東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

東京都中小企業診断士協会中央支部認定マスターコース「稼げる!プロコン育成塾」のブログ。経営・ビジネスに役立つ情報を発信

近況

2025-01-14 12:00:00 | 24期のブログリレー

皆さん、こんにちは。
稼プロ!事務局スタッフの中津井徹です。

今年最初のブログになります。
昨年10月頃から体調を崩して、複数の病院を転々としました。いくつかの病院への通院はしばらく続きそうです。50年も生きているとカラダがガタついてきますね。心身を健全に保つことの大切さを再認識させられるとともに、やりたいことを後回しにしないで取り組まないと、という気持ちが強くなりました。
年末年始は箱根強羅温泉の温泉民宿に泊まり、温泉と読書と美味しい食事でノンビリと過ごしました。手打ちの年越しそば、雑煮も振る舞われ、今年?来年?も行こうかと考えています。また、正月には谷中銀座商店街の七福神巡りのお手伝いをしました。今後も続けたい活動です。
今年は、診断士・FPの活動の幅を広げられるようにしていきたいと思います。
昨年12/15(日)は稼プロ!ボイトレ①でした。今回は地震に関する新聞記事。これまではダメ出しがほとんどだったのですが、少し褒められたり、より良くするためのアドバイスをもらえるようになったり、とほんのちょっぴりかもしれませんが成長の跡が見られるようになってきているようです。1月・2月にも開催されますが、24期生の方は1回だけでも参加することをお勧めします。

最後に最近読んだ本で面白かったものを紹介します。

異次元緩和の罪と罰 (講談社現代新書)

Amazon.co.jp: 異次元緩和の罪と罰 (講談社現代新書) 電子書籍: 山本謙三: Kindleストア

2%の物価目標を2年で実現するという公約で2013年4月にスタートした「異次元緩和」は目標を達成することなく、2024年3月に終止符を打たれたが、実に11年近くも続けられました。
2024年3月末時点での日銀の国債保有残高は約590兆円。普通国債の発行残高の56%。中央銀行が政府の資金繰りを面倒見ることは財政規律を維持するために世界的に禁じられてきました。法律上は当たらないとされていますが、経済機能面からみるとほぼ「財政法が禁じる国債引き受け」をしているのと同じと言えるのではないでしょうか?
「異次元緩和」とはどんな政策だったのか?何故、11年も続けられてしまったのか?どう評価すればいいのか?中央銀行として異例・異常な状態をどうしていけば通常の状態に戻せるのか?などについての著者の考えを学ぶことができます。
インフレ、円安、金利上昇という時代が続いてしまうのであれば、資産形成のやり方、円・円資産の持ち方も考え直さないといけないかもしれません。

マンガでわかる!超はじめての株式投資 1株200円から始めて月5万円の配当金をもらう最強戦略
Amazon.co.jp: マンガでわかる!超はじめての株式投資 1株200円から始めて月5万円の配当金をもらう最強戦略 eBook : 長期株式投資, ひえじまゆりこ: Kindleストア
この作者の本は過去に紹介しています。
・オートモードで月に18.5万円が入ってくる「高配当」株投資 ど素人サラリーマンが元手5万円スタートでできた!
・半オートモードで月に23.5万円が入ってくる「超配当」株投資 日経平均リターンを3.86%上回った“割安買い”の極意
・【超完全版】フルオートモードで月に31.5万円が入ってくる「強配当」株投資 経営戦略から“ほぼ永遠に儲かる企業”を探す方法
日本株の中で、連続増配・累進配当政策・株主優待の銘柄を中心に投資して、配当という不労所得を得ようという考え方です。老後の「自分年金」にも使えるかと思います。
今回はマンガ形式で投資初心者にも非常にわかりやすく書かれています。と言っても、①EPS②PER③PBR④配当利回りという4つの指標での投資先選択の手法はずっと使えるものだと思います。具体的な銘柄に基づくポートフォリオの組み方の例や著者による銘柄リストは参考になると思います。ただ、1つ目に紹介した本のところで書いたように、円・円資産のみでいいのか?という気はしています。

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新商品・新規事業の企画に役立つ手法

2025-01-13 12:00:00 | 24期のブログリレー

皆さん、新年あけましておめでとうございます。24期生の山口です。

今回は、私の3つのブログコンセプトのうち、「診断士として、やりたい領域のネタであること」を意識してみたいと思います。

先日、あるオンラインセミナーを受講しました。目的は、製造業に限らず、中小企業は、売上拡大を図るために、マーケティングや販売支援を望んでいるところが多いのでは?と仮説をたて、マーケティング関連のセミナーを探してみました。探してみると、有料・無料含め色々あるのだなと感心させられました。マーケティングといっても範囲が広いので、どの知識やスキルが自分に必要か見極めていくために、まずは無料セミナーから参加してみようかなと思っていたところ、面白そうなセミナーがあり申し込んでみました。

参加してみたのは、商品企画の手法に関するセミナーです。商品企画もマーケティングの要素の1つであり、ヒットする商品を企画するための手法の紹介と事例も交えたお話でした。

個人的には面白かったです。というのも、現在の会社である製造業に入ったことも、中小企業診断士として製造業の支援にあたりたいと思っていることも、ものづくりが好きであるということがベースであることに加え、世の中の人々に役立つ物を生み出すことに貢献したいという想いがあるからです。

今回、紹介のあった手法の一連のプロセスの中で、個人的に試してみたいと思うものがありました。それは、ヒット商品を生み出すためにどの要素・どの機能を伸ばすべきかを定量的に示す方法です。なかなか定量的に示すことは難しいと思っていたのですが、「コンジョイント分析」というのを行うと定量化できるというものでした。
ご存知の方もいるかもしれませんが、コンジョイント分析は、1960年代に生まれた手法のようで、マーケティング・リサーチ分野で研究が進んだとのことです。統計学的な要素があり難かしそうであり、実際に分析するまでにもかなり事前準備が必要そうなので、直ぐにはできそうにない印象を受けました。ただ、今年、何かの機会で試せないか、少し勉強してみようと思っています。

世の中には、色々と有効な論理的手法や体系化されたプロセスが存在すると思いますが、それぞれ、優位点や得意・不得意の領域があるのだろうと思います。今回は無料セミナーということで、さわりだけでしたので、今後、その他の手法も含め、書籍なども読んだりして比較・試行してみたいと興味が湧きました。

中小企業の中には、自社の強みや技術を活かして新事業や新商品を立ち上げたいという想いを持っているところあるのではと思います。そのような経営者に寄り添い、論理的に説得力のある支援をできるようになりたいと思っており、そのひとつとして商品企画スキルについても、継続して学んで行きたいと思っています。

最後までお読みいただき、有難うございました。

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Webマーケティング

2025-01-12 12:00:00 | 24期のブログリレー

皆さん、あけましておめでとうございます!

稼プロ!事務局の田本です。

本年もよろしくお願いいたします。

年末から突然、日本中寒くなって、インフルが猛威を振るってますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。私は、今のところ万全の寒さ対策でなんとか耐えてます。

さて、最近、Webマーケティングとデジタルマーケティングの意味の違いを気にせずに、混同しながら口にしていたことに気づき、この周辺を調べてみました。

少々シンプルに決め打ちして、私のイメージを固めてみました。

Webマーケティング
 ⇒ホームページ、メール、SNS(Instagram、Google、X、Tiktok)のWeb上でマーケティング

デジタルマーケティング
 ⇒Webマーケティングに加えて、アプリ、MAツール(Hubspotなど)、LINE上でマーケティング

Webマーケティングは顧客獲得、デジタルマーケティングはリピータになっていただくための関係づくり、という位置づけです。

Webマーケティング、デジタルマーケティングを可能にする無料(または低価格)ツールがいろいろ登場してきており、個人でも気軽に低コストで簡単に実現できるようになりました。

ですが、それらを活かすには、自社ホームページの内容を戦略的に充実させることが大事です。

読んだ方の興味に応えるために、そして、競合を意識して上回るように、常に網羅的に最新にしなくてはなりません。それにはSEO対策がとても有効です。

製品やサービスに関して、詳細な解説や事例とともに画像や動画で惹きつけて、SNSにも動画など掲載してホームページのURLを載せて、詳細はこちら、としておきます。Q&A、ブログで、さらに関連する話題をちりばめていきます。問い合わせフォームで、知りたいことにお答えしつつ、メールのやりとりにつなげていきます。

アナログな展示会出展もWebマーケティングにつながります。
事前に出展企業ホームページをチェックしに来る人が増えるからです。

このように、様々なツールを組み合わせて、SEO対策を使って戦略的に自社の製品やサービスの強みをしっかりと伝えていくことで、お客様になっていただく道筋を作っていきます。

Webマーケティング、デジタルマーケティングによって、中小企業が大企業に負けないマーケティングできる時代が来た、と言えると思う次第です。

診断士として、今後も、このあたりの最新情報と事例を常におさえてきたいところです。

さて、いよいよ講義は「診る」の中核に突入します。現場を体感して、ぜひとも楽しみながら学んでください!

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しっかり休養しよう!

2025-01-11 12:00:00 | 24期のブログリレー

皆さん、新年あけましておめどとうございます。第24期生の森谷です。

年末年始は最大で9連休となり、皆さんもゆっくりとお過ごしになられたと思います。私の場合6連休でしたが、箱根駅伝も2日間に亘ってテレビの前で応援することができ、いつもの年よりもゆったりとしたお正月を過ごすことができました。

さて、今回のブログでは、しっかりと休養・休息をとるための上手な休日の過ごし方について書きたいと思います。

最初に日本人の働きぶり・疲れの状況を振り返ってみたいと思います。

まず、日本の平均年間総実労働時間(2022年)は、1,607時間(1988年比△485時間)で、主要諸外国のうちアメリカ1,811時間、イタリア1,694時間に次いで3番目に長い状況です。(参照:独立行政法人労働政策研究・研修機構「データブック国際労働比較2024」(https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/databook/2024/index.html))

また、日本の平均睡眠時間(2021年)は、1日平均7時間22分で、先進国を中心にした世界33カ国で最も短く、2番目に短い韓国と比べても30分も近い差がある、とのことです。(参照:日本老友新聞(https://www.ro-yu.com/medical/kokoro/12623.html))

さらに、日本人の疲労状況は、一般社団法人日本リカバリー協会「日本の疲労状況2024」(https://www.recovery.or.jp/research/5580)によると、

  • 2023年から2024年の推移で見ると、「元気な人」が21.8%(2023年比0.3%増加)であるものの、依然として全体の約8割の人が疲れている。
  • シニアになるほど「元気な人」が増える一方、20代~40代では「元気な人」は10%台前半に留まる。

とのことでした。

以上から、日本は、労働時間は長期的には短くなっているものの、世界と比べまだ働きすぎであり、睡眠時間も短いこともあり、元気な人が少なく、疲れている人が多い状況が分かりますね。

今回の年末年始では、しっかりと休養・休息をとろうと考えて、以下の2冊の書籍を読みましたので、その中から疲れを取るための上手な休日の過ごし方をご紹介します。

『あなたを疲れから救う 休養学』(著者:片野秀樹)

『世界の一流は「休日」に何をしているか』(著者:越川慎司)

 

まず、『あなたを疲れから救う 休養学』から。

  • 「活動⇒疲労⇒休養」のサイクルでは、休養しても100%のフル充電状態に戻せない可能性があるので、「活力」を加えた「活動⇒疲労⇒休養⇒活力」のサイクルにしてはどうか。
  • 「活力」を加える(高める)とは、アスリートの世界でいう「超回復理論」(※)と同じように「あえて自分に何か負荷をかける」こと。 ※「あえて負荷をかけたトレーニングをすると、その直後は疲れて体力が低下するが、そのあと十分な休養をとることで、トレーニングをする前より体力がつく」という現象を説明した理論。
  • 活力を高める上手な負荷のかけ方とは、その負荷が次の4つの条件を満たすことが必要。⇒①自分で決めたもの、②仕事と関係がない、③それに挑戦することで自分が成長できる、④楽しむ余裕がある。

次に、『世界の一流は「休日」に何をしているか』から。

  • 世界の一流は、休日を使って身体と脳の休息を図るだけでなく、「自己効力感」をアップさせている。
  • 「自己効力感」とは「自分は目標を達成できるだけの能力を持っている」と自分自身が認識すること。(自分の能力や評価に対して自己評価が高い状態を指す「自己肯定感」とは異なる考え)
  • 自己効力感を高めるため、世界の一流が実践している4つのアプローチは次の通り。⇒①簡単な目標を設定して小さな達成感を得る、②新しいことにチャレンジする、③人とのつながりを大切にする、④自己省察の時間を持つ。

以上を踏まえ、私の当面の休日の過ごし方の目標は、(1)宮崎先生から教わった「ののゆる体操」を実践・継続する、(2)ビジネスに無関係なテーマの読書を楽しむ、(3)(オンライン学習プログラムの)Udemyで知らないジャンルの動画を視聴する、としたいと思います。

今年は、山崎塾長のブログ(「謹賀新年2025 襷を繋ぐ」)にもある通り、乙巳(きのとみ)の年であり、変化と革新、成長と発展、チャンスの年とのこと。上手に負荷をかけて活力や自己効力感を高めるような休養・休息をしっかりとりつつ、焦らずに自身の変化や成長に邁進していきます。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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失敗を恐れずに挑戦しよう!

2025-01-10 12:00:00 | 24期のブログリレー

 事務局の佐々木です。こんにちは。いよいよ2025年が始まりましたね。今年は巳年なので、一皮むけるチャレンジをしようと考えている方も多いと思います。チャレンジする人には必ず「失敗を恐れずに!」という言葉がついてきます。成功するためにはチャレンジが不可欠なので、失敗を恐れていたら何も始まりません。稼プロ!の講義のように、積極的に失敗を奨励する場もあります。でも、「理屈は理解できるけど、失敗は嫌だ」という人は結構いませんか?

 「失敗が嫌だ」の理由として私が最もよく聞くのは、「だって評価が下がるでしょ」という声です。失敗を奨励しながら、実際に失敗すると減点される。安定している事業では失点をしない方が相対的に好評価を得やすいので、堅実にこれまで通りやるインセンティブが働きます。
 「自分の首を絞める」という声もよく聞きます。チャレンジしてもサポートがない。通常の業務と共に忙殺され、心身ともに追い込まれる。チャレンジしたけど成果を出せず苦しんだだけというケースです。
 「失敗して周りに迷惑をかけたくない」と思う人もいるようです。失敗することによって同僚の業務に支障をきたしたり、リカバリーに専念するために自分の業務を代行してもらったりする可能性があります。自分の失敗が周囲の負荷になることを懸念するケースです。

 私の管理職の経験のなかで、これらの不安に有効だった対処方法があります。
①「だって評価が下がるでしょ」
 こう思う人には、当然ながらチャレンジすれば評価が上がると思わせる動機づけが必要です。診断士の試験勉強で学んだビクター・ブルームの期待理論が参考になります。「成果への道筋が明確化されていることを前提として、成果達成後に魅力的な報酬が得られることの確信があれば、人間は能動的に努力を行う」という理論です。ここで大事なのは目標設定です。「頑張れば達成できる」と思える程度の難易度で、本人のキャリア志向と親和性が強いとより効果的です。

②「自分の首を絞める」
 この不安には、管理職からのリソースのサポートが不可欠です。既存業務を削って時間を創出する(新しいことをやる時は何かをやめるの鉄則を実施)、関連する研修や通信教育等を受講させる、いつでも相談に乗る(アドバイスはするけど直接手助けはしない)、繁忙期の負荷調整をする、などのサポートです。特に部下の時間をしっかり確保することが重要で、管理職が関連部門や上層部からの不要不急な要請を断ち切ってあげることが有効です。

③「失敗して周りに迷惑をかけたくない」
 この懸念は、組織の全員が挑戦していると弱まるようです。各メンバーがそれぞれ挑戦する目標を設定し、定期的に進捗を共有することで、自律的に助け合う文化が醸成されます。助け合うことが当たり前になることで、自分だけが助けてもらうという負い目が弱まります。

 失敗を恐れず挑戦するためには、上記のような動機づけ・リソース付与・環境整備が有効だと思います。「人間はその潜在能力の5-7%ぐらいしか活用していない」と言う学者もいるようですが、確かにもっと挑戦すれば大きな成果を出せるのでは?と思う人が周囲にたくさんいます。マネジメントの工夫でより多くのポテンシャルを引き出していきたいです。

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