文・目黒実 絵・荒井良二「鳥たちは空を飛ぶ」を読んで
照る日曇る日 第1895回
昔むかし空を飛べずに、地面を歩いていた鳥たちが、仲間の動物たちをはじめ、ありとあらゆるおものから迫害されて安住の地を求めて、全地球の東西南北をさまよいあるき、ついに「ある少女」の飛翔をきっかけに、大空を舞うようになる奇跡のように感動的な物語。
プロットも気宇壮大だが、それを黙示録のように図像化する荒井選手の絵が圧倒的に素晴らしい!
疲れきって熟睡している妻君の枕を取って毛布取り敷布団まで取り去るコウ君 蝶人