あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

湯本香樹実ぶん・酒井駒子え「くまとねこ」を読んで

2022-10-18 10:06:05 | Weblog

照る日曇る日第1801回

 

大好きなお友達だった「ことり君」を喪った「くま君」の悲嘆と再起を丹念に追った精妙な挿画の絵本である。

 

酒井選手のモノクロームの細密画は魅力的だが、この絵本の内容から考えると、点数が多すぎる。湯本選手のおはなしも、同様。

 

編集者がもっとぐあんばって仕事をして、文章と絵を半分くらいまで削ったら、もっともっと陰影の深い作品になったことでしょう。

 

  お父さんがえんえんえんと泣いている息子がまたもや縄付きになった 蝶人

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