こんにちは!
稼プロ!20期生の春島一男です。
2006年から約14年間ネットショップを運営しています。
今回は5/26に続いてビジネスと心理学を
結び付けたシリーズの第9回目になります。
今回は【初対面で信頼関係を素早く構築する方法(前編)】についてです!
※2021年5月23日の稼プロ!講義にて
私がプレゼンテーションした内容を抜粋してお伝えします。
早速ですが、人生80年、一生に出会う人の人数は、
何人と言われているでしょうか?
答えは
約30,000人です。
多いような、少ないような感じですね。
では、その内、親しく会話をできる仲、
つまり友人になれる人は何人ぐらいでしょうか?
答えは約300人です。
出会った人の内、たった1%です。
例えば、約100人の交流会に参加したとして、
仲良くなれる人は、たった1人です。
他の99人の人とは、一生出会わないかも知れません。
でも、その99人の中に、
自分の夢を手助けしてくれる人がいるかも知れませんよね。
貴重なチャンスを逃しているかも知れません。
人生を振り返った時のターニングポイントを思い返してみてください。
そこに出会いはなかったでしょうか?
新たな出会いのおかげで人生が開けたのではないでしょうか。
そしてその出会いは、偶然であり、幸運だった、と結論付けますよね。
しかし、出会いを、偶然や幸運で片づけてはいけません。
偶然であり、幸運の出会いを、逃さず、
少しでも増やして行きたいですよね。
初対面の人と信頼関係を素早く築くことができれば、
幸運の出会いを増やすことができます。
本日は、その方法をお伝えしたいと思います。
初対面の人が集まる交流会の参加することをイメージしながら、
読み進めてください。
【挨拶】
交流会に参加して、まず行うことは挨拶です。
実は挨拶の仕方にも、信頼関係を築きやすい挨拶があります。
さて、下記3つのパターンで、最も信頼関係を築きやすい挨拶は
どれになるでしょうか。
➀挨拶しながら会釈
➁無言で会釈
③無言で握手
答えは③の無言で握手です。
私は、診断士資格を取得する前、
様々な異業種交流会・勉強会に参加していました。
その中の一つに、挨拶の基本は握手、というA会(仮称)がありました。
A会では他にもハイタッチを多くしたり、
比較的仲間同士の距離感が近い勉強会でした。
当時私は、複数の交流会・勉強会に参加していましたが、
A会の先輩や仲間と圧倒的に強い絆が生まれました。
握手は信頼関係を築くのにとても有効な施策です。
今はコロナ禍で握手が難しい状況ですが、
世の中が落ち着いた後に、ぜひ試してみてください。
【類似性を見つける】
交流会で挨拶の後に行うのは、名刺交換ですね。
名刺交換は、お互いが相手を相互理解するために行います。
この名刺交換も相手との信頼関係を築くのに、とても重要です。
人は自分に似た人を好きになる傾向があります。
このため、初対面の人との類似性を発見できれば、
距離感が縮まり、信頼関係を構築しやすくなります。
その類似性の発見に名刺がとても有効なのです。
名刺交換時の類似性発見により、
信頼関係構築につながった、
私のエピソードをお話しします。
私は普段ネットショップを運営しています。
ショップを立ち上げたばかりの時は、
色々な商材を取り扱っており、
様々なメーカーの方が営業にきてくださいました。
その中の営業マンの一人、B君とのエピソードです。
B君と初めて会った時、名刺交換をした後に、
B君は別紙のプロフィールシートをくれました。
それを見て、私の大学の後輩であること発見しました。
私が通っていた大学は、規模がそれほど大きくなく、
社会に出てから、先輩後輩に出会うことがほとんどなかったので、
B君に対して、親近感を感じたのを覚えています。
B君はその後、かなり頻繁に営業に来てくれました。
当初、私が大学の先輩だから来てくれるのかなと思っていましたが、
あまりにも頻繁に来るため、ある時、聞きました。
「なぜ、そんなに頻繁に来るの?」
B君の答えは、
「暇だからです。
営業日報に実績を書きたいんです。」でした。
私は色んな意味で驚きました(苦笑)。
その後も、B君は頻繁に営業にくるので、
私は根負けして、B君の会社の商品を積極的に販促することをお約束しました。
これは約12~13年前だと思いますが、
実は今、B君の会社の商品が、
私のネットショップの主力商品になっています。
もしB君が私の大学の後輩でなければ、
そしてその類似性を初対面の時に発見できていなければ、
今の私のネットショップは違ったものになっていたと思います。
暇だから来ていると言われた時点で、
もう来なくて良いよと、追い返していたかも知れないので(笑)。
以上、大学の後輩であるという類似性を発見したことによる、
私の幸運の出会いのエピソードでした。
なお、名刺がシンプルな人ほど、
ネットワークが広いと言う方もいらっしゃいますが、
それは名刺がシンプルだからネットワークが広いのではなく、
ネットワークが広いから名刺がシンプルなのだと思います。
もう名刺を使って類似性を発見する必要がないからです。
既にその人自身にブランドがあり、
十分にネットワークが構築できているということだと思います。
これからネットワークをどんどん広げていく必要がある人は、
初対面の人と類似する部分を発見するために、
名刺をうまくご活用ください。
本日は、前編として、ここまでにしたいと思います。
次回の後編では、初対面の人と信頼関係を構築する方法の続きと、
仲良くなりたいと思った人と、もっと仲良くなる方法を
お伝えしたいと思います。
次回もお楽しみに!
※このブログ記事は、ビジネス心理学講師 酒井とし夫先生に
教えていただいたことを参考にしています。