闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.2890~95
1)ミッチェル・ライゼン監督の「ミッドナイト」
クローデット・コルベール主演の1939年のドタバタコメデイだが、ビリー・ワイルダーの脚本が例によって細かく描きすぎてしつこい。
2)ロジャー・メインウッド監督の「エセルとアーネスト」
レイモンド・ブリッグスの父母の思い出を、アニメではなく、美しく丁寧なアニメーションにした2016年のレイモンド・ブリッグスの原作映画。
3)ウォルフガング・ペーターゼン監督の「トロイ」
ギリシア神話のトロイ戦争を、仰山な神々抜きの人間ドラマとして描いた秀作。ブラピが好演する2004年の大河戦争映画。
4)ジュールズ・ダッシン監督の「真昼の暴動」
バート・ランカスターが首謀者の囚人たちが刑務所からの脱走を図るが、あえなく潰える1947年のサスペンス映画。ヒューム・クローニンの看守長が憎たらしい。
5)リドリー・スコット監督の「ディレクターズカット ブレードランナー最終版」
1992年の監督編集版だが、彼の演出も、シド・ミードの美術もヴァンゲリスの音楽もなにもかも古臭く見えて興ざめ。なんでこんな映画に夢中になれたのか我ながらいぶかしい。
祖国ロシアのいくさに心を痛めつつをバッハを奏でるアレーナ・バーエワ 蝶人