kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

トレーニング中心

2014-03-26 | 陸上競技
火曜日、この日は仮入学となっていました。私は珍しく(!?)駐車場係となっていました。普段なら中国合宿に行くので仮入学は不在。今年は学校でじっくり行う予定としているので行きません。そのため仕事が回ってきました。8時30分受付開始なのですが7時45分から駐車場整理を始めることに(笑)。早いだろうと思いながらも結構な人が来ていました。逆に数人は遅刻。うーん、早い人と遅い人で1時間以上違います。これが「感覚の差」だと思いますね。同じことをするのであっても全く違うのです。ここに大きな「差」があります。こういう感覚を埋める作業というのは本当に可能なのか??

練習は雨予報だったのでトレーニングにしていましたがそれほど問題なくできました。最初は私は行けないので選手たちで開始させました。思いつきというわけではないのですが円陣を組んで声だしをする前に「今日の練習の共通認識」をさせることにしました。これは全体の前でキャプテンが「全員で意識しよう」というポイントを全員に確認するという作業。細かい部分までの共通認識ではなく「今日の練習はこういう感じで取り組もう」という宣言をさせたいと考えました。キャプテン中心にチームを作らなければいけません。当然の話ですが。先日の合宿後、キャプテンが日誌に「キャプテンとしての役割を果たす」と書いていました。こういう状況の時にしっかりと「役割」を与えることができるかどうかも大切だと思います。チームの中心に存在するキャプテン。この成長がチームを変える可能性があると思っています。「負担」だとは思いますがしっかりと取り組んでいきたいと思いますね。

私が練習に行ったときにはシャフトが半分終わっていました。言われなくても声が出るようになっていたので「元気を出して練習に取り組む」というのが「共通認識」なのかと思っていましたが実際は「正確な動きをする」だったようです(笑)。ということは、ある程度自分たちの意思で声が出るようになってきているのだということです。大きな成長かもしれません。男子が大声を出しますからそれにつられてな声が出るようになってきているというのもあると思います。雰囲気が本当に変わりました。

シャフト終了後はいつも通り。バランスディスクを使っての練習をして手押し車。ここまででかなり疲労している様子でしたがそれでもまだまだやります。とはいえ、ぶっ続けでやるのは「集中力」の問題と「モチベーション」の問題が発生すると感じたので少し休息をはさむことに。単純に休むというのは面白くないのでペアでストレッチをしながら休むことに。強制的にこういう時間を作らなければなかなかできません。本当であれば家でしっかりとやってくれるといいのですがそこまで到達するのは至難の業です(笑)。とにかく見えるところでしっかりとやらなければいけない。そう感じて取り組ませました。これが30分程度でしょうか。

再び補強へ。BOXを使った補強。これもいつもやっているのですがなかなか・・・。脚の入れ替えで2人転倒。いやいや、継続的にやっているつもりだったのですが。こういう練習でけがをしたら元も子もありません。不注意とは言いませんがやはり気を付けなければいけません。BOXを使ったジャンプも行い、そのまま股関節の補強へ。時間をかけて行わなければいけない部分です。ここ数年股関節補強はかなりやっています。が、見ていると大きなエースはこの辺りが弱い。どうにかしなければいけません。身体が大きいので「誤魔化せる」部分があります。が、こういうところがしっかりとできてこなければ戦えません。不足ですかね。

最後に武道場でロープ登り。女子は苦手です。小さなエースは上半身だけで上がれるようになっていました。他の者は・・・。体重の関係もあるとは思いますが自分の体を支える「基礎筋力」がなければ走ることは不可能です。こういう部分ではまだまだ足りないなと感じています。共通して練習できるところだけでは補えない可能性があります。ここができなければ勝負できないかなという気もしています。考え物です。

練習中に卒業生が来てくれてました。翌日から就職の関係で県外に出るというのでわざわざ挨拶に来てくれました。ありがたいことです。かなりの時間話をしましたが、いろいろと大変そうなことが多いようでした。それでも真面目に頑張れるタイプなのでこれからもしっかりと取り組んでくれるのではないかと思います。二十歳になったら一緒に飲みに行こうという話をしました。勤務地がどこになるか分かりませんが「行き先が決まったら連絡します」と言ってくれました。ありがたいことです。自分の「夢」に向かってしっかりと進んでほしいと思いますね。応援したいと思います。

良い練習でした。
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短い距離で2

2014-03-25 | 陸上競技
続き。

とにかくスピード刺激を入れたいと考えていたので走りました。並走、30&60を2本ずつ。走り込みをするときにはここは少なめにするのですがこの日は通常通り。短い距離を走るのがメインと考えていましたからそこを優先。ここはいつも通りですね。

そこからマーク走へ。走れるようになってくるとこれまでやっていたマークの距離では狭くなります。人によっては「決められた距離を速く動く」というのをメインとします。それも必要な要素だと思うのですがなかなかできません。以前これで失敗したことがあるので怖くて・・・。速く動くことも必要。スピードは「ピッチ×ストライド」で決まってきますからピッチを上げていくのは重要な要素だと思います。が、重心移動を伴わないピッチでは意味がない。ストライドを伸ばすだけでは動きが大きくなるだけで走れないのです。だからといってピッチだけというのもダメ。すごく難しい部分ですね。それを踏まえてのマーク走。1本走って少し狭いなと感じた部分があるので若干伸ばしました。走れてくると自然にストライドが伸びてくる。あまり伸びすぎると「間延びする」ことになるのでこれは調整していかなければいけないなと思いまうsす。

1セット行ってトゥトレ。これはオーバースピードトレーニングです。普段出せないスピードを出すことで神経系に大きな刺激を与える。そのための練習。脚を速く動かすだけではなく無理やりにでも重心移動を生み出したいと思っています。刺激としてはかなり大きくなるので本数を多くすることはできません。新入生が数人練習に来ているので「引っ張り役」だけ参加させました。さすがにいきなりオーバースピードを入れるのは厳しいですからね。というか、やる意味はないので(笑)。どんな練習をするのかという部分だけ確認すればそれで十分。まずまずの感覚でした。

終了後、もう一度マーク走。スピード刺激を入れた後にもう一度です。負荷的にはかなりきついかなという感じはありますが前日休んでいるので問題ないだろうということで。ここでは少しピッチが上がりきらない感じを受けました。これは「疲れ」なのかもしれません。しかし、かなり進んでいる感じはあったので重心移動が生まれているのであれば問題はないと感じています。重心移動に合わせてきちんとピッチを上げれるようになればそれで十分。良い感じで走れていたと思います。

最後にスタート。もっと早くスタート練習をする方が良いのかもしれませんがなんとなく流れ的に。このスタートもよく動いていました。十分ですね。何人かは久々に良い動きをしていました。これくらのスタートが切れれば十分記録は狙えます。もちろん、まだまだ完全試合モードとはいきませんがかなり良くなってきていると思っています。本数的にはそれほど多くありませんが感覚的に良かったのいいかなと。

最後に補強を少し。新入生はやはりできません。毎年のことですが1年間たつとある程度できるようになります。「練習は偉大」です。毎年最初に練習をした時にはほとんどの選手はできません。それができるようになるというのは普段から継続的に練習をしているからですね。成長を感じます。今の状態を動画に収めておくと1年後の成長を目で見て理解できるかもしれないなと感じました。体幹の強さは明らかに変わりますからね。

この日も明るい雰囲気で練習ができました。かなり良くなってきています。もっと声が出せる。これは常々思っています。良い練習をすると表情も明るくなります。「楽しい練習」というのはこの手の練習だと思います。適当に楽しい練習をするのではなくしっかりと前向きに取り組んでその中で明るいというのが重要だと思います。こういう練習が最後までできれば確実に強くなると思いますね。火曜日からは中国合宿が開催されますが今年は参加せず。じっくりチームを作りたいと考えています。木曜日からは一日練習をしようと考えています。「強化練習」です。4月下旬からの連続の大会の中で貯金を使い果たさないようにここでためておきたいと思います。以前と比べ完全に「短短」のチームとなっています。時には追い込むことも必要かなと感じています。今週はしっかりとやっておきたいですね。

書きたいことがあった気がするのですが忘れてしましました(笑)。まーいいか。
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短い距離で

2014-03-25 | 陸上競技
月曜日、この日は本当に暖かかったですね。20℃とまではいかないかもしれませんが寒がりの私でもロングTシャツを脱いで半袖にピステを着て過ごせるくらいの気温でした。こうなってくると本当にシーズンが近づいてきているのを感じます。選手も暖かさに合わせて走りやすい服装で練習をするようにしなければいけません。新入生が少しずつ練習に参加するようになっていますが最初は「ジャージ上下」で練習をします。「これまでそうだったから」という理由かもしれません。うちでは基本的にスパイクを履くときからはロングタイツで行うようにしています。ジャージやウインドブレーカーで練習をするチームもあると思いますが・・・。Tシャツで走り始める日も近いのかなという暖かさでした。

練習はスピード練習。前日を休養日としていますから身体や筋肉自体はフレッシュな状態になっているはずです。一番身体が動くであろう日ですから短い距離でのスピード練習をメインに置くことを考えていました。少し練習時間が長くなる可能性はあると思いますがそれでもしっかりとスピードを出しておきたい。技術系の練習という感じでしょうか。

いつも通りの流れで練習を。足運びの感覚を徹底したいと思っているのでかなり時間をかけてやっています。アップからスパイクを履いて走るまでに1時間程度かかかっています。これを「長い」と感じる人は多いでしょうね。通常練習時間が2時間というチームではこれだけで半分以上が終わっているのですから。ダラダラ休みを入れながら1時間ではなく休まずにやり続けて1時間ですからかなりのことをやっている気がしています。他県に行って痛感するのですが練習の内容に「流れ」があります。ほとんど休まずに練習をしていくチームが多いですね。私風情が偉そうなことを言うレベルではないと思いますが「視野を広く持つ」ということでやるべきことが見えてくると思っています。

フレキのメニューの時に何度言っても「速くやって誤魔化す」という感じがありました。選手たちはここ最近技術ノートを持っているのですが最初の頃に比べると記入しなくなっています。「同じことを言う」からかもしれませんが、ここはすごく大事なことだと思っています。何度でもポイントになることを書く。それで意識する部分を明確にしていくのです。そこができなければ「やるだけ」の練習になってしまいます。新入生も「技術ノート」を持参していました。が、書き方も分からないでしょう。ここは上級生が教えていく必要があります。

全体を集めて話をしました。今やろうとしている練習で「速く」だけやってしまうと足先だけの動きとなり、狙いとする部分とは異なる練習となります。これでは困る。特に新入生は「速くやらないといけない」という感覚になってしまい本来の動きとは異なる動きをしてしまいます。順序としては「正確にやる」ことが優先です。それができるようになってから「速く」でなければいけません。上級生と一緒にできることは限られています。一緒の動きができるはずがない。別メニューで行うことも多々ありますができるところは一緒に。お手本となる動きを実際に見ることでイメージもできると思います。

合わせて別の話もしました。うちのBOSSが他校の選手を指導する際の話。実際にそれぞれの選手に個別に指導する時間、アドバイスする時間というのは限られている。本当に強くなる選手というのは他の人に指導している内容を「自分のこと」として聞いている。その話を自分の動きなどに当てはめて修正をしていくから気が付いたら技術的な向上が見られる。それを言われなくてもできる選手はやはり「強い」と。昨年うちから円盤投げでインターハイに行った選手は特にそういう部分があったようです。だから一気に伸びる。これを自分たちのことに置き換えて考えられるかどうかですね。一日の練習の中で声掛けができる時間というのは限られています。特定の選手に偏ることもあるでしょう。それを「自分は何も言ってもらえない」と感じるのではなく「自分に当てはめて考える」ことができれば全てのアドバイスが「自分のこと」として入ってくる。大きなことではないでしょうか?

こういう意味では「取り組む姿勢」が全てに影響してくるというのが明白です。練習中の雰囲気も「自分たちが強くなるためにはどうすればよいか」を意識して取り組めば変わってきます。ここ最近しつこく書いていますが「百聞は一見に如かず」です。話を聞くだけではなく実際に「高い意識で取り組んでいる選手たち」を目の当たりにすることで自分たちに足りないモノを感じることができると思います。こういう部分の変化を生み出せるように私たちも努力していかなければいけないと思いますね。

長くなったのメニュー的なものはまた別に書きます。すみません。
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良い練習ができる2

2014-03-23 | 陸上競技
土曜日、午前中の練習が終わってからすぐに学校へ戻りました。下半身に疲労が蓄積しやすいタイプの選手がいるのですぐに戻ってケアをさせました。練習が終わった瞬間から次の練習のことを考えていかなければいけないと思っています。このケアが終わってからしばらく時間をとって午後の練習を開始することにしました。

私はこの時間を有効に使って自分の仕事をすることに。通常の生活ではなかなか時間の確保が出来ません。学校が終わってからすぐに練習に行くという生活をしていますから無理にでも時間を作らないと仕事は出来ません。12時半から約2時間、ぶっ続けでやり続けました。暇そうに思われるかもしれませんが結構真面目にやっています。そのための14時の練習開始時間に間に合いませんでした。最初は自分達で出来る内容なので任せることが出来ます。バランスディスクから開始です。

私が練習に行った時には終わっていました(笑)。思った以上に早い。確認するとダイナマックスを使ってのキック系の練習はやっていないということ。ここから始めました。この練習は完全に思いつきですが、抵抗をかけることで股関節周辺の強化につながると思っています。固定したボールをキックすると当たった瞬間に反動が来ます。この反動が負荷となる。そのための思いっきりキックをさせています。なかなか面白い練習なのではないかと考えています。

その後、体幹補強をひたすら。トータルで2時間程度の練習となりました。内転筋、腹筋など地味な練習が中心となりましたが最後まで集中を保って取り組むことが出来ていました。とにかく声が出るようになったのは大きいかもしれません。もちろんMiyashoと比べて同じだけ出せているかというとまだまだ足りません。しかし、いきなりそこのレベルまでは到達しない。時間はかかるかもしれませんが全体の雰囲気を変えて行くしかないと思っています。

3月も残すところあと10日を切りました。新入生も練習に参加するようになる。チームの雰囲気を変える大きなチャンスです。新入生にとっては高校の練習というのは未知数です。どんな練習をするのか不安だと思います。それでも上級生が声を出して一生懸命練習をしている姿を見るとこれが「当たり前」と思うので声も出るようになるはずです。そういう雰囲気に変えていきたい。他の誰のためでもない今うちで競技をしている選手自身のためです。

3月の残りはしっかりと練習をしておきたいと思っています。週末の何日間かは一日練習をしようかなとも。今年は中国合宿に参加しませんかは学校で時間をかけて練習をすることが出来ます。動きを丁寧にやる時間、しっかりと走る時間、補強をする時間。そして「チームを作る時間」という最も大切な時間を使いたい。この3月の取り組みでインターハイに届くかどうかが決まって来ると思っています。良い練習が出来ている今だからこそそういう時間を作りたいと思います。そこに新入生も加えて新しいチームを作れればと考えています。

今やっていることが継続出来るかどうかです。このまま一気に登って行ってもらいたいと思います。今の雰囲気ならいけるのではないかと感じています。見守って頂ければと思います。
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良い練習ができる

2014-03-23 | 陸上競技
土曜日、宮崎から帰って来て5日目となります。この週の総まとめという意味でも非常に意味を持つ一日になると考えていました。時間的に確保出来るのでしっかりとやりたい。だからといってドリルだけに時間を取るわけには行きません。走ることで競うわけですから走る練習をしないでドリルばかりしていても戦えませんからね。

さぁ練習をしっかりやろうと学校に到着するのなんと野球の練習試合が入っていました。シーズンインが近いことが感じられます。とはいえ、これでは困ります。サッカー部が来なければグランドでやろうと思っていましたがこれも無理。学校の下のグランドでは近隣の中学校の野球大会のアップが行われています。ここも使えない。これは困った。

諦めて競技場に行くことにしました。場所的に近いので全く問題ない距離なのですがドリルなどをやりたいと思っていましたし、他の団体がいると練習をするのにあれこれ考えないといけなくなるのでここ最近は全く行っていませんでした。練習開始時に確認しに行ってみると全く問題なく使えそうだったのでアップだけ学校で行って車で選手を輸送することにしました。歩いて行っても大した距離ではありませんが時間がもったいないので。その時間を練習に充てる方が間違いなく効果が高くなります。

ドリルは通常通り。ここ数日間は説明や確認の時間をかなりとっていましたがこの日は走練習をメインと考えていたので省略出来る所は省略。先日から練習に参加している者がいるのでそこにはもう少し丁寧にやっておきたいという気持ちはありましたが優先はうちの選手。それでも1時間近くかかってしまいました。もう少し効率良く練習を進めていかなければいけません。

競技場に移動して並走、30&60を各1本ずつ。せっかく競技場に来たのでバトンをメインとすることにしました。学校では直線でしかやっていませんが、実際は曲走路でバトンパスが行われます。感覚的にかなり異なるようです。そのための調整をしておかなければいけません。昨年と比べるとバトン練習に割いている時間はかなり増えています。昨年は並走が中心でしたがこれだけではリレー練習にはなりません。少しずつ反省を生かして練習を組み立てるようになりました。

この日は他の者に一緒に走らせました。この冬は単独でバトンを行うことが多かったので競り合った中で冷静に判断して出れるようにする必要があります。こういう意味でも少しずつシーズンが近づいていることを実感できます。
バトンパスはかなり安定して来ました。以前は詰まったり早出をしたりしてスピードが低い中でのバトンパスでした。ここをなんとか克服したいと思って取り組んで来ました。半年かかってやっと何とか形になって来たかなという感覚があります。今まではかなりのロスがありましたが今の状態がレースでできれば確実に記録短縮に繋がっていくと思います。まだまだ油断は出来ないのでもうワンランク上を目指して行きたいと思います。

更にマーク走。前半の部分だけ確認するために3本行いました。動き的にはかなり良くなって来たかなと感じています。暖かくなって来たというのも影響しているとは思いますが、意識的に変わって来ているのもあると思います。こういう練習でしっかりと意識しておいて普通に走る時には意識しないで出来るようにしていかなければいけないと思います。

走練習に入る前に少しだけ話をしました。ここ最近では全くなかったことです。シーズンインが近づいて来ています。それでもこれから2週間はもう一度強化練習をしていきたいと思っています。ここで貯金を作っておいて中国大会勝負という感覚でいます。もちろん、支部大会、県総体も大切ですが本当の勝負をするのは何処かを考えていかなければいけません。県総体で勝つことだけを考えてそこで全てのエネルギーを使い果たしたくない。勝負をするためにどうするか?という意識は持っておかなければいけません。まだまだやらなければいけないことがたくさんありますからね。

最後に150mから少しずつ距離を短くしていくパターンのセット走。ここは追い風ということもありかなり身体が動いていました。私的には気持ちの部分が大きいと思っています。同じ練習でも気持ちが前向きになれば走る練習も変わってきます。これまでであればこの手のきつい練習であればマイナスな雰囲気で「嫌だけど走る」という雰囲気がありました。この日は見ていて楽しくなるような練習でしたね。全体的に走れていたと思います。ここが最低レベルになってくれると本当に上が目指せます。

午前中の練習が4時間(笑)。移動時間も含めてですが。良い練習が出来ました。午後からも練習をしたのでそのことはまた別に書きたいと思います。いや、気持ちが変わったら練習自体が大きく変わるというのを感じています。
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雨予報外れる

2014-03-23 | 陸上競技
金曜日、前日の予報では雨ということだったので動きを中心にやろうと考えていました。ここ最近、細かいことをやっていない部分がありました。深く反省しなければいけないと思います。合宿時に指摘された部分の動きも修正していかなければいけないと思っています。やることが多いので雨が降ったら「仕方ないからドリルをやろう」と諦めがつく(笑)。走りたくても走れないからじっくりドリルをしようと割り切れるかなと思っていました。

が、練習開始時には全くもって問題ない天候(笑)。性格的に走りたい欲求が強いですからどうしようか悩むところですが「動きをする」と決めていたことを変えるのは今後の事を考えると良くないなと判断して予定通りドリル中心の練習としました。

練習に入る前に「声だし」をしていました。初めてやることなのでどうやって始めるかを悩んでいました。円を作ってからしばらく話をしていました。私はノータッチ。近づいて行って指示をしても意味がないと思います。自分達が決めたやり方でやる。多少効率が悪くなるのかもしれませんがこちらも「待つ」必要があると思います。少し離れた所から見ていましたかがまずまず声が出ていました。これが回数を重ねるうちにもっと大きくなっていくといいですね。

ダイナマックスでアップをしました。どうしても腕投げになってしまう感じがあるので体幹を意識した練習に変えていかなければいけません。投げれば良いというメニューではなく意識する部分がきちんと出来なければ効果は期待できません。新入生が入って来ることを見込んでダイナマックスやバランスディスクを新しく購入しました。メニューの根本の部分となるかなと思っているので準備はしておかなければいけません。

ドリル予定だったので普段よりも時間をかけて行いました。この時期に今更動きをやるのか?と言われるかもしれませんね。うちの選手の動きの改善、宮崎で指摘された部分があります。通常であれば時間がかかるはずですが、ここに来るまでにかなりのことをやって来ています。一日で出来るとは思いませんが数日間集中的にやることで間違いなく動きが変わると思います。脚運びもやって来ていますが方向が変わってしまうので意識をして行いたいですね。

なんとなくですが仰向けに寝た状態で脚運びを行いました。これをやることで真っ直ぐ運ぶ&膝を締める感覚が身につくのではないかと思います。それから立った状態で脚運び。引き出す所だけではなく下ろす所にも意識を置かせました。ハムストリングや大臀筋を使って振り下ろす動きが必要となります。「振り下ろす」という言葉は適していないかなという気はしますが使う所を意識させることで走りも変わると思います。

屋根の下でやっていると雨が降ったり止んだりの天候になって来ました。これで割り切れる(笑)。そう思ってかなりの時間をかけました。1時間半はやったでしょうか。この時期の練習としては異例かもしれませんね。私の感覚的には冬期練習の延長のつもりでいます。シーズンインすると言っても焦る必要はないと考えています。改善出来る所はしっかりと行っておきたいですね。

外に出てハードル、フレキも行いました。フレキの課題を明確にするためにチューブを使って動きをしました。身体の前でスイッチングを行う意識です。これも言い続けていますがなかなか高い位置で入れ替えが出来ません。ここはしっかりとやっておきたい。こう考えると本当にやりたいこと、やらなければいけないことがあります。とにかく集中して練習を行わなければいけません。

並走と30&60を少なめに行って最後に前半マーク走。前回やっているので間の距離の設定はある程度出来ています。この日は練習の前半で動きをやっていますからそれを走りにつなげていく作業をしなければいけません。3本2セットしか行わないという指示を出していました。それぞれに課題を決めるように。自分で決めるだけではなく他の者に自分の課題を伝えてから走るようにしました。全員の前で宣言する必要はないと思いますが、言葉にして誰かに伝えることで自分自身も意識出来ます。大切なことです。

動き的にはかなり良かったと思います。まだまだ短い距離なので判断は難しいですが少しずつ改善されて来ているのかなと感じています。回転が後ろから前に移っていっています。このままあと一ヶ月できればかなりの確率で戦えるようになると思いますね。

とにかく雰囲気を作る。ここが最優先事項です。マークの位置を変更する際に「まーいいか」という感じになりかけたのでダメ出し。ここはすごく大切なことです。全体が笑いながら修正するのを手伝っていたのでここは問題なし。雰囲気が変われば自然と自分達のやるべきことが出来るのではないかと思います。表情が明るくなっていますから練習自体も明るい。長時間の練習となりますがそれでも集中が保てるようになっています。陰気な雰囲気でやっていたら途中で嫌になってしまいます。

少しずつ良くなっています。このまま行けば戦えます。油断せずに見て行きたいと思います。
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みんなで一つのことをやる

2014-03-22 | 陸上競技
合宿から戻って数日間、選手が自主的な活動を始めました。百聞は一見に如かず。私がどれだけ話をしても直接目の当たりにする方が何倍も伝わるのだと思います。様々な刺激を受けているのですが自分達の最大の課題を克服するために練習の最初に「声だし」をすると言い出しました。どちらかというと大人しいうちの選手たちから「声だしをする」というのはこれまでからするとものすごいことです。

人任せになったり、練習中に声が出ない。それは「恥ずかしいから」というのが大きな理由だと判断したようです。紙には「恥(女)を捨てる!」という表現が書いてありました。何度も何度も言い続けていたことですが自分達からこの言葉を書き出すというのはかなりの覚悟の表れだと思います。ここが本当にチャンスだと感じています。

以前、チームが県内最強だと自負していた時期があります。県総体でトラック総合優勝を果たした年とその前年です。ここは選手の意識レベルが本当に高かった。私が言い出したのか選手が言い出したのかは定かではありませんが「言霊」の話をした後に「声だし」をはじめました。自分達がどのような意識で練習に取り組むか「言葉に出して宣言する」ことで高い意識レベルで練習に取り組もうというものです。口にする言葉も自分達で辞書を引きながら考えていました。

「勝つために手を抜かず努力を惜しまない」「恩義ある人のために正しい道を貫く」「自分のため、チームのため、絶えず競争心を持ち日々過ごす」というたった3つの言葉です。これをグランドの真ん中で1人が大声で叫びそれを他の者が復唱する。必ず全員で大きな声を出すというチーム内のルールでした。こんなことに意味があるのか?と他の人に言われたことがあります。が、実際に強くなりました。

みんなで決めたことをみんなでやる。やらされるのではなく自分達で実際に行動する。恥ずかしがらずに自分達の意志で大きな声を出す。声出しをすることで様々な事が変わります。これもやらされるのではなく自らやるということに大きな意味があるのです。まわりから「バカなことをやっている」と言われようと関係ないのです。そう言う選手には絶対に出来ないことですから。

何年か前、冬期練習の 始まる前に「声だし」をするように指示をしました。もちろん自分達で考えた言葉を口にするようにしました。しかし、これはある時はやる、ある時はやらないというものでした。私からやらされているという感覚の者もいたでしょうし、チーム内に「声出しなんかしても意味がない」と考えている者がいました。他の人と一緒に協力して何かをやるということに「拒否反応」をあからさまに示していました。結局、気がついたらやらなくなっていました。こういうチーム状況であれば結果はすぐに分かります。団結という言葉からは程遠い雰囲気の中でやっていくことになりました。明らかにチームとしての活動が出来るレベルではなかったのだと思います。

今回はどうでしょうか?自分達でやると決めたことを恥ずかしがらずに継続できるでしょうか?逆に数を重ねるうちにさらに大きな声が出せるようになるとチームは激変すると思っています。ここで自然消滅するような「覚悟」ならインターハイに届くなんてことは不可能です。やれば絶対に出来ること、自分達で決めたことを恥ずかしがらずに全力で継続できればチームは大きく変わると思います。

本物になるかもしれません。楽しみです。
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ドリルとトレーニング

2014-03-21 | 陸上競技
木曜日、この日で平成25年度の登校日は終了。私も1年生の担任を終えました。正確にはまだまだやらなければいけない「事務仕事」が大量に残っているのですが生徒の前で話をするのはこれが最後でした。ミックスホームルームという特殊な形を取っていますから実際に授業で担当しない生徒も32人います。SHRや掃除などの時間しか話をすることもないのでなかなか難しい状況なのですが良い生徒が多く非常に安定した生活をしてくれたと思います。数人怪しいかなというのもありましたが何とか最後まで来たという感じですね。

結局10時過ぎには学校が終わることに(笑)。早い。この日の練習開始を12時半としていたのでそこまでかなり時間があります。なんだかんだとやることがあったのですぐにこの時間になってしまいましたが。日めくりカレンダーが完成したのでそれを部室の扉に設置することに。が、それを設置する道具がないので文房具店に「フック」を買いに行きました。安い磁石では落ちてしまうので「強力磁石」で取り付けることに。毎日目に付く場所に置くことで目標意識も高まると思います。とにかく「自分たちでモチベーションを上げる」という行為をしてもらいたいですね。

練習はドリル。雨予報だったのですが何とか持ちこたえていました。ダイナマックスを使ったアップを行ってからドリルへ。ドリルもとにかく原点に帰って地道に練習をしていくことに。慌ててしまうと動きが崩れます。「強くなりたい」という意識が大きい時にしっかりと動きをしておくことで1か月かかっても修正できない動きが一日で改善できることもあります。「自分で必要と感じるかどうか」で練習の効果は全く違うのです。これまでの練習の流れを確認するためにマットを使って寝転がってから足運びの確認をしました。確認作業をしてから立っての動きへ。しつこいくらい行いました。これにより数人は劇的に改善される。やはり「モチベーション」というのは大事です。私自身もモチベーションが高くなった瞬間から「動きを意識させるための練習」について考えるようになりました。方法論が浮かんでくる。自分自身の問題の克服もできている感じがありました。ドリルを1時間半程度行ってからトレーニングへ。

こちらはいつも通り。シャフト補強とバランスディスク。シャフトも人の教えながら行うのでいつもよりも意識が高くなっていました。通常であれば股関節の曲がり具合が甘かった部分もこの日は深く曲げることができる。「やればできる」のです。それがいつの間にか「まぁいいか」という感覚になってしまっていて雑な動きになっていた。私から指定をされても「自分は正しくできている」という感覚のままだのでなかなか改善されません。人に教えながらやることで「正確な動きをしなければいけない」という感覚になりますから普段よりも集中力が高まります。大事なことですね。

バランスディスクも初めてやる者はなかなかできません。教えてもらいながらやる。逆に教えながらやる。こういう経験が自分たちを成長させていきます。初めての割には結構できる者もいます。うちの選手の中にはビビっている者もいました。通常考えると現時点で勝負できるレベルではありません。それでも高い意欲と身体能力があれば一瞬で逆転されてしまう危険性もあるのです。自分たちがどうなりたいのか?どのような競技生活を送りたいのか?これがうちの選手にとっては大切なことだと思いますね。

この日も先週とは全く違う雰囲気のなかで練習ができました。私との「対話」もできるようになってきています。人は「きっかけ」あれば大きく変わることができる。それを目の当たりにしています。中学時代の実績がなくても県で優勝することはできる。中学時代に負けていた相手でも練習をしっかりとすれば勝てる可能性もある。それを実際にやってのけている選手がうちにもいます。本気になればどこまででも強くなれるのではないかと思っています。4継で勝負するためには両エースの覚醒が必要です。この2人が本来の力を出せばうちは輝きます。どこのチームよりも輝ける存在になってもらいたい。そう思います。

日めくりカレンダー、「ディズニーキャラクター」が大量の書いてありました。今年のインターハイは山梨。インターハイに行ったらディズニーに行こうと言っていますからそれも高いモチベーションになるのかもしれません(笑)。日めくりカレンダーに書いてあることで身近なものとして感じることができるようになるかもしれません。何とかしてインターハイをつかんでもらいたいと思います。そのためにはやるしかない。そう思います。
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雰囲気が変わる

2014-03-21 | 陸上競技
水曜日、この日も朝はミーティング。短距離の一人は長距離とジョグをさせることにしました。本当に戦うための準備です。先日宮崎に行ったときに「記念タオル」を頂きました。これは沖縄インターハイで400mHで優勝、マイルで3位になったことを記念して作成したタオルです。この時400mHで優勝した選手の話を聞いていました。どのような努力をしてきたのか。ここの部分の話をある選手にしてそこに向けての「努力」について伝えました。本気になれば行動が変わります。自分が強くなりたいのであれば自分でやるしかない。このタオルを預けました。結果を残してきちんとタオルを返して欲しい。実際に努力をしなければ目標には近づけないのですから。

他の者は日めくりカレンダーを作成したり、具体的な行動を紙に書く作業をしていました。こういう作業は「チームとしての団結」を生むのではないかと思います。基本的には自主的に行動している部分ですから選手同士でコミュニケーションを取りながらやっていくしかありません。こういう中で目標の共有や意思疎通ができるようになるのだと思います。明らかにここ最近はこの手のことが不足していました。前日の話をした後にも選手はこの準備をしていました。大事なことです。

午後は会議。その間にも選手には練習をさせることにしていました。色々あって普段一緒に練習しない者に教えながら練習をすることになりました。こういうこともきっかけになると思います。他県に行って「他の人から教わる」という経験をしました。これも何度も言っていますが「自分が理解できなければ人に話説明できない」と思います。また、こういう機会に人前で話をする経験があると声も出るようになりますし、雰囲気も明るくなります。ダイナマックスを使ったアップは見ることができましたが結構いい感じになっていました。もちろん、私自身も積極的に選手に関わるように心がける。雰囲気づくりの一員を大きく担っているという感覚を持たなければいけないと思っています。

会議が終わってから練習に戻りました。この日は動きをしてから短い距離を走ろうと考えていました。前日もバトンまでしかやっていないので練習量としては不足気味かもしれませんが「優先事項」は何かを考えてからの練習です。「追い込み」をする前に練習の雰囲気を変え、物事に取り組む姿勢を大きく変化させる必要があります。逆にここができれば一気に練習の質が上がります。ここ最近は雰囲気は悪かったものの練習量はそれなりにやっていました。が、「それなり」でしかない。それでも量を追う練習よりも「自分たちで練習を作る」という感覚で取り組む姿勢を身に付けさせたいと思いました。

短い距離を結構やってから最後にマーク走。これも最近前半の部分の練習をやらなくなっていました。以前は「加速ドリル」と位置付けて結構な量前半のマーク走を行っていました。最近はやっていないので設置する距離も分からなくなっていました。以前から「きちんと記録しておくほうが良い」と何度も言い続けていたのですが全く伝わっていませんでした。これがこういう時に出てきます。かなり練習の流れが止まってしまいましたがそれでも必要だと思って行いました。こういう機会がなければ「今まで言われていたことがこういう部分に出てくるのだ」と感じることができませんからね。

加速マークと中間マークの両方を行いました。後半は練習時間も長くなったので集中が切れそうになりながらもなんとか乗り越えることができました。声も出るようになってきましたから雰囲気も変わってきています。これが継続できれば本当に変わると思いますね。練習時間は5時間くらいになりました・・・。量を追うことはできていませんが、かなり中身のある練習になったのではないかと思います。
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火曜日2

2014-03-21 | 陸上競技
火曜日、前の記事のようなことがあったので朝は練習を一切せず。とにかく時間が許す限りミーティングを行う。

練習の最後に全体を集めて話をしました。気持ちを切り替えるためのものです。選手だけではなく私自身も大きく切り替えなければいけないと思っていました。実際、ここまで自分自身のモチベーションが低下したのは記憶がありません。御理解いただけるかどうかわかりませんが基本的に私は「陸上競技が大好き」という生活を送ってきました。生活の中心が陸上競技であり、家庭には大きな負担をかけていると思いますが家のことよりも部活のことを優先してきました。それは「目の前で一生懸命になる選手がいる」という部分があったからです。

以前一度だけ「部活を辞めよう」と思ったことがあります。これは本当に一生懸命に練習してきた選手たちが引退するときです。この子たちt比べるとどうしても「物足りない」という部分がありました。引退レースに出発する朝練、ある部員が練習にきませんでした。保護者が荷物だけ持ってきて本人は来ない。事故にでもあったのかと心配していました。8時過ぎに駐車場を見てみると保護者と本人が話をしている。何故遅れたのか?と聞くと「来なくていいと思った」という返答。「え??」という感じでした。いや、朝練は規則正しい生活を送るためにやっているのだから基本的に「来なくていい日」は存在しません。これまで何度も言ってきたのに今更?という感覚がありました。

が、家を出ているので朝練に来ようという気持ちはあったのではないかと思ったので「何をしていたのか」と質問。かなり返答を渋りましたが「彼氏と会っていました」と答える。「は??」としか思えませんでした。3年生の最後のレースに向かう日。これまで一生懸命にやってきた選手が引退するのです。その3年生が自分のことを考えずに来ていない部員の心配をずっとしていたのです。「自分のやりたいことだけをやる」という状況で本当に良いのか?このような部活を指導していかなければいけないのであればやる必要はないのではないかと真剣に思いました。大会が終わり学校に戻って「今日で引退する」と話してしばらく練習に出なかった記憶があります。

結局この時は「体重管理」ができない選手がいて10kgも体重を軽く申告していました。そういう選手ですから結構無理やり体重コントロールもさせましたが。結局県総体のマイルの準決勝でバトンを落としました。落としても拾わない。慌てて「拾え!」と声を出して拾わせましたが拾ってもタラタラ走るだけ。他の者が必死に挽回して決勝に進むことができましたが、「バトンが落ちたのに何故走らなければいけないのか?」という返答。いや、正直「もう無理だ」と思いました。どれだけ手を尽くしても選手自身がその気がない。自分の行動が周りにどのような影響を与えるのかさえも考えられない。その他、ここに書きつくせない「非常識なこと」が存在していました。

何とかここまで持ち直してきましたが、ここ数か月間また同じような気持ちになりつつありました。ここからは選手にも話しています。もし、自分が親に頼みごとをしてやってくれなかったらどうするか?間違いなく「頼んでいたのになんなんだ」と文句を言うはずです。身内ですから特に。それが1度ならまだしも何度も何度も言い続けても親がやってくれなかったら?声を荒げて文句を言うか、キレて話をしなくなるかどちらかではないか?実際に選手はそういう部分があると思います。ある程度親がやってくれますから「モノが欲しい」とかいう話をしてやってくれなかったときの「態度」は想像できます。

「なんでやってくれないのか?」と自分が親に対して想う。それと同じことを私は選手に感じているのです。親とは違います。「強くなりたい」と自分たちが思っているのでそれをサポートするために私は自分自身の時間を使う。「強くなりたい」というのでそのための話をしたり、「当たり前のことを当たり前にやる」ことを求める。日誌を提出する、練習中に返事をする、練習開始時間に集まるのではなく練習の準備が全て終わった状態にする。本当に基本的なことを求めているつもりです。しかし、それが実際にできない。一度だけではなく何度言ってもできない。それが何か月も繰り返されたら??さすがに「言っても仕方ない」と感じるはずです。

親のように距離が近ければ嫌でも毎日会うことになりますし、指摘しなければいけなくなります。距離を置くことでお互いの状態を保つ必要があるのではないかと感じていました。選手にとっては「顧問が態度が悪いから練習の雰囲気が悪くなる」という感覚が強くあったと思います。その部分は大いにあったと思います。が、その原因はなんだったのか?途中かなり言い続けていましたが「言われなくても分かっている」という態度や言動もありました。「私が一方的に怒っている」「話しかけにくいオーラを出すな」という感じで日誌に書かれていたこともあります。状態としては「最悪」ですね。が、本当に私だけが悪いのでしょうか?相手は子供なので大人が我慢して対応しなさいと言われるでしょうが、実際にこの立場になって「我慢」し続けると分かってもらえると思います。確実に「うつ病」になります。教職員で精神的疾患で給食する人がどれだけいるのか?その理由は??

しかし、今回合宿に行ったことで「切り替える」という意識を持ちました。選手には謝りました。特にキャプテンには精神的な負担を大きく書けたと思います。顧問と他の部員の間に立って苦しい生活をしていたのではないかと思います。それが練習中の「覇気のなさ」につながっていたのかもしれないと思います。一人で負担することの大変さは顧問もキャプテンも同じ部分があるのかもしれません。本人は「人目に立つのは苦手」「キャプテンというキャラではない」と言います。その部分はありますがこの子がいてくれなければうちのチームはここまで来ていないと思います。合宿から帰ってきて「キャプテンとしての役割を果たしたい」と書いていました。ものすごい成長です。これに波がなくなれば間違いなく強くなります。私の責任で大きな負担をかけていたことはキャプテンには何度も謝りました。が、私の気持ちも感じてもらいたいと思います。私が謝って終わりとなるのであれば次も同じことを繰り返す危険性があります。何故このようなことになったのかを全員が考える必要があります。私を含めて。

この話はこれで終わり。これ以上引っ張らないということで終わりにしました。このblogに書くのが最後です。全員が気持ちを切り替えないといけません。選手は自分たちに足りないモノを突きつけられました。それにより自分がやらなければいけないことが見えてきた。そのための行動が最優先です。ここでできるようになれば間違いなく強くなると思います。大きな刺激だと思っています。

チームは数段上に上がるための経験ができたのではないかと思います。私自身も。この火曜日を機に練習の雰囲気はかなり変わりました。私の関わり方が変わったというのもあると思うのですが。これに関しても少しずつ書いていきたいと思います。ここ数週間の「マイナスオーラ」前回のblog、お許しください。私も一人の人間としてかなり苦しんでいたのは事実です。表面的に「何も問題ない」として行動するのは簡単かもしれませんが、それでは何も生み出しません。選手やその保護者には大変不快な思いをさせたかもしれません。納得はできないかもしれませんが「現場」では多くのことが起きていてそれを受け止めるのが私一人しかいなかったというのも事実です。不甲斐ない人間で申し訳ありません。

前を向いて取り組んでいきたいと思います。お許しください。
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