kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

継続は力なり

2011-12-16 | 陸上競技
木曜日、この日もクラスの欠席者は多数。もう仕方ないですね。授業は午前中だけで午後からは性教育講演会でしたからなんとか午前中を乗り切ってくれればという感じでした。もうなるようにしかならないですから。クラスの生徒には少し話をしています。これから卒業するまできちんとしたことをやっていかないといけないことを前日に話しました。周りの雰囲気もありますからなかなか徹底できません。でも自分の目の前にいる生徒に対してはしっかりと指導をしていかないといけないと思っています。全てを締め付けるというのは不可能ですが少しずつ少ずつ大人へと近づいていかなければいけません。

加えて別件で個別に話をしました。詳しい内容は控えます。個別に話をしていくことで伝わることがあります。いや、伝えていかないといけないのです。物事は「公にならなければいい」というわけではありません。「ばれなかったら何をしてもいい」「悪いことをしても結果的に大事にならなければいい」という感覚があるかもしれませんが、これではだめです。また、悪いと知っていてそれを見逃すのも良いことではない。はっきりいって当たり前のことです。大きなことではありませんがこういう時に見逃してしまうと取り返しのつかないことにつながってしまいます。芽は小さいうちに摘む。かなりの時間をかけて話しました。まだまだ他のこととつながっていかないかもしれません。「悪いことをした」という部分的な反省ではいけません。物事はつながっているのです。他のことに置き換えて考えられるようになっていけばまた色々なことが変わっていくと思います。継続的に話をしていきたいともいますね。

練習は木曜日メニュー。身体づくりです。身体づくりの意味もあるので練習の最初に女子だけを集めて話をしました。体重管理の部分です。何度も言いますがこれができるのはある意味「当たり前」だと思っています。自分の競技のために自分で自分をコントロールしないといけない。しかし、なかなかできない者がいます。出来ないというだけではなく自分たちが置かれている状況を理解できていないという感じでしょうか。冬期練習に入って間違いなく体重が増加しています。これは筋肉が増えたというのも考えられます。それにしても体脂肪量が多すぎる。一般人並です。今回は他の選手の体脂肪率などを示しました。今の自分と比べてどうなのか?太いと思われる者と同じ体脂肪率、それ以上の体脂肪率では勝負にはなりません。まだまだ身体が作れていないのです。「練習をしたら体脂肪が減る」と思っている可能性があるので具体的な例を挙げて話しました。ある程度のところまでいけばそこまでやらなくても大丈夫なのですが、今は重すぎます。人数が少ないチームですからこういう部分の徹底は必要不可欠です。これから時間ができた時に必ず運動をするように話しました。まずは脂肪量を減らさない限りは勝負はできません。
ある選手は保護者に「揚げ物は避けてほしい」とお願いして家ではほとんど揚げ物は食べなくなったようです。意識が変わってくれば自分の行動も自然と変わっていくのです。本当にやろうと思えば様々なことが見えてきます。これも継続ですね。続けていかないと効果は出ません。

練習自体は身体づくりメニュー。種目に慣れてきてある程度のスピードで出来るようになってきました。ハードルを使った練習もスムーズになってきています。これも切り替えを意識してやっているのですが最初はゆっくりしかできなかった動きがスピード感が出てきました。これが出来たから速く走れるかというとなかなか上手く言えませんが結びついていく部分はあります。選手には「部分的なこと」だけを考えさせるのではなく、その種目を走りにつなげていくためにどうしないといけないかがイメージできるようになってもらいたいですね。結局は切り替えの速さを生み出すための練習です。脚運びなどはドリルや一歩ハードルで実施しています。脚運びの練習の効果を上げるために基礎筋力を上げているという感じでしょうか。やりたい動きもこの部分が不足するとできませんから。全身をバランスよく強化していくことは大事だと思います。

前の記事に書いたケトルジャンプ、この日は徹底しました。最初は別のことをやっていて見れませんでしたから、練習に参加してからはケトルジャンプに付きました。跳んだ後にしっかり止まる。これによりかなり負荷がかかってきたようです。接地時間を短くするのは別のメニューでやるほうが良さそうです。筋力的な部分の刺激を考えてのメニューですからしっかりと狙い通りのことをやっていきたいと思います。室内では通常メニュープラスアルファ。予定より早く進んだので内転筋のメニューを加えました。あとは腸腰筋メニューを。少しずつスムーズになっていけばこうやって負荷を増やせます。運動時間のこともありますから女子と男子では多少メニューを変えています。限られた時間ですから有効に使いたいと思います。不足分は各自でやっていかないといけないですね。これも自分のことです。必要なことは自分で判断し継続して練習をしていかないと効果は出ませんからね。

寒くなってきました。しっかり声を出して盛り上げていくことの必要性を話しました。暗くなるのも早いですから自然と気持ちが沈んでしまいます。そうなったときに声を出してテンションを上げて自分たちで盛り上げていくことが大事です。うちの選手はここが苦手です。自分たちの練習の効果を上げるためにしっかりと雰囲気作りができないといけないと思います。良い感じで出来るようにはなってきました。これからが本当の成長が問われます。まだまだ先は長いですね。
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インフルエンザ&走練習

2011-12-16 | 陸上競技
水曜日、2年生は久々の登校となりました。月曜日の修学旅行終了時点でかなり体調が悪い生徒がいました。どうなるだろうかと心配していましたが朝から連絡があり1人インフルエンザ、他に4人の欠席者が出ました。おいおいって感じです。さらに明らかに体調が悪そうな者が数人。修学旅行の初日から具合が悪かった者はこの日も駄目でした。様子を見ましたがどう見ても怪しいので途中で自宅に連れて帰りました。これ以上は無理ですね。結局最終的にインフルエンザだったと発覚したものが3人。その他インフルエンザ疑惑の者が6人くらいいました。空気が悪いので授業の合間は常に換気。怖すぎます。疲れもあるでしょう。しかし、クラスの4分の1が体調不良というのはいいことではありません。数年前の新型インフルエンザに対する過剰反応の時期であれば間違いなく学級閉鎖です。あの時の騒ぎはどこへ行ったのでしょうか?今は全くですね。

練習は走ることにしていました。この日の放課後は修学旅行の後処理などでバタバタしていました。練習に顔を出せたのは5時過ぎ。せっかく練習が見れる状況になったのですがほかにもやらないといけないことがたくさんあります。競技だけに専念できる状況にはなりませんね。これがメイン業務ではありませんから仕方ないですが。競技から離れていた時間が長かった(数日間)ので見たいという気持ちが高まっています(笑)。昨年の今時期とはいろいろと違います。選手に意欲がありますから練習を見ていても楽しいですね。あと数人本気になりきれないもの(そのことに対する自覚はあまりない)が見受けられますがこれは周りが引っ張っていって強制的にでも高いレベルでの練習ができるようにしなければいけないですね。悪意があってやらないのではないという感じなので持っていきかただと思います。

しっかりと走りこもうと考えていたのですが、野球部がトスバッティングをしていたので長い直線が使えませんでした。一応お願いに行って水曜日は走りたいのでと申し出ると「分かった」と言ってもらえました。この日の練習は変えることはできないだろうと判断し、こちら側の練習を変えることにしました。「絶対にやらなければいけない練習」というのはないと思います。その場に応じて臨機応変に対応していくことも大事です。距離が90m程度しか取れなかったので「タイヤ引きをやろう」ということに。ショート、ミドル、ロングと分けてタイヤを引きました。タイヤを引くだけでは面白くない(意味がない?)のでスプリント練習と組み合わせての練習としました。1セット目はタイヤ引きを全て終えてから60m程度の距離を数本。少し休んで今度はタイヤ引きをした距離をすぐに走る。単純にタイヤを引くだけではなくそれぞれの距離で動きの課題を決めて取り組みました。前の記事と重なる部分がありますが、冬期練習に入って約1か月、スプリントのほうもかなり良くなってきました。導入段階の走りとしては合格点だと思います。女子エースに少し話を聞くと自分でもその感覚があるようです。「感覚的にはどれくらいか?」と聞くと「12秒○(伏せておきます(笑))くらい」と答えました。おいおい、ベストより速いじゃんと突っ込みを入れたくなるくらいでした。それくらい良くなってきているのだと思います。これが本物になればと。これからが本当の練習です。

2セットで終えてからバウンディングとスピードバウンディングを少し。ジャンプ系のトレーニングを定期的に入れていきたいと考えています。長い距離(短いですが)が走れないのでそれを補うという意味でも必要かなと。なかなかうまくできません。これも練習だと思いますね。爆発的な力の発揮ができるようになれば走りも変わってきます。使うのは一瞬です。そのタイミングもこういう練習の中で覚えさせていきたいと思います。最後にその場のジャンプ補強。ぐったりしていました(笑)。少しずつ雰囲気が良くなってきています。まだまだ声は出せると思います。チームとしての雰囲気作りは自分たちの仕事です。

比較的暖かったので走りやすかったですね。これから冬本番。しっかりと取り組んでいきたいと思います。
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練習再開

2011-12-16 | 陸上競技
タイトルがおかしいですね。正確にいうと1年生はずっとやっていたのですから「再開」という言葉は適していないかもしれません。私は見ていなかったから「再開」ということでお許しを。そのうえバタバタしすぎて全く書けなかったので内容が怪しくなってしまう危険性もあります。記録程度になるかもしれませんが書き記しておきます。

火曜日、2年生は修学旅行の代休でした。移動などで疲れていると思ったので午前中は完全に休みとして午後から少し早めに身体を動かすことにしていました。が、練習準備の連絡をするとすぐに電話がかかってきました。なんと、この時間に起きたということ。疲れているといってもありえません。普段遅刻するような選手ではありませんから余程疲れていたのかもしれません。許されることではありませんが本人の反省の度合いがかなりのものだと感じたので厳しく言わずに諭すように話をしました。本人が「まずいことをした」という認識があるので追い打ちをかける必要はなかったと思います。甘いかもしれませんが。その代わり待っていた者がいるので謝らせました。1人の行動が周りの者に多くの迷惑をかけるということは考えないといけませんから。

サーキットをやってから少し時間があったので1歩ハードルをやってからマーク走まで。修学旅行中はいませんが疲れが抜けたのはあると思います。比較的身体は動いていたと思います。アップ不足もありマーク走の最初の部分が届かないという感じの走りになっていましたが問題はないと思います。順序を追って身体を温めていけば走れるでしょう。そういえば修学旅行中に投擲選手が「身体を動かしたいのだが」と言ってきたので、うちの女子エースと一緒にやるように指示を出しました。全体的に意識が上がっている部分があるのかもしれません。あとで確認すると3日間のうち2日は一緒に1時間程度の補強をやったようです。どれだけやったかは分かりませんが、あとは選手を信じておきます。こういう部分が自分でできなければ将来的な伸びは絶対にありません。「自分のために」とやる必要がありますからね。

その後は1年生と合流して身体作りの日としましたいつも通りです。この日、ケトルジャンプに関して再び(三度?)esaki先生からアドバイスをもらいました。ある程度のジャンプはできるようになっていたのですが狙いとする部分への負荷が十分ではないのでは?ということでした。ジャンプした後の姿勢が悪い、腰が抜けているということでした。確かに股関節が開かずに腰が下がるという最も悪い姿勢になっていました。「深く」という部分を意識しているとそれだけが狙いのようになってしまいます。やっているうちに目的が変わってきました。きちんとした姿勢とジャンプした後に止まるということを意識しなければいけません。流れで跳んでしまうのは避けたいと思います。

この形で練習を始めて1か月近く経過しました。ある程度の成果は出てきたのかなと思います。速く動かすことと自体重を使った練習を中心にしています。もう少し重くしてもいいかなと思っていはいますが、もうしばらくはある程度の重量を速く動かすことを意識させていきたいと思います。大半の選手が武道場でのロープのぼりがかなりできるようになってきました。女子で一番上まで上がれるのは1人だけですが、もう一人もあと1mくらいのところまで上がれるようになってきました。昨年のようにベンチプレスで筋肥大をしすぎると身体が重たくなってしまいます。これが故障の原因の一つだったのかもしれません。動きながら鍛える、速く動く筋肉を身につける、走りに結びつく筋力アップをという感じでやっています。

そういえば先日から野球部がうちの外補強を練習に取り入れ始めました。若干動きは違いますが基礎筋力を上げていくという意味では効果はあるのかなと考えています。本当はもっと効果を上げていかないといけないのですが、とにかく基本的な筋力が不足している感じがあります。まずはそちらが最優先かなという気がしますね。一朝一夕では身体はできません。時間をかけて初めて効果が出てきます。1か月でその効果を感じることができました。これからが本当の練習になると思います。

1年生には「2年生が帰ってきたから頼る」というのでは意味がないという話をしました。いない間は自分たちでできていたのだからこれからも同様にできるはずです。人任せにしないで自分でやっていく姿勢を身につけてもらいたいですね。これが大きく強くなるチャンスだと考えています。久々に練習を見ましたがいい感じでできていました。「やっと」という感じですが、油断しないでしっかりと練習をさせていきたいと思います。
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