あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

渡辺邦男監督の「忠臣蔵」前後篇をみて

2014-03-12 15:03:14 | Weblog


闇にまぎれてbowyow cine-archives vol.630&631


1958年の大映創立18年の記念映画で前後篇2本に当時のオールスタアが総出演している。

渡辺邦男は早撮りで知られる職人だが、テンポが速く人物の出し入れが巧妙でカットつなぎがうまい。この日本人が大好きな敵討のつぼをよく心得ていて、泣かせるところではしっかり泣かせる。

いろんな役者が大内内蔵助と吉良上野介を演じてきたが、やっぱり映画もテレビも長谷川一夫と滝沢修がいっとう様になるなあ。

浅野内匠頭の市川雷蔵はまずまずだがその奥方の瑶泉院の山本富士子がまことに美しい。



なにゆえに福一はむしろ被害者と弁護する原発あらばこそ数多の人死あるものを 蝶人
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