こんにちは、稼プロ事務局(23期)の日置です。
今回は、クラウドファンディングの活用支援でビジネスをされている方と話す機会があり、学びが多かったのでその内容についてお話しようと思います。
既にご存じの方が多いとは思いますが、参考にクラウドファンディングとは何なのかgeminiにまとめてもらいました。
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クラウドファンディングとは、特定のプロジェクトや活動に対して、多くの人々から少額ずつ資金を集める方法です。
インターネットを通じて、個人や団体が自分のアイデアや夢をプレゼンテーションし、共感した人々から資金提供を募ります。
主な種類
- 購入型: プロジェクトの成果物やサービスを、支援者へのお礼として提供
- 寄付型: 社会貢献や慈善活動などへの支援
- 融資型: 個人や企業にお金を貸し付け、利息をつけて返済
- 投資型: 企業への投資家として、株式や配当金を受け取る
メリット
- 資金調達の機会: 従来の方法では難しいプロジェクトでも、多くの人から支援を得られる可能性
- 認知度向上: プロジェクトの情報を広く発信し、賛同者を増やす
- コミュニティ形成: 支援者との繋がりを深め、共にプロジェクトを盛り上げる
デメリット
- 目標金額に達しない可能性: 支援が集まらなければ、プロジェクトを実行できない
- 手数料: プラットフォームへの手数料が発生する
- 情報公開: プロジェクトの内容や進捗状況を公開する必要がある
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クラウドファンディングはこのように資金調達の要素を主とするものの、銀行からの借り入れや株式などの資金調達手段と比較すると、次のような特徴があります。
- 資金調達額:
他と比較すると基本的には資金調達額は百万円程度が多いので、少額になります。 - 新規ビジネスのテストマーケティング:
これから提供しようとしているサービスがそもそもどの程度ニーズがあるものなのかをクラウドファンディングの資金調達状況で確認することができます。 - 事前販売:
1と2をまとめると、サービスリリース後の初動で入るキャッシュを事前の運転資金に回せるという要素が強くなります。 - ビジネスのお試し稼働:
サービスが良いだけではビジネスとして成り立たないように、サービス内容だけではクラウドファンディングでの資金調達は成功しません。クラウドファンディングでの資金調達が成功するかは「サービス×クラファン計画×期間中のマーケティング活動」で決まるので、計画策定力とマーケティング力を養うことができます。言ってしまえば、クラウドファンディング程度も成功できないようでは、本格的にビジネスを始める力がないということです。
上記の通り、クラウドファンディングを成功させたビジネスは、既に顧客を抱えることもできていて、さらに集客するための実行力も持っていることから、事業計画への信頼性も上がるので、銀行からの融資や補助金の採択もされやすくなります。
診断士は現状、銀行からの融資や補助金申請の支援を行うことが資金調達支援面では多いかと思いますが、クラウドファンディング支援の方が実行力が求められることから、診断士の能力がより活かせるのではないでしょうか?
また、クラウドファンディング支援から入ることでその後継続して、銀行からの融資や補助金申請の支援をはじめ、管理会計やマーケティング活動支援など幅広い領域で伴走支援ができると考えております。
最後に、診断士がクラウドファンディング支援に入る際の報酬についてですが、成功報酬10%でもお客様に喜ばれるそうです。
大手プラットフォーム提供のCAMPFIREでは成功報酬17%程度なので、手数料が全くかからないあまり有名でない他のプラットフォームを活用し支援することで、お客様にとっても金額的メリットがあります。
CAMPFIREは基本的には、ある程度既に知名度のある方が多くの人から応援してもらうにはとてもよいプラットフォームですが、知名度がなく新たなビジネスを始めようとする方は、SNS活用などマーケティング活動による集客からの導線を作ることになるので、有名でない他のプラットフォームでも事足ります。
みなさんいかがだったでしょうか。興味持った方いればぜひ一度クラウドファンディング調べてみてください!