闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.3039~43
1)ジェーン・カンピオン監督の「イン・ザ・カット」
メグライアンが汚れ役に挑戦する変態的サスペンス映画。女性監督らしくをんなの臭いがそこはかとなく漂うが、なにやら桁糞悪い後味が。
2)グスタフ・モーラー監督の「THE GUILTY/ギルティ」
2018年のデンマーク映画。夜の警察の緊急通報室に勤務する殺人を犯したことのある男が主人公。電話の会話だけで人間関係の暗闇があばかれていく戦慄!
3)アグニェシュカ・スモチンスカ監督の「ゆれる人魚」
2015年のポーランド製のホラーファンタジーだが、ちっとも面白うないのはなぜだろう。
4)エミール・クストリッツア監督の「アンダーグラウンド」
第2次大戦からユーゴスラビア内戦までの大混乱をマルコとクロの凸凹コンビがしたたかに生き抜いていく嘘かほんとか分からぬ1995年の大河映画ずら。
5)ユヴァル・アドラー監督の「ベツレヘム 哀しみの凶弾」
2013年製作のイスラエル映画で、パレスチナ自治区で暗躍する双方の戦闘員の生態をあからさまにする。それしてもモサドがファタハもハマスも完全に牛耳っているからこそ、こういう政治紛争物が撮れるのだろう。
地下鉄のたった一つの楽しみは地上の駅で日向ぼっこすること 蝶人