kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

練習見学4

2016-12-20 | 陸上競技
書きたいことが多すぎて(笑)いつになったらまとまるのか?!それだけ刺激が多かったと思います。

ここ10年近くトレーニングをかなり重視してきました。ここに関しては思う事がかなりあります。「基礎筋力」が上がるかどうかは競技力に大きく影響していくと感じていたからです。

これはM先生と話をしたのですが「やりたい動きがあっても基礎筋力がなければできない」という部分。この部分は共通部分です。感覚的に近いと思えたのですが「バランス感覚」というか「総合体力」という部分で「差」があるなと思いました。

私はこれまで指導してくる中で「13秒2」の選手が「12秒1」まで記録が伸びたことを「やって来たことの証明」だと思っていました。その中で今やっているトレーニングの方向性は間違っていないと勝手に思っていました。閉鎖的な世界の中だからそのことは「評価」されるだけの話なのですが。

もちろんこのことは私の「指導の基盤」になります。が、本当は「もっと上を目指せたのではないか」という部分があるのです。実際インターハイに進んだ選手がいます。リレーでもインターハイに出場できました。しかし、いつの間にか「それは凄い事だ」と自分で満足していたのではないか。

その部分が「今やっている事は正しい」という思い込みを生んでいたのではないか。もちろん、ある程度の方向性は間違っていないと思います。そうでなければ無名選手がインターハイに進むということはほぼないと思います。しかし、もっと私の考え方がしっかりしていて指導力が高ければ「インターハイで勝ち上がる」事が出来ていたのではないか。

トレーニングにしても「これをやって来たからインターハイに進めた」という自負がありました。しかし、今回H高校の練習を見させてもらって「もっと別のやり方があったかもしれない」という感覚になりました。情けないですが「井の中の蛙大海を知らず」です。そうならないようにしてきたつもりですが。

県内であればそれなりに認められる立場にあるのかもしれません。が、それは「自分が相対的に上がった感覚」があるだけで本当の意味でレベルアップしているわけではない。ここは情けない話ですが認めざるを得ないかなと。どこかの段階で「成長が止まっている」のです。

トレーニングをしっかりすれば強くなる。これは間違いないと思います。今回、話を聞いたり動きを見たりする中でそこには確信を持てました。しかし、そのやり方や方法論に私の「甘さ」があるなと。もっと出来ている部分がある。

H高校の練習、流れがあります。その流れの中に「意図」がある。服伝をするように言われているのですが多分意味がないと思います。なぜならこの「意図」を伝えるのは不可能に近いから。感覚的に「なるほど」と思えるかどうか。「こんなことをやっています」という練習紹介をしたとことろでM先生の「練習の意味」は伝わらないかなと思うのです。

懇親会?でも話をしたのですが本当に求められることは何か??という話です。「総合体力」を向上させながら身体をコントロールする能力まで上げていく。「スペックを上げる」という話になりました。あとは何とでもなる。言葉の意味を考えながらやっていかなければ危険ですが、全てはこの一言に尽きると思います。

この「スペックを上げる」ために何をするのか。私はトレーニングを重視しなければいけないとずっと思っていました。方向性だけは合っている。しかし、その「スペックを上げる」方法論の方がもっともっと大切だと。

ウエイトはしません。これは必要ないかなと思うようになったからです。が、H高校はシャフト補強もプレートを使った補強もほとんどやらないと言われていました。その手のトレーニングをすると「筋肥大」をするから。そうではなく「中身を詰める」という感覚で練習を組み立てる。

全てを聞いたり確認した訳ではありませんが練習の組み立てを見ていると「どうやって使うか」という感覚の方が強いのかなと。私は「身体を強くする」という意味で「スペックを上げる」と考えていました。だからかなりキツいトレーニングを課していました。が、それだけではないなと痛感しました。

トレーニングに関しても走練習にしても「意図が明確」かどうかなのです。G先生と話をしたのですが「幕の内弁当」を目指さないといけないのかなと。それも「意図が明確なお弁当」になる。「牛丼」を食べていたらダメなのです。バランス良く練習をする。それも「何がメインなのか」を密かに組み込んでいく「幕の内弁当」。何の話なのか?!というのはやはり分かりにくいと思います(笑)

うーん、長くなりますね。上手く表現できないのですが。あの場所にいたから分かることがあると思っています。それを説明するためにこんな文章になる。

お許しを。また書きます(笑)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

練習見学3

2016-12-20 | 陸上競技
更に書きたいことを書いていきます。どれだけ書くんだ?!という話かもしれませんが。まー興味がなくてもお付き合いください。

今回、大阪を訪問したいと思っていた理由。ここには大きな理由がありました。G先生から「大阪で公立高校が勝ち上がるのは不可能に近い」という話を前から聞いていました。選手を集めることができる学校に勝つのはかなり厳しい。それなのに勝ち上がれるのは絶対に理由があるからです。

それは「指導」という大きな要素。強い選手がそれなりに強いのは当然です。スカウティングが出来れば強くなる。その分他のチームに選手が行かなくなるのですから。しかし、それで「もう無理だ」と諦めてしまったは終わり。だからこそ勝ち上がるために何をするか?という部分にこだわってやっている指導者の所に行ってみたい。そう思っていました。

技術的な部分に関しては「方向性」が同じでした。これも「精度」の部分に「差」があるのですが。今回練習に参加させてもらった3人、走り方に「癖」があります。これを改善するために何をするかというのをずっと考えていました。これからどうするかも少し意見を聞くことができました。今やっている事の延長線上に「改善するため」の方法がある。そういう話ができたのも本当に大きいかなと。

2日目の練習にはインターハイやって国体で入賞した選手が来てくれました。中学時代には実績が全くない選手だったと言われていました。その選手が「結果」を残すまでに至ったのはなぜか??実際に動きを見て「なるほど」という感じがありました。「動きの精度」が違います。体幹が強く身体の前側で脚を動かすことが出来る。この部分の「差」は大きい。

やるべき事は「技術的な精度」です。実際に練習を見させてもらって「ドリルをやる」という時間はほとんどありませんでした。普段どこかのタイミングでやられるのかもしれませんが今回はなし。というか、練習の流れの中か「やりたい動きを身につけるためのモノ」が組み込まれていました。「流れの中で身につける」という部分を感じました。

これに関しても最近ずっと思っていた部分があありました。ドリルをひたすら繰り返すよりも「実際の流れの中でやる」方が動きの変化が早い気がしています。部分的なものだけを抜き出してやるのではなく「実際の動きの中でやる」方がいいのではないかと。これは感覚的な部分なのでどうなのかな?と思っていました。それを今回の練習見学で「あーこういう方向で良いんだ」と感じることができました。

M先生の練習は「引き出し」が多いですが「やりたい事」はシンプルでした。「やりたい動きを身につける」ために手を替え品を替えやっていく。同じ動きであっても「方法」が違う。結果的にやりたい動きが身につけば良い。そこに対する理解があるかどうかなのですが。

「飽きないようにさせている」と言われていました。また「一見無駄かもしれないけどひょっとしたら何かの役に立つかもしれない」ということで色々なことをやっているとも。この辺りも共感できます。

これまで「必要ない」と判断して削られていったメニューも複数あります。しかし、それが「必要かどうか」を判断するにはやはり早すぎるのかもしれない。もっともっと継続的にやってみる必要がある。そういう意味で「バランス感覚」というのが大切になってくるのかなと。

まとまりません(笑)。書きたいことが多すぎて。とりあえずこの記事はこの辺りで。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

練習見学2

2016-12-19 | 陸上競技
少し細かく。

練習に関して。このことに関してはM先生に了承を得ているのである程度書いても大丈夫かなと思っています。G先生が私がblogを書いていることをM先生にバラしてしまったのでなかなか書きにくいのですが(笑)

今回はうちのために普段とは異なる日程で練習をしてくださいました。普段は練習時間は2時間。長くはやらないようです。ケアに1時間程度かけるのでトータル3時間。気になったのでもう一度前関西に練習見学をした時のことをblogで確認してみました。やはりその時にも「2時間練習」という内容が書いてありました。

当時はよく分かっていなかったのですが「2時間」の意味ですね。練習時間が短い。そう判断してしまうには浅はかだと思います。短い。が、その中で何をしているのか。ここがすごく大切なことなんだと思います。長い時間やれば良いというわけではない。しかし、短ければ良いというものでもない。今回の見学によって「短い理由」が明確になった気がします。

「身体作り」と「意図的な練習」がかなり組み込まれていました。それを休みなくやり続ける。質の高い練習を高い意識で継続するというのは簡単なことではありません。ここは「チームの雰囲気」と「M先生の存在」が大きく影響しているのだろうなと感じました。

練習の前半部分は「体幹トレーニング」中心。一つ一つの「負荷」が高いというのではなく「精度が高い」という印象を受けました。高い負荷をかけるとどうしても足りないものが出て来る。それよりは「正確にやる」という方が大きい。改めて感じました。

これはblogにも良く書くのですか「狙い」がはっきりしている練習になっているのかどうかです。世の中は情報があふれています。ダイナマックスを使った練習も様々な内容が紹介されています。私は一応見に行って実際にどのような意識でやるのかを聞きました。それでも実際にやらせると「精度」が低くなる。周りを見るともっと「精度」が低く「やるだけ」になっている。

その時に「ある程度できている」と私自身が満足している感覚があったのではないかと思います。実際は「やっていることは自己満足」でしかなかったなと。H高校の練習と比べると60%の感覚でしかなかった。これでは「差」が生まれるのは当然のことです。

60%の「精度」でもそれなりに成果を出していました。しかし、関西で戦うためには「100%」の「精度」の練習をしていかなければいけなのです。トレーニングや動きに関して「妥協しない」という部分。徹底しなければいけないのです。

それなのに私自身が「これくらいやれれば大丈夫」という感覚になっていました。ぬるま湯に浸かっていたのです。いつの間に「やっていない所よりはやっている」というとぼけた感覚になっていたのです。いや、本当にやるのはどこまでなのか?ここを突きつけられた気がします。

私の感覚では「結果が出せるようになるのは2年生になってからかな」と思っていました。が、M先生にも話を聞くと「1年生の夏くらいからは劇的に動けるようになる」と言われていました。これが「60%」と「100%」の違いなのだと思います。ここは私自身が深く反省しなければいけない部分です。逆にいうとこれから半年間「100%」の練習が出来ればどうなるのか??

県内ではそれなりに戦えます。しかし、全国に行くと太刀打ちできない。ここなのだと痛感しました。関西で勝ち上がって行くことを考えたら結果的に「全国で戦える力」が必要になります。近畿を通過すれば間違いなくインターハイの予選は通過すると思います。それだけの高い水準を求め続けることが「結果」に繋がるのだと。

長くなりそうです。記事を変えます(笑)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

練習見学

2016-12-19 | 陸上競技
土曜日、朝から大阪のH高校へ。昨年からずっと行きたかった高校で練習を見させてもらうことにしました。G先生が以前大阪で働いていた時に親しくされていたM先生の学校へ訪問させてもらいました。当初9月に伺う予定でしたがシーズン中はお互いなかなか難しいということもありなんだかんだで12月。

いつもは私が1人で見に行くパターンが多いのですが今回は選手を連れて行きました。県内で何番になったという水準から抜け出していきたいというのがあります。そのためには「自分達の力」を知る必要があります。全国で活躍するチームに行くというのは本当に大きな意味があります。

細かい内容は少しずつ書いておきたいなとは思っています。が、「練習の流れ」と「精度の違い」に関して明らかな「差」を感じました。他にも様々な部分で勉強になったのですがやはり大きかったのはここかなと。

以前、関西の高校を見学させてもらった事があります。秒単位で練習をしている感じがあり「これは無理だ」と感じていました。その時には「練習の流れ」について聞くことができませんでした。今回はその部分について話を聞けました。なるほどという感じですね。

また「細かい部分」まで気を配るという部分がありました。ここも大きい。「同じようなこと」をしています。が、精度が違うのです。ここの差は本当に大きいなと感じました。

補強をする。その中で「何を意識しないといけないか」という所が明確になっていました。うちの選手はやるだけで精一杯。特にスタビ系の動きが弱いなという感じがありました。「固定する」という部分。以前は良くやっていたのですが最近はここの部分が明らかに少なくなっていました。

色々な意味で中国地方にはない雰囲気があります。練習の流れにしても選手の取り組みの姿勢にしても違います。一番感じたのが「選手の表情」です。みんな「楽しそう」なのです。これはM先生の人柄もあると思います。良い表情で練習をやっています。悲壮感がない。なるほど。強くなる雰囲気があります。

見ているこちらが楽しいなと思えました。うちの選手はやるだけで精一杯だったと思うのでそこまで感じることはできなかったと思いますが(笑)。この辺りのことも少しずつ記録していきたいと思います。

まずは総論的にざっくり書いておきます。記録としてある程度のことは自分の中で記しておきたいなと思うので。少しずつ細かく書いておきたいなとは思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大阪へ

2016-12-17 | 陸上競技
金曜日、朝からかなり寒い。今年初雪です。運良く?先日パンクしたので既にスタッドレスタイヤに交換していました。道路はそれほど積もっていないのであまり関係はなかったですが。

朝練はドリルをやろうと思ったのですが冷たい雨が降り続けていたので諦めて室内へ。が、ここも寒い。ドリルのようにゆっくり身体を動かしていたら凍えてしまいます。補強に切り替え。

前日の流れの中である程度できるようになっていました。普段であれば苦手な種目を諦めて適当にやってしまう部分があります。この日は何度もチャレンジしていました。こういう部分だと思います。少しずつですが進んでいるなと。

放課後、レンタカーを借りて大阪に向けて出発。G先生の地元?に。G先生に以前からお願いしていたのですが「大阪の高校の練習に参加したい」というのが実現しました。去年くらいからずっと言っていたのですがタイミングが合いました。持つべきは交友関係が広い知り合い(笑)

本来であれば女子のリレーメンバー4人を連れて行くつもりでした。しかし、日曜日が検定。2年生はなかなか連れて行くことが出来ません。1年生3人は担当の先生、保護者に話をさせてもらい許可を得ました。半ば強引なところもあるかもしれませんがこのチャンスを逃すことはできませんから。

県内で細々とやっていく。これも必要なのかもしれません。しかし、今回の最大目標は「自分達は圧倒的に弱い」というのを痛感するという部分があります。県内という小さな枠の中で見ていたらどうにもなりません。県で1位になったとしてもそれが中国地区ではどうなのか?もっというと全国レベルではどうなのか?

近畿地区は尋常ではなくレベルが高い。今は中国地区もKC高校があるので全国トップレベルの地区になっていますが。それでも近畿は全てにおいて高い。うちの選手は練習にさえついていけないかもしれません。そういう環境の中で「自分達は圧倒的に弱い」というのを肌で感じさせたいと思っています。

なぜなら目指すべきは「全国で勝負する」事だから。ここの水準で物事を考えなければ絶対に追いつけないと思います。県新人で100mでワンツーフィニッシュ?春の総体で1年生最高順位で中国大会?小さな事です。それが県を出た時には何の役にも立たないのです。近畿であればブロック大会に進むことさえできないレベル。

それを感じなければいけないと思っています。私が言葉でどれだけ伝えたとしとも最後は本人達が実感しないといけないのです。戦うのはこのレベルなのだというのを感じなければいけないと思います。練習の雰囲気を感じてもらいたい。そのために強行日程ですが大阪に来ました。

うちの「ぬるま湯」に浸かっている状態から「本気で陸上競技に取り組む」という選手達から多くのことを学んでもらいたいと思います。

私のワガママに近い提案に賛同して下さった保護者には感謝の気持ちしかありません。1年生3人は来週から中四国合宿もあります。できる限り金銭的な負担を少なくしようと思ってやっていますが、こういうチャンスは絶対に逃したくない。その事を理解して頂けるというのは本当にありがたい。

多くのことを学べたらと思います。楽しみです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雰囲気が変わる

2016-12-17 | 陸上競技
忘れないうちに書いておきたいなと思うことがあるので。中身が薄くなるかもしれませんが(笑)

前の記事の続きになります。競技に関して初めて本気で話し合いをさせました。一対一での話だったのでそれなりに感じることがあったのではないかと思います。

その状況の中でトレーニングを「4人1組」にしました。これは意図的にです。普段は男子だけ、女子だけという形になります、しかし、前段階で真剣にな話をしています。その中でお互いに感じることがあったのではないかと思います。特に女子だけでペアを組むと意識レベルが上がり切りません。まー私が求めるレベルだからというのもあるかもしれませんが。

シャフトトレーニングもシャフト補強も4人1組でやる。その中でお互いに指摘し合う関係が作れました。普段は別々にやりますからどうしても「甘え」が出てしまいます。それがこの日は克服できていました。

男子と女子が一緒のグループでやる事でお互いに意識します。シャフト補強などでは男子が先にいってその後ろで女子がやる。普段であれば女子は弱い部分が出てしまって止まったりしてしまいます。それは「女子だけ」でやるから厳しい発言ができなくなるからです。4人1組にした事で男子が女子にも声かけをしていました。それによりしんどくても女子が頑張れる。

雰囲気が一変しました。声も出す。更にはお互いが厳しい指摘をしていました。こういう雰囲気の中で練習が積めると全く違ってくるのです。普段は甘えが出る選手に対して私が声かけをしながらやらないといけない。それでもこの日はそれぞれが出来ることを一生懸命にやっていたように感じます。

普段からこれくらいの練習が出来れば違うだろうなという感じでした。一番顕著だったのはペアになっている選手に細かく指摘していたことです。男女関係なく「あと◯メートル。最後まで!!」という声が何度も聞こえていました。これはかなり重要なことだと思っています。男女関係なく指摘していました。

やはり「真剣に話し合う」事により競技に対する意識が高まったのだと思います。さっき話したことが練習の中で実現できているかというのは自分の中で問いながらやるからかもしれません。綺麗事ではなくです。

見ていて「変わったな」と実感できるものでした。久々に見ていて楽しいと素直に思えた部分です。

最後は選手がどうしたいかなのだ思います。練習らしいことをやれば良いのか??そういう感覚であれば何をやっても変わらないと思います。ここ最近ずっと感じていた感覚。「与えられる事に慣れてしまっている」のではないか。違和感がありました。この日の練習を見て「自分達で作る」大切さを再確認。

これがどれだけ続くのか分かりません。本物にするために。ここが重要だと考えます。

中心軸を「自分自身」に置かなければいけない。改めてそう思います。これからです。良い練習だったと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

真剣に話をする

2016-12-16 | 陸上競技
木曜、この日も雨でした。最近は天気が崩れています。その上寒い。この状況下ではなかなか練習ができません。これもどうにもならない部分なのでこちらとしても考えさせられます。

思う事がありました。そのため午後の練習は最初にミーティングをすることにしました。ミーティングと言ってもこちらが一方的に話をするものではない。前も書きましたがシンクロの井村さんの書いた著書の一部を選手に渡しました。これを元に「自分達に置き換えて話をしてみる」という時間にしました。

ミーティングといえばみんなであれこれ話をしたりするイメージです。これまで私もそのような形でやってきたことがあります。が、結局話す人間が限られてしまって本当の意味での話し合いにならない。それもあってあえて「資料」を準備してそれを読んで話をする。それも2人で話をするのです。あえて男女混合で話をしました。

雑談などをするのはできます。うちの選手達は雑談も少ない。これで本当に同じ目標に向けて進んでいく仲間として認め合えるか。最近は「目標を口にする」というのをやっていますが結局は「言うだけ」になっているのではないか。そういう感覚がありました。

競技について。取り組みの姿勢について。ここについてなんとなく考えることはあるかもしれませんが真剣に細かく考えることが少ない気がします。これでは上手くいかない。だからあえて真剣に話をする機会を作りました。他の誰かに任せるのではなく自分自身がきちんとやらないといけないという感覚を持つ。

30分ほど時間を与えました。が、なかなか話になりません。こういう部分なんだと思います。自主性という部分。もっというと普段は「誰かが引っ張ってくれているからついていけばいい」という感覚でしかやっていないのです。自分の責任において話し合いをしなければいけないというときにそれができません。

あー、うちの弱さは完全にここだなと感じました。悪い子はいません。しかし、自分からやってやろうという強い想いを持っていない。指示待ちなのです。時間が来れば話し合いが終わるのではないかと考えていたのかもしれません。このような形でどれだけ練習をしても強くなるはずがない。明らかですね。

その様子を見たのでもう一度集めてペアを変えました。今度は資料を一切見ずに話をするようにしました。これから自分達がどのように練習に取り組まないといけないか。そこについて真剣に話をするのです。正解なんかあるはずはありません。大切なのは自分が思っていることを言葉にすることです。どんな想いであってもきちんも言葉にして伝えることで変わるのです。

15分程度話をさせました。今度はそれなりに話をしています。自分達がやっていることに対して想いを伝える。これから進むべき方向に向かって力を注ぐ。そのためには練習をするよりももっともっと大切なことだも思っています。

精神論でやっているとは思いません。「考え方」は間違いなく競技につながって行きます。そこの部分がしっかりとしなければやはり上手くはいかないのです。うちの選手のように「受け身」になっていて「誰かがやってくれるだろう」という考えの中では強くはならない。

「誰か」に自分がなるのです。話をするにしても積極的に話していく。自分の思っていることをもっともっと伝える。そうやって成長していく。チーム自体が大きく変わると思います。

この後の練習のことに関してはまた別に書きます。大きな変化がありました。こちらの意図していた以上かもしれません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

伝える

2016-12-16 | 陸上競技
競技とは少し違う話を。

指導する機会がありました。単純に服装指導です。取り立てて書く必要があるのか?という感じもありますが。

制服に対しての考え方。普通校などではほとんど指導しないのかもしれません。進学校などではそこの辺りは言われないかもしれません。一応専門高校ですからこちはもある程度の事は話しておかなければいけません。

この日は3つの理由を話しました。これも私の考え方ですから正しいかどうかは分かりません。一つの考え方として示しておきます。

1つ目は「外部から見られる」という意味合い。制服はユニフォームです。統一されたモノを着ています。誰か1人がおかしな着こなしをしていたら周囲から見たときに「あれはなんだ?」と思われる。それにより企業に対するイメージが悪くなることもあります。学校のイメージとして「きちんとやっている」というのは必要だと考えています、まー一般的な話かもしれないですね。

2つ目は「不平等」という部分。ある生徒だけスカート丈を短くする。他の生徒はきちんとやっている。「真面目にやっている」生徒が不快な思いをする事も出てきます。1人だけが「自分だけは良いだろう」と思って行動をすると周りに与える「不平等感」は大きくなる。それはやはり避けなければいけないかなと。

3つ目。これは「少しだから良いだろう」とか「バレなければ良いだろう」という考え方を許してはいけないという部分。これが一番大きいと私は考えています。

例えば「カンニング」。これもバレなければやって良いのか?「やってはいけない」と常識的に分かっている事であっても「少しくらい」という気持ちが出てきてしまえば大きなことにつながります。バレなければやって良くてバレるからやっはいけない。これは違うと思います。

スカート丈や制服の着こなしに関しても同じ事だと思っています。やってはいけないこと。それは分かっているはずです。それなのにやってしまう。少しだから良いだろうという気持ちに負けてしまう。バレなければ大丈夫という気持ちが出てしまう。

「少しだから良いだろう」というのはやはりダメだと思っています。我慢を覚えてもらわないといけない。何でもかんでも「やりたいようにやる」というのは良くない。その事を教えていく。真面目だとか硬いとかではなく。「伝えたい事」を持っていなければ今の仕事はできないと思っています。

何故いけないのか。大したことではなくても許してはいけないと思うことがあればきちんと伝えないといけない。ここの感覚はずっと持ち続けたいと思います。

「少しだから」という感覚はどこかで止めておかないといけない。そういう部分はどんどん助長されていくからです。次の「少しくらい」は前よりも大きくなる。最終的にはかなり大きなことになるのです。「少しくらい」だからこそ許さないという方向で考えています。そこが大切なのかなと。

書くと長くなるのでこれくらいで。記録として残しておきます。今自分がどのように考えるのか。そこは未来の自分にとっても大切になるはずだから。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

与えられた環境の中で2

2016-12-16 | 陸上競技
なかなか一気に書けません。前より一つの記事の文字数を減らすようにしました(笑)。長くて読みにくいので。前も書きましたが読者のためというよりは「自分が見直して読みにくかった」からなのですが。

前の記事の続き。

水曜日はグランド状態があまり良くありませんでした。そのため練習計画を大幅に変更することに。本当は長い距離を走っておきたかったのですがそんな状態ではありません。水溜りを埋めるために土を入れて対応する感じでした。こうなると厳しい。山に行くことも考えましたがアスファルトも濡れていたら危険。

諦めて出来ることを最大限にやろうということにしました。実際にグランドで走れるだけで恵まれているのかもしれません。グランドは緩かったですがどうにもならない状態ではない。そうであれば走るしかないかなと。

アップはそこそこで。試合と同じアップをするように指示をしました。その間マネージャーと一緒に水溜りを埋める。一輪車を使いながらなんとかかんとか。結局埋めたところは水が浮いてくるので使えません。が、今後のことを考えたらやっておかなければいけなかったと思います。

本来であれば18時くらいから1時間かけて走り込みをしたいと考えておました。他の部活にお願いして場所を空けてもらうようにしていたのですが、このような状態ですから無理。18時半くらいからバッティングをすることなのでそこまでに練習を終わらせておきたいなと。

とはいえ、アップ終了から1時間半近くありました。さすがにそんなに走り続けるのは不可能(笑)。少し予定変更。完全に思いつきでやって行くしかありません。チューブ5歩と並走までやってポール走にをやりました。一応5本あるので上手く回せば効率よくできます。

ポール走を2本やってから60mの並走。これを2セット。休まずにポール走を2本やってタイヤ引き2本、そこから並走。これは何セットやったか?!(笑)多分2セットだったと思うのですが。

この日はかなり気温が下がっていました。待ち時間を作ると身体が冷えてしまいます。こういう練習形態で休まず動かす方が良いのではないかと。レストを取っているとその間に走れなくなってしまいます。その時その場でできる最善のことをやっておきたいなと。選手はきついかもしれませんが。

さらっと書いていますが上述のメニュー、実は結構走っていると思います。色々な道具を使いながらやっていることで「気がついたら走っている」という感じ。追い込みが出来ているかと言われたら足りないかもしれません。が、全て全力でやりますから質は高くなります。本数が多かったら質が下がるというのは違うかなと。この辺りは工夫だと思っています。

まー、今与えられている環境の中ではこちらで工夫するしかない部分もあります。この環境だから出来ることもたくさんあります。グランド状態が悪いから練習できないと嘆くのではなく「何ができるか」を考えながらやる方が良いかなと。その方が私も楽しいですから。

最後に120mの代わりに60mの往復走を。あまり往復数を増やすとヘロヘロになってしまうので1往復半。ほとんど休みを取らずに往復です。これを3セット。1往復半ですからスタートと反対側で終わることになります。休息は60mを歩いて戻るだけ。

この手の練習をすると「選手の素の姿」が出ます。苦しくなった時にどう取り組むか。以前と比べてかなりタフになってきたと思います。1年生で力を出し切れない者もいました。1人は1セット目が全く走れていませんでした。が、声掛けをしたことで気持ちが戻りました。そこからの走りは抜群。かなり強くなっている感じがあります。

相手は高校生。キツさに気持ちが負けるときもあります。本当は常に高いレベルで安定することが理想なのですがそんなに簡単なことではない。だからこそ我々がいるのだと思っています。目標に向けて方向付ける。個別に対応するという姿勢は他の人より持ち続けていきたい。

普段よりは短い時間でした。それでもやりたいことは出来たかなと思います。出来ることだけをやる。まずまず。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

与えられた環境の中で

2016-12-15 | 陸上競技
水曜日。

通勤途中に車のタイヤがパンクしました。最低です。

午後の練習、グランド状況が微妙でした。いつも使うグランドの西側は地面が緩く使えません。午後からは日がさしていたのですが部室の陰になるので乾きません。これでは練習にならない。グランドの東側を使わせてもらうことにしました。

練習開始前、前日に「練習に参加する必要はない」と帰宅させた選手が「謝罪」に来ました。謝ってもらう話ではないのですが。「中途半端なもの」を提出するというのは基本的に失礼です。そのことに対しての「謝罪」だと受け止めています。昨年、「練習に参加する資格はない」と話したことがあります。が、何度言っても普通に「ジャージ」で練習に来ます。「参加する資格はない」という意味が分からない。

「練習に参加する」のは「当たり前のこと」ではないと思っています。ある一定の条件をクリアしなければいけない。「参加を認めない」と言っているのに「参加する」つもりで来るのは違うと思っています。このあたりの考え方は間違っているとは思いません。今回はその辺りを踏まえてかきちんと制服で来ていました。当然ですが。

このことも踏まえて話を。前日に選手に対して「話」をしました。しかし、そのことがきちんと受け止められていない者が数名。やったこと書くのではなく「心」の部分を書くこと。または私が話した内容で「重要」だと思ったことを書くこと。その部分を伝えていました。それなのに「練習でやったこと」のみを記入する。

「同じこと」を聞いても聞く側の姿勢によって大きく変わってきます。「何かを聞き取ろう」として話を聞けばやはり「伝わるもの」がある。その場に立っていて「聞いているだけ」では何も伝わらないのです。競技指導においても同様。こちらが細かく技術的な話をしたとしても「聞き流す」者や「分かったつもり」の者は何も変わりません。

複雑なことを求めていません。シンプルです。「心」が変わっていくために何をするのか。待っているだけで何かを変えることはできない。自分で何かを変えていく意識がなければだめだと思っています。「待っていたら誰かがやってくれる」なんてことはない。

その部分の話をする。これは私が変わっているのでしょうか?そうは思いません。競技をする。「楽しくやればいい」ということでやり続けるのは違うのかなと思ってます。「本当に必要なこと」を伝えていくことが重要。それを伝える「ツール」が「陸上競技」だと思っています。それぞれの立場がある。その人が「伝える」ために一番やりやすい「ツール」を使えばいい。それが私にとっては「陸上競技」だというだけです。

もちろん、競技そのものの楽しさも経験してもらいたいと思っています。そこの部分が抜けてしまったら「修行」のようになってしまうからです。

一生懸命に努力しているから感じることがある。単純に大会に参加して楽しんでもらいたいというのではありません。最大限のことをやったから感じられる事があるのです。

今その環境の中で何をするべきか。ここを感じ取れるかどうかが大切。感じる事が出来ない者は絶対に結果には繋がらない。そう信じてやっています。

上手く書けないですね。情けない。もう少し別の事を書きたいなと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする