kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

中四合宿2日目

2011-12-28 | 陸上競技
月曜日、中四合宿2日目でした。この日も朝から肌寒い感じで雪がちらついていました。それでも練習は実施されます。まー当然ですが(笑)。

110mハードルは基本的なことを引き続きやっていました。技術系ですから集中的にやっていくほうが効果が高いと思います。110mHはかなり高いハードルを越えていきます。簡単ではありません。ある程度身体ができてきたら集中してハードルの練習をしようと考えていたのですが、骨折が続いたためなかなか身体づくりができませんでした。もう少し時間がかかると思っていますが、今回の合宿で強い選手と一緒にハードルを越えていくことで何かをつかんでもらえたらと思っています。しかし、この日は正規の距離よりも若干短い距離で3歩で届きません。近くで見ていたわけではありませんが、ハードルを越えて走っていかないといけないのですが「ドリル」のような動きになって抜き足をすぐに落としてしまいます。「タタン」のリズムを意識してドリルはやらせていますが、この日は「速く落とすこと」だけが頭にあったようです。指導されているコーチがいるのに私が指導しに行くわけにはいきません。すぐにコーチがアドバイスをくれて修正できました。1つのことで頭がいっぱいになると他のことが上手くできなくなります。自分では分からなかったようです。それ以後はスムーズになりました。
午後はシザースのような動き。しっかりと踏み切って身体を遠くに運ぶこと、膝のリードで前に進む動きでした。この動き、群を抜いていました。14秒台の選手よりもはるかに余裕があります。この子の潜在能力の高さに驚かされました。普段の練習でもジャンプ系やシザースなどの動きでは跳躍選手よりも身体が浮いていました。「強いな」という感じはありましたがこの日はずば抜けていました。この力を引き出すことができれば十分戦っていけると思います。速く動くことが苦手なので冬期練習ではしっかりと克服していってもらいたいですね。ここができればインターバルを刻むことができます。14秒台が見えてきた気がしました。あとは身体づくりが間に合うかどうか・・・。

短短女子は前日の続き。なぜかこの日の午前中の練習を思い出すことができません。見ていたと思うのですが・・・。こういうことになるか更新を毎日やっていかないといけないのだと思いますね。覚えているつもりでもきちんとした記憶がありません。これではダメですね。

と、書いている途中で思い出したので補足。切り替えを意識した動きをやってからモモ上げに入る練習をしていました。なぜ、忘れていたのかというのも思い出しました。寒いので散歩をしようと思って歩いていたらバックストレートのところで中距離が補強をしていたのでそれを見ていたのです。以前から合宿でお世話になっている先生がコーチをされていて鉄棒を使って練習をしていました。北海道ハイテクACで使用しているレッドコードの代用品を自分で作成されていてそれを使って練習されていました。いつも思うのですがこれほど情熱をもって練習を工夫される先生は他にはいないのでと感じます。ほとんどの練習道具を手作りで作成されていますし、綿密な練習計画を立てておられます。本当に見習うことが多いですね。こういう一生懸命な指導者の姿を見るというのも合宿での大きなポイントになります。襟を正して取り組まないといけません。指導の合間にいろいろと話を聞けました。この練習に集中していたので他のパートの細かい部分が思い出せなかったのです。

実はこの日の昼に指導者研修会がありました。そのため午後の練習の前半部分は見れていません。選手には申し訳ないですが研修会に参加しないのは良くないかなと。こういう部分ではかなり気が弱いので(笑)。投擲のコーチでもあるトレーナーの方がいろいろな話を聞かせてくれました。昨年の研修とは違います。実戦でどう生かすかという部分を学べました。肩甲骨周辺の動き、股関節周辺の動きをどうすればいいかという話をしっかりと聞けました。「硬い」のではなく「動かない」のです。この部分がきちんと使えるようになるだけでパフォーマンスは格段と高まっていくのではないかと感じています。これは覚えきれなかったので携帯で動画に収めました。最初の部分は取り損ねました。もったいないことですが仕方ありません。「身体の使い方」を意識することで動きは変わってきます。良い時間でした。

短短女子。しっかりと走っていました。こういう合宿ではできるだけ速い選手と走ることが大事だと思っています。前日はタイミングを逃して練習を後ろのほうでやっていました。岡山県の選手はかなり積極的に前に入っていきます。こういう姿勢は学ばなければいけないと思いますね。うちの選手、1セット目(ひょっとしたらこの前に走っているかも)は自分から前の組に入っていきました。せっかくの機会ですからトップ選手と一緒に走るというのは大事だと思いますね。1セット目、うちの選手がトップで走っていました。11秒台の選手は少し余裕があったかもしれませんが、せっかくのチャンスですから前で走ることは大事です。付いていってどうこうではなく、最初から勝負をしないと相手にはなりません。余力なしでガンガン走っていました。後先のことを考えずにしっかりと走ることは大事です。同じ組に岡山の12秒5の選手がいたようですが完全に勝っていましたね。こういう練習はある意味、力比べです。練習で「強い」と思わせるのも一つの手段です。こういう練習を見るのはやはり好きですね。本当によく戦っていたと思います。
2セット目は150m。これは集合場所に行くのが少し遅れて最初の組に入れなくなっていました。山口県の選手は他県の選手よりも遠くに座っていたため遅れてしまいました。もっと考えて動かないとダメですね。1組目は岡山の選手だけになったようです。1本走って2本目に入る時、12秒0台の選手が練習を抜けたので「誰か入りたい者はいないか?」と言われたようです。図々しく一番後ろで手を挙げてうちの選手が先頭に入っていきました。顧問に似てちゃっかりしています。これが1年前ならできなかったでしょうね。色々と経験したからできることです。「自分のために」という感覚が芽生えたから前に出れる。良いことです。この後の150mはほぼ先頭でフィニッシュしました。ここで力尽きました(笑)。もともと持久力は高くありません。400mには適応できないタイプの走りです。速く動くというよりは鋭い接地で進んでいくタイプ。ガツガツした走りですがら疲れるのだと思います。3本目は付いていくだけで精一杯。+80mでは完全にやられていました。しかし、非常に評価できると思っています。最初から負けを恐れて抑えるよりも行けるところまでしっかりと走るということは次につながります。まー自分のところの選手だからひいき目に見ているのもあると思いますが(笑)。最後の往復走はばてまくり。仕方ないですね。

本当に良い練習ができたと思います。感謝したいですね。

ちょっと嫌な気持ちになることがありました。ここには書きませんが・・・。残念です。
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中国四国合宿初日

2011-12-28 | 陸上競技
合宿に行っていました。そのため全く更新できず。以前も書きましたがスマートフォンでの更新というのはめちゃくちゃ面倒です。慣れていないので文字を打つのに時間がかかります。1つの記事を書くのに1時間程度かかるかもしれません。そんな時間は確保できないので諦めていました。できれば今後は合宿などでもきちんと書き込みをしていきたいと思っていますが、まずはスマホでのメール打ち込みが速くならないといけません。できるだけその日のうちに書くようにしないと感じたことを忘れてしまいます(笑)。

日曜日から広島で中国四国地区の合宿でした。今回私が担当している選手は2人参加。2種目とも信頼できる指導者が担当しているので喜んで参加させてもらいました。ここ数年はずっと愛媛でした。移動時間も少しかかるので大変でしたが今年は車で1時間程度で到着できます。全く苦にはなりません。来年度中国大会が実施されるビックアーチで練習ができます。トラックの位置関係やトイレ、雰囲気などを把握しておくだけでも全く違います。また、今回の合宿には地区のトップレベルの選手が多数参加するという話でした。

男子の110mHは14秒台が複数います。今回の合宿には14秒4の選手は参加していませんがそれ以外の選手は来ています。一緒に練習する中で自分が戦う相手の力を把握してもらえたらと思っていました。3~4人はちょっと手が届きそうにありません。しかし、5~8番は接戦だと思っています。14秒台に入ることができれば十分戦えます。簡単なことではありませんが可能性はあると思っています。今回指導されるコーチは実績もありまたかなり指導力がある方でした。最初の段階で11月に骨折したこと、今は問題なく走れていることを伝えに行きました。以前から合宿等で面識があったので少し話ができるようになっていました。本人と相談しながらやっていきますと言っていただけたので本当にありがたかったですね。当時は合宿に参加できるかどうかというところでした。保護者も本人も「走れなくても行きたい」と言ってくれたので申し込みができていました。ありがたいことです。

女子の短短、これは県内でいつも指導していただく方がコーチ。うちの選手が中国大会でいい走りができたのもこのコーチの力が大きいと思っています。インターハイ後に怪我をして「辞めてしまうのではないか」というところまで落ちましたが、コーチも心配してくれて試合のたびに声をかけてくれていました。こういう周りの力でなんとか持ち直してきたのかなという感じを受けています。秋のシーズンは全く思い通りに走れませんでした。周りが記録を出していく中で走れない自分に焦りを感じていたことでしょう。それ以後かなり変わってきて冬期練習は今まで以上に充実したものとなっています。その力を試す場が今回の合宿です。とはいえ、インターハイで決勝に残るような選手や11秒台12秒0台の選手が複数いる合宿です。この中でどれだけ自分の力を確かめることができるのかが大きな課題となっていました。

競技場に着いてここ最近親しくさせてもらっている指導者と少し話をすることができました。これまで直接面識はなかったのですが数年前の中国合宿で話をさせてもらってから話をするようになりました。同じ中国地区ですから刺激になります。また、同じ400mHを専門としていたのでそういう意味でもいろいろと話ができます。今回は鳥取での練習状況や雰囲気などのことを聞きました。他県の情報を聞けるのもこういう合宿でしかできないことです。若い指導者ですがいろいろと経験していることもあり話は盛り上がりました。別の日に「kanekoさんの大会記録を塗り替えるためにやっていた時期があるんですよ」と言われて恐縮しました。もう13年くらい前の話です。彼の記録と比べると本当に大したことのない記録でした。それをそうやって知っていてもらえたというだけでありがたかったですね。まだ競技や練習内容の深い話まではできていませんが、また機会があればお互いの情報交換をしていくことができたらと思いますね。こういうつながりは大切にしていかないといけません。

この日は朝から雪がちらついていました。競技場についた時には若干雪が残っているという感じでした。運営委員の方々が雪かきをして練習会場を整備してくれていました。選手はこういうことに対して感謝できているでしょうか?練習さえすればいいというわけではありません。多くの方々の支えがあるからこそ練習ができるのです。合宿に参加する費用を出してくれている保護者がいるから広島まで来れたのです。自分のことだけではなく多くの人々に感謝する気持ちを常に持ってもらいたいですね。

寒い中での練習開始となりました。今回は2種目とも競技場使用のタイミングが同じになっていました。1・2日目はサブトラック、3・4日目はメインという感じです。移動しながら見なくて済むので良かったですね。初日はどちらの種目も基本的なことの確認といった感じの練習でした。男子は骨折以来ハードル練習をあまりできていなかったのでしっかりと基本的なことをやってもらえてありがたかったですね。少し形は違いますが意識しようとしている部分は同じだなと感じました。安心(笑)。性格的に周りの選手の動向を伺って行動するタイプなので練習は後ろのほうに付いていました。110mHは人数が少ないのでしっかりと話が聞けたのではないかと思いますが、来年勝負をするならばもう少し前に前にという感じが出てきてほしいですね。「良い子」過ぎます(笑)。

女子はハードルを使った動きとスキップ、加速段階の練習でした。寒かったので私は競技場の周りをクルクル散歩しながら見ていました。走りのタイプがかなり違いますね。うちの選手はパワータイプ。かなりガツガツ走ります。ストライドはそれなりに。速く動いて走る感じではりません。地区トップの選手はパワーはありますがやはり鋭い。スタートの鋭さ、加速したからのスピード、ちょっと別物です。この日の練習は各自で行うというものが多かったのですが60m位の距離でうちの選手がその選手よりも少し前に出ました。少し遅れてきたトップ選手、少しずつ追いついてきたかと思うとトップスピードの乗った瞬間一気に前に出られました。うーん、速い。他にも目を見張る選手が複数いました。良い刺激になりますね。山口県からもうちの選手を合わせて6人が参加していました。県総体では勝負しなければいけません。大変な事です。

他の引率の先生型と女子100mの話になりました。来年の県総体かなりハイレベルの争いになるのではないかと思われます。少し失敗すると勝ち上がれないかもしれないという危険性があります。相手のことをあれこれ考えても仕方ありません。うちの選手が記録を上げていって勝ち上がる以外にはないのです。ハイレベルの中で切磋琢磨していくことで強くなっていくのではないかと思いますね。

初日、寒かったですがいろいろと話ができました。良い1日になったと思いますね。

また書きます。
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