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映画「島守の塔」

2021-06-19 12:00:00 | 20期生のブログリレー

こんにちは。20期生の安納です。
6月も半ばを過ぎ、もうすぐ夏至(今年は6月21日)です。1年も折り返しですね。
6月15日は栃木県民の日(ゑ?ご存じない?)、ということで、県内各メディアがこぞって推している映画「島守の塔」を、当ブログをお借りして紹介したいと存じます。

沖縄県糸満市摩文仁にある沖縄戦跡国定公園には、先の大戦末期、大規模地上戦となった沖縄戦の戦没者を祀る慰霊碑が多数建立されています。「島守の塔」は、県職員として殉死された方を祀るもので、映画の名前はこの慰霊碑に由来します。

当時、連合軍の上陸を控えて、県民を戦禍にさらさぬよう疎開事業が進められていました。結果的に20万人規模の県民を救ったともいわれます。この疎開事業の中心を担い推進力となったのが、映画の主人公となる、沖縄県知事・島田叡と県警察部長・荒井退蔵です。

島田は兵庫県出身(神戸二中、現・兵庫高校)、荒井は栃木県出身(宇都宮中、現・宇都宮高校)ということで、沖縄・兵庫・栃木の3県が映画にちなんだ交流を深めております。栃木県内でこの映画が俄に注目を浴びておりますのも、荒井の縁に由来します。中でも、野球を通した活動が盛んに行われ、栃木でも地元紙を賑わせる機会も多くなっていました。

ただ、ご承知の通りのコロナ禍です。ロケは中断され、来年夏だった公開予定も明らかでない状態になりました。まさに生みの苦しみ、と申せましょうか。

しかし、苦境だからこその光明もございます。先日関連イベントに参加する機会がありまして、監督である五十嵐匠氏の講演を拝聴いたしました。「地雷を踏んだらサヨウナラ」も監督された方です。中々熱量のあるお話で、語り部の少なくなる第二次大戦の記憶をつなぐ役割を自負されており、むしろコロナ禍にさらされたからこそいい映画になる、とも仰っていました。

摩文仁の丘の壕を出て、行方不明になる前の二人が最後に何と語りかけてくれるのか、作品への期待が高まります。

映画の詳細は下記のHPでご覧いただけます。
https://shimamori.com/

公開の暁には、是非皆様にもご覧いただけますと幸いと存じます。

以上、お読みいただきありがとうございました。

コメント (3)
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