kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

栄養学の基礎

2011-12-07 | 陸上競技
火曜日、期末考査最終日でした。やっと練習ができます(笑)。とはいっても私は金曜日から修学旅行に行かなければいけませんからそれまでにやらないといけないことがかなり積もっています。処理しておかなければ今後困りますからね。自分で仕事をこなしておかなければ絶対に終わりません。バタバタです。

この日は食事をとってからの練習を指示していました。練習までに少し時間ができるのでその間に女子には栄養指導を簡単にやっておかないといけないと強く感じたからです。体重が増える→食べない、という間違った流れがあります。全員ではなく一人でもこのような考えを持っているのであれば危険です。これまである程度説明してきたつもりですが全くです。本当であれば上級生の取り組みをみたり、指導されてここは自然と理解していくものだと思っていますが、なかなか流れができません。もどかしいですね。

「太ったら食べなければ痩せる」というのはある意味正解です。消費カロリー>摂取カロリーの関係ができるのですから。もっとも基本的なことは自分が取ったエネルギーよりも消費エネルギーが大きければ体重は減ります。全く食べないというのは摂取カロリーが0なのですから消費されれば痩せます。これは「痩せること」を目的とした場合は一番手っ取り早い方法です。しかし、これで痩せたところで全く意味はありません。拒食症のようになって体重が減っても体調を壊しますし、摂食障害のようになってしまう危険性があるからです。まして、競技で成績を残そうと思えばこのような状態で体重が減っても全く意味がありません。
目的を理解することができていないからこのような発想が出てくるのだと思います。「体重が減ればいい」というのは全く違います。最大限のパフォーマンスを発揮するために体脂肪を落としていこうというのが狙いのはずですがいつの間にか「痩せればいい」という間違った考え方になってしまう。痩せたところで筋力が落ちてしまい体調を崩してしまったら何のためにやっていたのか分からなくなります。

女子を集めて最初にトレーニングと、栄養・休養の話をしました。一般的に言われる「超回復」の話です。練習をすると筋肉がダメージを受ける。ダメージから回復させるためにはタンパク質が必要になる。また、筋肉を動かすエネルギーになるのは炭水化物だからこれは絶対に取らないといけない。ごくごく基本的な話です。かなりの練習をしているのですから栄養補給をしなければ身体は壊れていくばかりです。これではなんのために練習をしているのかわからなくなります。弱くなるためにやっているのと同じです。「痩せるために食べない」はこの基本的な部分を完全に無視していますし、「練習をする」という一番大事な部分が抜け落ちてしまっているのです。目的が変わってしまっている。

栄養を摂らないといけない。だから食べればいいのだという安易な話ではありません。なんでもかんでも食べるとエネルギー過剰になります。必要な栄養は摂りながらも摂取カロリーは抑えないといけないのです。配付した資料にタンパク質含有量とカロリーが記載されていました。牛肉と納豆で同じだけタンパク質100gを摂取しようと思えば、1000kcal違います。一食分以上違うのです。食べることは大切ですが、食べるものを選ぶことが大事なのです。体重が増えている者の食事を聞くとどうしても油ものが多くなっているということでした。

脂肪1kgは約7200kcalです。30分歩き続けて約100kcalを消費すると言われています。脂肪1kgを減らそうと思えば72時間休まずに何も摂取せずに歩き続けなければいけません。間違いなく不可能です。何も考えずに食べると楽しいかもしれませんが、将来的に考えるとものすごい負債を背負うことになります。日々の生活の中で摂取カロリーを減らしていく、少しずつ運動をするというのが必要になるのです。消費>摂取が100kcalであれば72日でやっと脂肪が1kg減ります。かなりのことです。

本当に強くなりたい、上の大会で戦いたいのなら自分自身でやらなければいけないことがあります。「強くなりたい」と口にする。だけど努力はしたくない、我慢はしたくないというのはあり得ません。本当に強くなりたいと願う選手は誰に言われなくても自分自身で自分の行動をコントロールします。言われたからやるという選手はその場はひとまずやりますが、場面が変われば絶対にできません。物事が結びついていないからです。自分のためになにをやるのかが分からない、考えられない選手はどれだけ力があっても伸びません。持っている力を最大限に引き出すための努力ができないで戦えるというのは本当にごく一部です。うちの選手はかなりの努力と節制が必要になります。

チームが強くなろうという雰囲気になっているときには自然とそういう話になります。コンビニで弁当を買わないといけないときにもまずはカロリーを確認してから買うかどうかを決めていたと言っている選手もいました。そのときは何も言わないでも自分たちで行動ができていました。このとき自分たちから「セパレートにしたら速く走れる。ユニフォームを替えたい。」と言われて県内で一番最初にセパレートにしました。自分たちで体重をコントロールしないと着れないユニフォームですからね。「あめ玉一つも食べない」というくらい徹底していました。その後は・・・。あえて書きませんが大変な時期でした。今は変わりつつある、戻りつつあるのかなと思っています。もう一度上を本気で狙うチームが作れるのではないかと。だからこそ、今回の「甘さ」や「分かったつもり」というのは見逃してはいけない部分です。

私が持っている本を貸し出しました。これをみて保護者と協力してやっていてもらいたいですね。1ヶ月後までに脂肪1kgを減らすこととしました。かなり大変なことです。これができなければ今後の練習の取り組みも甘くなってくると思います。本気ならそれを行動で示す。大事なことだと思います。

取り組みを見ていきたいと思いますね。
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冷静に判断する必要性

2011-12-07 | 陸上競技
月曜日、期末考査4日目でした。この日は全体的に2時間。終わってからすぐに練習することにしました。動きの確認に加えてバトン走まで実施することにしました。残すテストはあと2科目、前日までにかなりの時間を勉強に充てていますから準備はできているはずです。最後の1日のために勉強時間が足りないということは通常であれば考えられません。

この日注文していたマークが来ました。女子の走力の差があるので全員が同じ距離で設定できません。先日までは調子が上がってこないのでなんとか同じ距離で対応できていましたが走れるようになってきたことでストライドが一緒では調整できなくなってきました。冬期に入る前にある程度の数のマークは準備していたのですが、全然足りませんでした。計画性が乏しいですね(笑)。そこで追加で60枚のマークを頼みました。これでかなりの練習ができると思います。

練習終了後、女子は体重を測っています。これは昨年から徹底して実施しています。体重を誤魔化していたりして競技に多大な影響を及ぼしたからです。周囲に体重を誤魔化すために軽く申告しても意味がないということがわかっていないのです。競技のために体重管理をしようというのに「周りによく思われたい」「手を抜いているのがばれたくない」という気持ちでやっていると本当の目的とは違いますから絶対に体重管理はできません。指導をしてきて思うのですが「体重管理をしろ」「家で補強をしろ」と口うるさく言っている間は絶対に強くなりません。言われないとできないレベルでは強くはならない。当然のことです。
競技に向けて取り組むはずなのに、その前段階ができないのですから一番大事なことを伝えていくには準備が足りません。この状態で「強くなりたい」と言われてもそれを信じることはできないと思います。冷たいのかもしれませんが当然の話だと思っています。「痩せるために練習をする」のであればダイエット部です。おいしいご飯を食べるために練習をしているわけでもありません。ここの理解ができない限りは絶対に競技力は上がりません。

この日、ある選手が体重が増えていました。かなりの時間をかけて減らしてきたのですが、この1ヶ月で大きなリバウンドをしています。無理な体重減少は求めません。体重を減らすために体調を崩したのではなんにためにやっているのかわかりません。長期間かけて体脂肪を減らしていく努力をしないとけません。それは大変な作業ですが本当に勝負をしたいのであれば自分でやっていくしかないのです。
他の選手から聞いたのですがこの選手が体重が増えていたのがショックで保護者に「体重が増えたから夕食は食べない」とメールしたそうです。これはまったくの問題外です。食べなければ体重は減る。当然です。この行動は「強くなるために必要だから体脂肪を落とす」のではなく「体重を落とす」ことだけが目的になっています。大きな間違いです。運動をするのですからエネルギーを摂取しなければ身体ができません。その中でどれだけ練習しても効果はまったくあがらないのです。それを考えることができないというのはちょっと・・・。保護者に「太ったからご飯は食べない」という連絡をしています。これを聞いて保護者が「顧問から強制的に食事制限をされているから食べないのだ」と思われると今やっている取り組みの意味はまったくなくなってしまいますし、応援・協力を求めるのは不可能になります。これではチーム作りも何もできません。

本人と少しやりとりをしましたが「皆が強くなろうとしているのに自分だけが大幅に体重を増やして足を引っ張っている」という感覚があるようです。もしその気持ちが本当であれば自分自身の行動を変えなければいけません。以前からなかなか上手くこちらの言っていることが伝わらないなという感じがありました。表面的な部分だけしか分かっていない。競技に集中できる状況を作るために身体を作る。「身体作り」とは筋力を上げていこうというだけではなく、健康管理・体重管理を含めたトータルのことです。「痩せれば速く走れる」と勘違いしてはいけません。

「自分のためにやっている」という感覚が芽生えてこないとなかなか変わりません。この話をしているときに女子エースが「最近毎日家で1時間程度補強をするようになった」と言っていました。これまでは言い続けてもなかなか実行できませんでしたが自分自身で判断して取り組むようになったのです。考査期間中だったのでさすがにやりすぎではないかと問うと、勉強の合間や暗記するときに少しずつ補強をしていたようです。毎日歯磨きをする。これは当たり前のことだと思います。補強をする、トレーニングをするのも歯磨きをするように「当たり前」になってくると大きく変わってきます。

体重管理に関しては別に話をする必要があると考えました。何度繰り返し説明しても理解してもらえない部分があるかもしれません。食事部分ですから家庭の協力も必要不可欠です。どうせやるのであれば強くなるために練習をしてもらいたい。

なかなか難しいですね。
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目指せ、健康体

2011-12-06 | 陸上競技
先日、健康診断の結果で病院に行きました。結局どうなったら状態が良くなるのかの説明は全くありませんでした。「減酒」と言われただけでそれ以上のことは何もなし。どう対処していいのか分かりません。もう少し説明があると今後の行動指針が立つのですが・・・。

金曜日は一切お酒を飲みませんでした。なんとなく雰囲気的に飲まないほうがいいだろうという感じがあったので。当然といえば当然です。この状態でガンガンお酒を飲む勇気はありません。加えて食事の量も一気に減りました。これは話をしていたら食べる時間がなかったというだけなのですが(笑)。帰宅してもすぐに寝るというような非常に健康的な生活をしたのですが、特に何かが改善されたとは思いません。1日何かやっただけで良くなるのであれば誰でも良くなりますね。

明らかにこの状態では良くはなりません。普通の脂肪とは違って内臓脂肪ってどうやったらなくなるのだろうか。ネットで調べたらそれなりに出てくるのだと思いますが、まずは自分の生活を改めていかないといけないのではないかと考えています。明らかに不摂生ですから。自分の行動を改善しないで「良くなればいい」というのは絶対に無理です。今までの生活を見直さないといけないですね。

基本的に明らかな運動不足があります。普段から「運動している」と思われがちですが全くと言っていいほどやっていません。以前は少し身体を動かしていましたがここ最近は練習を見るだけになっていましたから、手本を示すことすらなくなっていました。練習中は立ってみていたり座っているだけなのでこれでは良くないなという気持ちはありました。でも、特に必要性がないので運動をしない。で、食事の量は今までと変わらない。当然、どこかに無理が来るわけです。もともと痩せ型なのでそう簡単には太らないという甘い考えがありました。というか、見た目はまだ細い・・・。年齢を重ねているにもかかわらず食生活を何も変えていないというのは問題があるのは明確です。それでも何もしませんでしたから・・・。良いことではありません。

そこで、練習中に地味に身体を動かすことにしました。とはいっても軽く歩いたりジョグをしたりですが(笑)。全く何もやらないよりはいいだろうちうレベルかもしれませんが。加えて寝る前に補強を30分程度やることに決めました。腹筋・背筋を中心に休みながら30分。結構心臓がバクバクしています。いやー以前は何ともなかったのですが、明らかな運動不足ですね。とにかく軽くでも補強を続けて基礎代謝を上げていき運動量を増やす。これで対策1です。

もう一つは食事に気を付けてみようかと思います。これまで好きなものを好きなだけ食べていましたが、これからは少し油ものを抑えて野菜を増やしてみようかと考えています。麺類が好きなのでこれは我慢できないから食べます。炭水化物の過剰摂取にならないように気を付けていきたいですが、すべてを我慢するのは無理なのでうどんは食べたい。ラーメンは油がすごいのでしばらく控えます。あとは、量を減らす。今まではおなかいっぱい食べて飲んで寝るという明らかに相撲取りに近い生活をしていました(笑)。これで太らなかったのが不思議なくらいです。この生活の積み重ねが今になっているのですから、節制は必要だと思っています。

なぜ、ここまでやるのか?答えは簡単。陸上関係者で集まった時に楽しく飲みたいから(笑)。動機がめちゃくちゃ不純です。が、人間は目標があれば生きていけます。やっていけると思っています。間食は一切やめようと思います。甘いものもしばらくは食べません。これで様子を見ていこうと思います。修学旅行にも行きますがバイキングで取りすぎないように心がけます。

目指せ、健康体。脂肪肝というかっこ悪い病名がなくなるように節制していきたいですね。
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祝!!1位

2011-12-05 | 陸上競技
なんだか分かりませんが、以前からblogramというのに参加していました。これは自分のblogの成分が分かる。つまりどんな内容を中心に書いているのかが見てわかるというものです。基本的には「陸上競技」について書いているつもりですが、時期によっては内容に偏りが出ます。あとは、精神的なものに大きく左右される気がしてます。競技に対して意欲的に取り組める、つまり選手が全力で目標に向かっているときには自然と指導の内容が中心になる。しかし、全く別の指導を要するときは練習内容とは別の内容が中心になります。

このblogを始める前は閉鎖的にBBSでその日にあった出来事を書き続けていました。このころはクラスの生徒にも見せていた(URLを教えていた)ので学校であった内容や、生徒に投げかけるような内容が大半を占めていました。陸上と学校が半々くらいでしょうか。8年くらい前にblogが出始めてこちらのほうが公開(後悔?)しやすいことに気づきBBSの部分だけをblogに移行しました。当然使い始めていまいち使えていなかったので肖像権などの部分が曖昧になっていました。生徒の許可を得て掲載していましたが「良くないのでは」という指摘をもらって削除したこともありました。

当時はwebページを作成していろいろとやっていましたが、契約していたサーバーが大変なことになったのでweb公開を止めてblogだけ残しました。私が個人としてどのように感じてどのような想いで行動しているのかを記しておくために残しました。本当に日記のようなものです。日記なら公開する必要はない、自分で文章で書いておけばいいのではないかというご意見もあるでしょうが、毎日継続していくためにはそれなりのモチベーションが必要になります(笑)。そのため公開しながらblog運営を続けています。どうってことない内容ですが、時間がたった時にどのような練習をしていたのかを見直したりすることができますから。また、選手に書かせる日誌と同様、頭の中の整理になります。書くだけの時は全くダメですが、日記として書いていくことで自分の行動を見直すきっかけになります。人間ですから感情的になる部分もありますが、それはほとんど書けません。一人の視点からの意見であれば偏りが出てくることは分かっています。blogを書くことに対して多くの批判も受けます。一時期は「blogを書くから選手が強くならない」と言われたこともあります。そういう部分もあったかもしれませんが、ある程度の水準までは役立っているのではないかと思っています。

話がめちゃくちゃそれましたが、このblogの成分、つまりどんな内容が中心になっているのかが非常に気になっていました。たまたまblogramでその内容を勝手に分析してくれるということだったので参加しました。ずっと陸上競技についてが自分の中心にあると考えていましたが、気が付くと「文化祭」や「学校」などがその中心になっている。そのblogの中心の内容は別画面で大きく赤でくくられるようになっています。この1か月は陸上競技ではなく、「文化祭」「学校」がその中心になっていました。確かにそういう部分があるかなとは思いますね。
加えてこのblogram、それぞれのカテゴリーごとに順位が出ます。これは何が基準で順位が付くのか未だにわかっていません(笑)。文章の中のポイントが蓄積していくようですがどの部分がポイントになるのかは全く不明。ちなみに「文化祭」のカテゴリーで17番になったりしていました。「陸上競技」のカテゴリーではずっと8番くらいだったような。あまり差がないじゃんかと密かに笑っていました。どれだけ「文化祭」に対しての思い入れがあるんだよ!!って感じですかね。

が、気が付くと「陸上競技」のカテゴリーで2番とか3番とかになっていました。これも理由がわかりません。そして、それほどこだわりはないので調べません(笑)。まーおまけみたいなものですから。それでもここまで来たらなんとなく1番になってみたいという気持ちが出てきて、毎日blogの左にある「blogram」のアイコンを自分でクリックし1票入れてみました。1日1回しかできないのでそれほどの効果はないですが、一部「自作自演」ということですね(笑)。なんと昨日見てみると1位になっていました。多分一時的なものだと思いますが、なんとなく嬉しいですね。とくに1位になったからといって良いことがあるとは思いません。本当はあるのかもしれませんが知りません。自己満足です(笑)。タイミング的に金曜日の記事を書いた後だったのでこの日は私の人生にとってめちゃくちゃ大きい1日だったのかもしれません。良いことばっかり(笑)。

これがいつまで続くか分かりませんが、あまり気にしないで日記は書いていきます。他者を意識した内容になると面白くないので。自分自身が自分のために書いている部分があります。そのスタンスは変えずにやっていきたいと思います。一部の人は私の不幸話が書いてあることに対して非常に喜んでいますが、なんとなく生まれ変わったのでこれからは「良いこと」が9割を占めると思います(笑)。そう信じて書いていきます。どこまで良いことが続くかは分かりませんが。

今まで通りやっていこうと思います。よろしくお願いしますね。

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基本&負荷

2011-12-04 | 陸上競技
土曜日、朝から微妙な雨でした。考査期間中ということもありそれほど走ることはできないだろうと考えていましたからまー問題はなし。休日に家にいて本当に勉強するのか?という気持ちがかなりあります。進学校なら自分の行きたい大学のために考査期間中100%に近い確率で塾に通います。ここでしっかりと勉強をする。お金を払って勉強時間を確保するのです。このご時勢、それはそれでありなんだろうなという感じですね。うちの選手が塾にって勉強をするということは間違いなくありません。休日にのんびりさせているよりは練習をしてその後にしっかりと勉強させるほうが良いと考えています。「自主性」という大きな視点から見ると良くないことなのかもしれませんが、ある程度は強制的な部分がないとその先の「自主性」は育たないと考えています。

この日は休日なので学校には誰も来ません。基本的に使いたい放題(笑)。廊下で走ることができます。こう考えると、週末(特に土曜日)には雨が降っている確率が高いような気がします。うちが廊下で練習をするということは誰もいないときしかありません。冬期練習に入ってかなりの頻度でやっているような・・・。室内は室内で面白いのですが、距離が短いのでそれ以上の負荷はかけられません。また別の形で負荷をかける必要があるかなと考えていました。

前日の記事にも書きましたが考査期間中はトレーニングの部分ができていませんでした。時間の関係でサーキットも省略していました。そのためこの日はアップの代わりにサーキットを実施。久々にやったのですが形は保てるようになっていました。私は「強くなりたい」という意志を「補強への取り組み」で判断するようにしています。派手な練習は誰もが好みます。走ったりスタート練習を一生懸命やるというのはほとんどの選手ができることです。しかし、補強のような地味な種目は継続してやっていってもなかなか成果が見られません。動きが大きく変わるなんて事はないからです。人間成果が出ないと継続することは難しい。本当は出ているのですが、それを実感するまでにはかなりの時間を要します。地味な補強はなかなか好まれないのです。しかし、本当に強くなりたいという気持ちがあるのなら体幹部の強化は必須です。これを強くするためには人が見えないところで地道な努力をコツコツやっていく必要がるのです。「やるぞ」と決めたときは誰でもできます。それを続けていくことが難しいのです。苦しいところで手を抜かない癖を身につけてもらいたいですね。

その後、基本的な動きを少しやりました。普段は朝練で実施している動きの確認です。足運びが少しあやふやになっている感じを受けたので時間をとってやっていきました。腰が抜ける選手が数名います。骨格の問題といえばそれまでですがもう少し意識をすれば修正できるのではないかと考えています。難しい話をしても伝わらないのでシンプルな話をして力が逃げないように意識させました。軸作りの部分が走りにつながってこないといけません。トレーニングはトレーニングとして独立しているわけではないからです。トレーニングを行うのは速く走るためです。筋力が上がればそれでいいとは思いません。実際に使える筋力でなければ意味がなくなってしまうからです。いろいろな刺激を入れながら取り組んでいきたいですね。ドリルの中で重心を進める動きがあります。少し前まではどれだけ説明しても勝手に跳んで運ぶ者がいました。無理やり持っていくのです。これではスムーズな走りにはつながっていかないと思い繰り返しやっていきましたが、なかなか改善されませんでした。それがこの日はかなりスムーズ。何かきっかけがあるのか?

動きの確認をして普段と同じように1歩ハードル。そういえば先日思いつきで1歩ハードルのやり方を少し変えました。考査期間中でしたが、今の動きの課題を克服するためにはもう少し工夫がいるのではないかと思ったからです。特別何かを変えたというわけではなく単純に「距離を伸ばした」だけです。重心移動を生み出すためにはちょっとなにかやれば変わるかなという安易な考え方からです。実はこれだけで数人前に進み始めました。ここに来るまでにかなり地味な動きを繰り返してきたから、うまくつながったのかもしれないという気もしています。いきなり距離を伸ばしたら間違いなく狙いとすることができません。地味に我慢してやってきたから結びついたのかもという気はしています。まだまだ練習の段階ですから大きな評価はできません。試行錯誤しながら取り組んでいくことが大事だと思っています。まだ三流指導者ですから、やらないといけないことは多くあります。

廊下ではマーク走まで。30mくらいしか走る距離は取れません。金曜日に勉強を教えながらマークの距離設定を考えていました。話はそれますが今まではスティックを使っていました。普通に売っているものを購入するほどの余裕はなかったのでじゅうたんを切って使っていました。このスティックかなり地味で暗くなると全く見えません。そして必ずと言っていいほど入れている袋が破れます。何度この袋を変えたことか・・・。暗くても問題なく走れるようにリンドバーグで安いマーカーを買いました。30個で1000円弱。軽いですしこちらのほうが便利です。ということで今まで「スティック走」としてやってきましたが、言い方が「マーク走」と変わりました(笑)。それだけの話です。一応狙いはピッチアップなので「ピッチアップドリル」として位置づけていますが。何の話か分からなくなってきましたが、廊下で4本程度走りました。本当はもう少し走らせたかったのですが気がついたら時間が過ぎていたのでこれ以上はまずいと(笑)。疲れも抜けているのでかなり良い動きができるようになってきました。実は男子も面白いと思っています。もう少し時間はかかると思いますがかなりいい所までいけそうな感じがあります。女子エース、ほぼ復活。一安心です。

最後はしっかりと負荷をかけておきたいと考えていました。が、グランドは悪いし時間はない。時間がないのは私のせいですが(笑)。そこで武道場で何とかして負荷をかけようと考えました。丁度練習参加者が9人だったので3人を1グループにして何かやればいいと思っていました。そこで、「エアロバイクグループ」「内転筋グループ」「BOX補強グループ」に分けました。セット数を考えるとなかなか難しいので、「内転筋グループ」が4セット終わるまでずっと、という形にしました。内転筋はミスターマックスで売っている良く通販番組で宣伝しているやつを使っています。家で使わなくなったので持って来ました。これを1人1分間やります。3人で4本ずつなの約15分。結構な負荷です。トータルで45分くらいでしたがやりたいことはできたかなと思います。

その後はひたすら勉強。大事なことです。

あと2日で考査も終わります。勉強も練習のうち。しっかりと取り組ませたいなと思いますね。
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奇跡が起きる

2011-12-03 | 陸上競技
金曜日、夜は忘年会でした。普段ならかなり楽しみにしているのですが今回は全く。ここ最近の記事に書いているように、健康診断の結果が出て「減酒」と言われてしまいました。確かに体調が優れない部分もあったのあまり飲んではいけないのだとは思います。今年に入って国体関係で外泊することが多くかなりの量のお酒を飲んでいる気がします。日常であまり飲まなくてもトータルすると間違いなく普通の人以上に飲んでいます。基本的に楽しいお酒は好きです。blogにお酒のことを書くのは良くない?という気もしますが、いい年のおっさんですから酒くらい飲みます。未成年者がblogを見たときに悪影響と言われるかもしれませんがそれくらいはお許しを(笑)。

この日は病院に行った時点で「飲まない」と決めていました。いまいち納得できない診断でしたし、身体がしんどい部分もありました。無理をして飲んで体調を崩すのは避けたい。というか、「自己コントロール」をしようという強い意志がありました。普段はそこまで思いませんが、少し身体を動かしただけでしんどい部分があったので「我慢」をしようと強く決めていました。いつものパターンで行くと「我慢」と言いながら付き合いもありますからかなりの量を飲みます。が、これではダメ。絶対に飲まないと言う意思表示のためになんと車で忘年会に行くことにしました。「代行がある」と言われるかもしれませんが、「飲まない」と決めたからにはこの日は飲まないのです(笑)。周りの人は良い人ばかりですから無理やりお酒を勧めることはありません。ここ最近の体調不良を知っていますから・・・。

ということで、ひたすらノンアルコールビールを飲む。これまで全くおいしくないと思っていたノンアルコールビールでしたが、こうやって飲むと案外うまいのではないかという錯覚に陥ります。雰囲気でしょうか。普段は飲みながらめちゃくちゃ食べるのですが、この日は全く食が進みません。気持ち的に食べ過ぎたらダメだという強迫観念があるのだと思います。これがどこまで継続できるか疑問ではありますが・・・。そういえば忘年会前にもらった「きんつば」も食べませんでした。脂肪肝には脂物や甘いものが良くないそうです。逆にタウリンを含んだものはOKらしい。大好きないイカやタコは問題ないようです。軽く飲みながらこういう食べ物をつまみにすれば良いんじゃないかと勝手に思っています。

気持ち的には盛り上がりませんでしたが、いろいろな話をしながら過ごすので少しずつですがテンションはあがっていきました。ノンアルコールビールも気持ち的にはビールですからなんとなく雰囲気に酔ってきました(笑)。ある程度のテンションの高さは普段からありますからなんとか対応できます。

30分程度経過したところでビンゴ大会がありました。毎年、ビンゴで何かを当てて持って帰ることで存在を示しています。とはいってもお菓子や図書券などのちょっとしたものですが。それでも子供たちは非常に喜んでくれます。何か持って帰るだけで良いのだと思います。勢いだけでビンゴに参加していましたが、比較的早い段階でリーチとなりました。こういうパターンはどう考えても最後まで残って「なんだよ~」といって盛り上げ役で終了です。今回は全員に景品があるわけではないということだったので半ばあきらめていました。お米があったのでこれをもって帰れればいいな~となんとなく考えていました。今回は「車のバッテリーが欲しい」と強く要望していたのですが、あまりにも個人的なもの過ぎるということで却下されていました。残念です。

だんだんと景品が出ていって半分くらいになったときに、普段の勢いで自分がビンゴになる番号を叫びました。あくまで普通の状態。飲んでいません(笑)。そうすると奇跡的に叫んだ番号が出ました!!おー、なんか勢いがあるじゃんという感じです。普段から「ついていない」と周りには言われていますからこれだけで私としては十分。全員が当たることのないビンゴですからね。で、さらにくじを引く。ビンゴになったからといって良い商品がもらえるのではなく「くじをひくチャンスを得る」というだけです。いつものパターンだとここで「ラーメン」を引いて「やっぱりね」みたいな感じで終わるところです。私自身、そういう星の下に生まれたと自覚していますから全く欲はありませんでした。

くじを引いてみると「14」番。見るからに中途半端な番号。しかし、しかしです。ここからが奇跡的な話。この「14」番、中途半端どころか今回のビンゴ大会の一番良い商品でした。「14」と言うと会場がヒートアップしました。なんだか分からないまま立っていると一等景品が持ってこられました。なんと、32型のアクオステレビ!!全く信じられませんでした。私の人生の中でこういう驚くようなものが当たったことはありません。大学時代に私の次にくじを引いた人が沖縄旅行に行ったり、私の前の人が豪華景品を当てて私は1000円くらいのパンを焼くオーブントースターだったりと微妙なくじ運を発揮してきました。それが、それがですよ、1等なんて。アクオスが当たるなんて考えても見ませんでした。というか、当たることはないと思っていたので、お米やラーメンしか見ていませんでした(笑)。人生で最高に盛り上がっていたかもしれません。

お払いの効果がここで出てきたのかもしれません。いや、数日前にもらった「魔除け」の効果かも。とにかく奇跡的なことが起きたのです。かなり興奮しました。全く飲んでいないのにテンションは最高潮!!あとはこのテレビを強奪されないように守るだけ(笑)。隙を見せると誰かが持っていこうとしています。帰りにエスカレーターから落ちるのではないか、交通事故にあうのではないかという恐怖に怯えながらもなんとか無事に家に持って帰ることができました。幸せです。

普段の私の運のなさを知っている人にぜひ報告したい。私はこのビンゴで1等を当てました!!たまには運が良い(笑)。いつもいつも不運の話を提供するだけではなく結構好い事もあるんです。気になるのは、ここ人生の大半の運を使ってしまったのではないかということ。こんなに良い事があると何百倍もの不幸が訪れるのではないかという不安があります。いつもいつもこういう経験をしているならなんとか対応できるのだと思いますが、私にはできません。しかし、なんとなく流れができている1日でした。ひょっとしたらこれからの人生、めちゃくちゃついている人生を送るのではないかという楽観的な気持ちが1%くらいあります。どうなるのかは分かりませんが。

すごくいい1日を過ごすことができました。神様、ありがとう(笑)。
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トレーニング

2011-12-03 | 陸上競技
金曜日、子供のマラソン大会が終わって学校に戻ったときには丁度2時間目の考査が終わったときでした。この日は雨予報でしたがこの時点ではなんとか持ちこたえていました。これなら何とか練習できるのではないかという感じを受けたので、時間不足でできなかったトレーニングをしっかりとやることにしました。少し休んでからやりたかったのですが雨が降るとできなくなってしまうので考査終了後すぐに始めました。

前日までは短時間とはいえ走る練習が中心になっていました。陸上競技部ですから走らないことには始まりません。しかし、走るための土台はあくまで基礎筋力だと考えています。これを手に入れるためにはかなりの時間と努力が求められます。油断しているとあっという間に筋力が低下してしまいますから。本当であれば考査中にもしっかりと取り組んでおきたかったのですが、「明日は雨が降る」という予報が毎日のように出ていたので、雨が降ったら走れないので先に走っておこうという日が続いてしまいました。普段は降ると嫌ですが、「降ることを予測して動いている」のですから逆に降らないと困ります(笑)。結局、全く雨が降らないで1時間程度走って終わるという展開を繰り返していました。筋力低下を抑えないといけません。

久々にトレーニングの日に最初から練習に顔を出せました。慣れてくると細かい部分が疎かになったり、動きが変わってしまいます。これを正しい動きに戻していかないといけません。特に負荷が高いようなメニューは身体が楽をしようとしてしまうので浅くなったり動きが小さくなってしまいます。これでは良くないので時間をかけて動きに注意をしていきました。ここ最近強く思うのですが、こういう声掛けをできれば自分たちでできるようになってもらいたい。私が声を出して雰囲気を作っている感じが多少あります。本来であれば練習をするのは選手です。自分たちで声掛けをしながら練習の雰囲気を高めていくことが必要になってきます。私が関わりすぎる部分があるのだと思いますが、もう少し雰囲気作りをやってもらいたいですね。

ある程度のことはできるようになってきていると思います。漸進性の原則からすればもう少し負荷を増やしていったほうが良いのかなとも思います。しかし、負荷を増やしていくといつの間にか「重たいものを上げる」ことが目的になってしまって勝手に重りを増やしてしまいます。そのほうが見た目にも「自分は頑張っている」という感じになりますから。しかし、スプリントで勝負をしているのです。重たいものを上げることで競っているのではありません。今は「速く動かす」ということにテーマを置いていますから、重くすると速く動かなくなって狙いとする動きができなくなってしまいます。速く動かせるレベルの重さにしておきたいと思います。

昨年は「負荷を増やす」ということが先に立っていました。シャフト補強・プレート歩行どちらも「負荷をかける」ということでウエイトジャケットを着ながらやっていきました。もちろん、基礎筋力の向上に関しては意味があったと思います。しかし、動きが小さくなってしまったり負荷をかけたい部分に負荷がかからなかったりして、狙いとすることが十分に達成できなかった気がしています。選手たちのモチベーションもいつの間にか下がっていましたし。これは意味が違うのかもしれませんが。やればいいというわけではない。しっかりとした狙いを持って取り組んでいきたいと考えています。

また、今のうちの練習で不足していると考えていたのがジャンプ系です。この冬は外補強のメニューの中にも若干、ジャンプ系を入れています。まだまだここは不十分です。爆発的に力を発揮するという部分ができなかったり、接地でつぶれてしまう選手が多くいます。これを克服できるように工夫をしていきたいと思います。以前はミニハードルを使ってジャンプをしていましたが高さが低すぎてあまり意識できませんでした。順序を追ってやっていくためにはやっていったほうが良いような気がしています。BOXを使ったジャンプを取り入れていますが、これはジャンプというよりは筋力系のイメージです。もう少しジャンプトレーニングを入れたほうがいいかなと感じています。一昨年まではシャフト補強に片足ジャンプを取り入れていましたがあまりにもシンスプリントになる選手が多くて止めました。関西の高校ではかなりの頻度でジャンプ系をやっていると言われていました。「慣れたら大丈夫」だと。必要なトレーニングですからしっかりと検討していきたいですね。

2時間程度やって終了。その後は勉強会です。充実した時間でした。

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子供のマラソン大会

2011-12-03 | 陸上競技
金曜日、子供のマラソン大会が小学校で実施されました。病院にいかなければならなかったので見に行くことはできないであろうと考えていましたが、奇跡的に1時間半で終わったので何とか見に行くことができそうな雰囲気になってきました。代休を取っていたので見に行っても問題はないはず。いつから走るのか知らなかったので急遽連絡してみると「今からすぐ」ということでした。慌てて小学校に向かいました。

これまで子供の運動会やマラソン大会というのは全く見たことがありません。高校の新人大会や国体と重なるのでなかなかタイミングが合いません。子供たちも「いないのが当たり前」となっていますから、せめてチャンスがあるときくらいは見に行きたいなと考えていました。以前から子供たちの足が速いという話は聞いていました。娘は2年生の時に転んだので4位くらいになったようですが後はほぼ1位か2位。3年生と4年生は1位だったと思います。怪しい記憶ですが。ここ最近の練習でも常に1位だと言っていました。もう一人ライバルがいるので簡単には勝てないようですが一生懸命走ればそれなりの結果がついてくると思います。息子は2年生ですが昨年の1年生のときはマラソン大会前日まで喘息の発作が出ていて学校を休んでいました。登校していきなり走って4位だったという話でした。これも結構速いのではないかと思います。基本的に親ばかですから(笑)。

小学校に到着したときには5年生女子の持久走はほぼ終わっていました。一番最後の子がみんなから応援されながら走っているという状況。娘がどうだったのかは全く分かりません。できれば勝って欲しいなとは思いますが、一生懸命走れたか?転んだりしなかったかが心配でした。フィニッシュした順に並んでいるような感じでしたがあまりにも遠くにいるので分かりません。あとで聞くと1番だったとのこと。2位とは2秒差。かなりの接戦です。約2キロを8分15秒くらいで走ったとのこと。小学生がどれくらいで走ったら速いのかは全く分かりませんが、6年生よりも30秒くらい速かったようです。まーバスケに入って走っているのも影響しているとは思います。早熟型ではないと思います。走るのは全く見ていません。残念ですが。

息子が走る時間帯に関しては全く分かりませんでした。5年生女子が終わった後に小さい子達がグランドに降りてきたのでひょっとしたらと思っていましたが、1・2年生は同時に集まって下級生から走るようです。息子が走るのはなんとか見ることができそうです。息子は練習では2位や3位だったとのこと。1度1位になったようですが、「他の者は1周多く走った」というような状態が発生した(詳しくは分かっていません(笑))ようで、すっきりしない感じだったようです。私としては一生懸命走ってくれればそれで良いとは思うのですが、勝てる可能性があるのなら勝ってもらいたい(笑)。相手がいることですからどれだけ速く走っても勝てないかもしれません。でも、最初から「負ける」と思って走るのはやめて欲しいと前日の夜に話していました。

私は見に行くと言っていませんでした。持久走ですから下手に応援してオーバーペースになり最後撃沈するのは避けたいと思っていました。応援すると絶対に頑張ろうとするのでできるだけ静かに見守ろうと。実際に走り始めると小学生ですから最初はダッシュ。このペースで持つわけはありませんがゆっくり走るというのでは置いていかれてしまいます。実はかなり難しい気がしています。見ていると最初の1周は3番くらい。まずまずの位置につけています。それから外周を回ることになり、息子が私の目の前を過ぎるときに一瞬目が合いました。これだけでちょっと感動。見に来ていることは知らないはずですから私の存在に気づいてくれたというのは大きなことです。
すると、そこからペースが上がりました。前を走っている2人を必死で追いかけます。その区間から100m走る間に先頭に立ちました。かなり激しい争いをして先頭に立ちましたからひょっとしたらかなりのエネルギーを使ってしまったのではないかと心配しました。先頭に立ってからまた他の子供が抜き返します。簡単にはいきません。2番手くらいで私の前を通り過ぎるので「いけ~」と叫んでしまいました。息子はまたもペースアップ。本当に泣きそうでした。そこからは先頭を譲ることなくトップでフィニッシュ。感動しました。1番になったから感動したのではなく、一生懸命走ってくれたことにです。それも普段見に来ることのない私の前で良い所を見せようと思ってくれたのではないかという私の勝手な「想い」もありました。本当によく走ってくれたなと思います。いつもは高校生を見ていますが、自分の子供たちが一生懸命に走る姿を見るというのはまた違った意味で良いですね。感動しました。

忘年会があったので帰るのが少し遅くなりましたが、褒めてやろうと思っていたら息子はバスケのパスの練習を部屋でやっていました。かなりへこみ気味で(笑)。落ち着いて話すと「スタートする前、校門のところでスマホ触ってたやろ~」と息子に言われました。おいおい、最初から気づいていたのかよ。普段なら絶対に気づかないだろうし、私がいるなんて思わないはずです。知っていて私の前でペースアップしたのか!!一瞬のアイコンタクトで「俺はやるぜ」と思ってくれたのかと感じていたのですが、私の激しい思い込みだったようです(笑)。それでも最後まで手を抜かず全力で走ってくれた姿は本物です。嬉しかったですね。

かなりの感動を獲て学校に戻り練習をすることにしました。勢いがあります。この勢いが実は夜まで続くのです。これはまた別の記事で。
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病院にいく

2011-12-03 | 陸上競技
金曜日、期末考査3日目。この日を乗り越えられればかなり楽になります。金曜日の午後と土日は勉強ができます。4教科しか残りませんからある程度の練習もできるようになります。

この日は試験監督がなかったので休みをもらって病院にいくことにしました。休みを取るといっても結局朝から学校に行くのですが・・・。年休・代休の消化ができません。修学旅行に伴う代休も4日間ありますが、間違いなく消化不良で終わってしまいます。どうせ余るのならとほぼ無駄遣いをしています。残っても意味がありませんからね。朝勉強会の準備をしてから、副担任に後のことをお願いして病院へ行きました。

前回、病院に行った時、診察券をもらうことができませんでした。近くの病院ですが今回始めて行きました。基本的に病院にいくと診察券をもらって次回からそれを出すと思っていましたが、前回の支払いのときに渡されなかったので「この病院は診察券がない」と判断しました(笑)。たぶん受け付けの方が渡すのを忘れただけだと思うのですが、そんなものなのかなと思って流しました。開院の少し前に行って受付簿に名前を書きました。しばらくすると名前を呼ばれて「今日はどうされました?」と質問される。いや、いや、前回絶食でくるように指示を出されたから来たんですが・・・と答える。受付の方の前には私のカルテが見えます。その時点で初めて「前回診察券渡すの忘れていました」と謝られました。いつものことですが、通常ではありえないことが私の周りでは起きます。あまりにも当たり前すぎて慣れてしまいましたが・・・。来るように言われていたのに「今日はどうされましたか?」と言われるのはあまり気分のいいものではないですね。

なんとなく流して、診察室へ。今度は先生から「今日はどうされましたか?」と聞かれる。もういい加減にして欲しいですね(笑)。看護師の方が前回と同じ方だったので慌てて「血液検査の結果ですよ!!」と突っ込む。先生はかなり年配の方なので患者を覚えておくことはないのかもしれませんが、カルテの中には血液検査の結果が貼ってありました。どうして見てくれないのかな??疑問です。今回の検査の結果はγ-GTPが220まで下がっていました。とはいっても間違いなくほかの人より値は高いですが。「値が下がったから大丈夫かな」と言われましたが、いやいやまだ基準値に比べると倍以上高いですから・・・。「もういいかな」と言われたので焦りました。結局何も分かっていないままで終わるのか?慌てて「前回エコーをするから絶食で来るようにと言われたのですが・・・」と伝えました。忘れるにもほどがあります。「そうか。じゃあCT撮ろう。」と言い出しました。CTのほうが詳しく分かるのだと思いますが、なんか行き当たりばったりの診察です。

この機会にとにかくしっかりと見てもらおうと言う気持ちがありました。どうせ、休みを取ってきているのです。何度も何度も足を運ぶよりは1回できちんと調べてもらうほうが効率がいいですからね。初めてCTを撮ってもらいましたが、機械の下を潜り抜けて向こう側に行ったときにアコーディオンカーテンで数度頭を打ちました。いやいや、行き過ぎてますよ(笑)。でも、気が弱いので何も言わず。もう少し丁寧にやってもらえると嬉しいのですが。

検査が終わりCTを見て結果を聞くと「これは脂肪肝やね。お酒を控えて。」と言われて終了。脂肪肝って何?という疑問がありましたが、「コレステロールの値が高いとなりやすいんだよね」と言われました。いやいや、私の数値はγ-GTPだけが高くてコレステロールはまったく問題ないですよ!と聞いてみると、まー飲みすぎでしょうという説明に終始されました。結局、「飲むのを抑える」というだけです。最終的に「何か悪くなったらまた来て」と言われました。特に薬を出されたわけではなく、処置をしてもらったわけではない。お酒を飲まないようにというだけ。それも「禁酒」ではなく「減酒」と言われました。これだけ数値が高いのに「禁酒」ではなくていいのか?いつまで「減酒」すればいいのか?まったくの疑問です。

先日、教員免許更新について触れました。いつも師事している方が「医者の免許更新がないのはおかしい」と言われていましたが、今回のことで改めてそう感じました。医者は定年もない。開業医は自分の病院ですからいつまでも働けます。しかし、患者に対しての説明責任が全うできないのは、良いことではないと思います。叩きやすい公務員や教職員はすぐに取り上げられて批難されます。仕方ない部分はあると思いますが、どうも納得がいきません。

悔しいのでひとまずしばらくは「禁酒」してやろうと思います。脂肪肝は太った人がなりやすいという話ですが、私は飲むときに結構食べます。これがエネルギー過剰になって肝臓に脂肪となってついているのかもしれません。狙ったようにこの日は忘年会が予定されていました。断固「禁酒」を貫こうと決意しました。

相変わらずの展開で我ながら呆れてきます(笑)。
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感じたこと

2011-12-02 | 陸上競技
木曜日、期末考査の2日目でした。できれば火曜日に病院に行った結果を聞きに行きたかったのですがテスト監督を代打でやらなくてはいけなくなったので諦めました。先日かなり体調が優れなかったので早いうちに対処しておきたかったのですが仕方ありません。病院に行って周りに迷惑をかけるわけいきませんからね。午後から休診でから諦めました。この日も微妙な感じがありましたが何とか乗り切ったという感じでしょうか。

練習はこの日も短時間で。先日はかなり暖かくて半袖でやっている者もいましたが、風が強く肌寒さがありました。先日頼んでおいたピステが届いたので早速着ている者が数名いました。薄手なので走るのに邪魔にはならないようです。少し動くと暑くなってきたようで脱いでいましたが(笑)。練習がきちんと出来るように工夫をしていく事は大切だと思います。オシャレとは違いますが練習を楽しくやるためにはこういう部分も大切だと思いますね。パーカーを来て走るとからあり得ないですから、きちんと走れる服装を準備しておかないといけません。

寒さはありましたが練習自体はある程度の質でできたのではないかと思います。前日と同じメニューにして確認をしていきました。スイッチングの動きを繰り返しやっています。単純な動きですがなかなかできない動きです。走りの中で基礎筋力を上げていきながら取り組んでいます。慣れて来るこの時期が一番注意が必要になると考えています。適当にやってもなんとなく形になります。意識しないでもある程度は出来ますから。しかし、これでは何も身につきません。やるだけでもそれなりの効果はあると思いますがもっと効率を上げていきたいですね。

前の記事にも書きましたが、うちの女子エース、インターハイ後の故障により夏の練習が全くと言っていいほど出来ませんでした。やっと練習が出来始めて少しは形になって来ていましたが本来の走りとはかけ離れたものでした。本人はしんどかったと思います。人間、どうしても一番いい時と比べてしまいます。比べたら所でどうになるわけではないのですが。秋に苦しい想いをしてからはかなり精神的にたくましくなってきたと思います。以前と比べて陸上競技に集中できるようになってきた感じがあります。これが本物になれば間違いなく戦えるようになります。時間の使い方が競技者になりつつあります。まだまだ甘さが残ってはいますが変わりつつあるのは間違いないてますね。人はある程度追い詰められると変わるのだと強く感じましたね。
走れない中でもがきながらやっていましたが水曜日に意識する部分を少しだけ変えると上手く進み始めました。感覚的なものなのでしょうか。同じ事をやっていますし、言葉かけも大きく変えてはいません。自分自身、しっかりと感じ取らないといけない部分ですね。

師事している方からよく「強い選手がいる時に勉強する事の大切さ」について話を聞きます。強い選手は基本的にどんな練習をやっても強くなる。しかし、その伸び率は練習の組み立てによって大きく変わる。その選手を伸ばすための工夫がその先に生きてくる。この子に対する指導は間違いなく他の選手にとってプラスに働くのです。だからこそ何が良くて何が悪いのかをわかるようにならないといけない。単純な種目だからこそ、能力だごまかせる種目だからこそきちんとした指導が出来ないといけない。そう改めて感じました。最近、この子について一緒に練習をしている選手がらかなり力をつけてきています。学ぶ事があるのでしょう。来年はかなり良い所まで届くと思っています。実績はありませんが素直な気持ちで練習に取り組めていますから今後が楽しみです。

話がかなりそれているような気がしますが、大分走れるようになってきたかなとは思います。まだまだ目標は遠いですが一歩一歩進んでいけたらと思います。
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