西暦2022年文月蝶人狂言綺語&バガテル―そんな私のここだけの話第413回
- 勲五等瑞宝章受賞祝賀会受賞者のあいさつ
本日はかくも盛大な祝賀会を開いて頂きまして、いたく恐縮致しております。またこのたびははからずも叙勲の栄に浴しまして、たいへん晴れがましく思っておる次第です。*
1これも家内はじめご指導くださった諸先輩、ご協力頂いたスタッフやここにお集まり頂いた皆々さまのご支援の賜と深く感謝致しております。*2
今日、いわゆる世界のグローバル化によって英語への1極集中現象が惹起しておりますが、世界には5千から6千以上の言語が存在するといわれております。
その中にはカマス語、ゲール語をはじめ、既に絶滅したか絶滅寸前の言語が数多く含まれておりますが、言語こそ文化の原点と信じる私は、ひとつでも多くの言語をこの世に遺そうと痩身に鞭打ってまいりました。
35年の歳月を投じてようやく完成しました「世界絶滅言語大全全15巻」は、私の持てるすべての時間と体力と情熱を注ぎこんだ著作であります。*3
いわば“後世への遺言”である本書に対して頂戴致しました、このたびの叙勲に対し、心よりお礼申し上げます。
- アドバイス
- 1 受勲は自分だけの手柄ではないと、周囲の人々の協力に感謝している。
- 2 ここからが受賞の対象となった仕事についてのコメント。言語学者である受賞者は、その畢生の大事業である辞書制作が評価された。
- 3 長期間に渡る孤独な作業を世間が認知してくれたことに対する感謝の念が自然にほとばしり出る。
ネオナチのファシズム国家ウクライナを打倒するのよプーチンはんが 蝶人