あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

アン・リー監督の「ライフ・オブ・パイ」をみて

2016-03-14 11:00:17 | Weblog


闇にまぎれてbowyow cine-archives vol.992


 特撮を駆使しても噺につじつまが合わないところがあるのはこの原作自体が事実ではないからだろう。

 あんな小さい船に凶暴な虎と一緒にいたらすぐに喰い殺されるはずずら。

 それでもまさかめ映画として成立しているのは、神と大自然と動物と人間を同じ地平、ここでは水平線上に並べたがっているからだろう。


   生きてなお完成の日を望むなく八方破れの明暗道を歩みけり 蝶人
コメント
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