかんでも食べるとエネルギー過剰になります。必要な栄養は摂りながらも摂取カロリーは抑えないといけないのです。配付した資料にタンパク質含有量とカロリーが記載されていました。牛肉と納豆で同じだけタンパク質100gを摂取しようと思えば、1000kcal違います。一食分以上違うのです。食べることは大切ですが、食べるものを選ぶことが大事なのです。体重が増えている者の食事を聞くとどうしても油ものが多くなっているということでした。
脂肪1kgは約7200kcalです。30分歩き続けて約100kcalを消費すると言われています。脂肪1kgを減らそうと思えば72時間休まずに何も摂取せずに歩き続けなければいけません。間違いなく不可能です。何も考えずに食べると楽しいかもしれませんが、将来的に考えるとものすごい負債を背負うことになります。日々の生活の中で摂取カロリーを減らしていく、少しずつ運動をするというのが必要になるのです。消費>摂取が100kcalであれば72日でやっと脂肪が1kg減ります。かなりのことです。
本当に強くなりたい、上の大会で戦いたいのなら自分自身でやらなければいけないことがあります。「強くなりたい」と口にする。だけど努力はしたくない、我慢はしたくないというのはあり得ません。本当に強くなりたいと願う選手は誰に言われなくても自分自身で自分の行動をコントロールします。言われたからやるという選手はその場はひとまずやりますが、場面が変われば絶対にできません。物事が結びついていないからです。自分のためになにをやるのかが分からない、考えられない選手はどれだけ力があっても伸びません。持っている力を最大限に引き出すための努力ができないで戦えるというのは本当にごく一部です。うちの選手はかなりの努力と節制が必要になります。
チームが強くなろうという雰囲気になっているときには自然とそういう話になります。コンビニで弁当を買わないといけないときにもまずはカロリーを確認してから買うかどうかを決めていたと言っている選手もいました。そのときは何も言わないでも自分たちで行動ができていました。このとき自分たちから「セパレートにしたら速く走れる。ユニフォームを替えたい。」と言われて県内で一番最初にセパレートにしました。自分たちで体重をコントロールしないと着れないユニフォームですからね。「あめ玉一つも食べない」というくらい徹底していました。その後は・・・。あえて書きませんが大変な時期でした。今は変わりつつある、戻りつつあるのかなと思っています。もう一度上を本気で狙うチームが作れるのではないかと。だからこそ、今回の「甘さ」や「分かったつもり」というのは見逃してはいけない部分です。
私が持っている本を貸し出しました。これをみて保護者と協力してやっていてもらいたいですね。1ヶ月後までに脂肪1kgを減らすこととしました。かなり大変なことです。これができなければ今後の練習の取り組みも甘くなってくると思います。本気ならそれを行動で示す。大事なことだと思います。
取り組みを見ていきたいと思いますね。