みなさま こんにちは。22期の小山亨二です。
今回は 私の最近の気づきを共有します。
現在 企業に勤めていますが、自身のキャリアビジョンに向かうために、今年は副業(複行)へチャレンジしています。来週はパーソルトレーナーの いよいよ最終のケース面接を迎えますが、実はその対策として読み返している本の中で、今の自分にとって非常に参考になることが 改めて見つけられましたのでご紹介します。私と同じミドルシニアだけでなく、今後診断士として開業などを目指す方にも参考になると思います。
読み返しているのは、組織論やキャリア論で著名な金井壽宏教授著『働くひとのためのキャリアデザイン』(2002年初版 PHP新書)です。20年超前に書かれている本書ですが、本質を追究する中身となっており、現在でも非常に参考になります。その中で、特に参考になった点をご紹介します。
■二十年、三十年先のことはデザインできない。遠い先までの道筋は不確実だから。数年に一度訪れる節目(≒トランジション、転機)のときだけは絶対に強く意識してデザインすべきものがキャリアである。就職や人生の真ん中という節目で自分の生き方を自分で左右したいと思わない人は、ずっと流されたままになってしまう。
■節目や(節目と節目の)移行期は危機である。でも危機という漢字を見ればわかるように、「危険」と「機会」がともに存在する。だから節目にはイケイケどんどんでのままではなく、歩みをしばし止めて、内省する必要がある。変革の時代には、変革のデザイナーという意識を持てるか、変化の犠牲者という意識に陥ってしまうかで、キャリアの歩み方における違いは大きい。
■キャリア論の大家エドガー・シャインは以下の3つの問いについての内省がキャリアについて考える基礎を提供すると説いている。 Q①「自分は何が得意か。」・・・自分が重要だと思うし、自分がうまくできると思っていることは何か、これに答えることは能力・才能についての自己イメージを形成することになる。 Q②「自分はいったい何をやりたいのか。」・・・他者の声よりも自分の内面の声に耳を傾けることが重要。注意すべきは、自分が得意なことを、好きなことだと勘違いしてしまうこと。 ③どのようなことをやっている自分ならば、意味を感じ、社会に役立っていると実感できるのか。・・・長期的に自分にもたらす意味や価値が重要。これが感じられないと、どんなに得意で好きなことでも、やがて空しくなる。
私も稼プロで宣言したキャリアビジョンに照らし合わせ、確実なものとするために、改めて考えてみたいと思います。
みなさんは、いかがでしょうか。
私の場合、当時から移行期へ更に進んでいますので、同書を読み返して改めて自分のキャリアを考えてみたいと思います。
意識の高い皆さんとの触れ合いの中で、自分の転機を見極めたいと思います。ありがとうございます。