あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

すべての言葉は通り過ぎてゆく第105回

2022-07-03 08:19:23 | Weblog

西暦2022年水無月蝶人狂言綺語&バガテル―そんな私のここだけの話第412回

 

 

今日でもう2022年の折り返し地点。なんという速さで時が過ぎ去っていくことよ!6/1

 

無神論者のおらっちが、ダンテの「神曲」を読んでも、全然怖くなかったのに、パスカルの「パンセ」を読んでいると心底怖ろしくなるのは、なぜだろう。6/2

 

横浜中華街の老舗「聘珍樓」が破産した。結局いまどきの連中は、「ちゃんとした店で、そこそこのお金を払って、ちゃんとした料理を食べる」よりも、「もっと安価で食べ放題の新興店を良しとする」からなのだろう。6/3

 

文春砲とか呼ばれていい気になっている「週刊文春」だが、同じ右翼の「週刊新潮」が、その性陰険で暗欝、何を扱っても品性下劣なのにくらべると、常に陽気で健康的な気質があって、それほど嫌いではない。6/4

 

毎日のようにミサイルを乱射して、何億円もの金を溝に捨てる代わりに、毎日の民草のパンやおかず代に当てたら、少しは独裁者への支持が増えるだろうに。6/5

 

自公維国民連合から逃げ回っていたふにゃふにゃインポ立憲が、なにをかん狂ったか内閣不信任案提出だって。これひとつとっても泉の無能と政治センス皆無が知れるわい。6/6

 

「そして一人の娘が、二番目に好意を持っている男性に向かって、もう一人の男の話をするとき、それはつまり彼女が恋をしているということなのだ」byスコット・フィッツジェラルド著「最後の大君」村上春樹訳 6/7

 

なんとまあ、「新しい資本主義」とは、玉ねぎも買えない貧乏人に、投資を勧めることだった!6/8

 

エンジェルス怒涛の14連敗!で3位のレンジャーズに追いつかれる。ロスで暴動が起きないのが不思議だ。監督だけじゃ駄目、コーチ、選手全員を即解雇して、チームを全とっかえしなきゃ、立ち直れないだろうな。6/9

 

それにしても黒田という男は、下々の民草の存在と、そのつましい暮らしぶりとは無縁なタカミで生きている阿呆莫迦傲慢野郎なんだなあ。6/10

 

あちらでは気の毒にエンゼルスが大崩壊しているが、幸いにもこちらではスワローズが勝ち続け、阿呆莫迦虚人との差が、なんと6ゲーム!になったのは愉快痛快だ。6/11

 

闘士枝野を追放したために、急速に右傾化して存在理由を失くしつつある立憲民主党。かくなるうえは解散するか、共産党に合併してもらって立憲共産党として再出発するしかないだろう。6/12

 

ウクライナ戦争が世界中の民草の食糧危機にまで影響を及ぼす一大事になってしまうとは、夢にも思わなかったなあ。これもプーチン・ピヨートル大帝の偉大なる功績なのかしら。6/13

 

またしても外国からの観光客が乱入してくるのか。いつだったか夜の銀座を覗いてみたら、無数の中国人が到るところに群れていて、「なんだ、ここは上海か」と胸糞が悪くなったが、ああいう日が近々またやって来るということなんだろうな。6/14

 

世間では早送りで映画やビデオで見るのを良くないとかいうておるようだが、碌でもない退屈な作品をのんびり2時間も見物する必要はさらさらない。すぐに見るのをやめてもいいし、3倍速、5倍速で飛ばし見れば、時間の節約になる。6/15

 

米国で銃乱射事件が相次いでいる。銃所持は西部劇以来の「己は己の武器で守る」という自立思想に拠る伝統だから、いくら民主党が文句をいうても駄目だろう。銃があれば権力に逆らい、打倒することもできる。秀吉の刀狩りに屈した民草との違いずら。6/16

 

野球のストライクとボールの順番は、やっぱりストライクをはじめに言うたほうがよい。日本はなんで阿呆莫迦米国の真似をして変えたのか。やっぱりいつまで経ってもアメリカの狗だからか。6/17

 

坂本龍一氏もガンが再発して大変だそうだが、こちらでもガンと闘っている身内がいるので他人事とは思えない。6/18

 

もういちどどこかで原発事故が起こり、電力安定供給どころか、全国が壊滅的打撃を蒙り、君も含めた大量の死者が出ない限り、原発の怖ろしさが分からないようだね。6/19

 

「わたしは詩を作り上げることができない。余りにも多くの詩人が自分の作品を余りにも意識して作り上げている。詩は詩であってはならない、とさえ言ってもいいが、詩はもっといろんなものが飛び出してくるものだ。」byチャールズ・ブコウスキー書簡集・中川五郎訳6/20

 

インテリ人種がわたしの金玉を切り落とす。私にとっての始まりはどれも(わたしにとって!!)新たな始まりなのだ。そうでなければほかにどうやって自分が生きているか死んでいるか気づけるというのか?byチャールズ・ブコウスキー書簡集・中川五郎訳6/21

 

妻と一緒に玄関前の水槽の水を入れ替える。7匹のメダカに3匹のチビメダカ、加えて無数のチビチビメダカが、綺麗になった水の中を楽しそうにスイスイ泳いでいる。6/22

 

「戦争が国家をつくる」とむかし誰かが言うておったが、ロシアも、ウクライナも、欧州も、アメリカも、そして日本までもがその定理を地でいっているようだ。6/23

 

ロシアが東部を制圧すれば、いちおうプーチンの目標は達成されたことになるので、その段階でウクライナに停戦交渉をさせようというのが欧米側の方針なのだろう。6/24

 

「けふもあつうなりそうじゃのお」、てふ尾道の老人のつぶやきが聞こえてくるような朝。6/25

 

参院選神奈川選挙区では立憲の2人が共斃れしそうだという。だから言わんこっちゃない。立憲共産党時代の方が、はるかにまともな野党だったちゅうことだ。8/26

 

なんせ800年以上昔の話だし、基本文献は悪辣非道の北条一派が好きに編集した「吾妻鏡」くらいしかないから、何をどう描きだしても、嘘かほんとか誰にも分からんということになるんだなあ。いや公凶放送の「鎌倉殿」のハナシ。6/27

 

「電力需要逼迫注意報」だと。そおゆうこともあろうかと、民草に迷惑をかけないよおに常日頃から準備しておくのが政府と電力会社の仕事だろうが。それともこいつは大日本翼賛会が大好きな緊急事態宣言の予行演習かね。6/28

 

防衛省の軍事専門家だかなんだか知らないが、そもそもプーチンの軍事侵攻の予測すらできなかった連中に、ウクライナ戦争を偉そうに語る資格はない。6/29

 

詩を学ぶ最良の手段は読んで忘れることだ。なぜなら理解できない詩が特に優れたものだとは私は思わない。殆どの詩人は守らた生活の中で限られたことしか書けなくなっている。それなら私は詩人よりもゴミ収集人や配管工、揚げ物調理人とおしゃべりする方がいい。byチャールズ・ブコウスキー書簡集・中川五郎訳6/30

 

 

  疼痛があればすなわち後遺症があるされどデータの無きが哀しき 蝶人

 

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