鎌倉国宝館にて「北条氏展4 北条義時の子どもたち」を見物して
蝶人物見遊山記第349回&鎌倉ちょっと不思議な物語第434回
源家のみならず他の御家人をみなみな惨殺し尽くした殺人鬼一族の北条家は、(その元祖時政と子の義時、政子も)大嫌いな連中で、いくら大河ドラマーが復権を試みても一生変わらないおらっちの直覚と「偏見」だ。
さりながら、その下の世代である泰時とか時頼、貞顕、時宗なんかになると、余の悲憤慷慨もいささか減じて、いわば諦めにちかいものとなるのであった。
建長寺の木彫の、呑気な父さんみたいな時頼像などを眺めていると、こいつが三浦一族を滅亡させた張本人であるにもかかわらず、なんとのう憎めなくなってくるから不思議である。
なお本展は来る12月21日まで開催中ずら。
地元でも知る人少なき大江氏の神社を目指して観光客来る 蝶人