あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

西暦2020年文月蝶人映画劇場その1

2022-07-07 09:39:48 | Weblog

闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.2890~95

 

1)ミッチェル・ライゼン監督の「ミッドナイト」

クローデット・コルベール主演の1939年のドタバタコメデイだが、ビリー・ワイルダーの脚本が例によって細かく描きすぎてしつこい。

 

2)ロジャー・メインウッド監督の「エセルとアーネスト」

レイモンド・ブリッグスの父母の思い出を、アニメではなく、美しく丁寧なアニメーションにした2016年のレイモンド・ブリッグスの原作映画。

 

3)ウォルフガング・ペーターゼン監督の「トロイ」

ギリシア神話のトロイ戦争を、仰山な神々抜きの人間ドラマとして描いた秀作。ブラピが好演する2004年の大河戦争映画。

 

4)ジュールズ・ダッシン監督の「真昼の暴動」

バート・ランカスターが首謀者の囚人たちが刑務所からの脱走を図るが、あえなく潰える1947年のサスペンス映画。ヒューム・クローニンの看守長が憎たらしい。

 

5)リドリー・スコット監督の「ディレクターズカット ブレードランナー最終版」

1992年の監督編集版だが、彼の演出も、シド・ミードの美術もヴァンゲリスの音楽もなにもかも古臭く見えて興ざめ。なんでこんな映画に夢中になれたのか我ながらいぶかしい。

 

 祖国ロシアのいくさに心を痛めつつをバッハを奏でるアレーナ・バーエワ 蝶人

 

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